難しくなるモラハラやDVの講座

私が行政に勤めていた頃は、どこの自治体でも毎年DV講座や離婚講座を行ったものです。弁護士や心理士、民間支援団体などを招き、離婚に必要な法知識や、DVのメカニズムなどについて、お話しいただいたことも、私がお招きをうけてモラハラについて説明したことも何度もあります。

その行政が行うDV講座に異変が起こっています。講座の広報をする自治体に「離婚を勧める事業はやめろ」「子どもの連れ去りを容認するような講座はやめろ」「資料を提出しろ」「この講師を呼ぶのはやめろ」と言った内容の文書が市長や開催担当課に送られるようになったのです。

さらに議会でも同じように「子の連れ去りを推奨するような講座はするな」といった声が議員の方から上がっています。

議員を突っついているのはもちろん妻子に逃げられた夫たち。共同親権を成立させたのも同じ夫たち。彼らがやりたいことは男女参画センターの機能を無力化することです。

参画センターに相談に行って、「あなたはDVを受けています」と言われて気づき、離婚を決意する人は非常に多いです。だから彼らは参画センターを目の敵にしてつぶそうとしているのです。

参画センターは自治体の中にありますから、彼らは議員を使って潰しにかかっています。

ただ、彼らは大きな勘違いは、確かに参画センターはDV支援に関して大きな役割を担っていますが、今の現代はそれよりもネット。インターネットからの情報がものすごく多いので、こちらを止めなければ流れは止まりません。

今年4月から共同親権が導入されましたが、片方が嫌と言えばほぼ認められることのない制度ですので、残念ながら「別れても基本的に共同親権」にはなっていません。

彼らの思っている「子を連れて家を出ることを阻止する」方向に向かって、法改正をするよう議員を突っつくでしょう。それをどう阻止するのか、見守りが必要です。

7/11 避難応援プロジェクト満席となりました

7月11日(土)開催の避難応援プロジェクトが個人相談も含めて満席となりました。多くの方に参加していただきたいので、あと2席追加いたします。個人面談は満席ですので、こちらはご利用いただけません。

託児は残り1です。資格のある専門保育士がお子様を大事にお預かりいたします。託児料金として500円をいただきます。

お子様がいらっしゃる場合は特にこの4月から導入になった共同親権や法廷養育費、養育費の先取特権といった、覚えておきたい特別な制度について興味のあるところだと思います。この点についてはじっくりと弁護士が解説する予定です。

前回の質疑応答の中で、私が知らなかった情報を行政DV支援員から教えていただきました。

子どもを連れて逃げるタイミングですが、以前は夏休み、冬休みなどの長期休暇や学年があがる直前の3月が良いタイミングと言われていたのですが、この頃はむしろ小中学進級前、小学校入学直前の保育園が良いとされているそうです。

確かに小学校や中学校は今まで一緒にいた子たちが一斉に同じ学校に進級するので、そこへひとりぽつんと入ると、内気な子は他の子と仲良くなるのが難しいかもしれません。

一旦転校生として入り、一緒の小中学校に進級した方が、知っている顔がいてなじみやすいと思います。

そんな現場を良く知っているDV相談員が避難に必要な知識やコツをお伝えしますので、あとわずかですが気になる方はお申し込みください。1月分もお待ちしております。

暇つぶしの家計簿づくり

図書館にリクエストした原田ひ香の本が手元に来たので早速読んでみました。

「母親からの小包はなぜこんなにダサいのか」

こちらも「月収」と同じように母からの小包を受け取る様々な境遇の女性たちのオムニバスでした。母からの小包というのは愛情いっぱい詰め込んだもので、そういえば私も何回かもらったことがあります。

ありがたい食料もあれば、絶対に履かないアクリルソックスもあるといった、母がとりあえず思いつくままに詰めましたというのがどこの母親も送る小包のようです。まぁ、愛情はあったと思います。ただ、その後「やってやった、送ってやった」の恩着せがましい言葉がいつまでも何年も続くので、それを聞くくらいなら送らないでくれと思います。

この中のひとつの話「ママはキャリアウーマン」の中で「は?」というエピソードがありました。

結婚したばかりの莉奈は夫の転勤で北海道に行くことになり、仕事を辞めてついていきます。莉奈は夫のために家をきれいにし、手の込んだ料理を作るのが大好き。

ここに書いた友人のままのよう人です。そして私が「は?」と思ったのは莉奈の生活ルーティーンです。莉奈は毎日スーパーに買い物に行きますが、その理由の一つは「一日の時間を持て余してしまうから」。

よく「専業主婦だって大変なのよ!」というのを聞きますが、子どもも介護する人もいない専業主婦はやはり時間が余るんですね。

そして莉奈は買い物が終るとウィンドゥショッピングをして家に帰り、大学ノートに自作の家計簿をつけます。そこには買った物のレシートを書き写し、5色のペンを使って見た目もきれいなカラフルな家計簿にします。

”こうして細かくきれいにノートを埋めていくのが一番楽しいかもしれない、ぎっしりと数字や文字の並んだノートをパラパラとめくるのが快感だった”

ここで私は呆れかえる。

無駄でしょ!なんでレシートを書き写さないといけないのか意味不明。今どきレシートを書き写さなくても、写メして作れる家計簿アプリもある。「豚肉458円、玉ねぎ248円、じゃがいも282円、イチゴポッキー158円」とか書いていくんだろうか。本当に暇すぎる。

いいじゃないか人の趣味にあれこれいうものじゃないと言われるかもしれませんが、3号被保険者は自分で年金を収めなくても65歳になれば年金をもらえます。原資は無関係の勤労者です。自分の夫が妻の分の年金を収めていると勘違いしている人が大勢いますが、社会の制度で専業主婦に年金を与えているのです。

夫に元気で働いてもらい、社会保険料をきちんと納めてもらうために専業主婦はがんばっているのだと言うのかもしれませんが、フルタイムで働いて税金も社会保険料も収め、家事育児もやっている人たちもいるんですけど。だったら年金、2倍欲しい。

さて、莉奈の母は離婚後苦労して働き、独立して会社を作った働くのは当然の人。莉奈が楽しくおうち暮らしをしているのを見ているのがなんとも歯がゆく、何かにつけ「働いたら?」と連絡してくる。そんな母が鬱陶しい。

「私はおうちにいるのが好きなの。おうちをきれいにして、夫のために美味しい料理を作るのが好きなの」

物語はなんやかんやあり、結局母が莉奈の生き方を認めるようなラストで終わります。確かに人の生き方につべこべは言いたくありませんが、このところ夫が仕事のストレスでうつ病になり、仕事もできなくなって結局は離婚、というケースを相次いで見ているので、莉奈はそういう時にどうするのかなと思います。大好きだった夫が金を稼げなくなったら離婚するのかしら。5色のペンで暇つぶしの家計簿なんか作っていられないと思いますけど。

私の家系は専業主婦

友人と話していた時のこと。彼女の娘さんは結婚したものの離婚し、現在は父親の会社で働いています。

彼女が言いました。

「私はね、家をきれいにして、美味しい料理を作って、家族に食べさせるのが好きなのよ。それなのに娘が結婚した相手の家の人たちは『働かないのは怠け者だ』なんてことを言っちゃってさ。働かなくたってお金ならウチがいくらでも出してあげるわよ。金持ちの実家があるんだから無理に働くことなんかないのよ」

ううむ。働かなくても無限にお金がある実家というのを知らないので、私の頭にはその状態が入って来ない。でも、娘さんは健気に婚家の教えに従い、一生懸命働いたそうなのですが、婚家との経済格差よりも夫との確執が重なり、結局離婚。

何しろ裕福な実家がありますから、実家の家業を手伝い、子どもも長期休暇の時は海外へジイバアが率先して連れて行くものだから「ハワイ飽きた」なとど言うそう。シングルマザーではあるものの、まったく経済的には困っていない、実家が裕福な家。

いいなぁ、実家に理解があって裕福な家。実家の方も娘が子どもを連れて帰ってきたのでにぎやかになり、老後も安心。いよいよになったら施設に行くし。

それにしてもむやみに「働いたら?」とは言ってはいけないのだろうか?

コーヒーゼリーとコーラフロート

私は紅茶派なので、家でコーヒーを飲むことはほとんどないのですが、たま~に「すっごくコーヒーが飲みたく」なるので、個包装のインスタントコーヒーを買っています。

暑くなると欲しくなるのがゼリーで、先日コーヒーゼリーを作りました。250CCのお湯に溶かしたコーヒーにゼリーの粉をそのまま入れ、グルグルスプーンでかき混ぜて、常温になったら冷蔵庫へ。

簡単にできるコーヒーゼリーですが、できればトッピングに生クリームを乗せたい。でも、生クリーム一箱を買っても私一人ではもったいない(高いし)

クリームがたくさん入っているスイーツを買って、クリームを移したりしていましたが、そのためにスイーツを買うというのもなんだかなぁ。

ふと、とある喫茶店の名物が、コーヒーゼリーにソフトクリームをトッピングしてしているというのを思い出し、冷蔵庫にストックしていたバニラアイスをゼリーに乗せてみました。

美味しいじゃん!半溶けになったアイスとゼリーを混ぜると充分美味しくなりました。何よりお手軽です。

私は「爽」が好きなので、よく冷凍庫にストックしてあるのですが、それはコーラフロートを作るため。夏場はなぜかこのコーラフロートを無性に飲みたくなる時があり、100均で2個108円の小コーラ缶を買い、家で作って飲んでいました。「爽」は氷粒が入っているので、コーラとの相性も良。

その日は冷凍庫にストックがなかったので買いに行こうと思ったのですが、いつも行く業務スーパーは少し遠く、その日はとてもそこまで行く気力がなったので、近場のローソンでスーパーカップを買ったところ(爽は品切れ)170円もしました!

私はカップアイスは120円の頭でいたので、こんなに高いのかとびっくり!

やっぱりコンビニでアイスを買うのはやめよう、でもきっと業務スーパーの「爽」も120円では買えなくなっていると思う。。

ささやかな楽しみのコーヒーゼリーやコーラフロート。でも、「だから回数を減らそう」とはたぶん思わない。本当にささやかな楽しみなんだもの、これくらいは贅沢って言わないと思う。。

新しい経済小説 原田ひ香

ネットで原田ひ香の「月収」という小説が面白いというのを読んだので、早速図書館にリクエストを入れました(と思う)。(と思う)と言うのはあまりにも前のことなので、リクエストしたのをすっかり忘れていたからです。

この「月収」というのはどういうストーリーなのか、まったくわからないまま、せっかく手元に来たので読んだのですが、これは新しい経済小説でした。

今まで経済小説というのはビジネスや歴史を描いたものが中心だったと思うのですが、この「月収」はひとりの女性が生きていくためにどう家計を作っていくかというのがオムニバスで書かれたものです。

「月収4万円の女」は66歳で月収4万円の女が家を買う話。

「月収8万円の女」は31歳のあまり売れていない小説家が家を買うことで人生を見つめなおす話。

「月収10万をつくる女」は29歳で、毒母の介護費用をつくる話

こういったさまざまな年代、境遇の女性たちが少ない収入を工夫することでお金を貯め、生きていく様子が描かれています。

全編に出てくるのは「新NISA」。生活を切り詰めて投資信託にお金を突っ込み、増やしていくそれぞれの様子が描かれています。(私も新NISAやオルカンはお勧めです)

月収4万円の女の部分では、知り合った不動産会社の社員から「非課税世帯が最高の生き方」と教えられ、収入と税、社会保険料のしくみがわかるようになっています。なんだか貯蓄のノウハウを指南しているような小説でした。

そんなにうまく行くかなぁというストーリー仕立てでしたが、そこは小説なので(笑)

ネットのあちこちにあるブログを小説にしたような感じですが、なかなか面白く読めましたので、同じ作者のものを2冊図書館にリクエストしました。こちらは予約待ちが入っていなかったので、すぐに読めそうです。