出光丸が封鎖の続いているホルムズ海峡を通過したそう。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a1a434b97060a360c75f9e3cd6c9452afe344c31
このニュースが出た日のテレ朝モーニングショーで玉川さんが「やっぱり出光か」と感嘆に満ちた声で言いました。
やっぱり出光
「やっぱり出光」私もそう思いました。
「海賊とよばれた男」は、戦前から油一筋で生きた、出光佐三氏をモデルにした百田尚樹の小説です。大分前に読んだので詳細は忘れてしまったのですが、出光の船が、当時石油市場を支配していた欧米の企業に対抗し、日章丸でイランから石油を秘密裏に運ぶというエピソードがありました。
玉川さんもこのエピソードを思い出し、「やっぱり出光か」と思ったのだと思います。
「海賊とよばれた男」は日本の石油産業に大きな貢献をした出光佐三氏の生涯を描いたものですが、彼の中に流れるのはただ、儲けるための会社ではなく、社員が安心して働ける場所であり(絶対にリストラをしなかった)、日本に石油を安定供給するという使命を持っての会社運営でした。
美術に関心のあった佐三氏は東京丸の内に美術館を作ります。
「海賊とよばれた男」を読了後、私もこの美術館を訪れ、展示の美術品を鑑賞しました。その時の特別展示品が「根付け」で、初めて根付けというものをしっかりと拝観し、「根付けっていいなぁ、欲しいなぁ」と思ったものです。
言ってしまえばストラップですが、やはり日本に昔からあるデザインは趣があっておしゃれです。
なぜ今回出光丸がホルムズ海峡を通過できたか。当時イランも経済封鎖で石油を売りたくても売れない状況の中、出光が石油を運び出したという偉業をきっかけに(もしかしたら他にもあるのかも)、人脈を通じて成し遂げることができたのではないかと思います。
経済的にWIN-WINだったとか、儲けの対象になるからとか、いろいろ考え方はあるかもしれませんが、私はそうではないと思う。信頼していた相手だから託せるという関係がなければこういうことはできないと思うのです。(甘いと言われるな、きっと)
「やっぱり出光か」と思った多くの人たちは、この逸話を思い出し、佐三氏の思いに馳せたのではないでしょうか。
出光は美術に関する研究をする団体や個人に研究費の助成、社会福祉、交通遺児にも助成活動をしています。
「やっぱり出光」なのだと思います。
