まだ私が結婚していた時、夫は実家に行ってはいけないとは言いませんが、行って帰ると不機嫌になっていました。つまり忖度しろということです。口には出さずに行かないように仕向ける。
マニュピレーター(陰で操る人)はこのようにします。
「実家に行ってはいけないなんてひと言も行ってませんよ」
これは正しい。確かに言っていません。ですが行くと不機嫌になるので行くわけにはいきません。
「たまには実家に帰って孫の顔を見せてやれよと言ってるんですがね」などと周囲には言っていますが、行って帰ると不機嫌になっている。
この不機嫌になるのを知っているのは妻だけです。今思うと周囲には「行って帰ると不機嫌になるのよ。だから行けない」と、はっきりと言えばよかったと思います。ただ、夫は外面がいいので、聞いた人たちは「そんなバカな」「何かの思い違いじゃない?」「家のことをちゃんとしないで出たからじゃない?」と、当人に責任があるように結び付けたがります。
私はこういうやり方が一番卑怯だと思います。責任を相手になすりつけて自分はいい人のままで、しらっとした顔で陰で舌を出す。
妻はどんどん追い詰められていき、結局夫の顔色を伺いながら生活することになります。
ただ、モラハラが広まってきたおかげで、本人も他の人たちも「それはモラハラかも」と気づけるようになったのは、本当によかったと思います。
こうやって相手に何かをさせるように仕向けるというのは、たとえば相手を褒めて家事をさせるとか、褒めて子どもを勉強させるように仕向けるというのと根底は一緒です。
ただ、自分の利益を得るために他人を支配し、奴隷化するというのは許されることではありません。だいたいそうだと分かった時にこちらは怒り百倍になりますからね。
その怒りのエネルギーを利用して、調べまくって調べまくってどうするのが一番自分にとって有利なのかを考えていくというのもいいと思います。
怒りのエネルギーは核爆発と同じくらいのものすごい威力があります。
怒った時の私はすごいわよ。覚悟しなさい。
このくらい心に刻み込んだ方が良いと思います。
