士業の話は複数人に聞いてみましょう

士業とは〇〇士、と最後に士がつく職業の方を指します。

モラハラでお世話になるのは弁護士、司法書士、行政書士、社労士(社会保険労務士)などかと思います。私はこの中の行政書士、社労士で痛い思いをしたことがありますので、ご紹介したいと思います。

行政書士には以前持ち家のことなどを相談したかったので、「行政書士がご相談を受けます」という市報につられて、いそいそと行きました。

広いホールに3つの島が作られ、行政書士が3人テーブルについていました。その中で異様な島が。

相当年配と思われる男性行政書士さんが大きな声で受け答えしている。

#プライバシーも何もあったもんじゃない

ただし、相談者もご年配の女性で、こちらも要領の得ない相談をしているらしい。

おふたりとも80代とお見受けいたしました。他の2つの島は50代、40代の男性の方でした。

数名の待ち人がいて、空いた順から割り当てられていく形で、あのじーさんの行政書士にはあたりたくないなぁとひそかに願っていたのですが、残念ながらじーさんの島へ誘導されてしまいました。

仕方がないので相談を始めたのですが、予想通り要領を得ないどころか

#耳が遠い

うぇ!?うぇ!?と何度も聞き返す。

当然こちらも大きな声で怒鳴ることになります。

私の質問はすでに法務局で調べてあったので、大体のところはわかっていて、ただ、もう少し込み入ったことを聞きたいと思っていたのですが、おそらくこのじーさんでは無理だ。

無理だとは思いましたが、とりあえず聞いてみたら予想通り途方に暮れた顔をしました。でも、「わからない」とは言いたくないらしく、でたらめな答えが返ってきました。

聞いた私がバカでしたが、この時に必要書類を持っていたところに彼は目をつけて、「それ、見せて」と言われたので渡すと、彼は指にたっぷりと唾をつけてめくりましたーーーーー。

ぎゃーーーーーーー

今もその光景を思い出すたびに背筋がぞーーーっとして、なぜあの時にストップをかけなかったのか、今でも後悔しています。

これはこの催しを主催した行政書士協会〇〇支部へ苦情を入れた方がよかろうと翌日電話をしたら、「もしもしぃ~~~?」と電話に出たのはこれまた相当高齢のじーさんで。

こりゃダメだ。話をしたところでじーさん同士はかばいあって「変な女が電話をしてきた」で済まされてしまうだろうと思いましたので、「失礼しました」と電話を切りました。

行政書士協会は引退したような高齢者の集まりなんだろうか。

そして以前郵便局が「社労士が年金のご相談を受けます」という催しをしていたのでこれまたいそいそと行ったら、こちらは70代と思われる女性の社労士さん。郵便局の方は「先生、先生」と奉っておりました。

いろいろと伺いたいことを聞いたのですが、後から調べると

#全部違っていた

ひとつだけならともかく、全部違っていたというのもすごい。さらにすごかったのは後からその社労士さんから手紙が来て、「〇〇について間違っていたので訂正します」とのこと。

げっ、私の住所はどうやって知ったのかって、申し込みの時に住所を書いたので郵便局から聞いたのでしょう。郵便局の個人情報保護はどうなっているのでしょう。しかも相談を受けた相手に手紙を出したらどう思われるか、郵便局も社労士も気づかなかったのでしょうか。

また、再就職の際、知りたいことがあったので、社労士の電話相談を利用したところ、2か所にかけて2か所とも言うことが違う。結局3か所目、ハローワークにいた社労士さんが正解でした。2か所の電話相談に出た社労士の言うことは間違っていました。

無料の相談なんてこんなものなのかもしれませんが、士業だからと言うことを鵜吞みにせずに、何か所かに相談した方がよろしいかと思います。

人は義務では動かない。感情で動く

このタイトルのようなことは生活しているとあちこちであります。子どもは勉強しなくてはならないと思ってはいるけれど、しない。子どもを動かすには義務ではなく感情を動かさなければならない。

ただ、子どものちょっとしたプライドをくすぐる「おだてあげ作戦」は、きくのはせいぜい小学生まで。中学生になると「おだててものらないよ」と鼻の先で笑われます。

ともかく、この「人が義務では動かないが感情を揺さぶられると動く」というのは、たとえば「能登半島地震の被災者のために寄付を!」と言われたら、毎日流れる悲惨なニュースを見れば誰しも寄付をしたいという気持ちになります。

それが「人なら寄付をするのが当たり前だよ」と言われると、なんだか押し付けられているような気がして動きたくない気持ちになったりするものです。

離婚した後、養育費は子どもと暮らしていない方が暮らしている方へ払うものですが、これをきちんともらっている方は3割弱だそうです(令和3年厚労省調べ)

残りの7割強はもらっていない、つまり元夫は支払っていないということです。

支払わない理由はいろいろあるでしょう。

〇新しい家庭ができた

〇経済的に余裕がない

〇妻に対して怒りがある

こんなところでしょう。モラハラ離婚の場合は「勝手に妻が子どもを連れて家を出て子どもから強引に引き離されたのに金を寄こせとは泥棒に追い銭」という感情があるのだと思います。

もちろん元妻が子自分の子を養育しているわけですから、養育費を支払うのは義務であり当然なのですが、ここで出てくるのが「人は義務では動かない。感情で動く」なのです。

怒りの感情があるままでは人は動きません。

だから、裁判所で決めましょうという話になります。少なくともどこかの会社に勤めている場合は裁判所が金額や支払い方法を決めてくれますし、強制執行もできますので支払いは続きやすいです。ただ、裁判所、調停という場を通さないとこれはできません。

「子から強引に引き離された」という怒りの感情がある人から養育費を取り立てるのは容易ではありません。だから、養育費は個人から個人へ支払うものではなく、行政から個人へ支払うシステムにしなければならないのです。

法務省・厚生労働省不払い養育費の確保のための支援に関するタスクフォース

ここに書かれているものを読むと、それを可能にするにはたくさんの法整備が必要になるということがわかります。Aという法律とBという法律は矛盾しないか。いろいろな立場、状態の人たちがいる中で不公平にならないかなど、超えていかなければならない壁がたくさんあって、それは大変だろうなとは思います。

ただ、海外ではやられていることだから日本でやれないことはないとは思いますので、なんとか法整備を進めて欲しいものです。

事件後の記念日反応が怖い

記念日反応とは、何か大きな事故や事件に遭った時、その1週間後、1か月後、1年後と「その日」が来るたびに「アニバーサリー反応(記念日反応)」という症状が現れることを言います。

「昨日の今頃は何事もなかった」「先月の今日は幸せだった」「1年前の今日はみんな一緒におせちを食べていた」

〇〇の今頃はと思うたびに、失った方や体に異常のあった場合は「体は何事もなく元気だった」と思い出すのです。

私が支援した方は家族が殺された日が近づくと毎年入院されていました。もうその日から何十年と経っているのに、心のダメージは続いているのです。

その季節特有の天候や、季節行事の街の姿や、流れるテレビCM、匂い、音、食べるもの、すべてが引き金になって、どうしてもその時の心理状況に戻ってしまうのでした。

当初は一緒に悲しみを共有していてくれた人も、月日が過ぎると「いつまでも悲しんでいては亡くなった方も悲しむよ」などと言って慰めようとしますが、これは何の慰めにもなりませんし、むしろ立ち直らないあなたが悪いというように責める言葉になってしまます。

本人も立ち直ろう、忘れようと努力はしているのですが、体がそのように反応するので、どうしようもないのです。

カウンセリングを続けて何とか「その日」をやりすごしている方も多いと思います。この方面の療法として「暴露療法(エクスポージャー療法)」というのがあるのですが、受けている方はまるで傷口にゴリゴリと塩を塗り込まれているようだとお話してくださいました。

エクスポージャー療法とは忘れさせるのではなく、何度も何度もその状況を思いださせて、思い出すことを慣れさせる療法です。これは専門者がやることで決して素人が見よう見まねでやってはいけないものです。

とても辛いので、この療法を受けていても途中でやめる方もいらっしゃいますが、受けた方のお話ですと、受けた場合と受けない場合ではまるで違うそうです。辛くても頑張って続けてほしいと仰っていました。

今回の地震で沢山の方が亡くなったり、財産を失ったりした方がいらっしゃいます。おそらくこの記念日反応がある方が多いと思います。1月1日が忌まわしい日になってしまった方へは、記念日反応があるのだということに気をつけ、接することが大切になります。

アマゾンの画像が使えなくなりました

モラハラ被害者同盟のサイトのあちこちにはアマゾンとのアフィリエイトが貼ってあります。いろいろイベントなどがある時などはバナー配信してくれるものだったのですが、2024年12月31日で廃止となり、テキスト(文字だけ)は使えるという仕様になりました。

このブログでもお勧め商品などをこちらで画像付きでご紹介してきましたが、画像が使えなくなりました。

私が何かして私だけ使えないわけではなく、この使えなくなるというお知らせはアマゾンで去年から見ていたのですが、この「画像が使えなくなる」という意味がよくわかっておらず、画像だけでなく、リンクごと使えなくなる、今まで貼っていたものが全部アウトになるということがわかりました。

ネットでも「急にアマゾンのアフィリエイトバナーが消えた」と、ちょっと騒動になっています。

私も遅まきながら先日自分のサイトからアマゾンへのリンクが消えているのに気づき、あわあわとアマゾンやネット内を調べたのですが、どうしようもないことがわかりました。

画像は使えなくなりましたが、テキスト(文字)は使えるので、ちょっと工夫をしてアマゾンへの入り口を作りました。

こんなの↓

怪しげではありますが、アマゾンのロゴなどは使えないので、これしか方法がなく。

みなさまがアマゾンや楽天でお買い物をしてくださるおかげで、このサイトの運営は続けられています。本当にありがとうございます。

何かもう少しアピールできるようなものがあれば導入したいと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

膠原病と八代亜紀さんとモラハラ被害者と

八代亜紀さんが亡くなったというニュースが何の前触れもなく入ってきました。

去年はいろんな同世代の方たちが亡くなり、私の周りでも急死した方やクモ膜下で倒れたという方が年末にかけて相次ぎました。

八代亜紀さんの死因は「急速進行性間質性肺炎」だそうですが、大元は膠原病でした。

10数年前、モラハラ被害者同盟のBBSに「DV被害者は膠原病が多い」という書き込みで盛り上がったことがありました。DVは毎日ストレスがありますので、これが原因で膠原病を引き起こすのではないかということでした。

中には「被害者はみんな膠原病で死ぬ」といった過激なものもあり、私もあわててブレーキをかけたものです。だいたい膠原病そのものは死に至るような病気ではなく、これが元になってさまざまな病気を引き起こし、最悪亡くなることがあると認識しています。

八代亜紀さんの死亡原因の急速進行性間質性肺炎もこのひとつです。「本来ならば自分を守る免疫が自分を攻撃する」ことで、リンパ系の病気を引き起こします。肺の他に腎臓などもあります。

#きっと明日はこの病気の解説などで医師が白衣を着てワイドショーで解説するんだろうなぁ

似たようなものに関節リウマチもありました。みんなストレスが影響していると言われています。

なぜにこう詳しいかというと、私も同種の病気と昨年末診断されたからです。患者の1/3は間質性肺炎や腎臓透析が必要に病気になり、最悪は悪性リンパ腫だそうです。ただ、2/3の患者はそれにははまらず、普通に生活できるそうです。

私の病気はシェーグレン症候群という指定難病ではありますが、本人は痛くもかゆくもなく、ただ、唾液と涙があまり出ないので、それを補う目薬やら唾液が出る薬やらを飲んでいます。

八代亜紀さんのことで一般にこの自己免疫系の病気の認知度があがり、治療薬ができるといいなぁと思います。

この病気は血液検査をすればイッパツでわかるので、口がひどく渇いたりドライアイになったら膠原病やリウマチ専門の病院に行って検査すればいいのですが、お高い検査のせいかなかなか病院でやってくれないみたいですね。

ただ、検査して病名がついたところで治療法がないのでどうしようもありません。初期で見つかっても進行性の病気を止める治療薬がないのです。

何しろ1カ月前にわかったばかりという状態ですので、CTやらなにやらと検査が続いていますが、これからやらなければいけないことは何なのか、いろいろと探しては片づけています。

能登地震災害 え?っと驚くような活躍をしたWOTA

能登半島の地震災害は救助活動が続いており、これが外国ではなく、数百キロしか離れていない日本で起こっていて、いつものようにテレビのニュースを見るだけなのが歯がゆいのですが、そんな中でおおっと驚いたことがありました。

yahooのニュースで見た「大阪から来たボランティア2人、避難所に「簡易シャワー」設置…プールや川の水を繰り返し浄化可能」

https://news.yahoo.co.jp/articles/4284243851fbae397ade7e990e3cf04258ee78bd

ボランティアの方がWOTAという会社の水を繰り返し浄化して使える装置を運び込み、避難所を回ってお風呂の供給をしているとのことでした。

最初に不思議に思ったのは「ボランティアの2人が」という部分。この浄化装置というのはたぶん相当高価なものだと思うのです。個人が所有するようなものではない。たまたま個人的に持っていたと可能性もないわけではないけれど、それほど普及しているものならば、あちこちにあってもいいはず。あちこちにあるならもうあちこちから集まってもいいはずなのに、いまだにそれがない。

思ったのは「ボランティアのふたり」はいわゆる「お金をもらわず働いている」という意味で、このおふたりはWOTAから派遣されている人たちなんじゃない?

「被災地に行くのでWOTAの機材を使ってください!」と言ったものやら、社長命令で「行ってきてくれ」といったものやらわかりませんが、ボランティアというととかく「自弁で災害支援に行く」と考えがちなのですが、芸能人が炊き出しをするのと同じように、会社も自社製品を使って支援をするのもボランティアだよなぁ。

こういう時は「X」なので探しに行ってみました。

社長は1月2日にはもう準備をしていて

1月4日には現場に入っておられる。

「大阪から来たボランティアのふたり」とこのWOTAという会社が別々に行動しているのか、一緒のものなのかはわかりませぬ。

ただ、いくら緊急を要する事態でも、空き地に勝手にシャワールームを作って「はい、どうぞ」はたぶんないし、写真を見たところ避難所のようなところに設置しているので、これはちゃんと行政と連絡を取りながら行動していると思われます。

行政側も本来はハンコを20個くらい集めないとこれはできないでしょうが、非常時であること、WOTAがそこそこその方面では知られた存在だったことがあったかもしれません。

https://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/backnumber4/preview_20200714.html

WOTAはすで一昨年西日本豪雨や昨年の台風19号の時もシャワー室を設置したのだそうです。

WOTA

#WOTAって英語でいうところのわら(ウオーター)ですよね。おしゃれなネーミング

「これでWOTAの製品の売上、知名度はあがるよね!」という目論見もまったくないとは言えませんが、似たような思想を持つ私としては、何より自分の持っているものが人のお役にたてるということが関係者の喜びなんだと思うんです。

売り上げ、知名度の上昇は結果でしかない。目的はそこじゃない。

うれしいなぁ。今の若いモンたちは今の年寄りと違って、確実に民度が上がっていると思うんです。母と電車に乗るとき、ヨタヨタと歩いていた彼女はドアが開くと同時に前にいる人をかきわけて一番前に行き、まだ降りる人がいるのに乗って席を探しまわる。

「年をとるとみんなそうなるんだ」と彼女は言うけれど、いえ、あなたは昔からそういう人です。

元日の夕方に起きた大きな地震でまだまだ救助は続いています。私にできるのは寄付だけなので今回もいたしますが、わけのわからない団体に配られるのではなく、ちゃんと目的を明示したところに送りたいですね。

お正月の難はまだ終わっていない

1月4日から仕事始めの方もいらしたと思います。モラ夫と長い間過ごさなければならない年中行事のひとつがお正月ですが、12月28日頃か1月4日頃までの約1週間はいつ始まるかわからないモラ夫の怒号や、イライラなどに振り回された方もいらしゃるでしょう。

これをきっかけに無視が始まる場合もあります。ご相談を受けていて「無視が始まると胸がきゅーっと苦しくなってくる」「一生懸命ご機嫌をとってもまったくおさまらず、子どもたちもびくびくして小さくなっている」というお話を伺うと、私がモラ夫と同居していた頃を思い出します。

辛かったな~。本当に辛かった。

離婚のご報告を女性の上司にした時、「辛かった、辛かった、それしかないです」と言ったら、彼女は涙ぐんで「そっか、辛かったんだね」と自分の目元をぬぐいました。

なかなか難しい厳しい人でしたが、私の辛さをわかってくれました。こんなことがあったとエピソードを語ったわけでもなく、ただ「辛かったです」と言っただけで理解してくれました。

「辛かった」と言っただけで理解してくれる人は少なくありませんでした。いつもは明るくて頑張り屋の私が辛いと言うのだから、本当に辛かったんだろうとわかってくれたのかもしれません。

お正月が明けると女性センターの相談室が忙しくなります。ただ、4日、5日ではなく、その後に成人の日の連休が控えていますので、おそらく混雑するのは9日になると思います。

9日の午前9時には電話が鳴り、相談室に直接来られる方もいます。

「正月にケンカになったら出て行けと言われました」と肩を落としてこられる方がほとんどです。言われた後は判で押したように無視され、ずっと今まで口をきいていませんというのもみなさま同じです。

「出て行けと言われても出ていく必要はありません。あなたの家は夫だけのものではなく、あなたのものでもあるんです。あなたには家に住む権利があります。離れたいのなら夫に出て行ってもらえばいいんです」

多くは「そうですよね!」と仰るのですが、ムンムンと黒いオーラをまき散らしている家に戻るのは本当に気が重いだろうなと思います。

そしてその方たちは継続して相談室に来られることはほぼありません。なんとなくぎぐしゃぐしたまま、なんとなくまた元の生活に戻ったのでしょう。

これをいつも繰り返す。お正月、GW、お盆と年3回あります。

そして60歳を過ぎて「私の人生はいったいなんだったんだろう」「離れられるチャンスは何度もあった」「この年になったらもう無理」と、心の内を吐き出しに来られます。

離れた方で離れなかった方がよかったとおっしゃる方はまずいません。離れずに後悔している方のお話は山ほど伺いました。離れたら離れたでいろいろな苦労はありますが、みなさん、何とかやっておられます←その中に私もいます。

離婚しなくても離れるだけでかなり違います。今年はちょっとそれについて考えてみませんか。

災い続きで今年の行方は

新春、今年もよろしくという明るい前振りから始めたかったのですが、お正月に起きた地震は度肝を抜かれました。

東日本大震災は太平洋側でしたが、今度は日本海側。前回は宮城県沖、今回は能登半島と確かに地震の多い場所ではありますが、狙ったようにそれぞれの場所で和やかにお正月のご馳走を楽しんでいる時に起こるとは。自然は人間の生活への配慮はしてくれません。

被害に遭われたみなさまには本当にお気の毒で、また家屋の下に埋もれている方もいらっしゃるようで、こちらは遠くからテレビの画面を見守るだけの歯がゆさがあります。

そして2日、テレビを消してPC作業をしていたのですが、ニュースを見ようとテレビのスイッチを入れると燃えている。まだ北陸が燃えているんのかと思ったら、燃えているのはJAL機でした。

あの燃え盛るジェット機の中にいた300人以上が全員無事に脱出できたことは奇跡としか言いようがありません。JALのクルーのスキルの高さに最大限の敬意を称します。

亡くなった海自の方々のご冥福をお祈りするとともに、生存された機長さんがこれから辛い立場になるのではないかと危惧しています。

報道によれば「離陸許可があった」「停止位置に止まれ」と証言が食い違っているとか。

双方の認識が違う

そうなんだ。同じことを言っても認識が違うんだ。モラ夫とのやりとりでやたらにあることです。勘違いで済まされることではありませんが、このような事故になってしまったからには、以後どうするかと言う話になります。

1日、2日と大きな災害が続き、いったい2024年はどういう年になるのかと、不安でいっぱいです。

それでなくてもコロナ、ウクライナ、ガザ地区と疫病や戦争が続き、温暖化で気象がめちゃめちゃになり、気温上昇による災害が世界中のあちこちに起こっています。

来年このブログがあるのかというせせこましいことはどうでもいいのですが、これを読んでくださっているみなさまのご無事をせめてお祈りいたします。

健康も大事ですよ。。

今年もお世話になりましたー禍福は糾える縄の如し

「かふくはあざなえるなわのごとし」は、あまり幸福ではない時にぽっと頭のなかに浮かびます。今は幸せと思えない時でも、いつかは糾える縄のように幸福がやってくるかもしれない。

幸福という縄と不幸とい縄がよられて一本の太い縄になります。これが幸福だけの縄だったら幸福は幸福でなく当たり前。

不幸があるから幸福を感じられる。

不幸の度合いが大きければ、小さな幸せがものすごく大きな幸福に感じます。不幸だったからこそ幸せが感じられるものです。

「えーーー、そーゆーのやだしー。幸せだけの方がいいーーー」とZ世代からは言われるかもしれませんね。

でも60年以上生きてくると、やっぱり「禍福は糾える縄の如し」だと思うのですよ。いい時もあればそうでない時もある。そうでない時におろおろせずに達観できるような人が大人だなぁと思います。

60年以上生きていますが、まだ大人になれていないのがお恥ずかしい。

今年もお世話になりました。

まだモラ夫と生活している方たちは辛い時期になりますが、来年こそ人生がひらける出来事がありますよう、願っています。

身に付いた金銭感覚は治らない

母が92歳になり、施設暮らしも4年になりました。実は「高齢者は今住んでいるところから動かしてはならない」というのが高齢者に携わる方たちの常識で、私も知っていたのですが、母が施設に行くと自分で決断したので、ご意向に沿いました。

高齢になって判断力が無くなっているし、もともと思考に偏りがあるので、本来は判断をさせてはならないとは思いますが、こちらが「こうした方がいいよ」と言って、もしそれがうまくいかなかった場合は「お前のせいで云々」と、全部こちらの責任にされて延々罵倒されるので、すべて母親に判断させています。

そもそも近所の人の悪口三昧だったので、そんなに嫌なところだったら居ない方がよかろうと思って手配したのですが、今になって「いい人たちばかりだった」「帰りたい」と申しております。

確かに高齢者は環境の変化に適応しづらいので、うつになったりあっという間に亡くなったりしますが、わが母はもろともせずにうつにもならず、元気いっぱいであります。

月に1度程度は訪ねるようにはしていますが、その時には母は「お土産」と言って100均のお菓子を2つばかり持ってきます。3本が束になった魚肉ソーセージのこともありました。

先日友人のお母さまが友人とクルーズ船で日本一周をしたという話と写真を見せてもらいました。全額お母さまの支払いだったそうです。

「すごいね~」というと、「だってお金を持ってあの世に行けないじゃない。この世にいるときに楽しい思いをしなきゃもったいない」とのこと。

そして話をすりあわせると、どうもうちの母とこのお母様の所持金はそう変わらないみたい。

クルーズ旅行にポンとお金を出して、娘と一緒にクルーズ船にのる人と、100均のお菓子をお土産に持ってくる人。

倹約が身についた人というのは、お金があっても使えないもので、私もその部類なのですが、母の場合、人に出させるのは平気なのです。私が負担するときはドンと高いものを要求します。私は使わなくてもいいお金を出すのは私自身も、相手が使うのも「もったいない」と思ってしまうクチです。

お金がないのについ欲しいものをリボ払いなどで買ってしまうという人がいますが、一旦身に付いた「欲しいものは財布の中を考えずに買ってしまう」という癖はなかなか治らないようです。

リボ払いは「借金」ですよ!