ここで2月の雪を書いたら、1月に雪が降ってきました。それもかなりの量。
ここしばらく東京で積雪を見ることがなかったので、雪ん子の私は大喜び。スキップでそこいらじゅうを駆け回っています。昼の間は子どもたちがほんのうっすら積もった白い綿雪をかき集めてお供えのような雪だるまを作っていましたが、夜になるまで積もった雪で、今度は本格的なスノーマンができそうです。
雪が降るというと、私は「あ、あったかいんだな」と思います。本当に寒いと雪は降りません。ただひたすらに冷え込み、体の芯まで凍えます。だから東京の雪はおとぎ話のような雪。明日には日陰を除いてもう溶け出すかもしれません。
でもこんな子どもだましのような雪でも、いつもと違う風景が見られるのは特別な気分になります。雪国では春になれば黙っていても消えてしまうものに、何億と除雪費用がかかるとんでもない邪魔者ですが、今夜一晩だけ、上から降ってくる白いものを眺めていたい気分です。