衆議院が解散し、10月31日の投票日に向かって選挙活動が始まりました。象徴的だったのは「選択夫婦別姓」に反対したのは岸田首相だけだったということ。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/137541
「選択夫婦別姓」8対1の光景に 9党首の討論会、岸田首相だけ手を挙げず
岸田さん率いる党だけは、まだ「家族の一体感が損なわれるおそれがある」とか言ってるんでしょうねぇ。モラハラ家庭は姓が一緒でも一体感なんかありませんし、姓が違っても一体感のある家もある。姓が一緒だったら一体感があるのなら、私、熊谷さんという方たちと一緒に行動してみようかしらんとか思ってしまう。
事実婚をしている友人がいますが、当然姓は違います。他の家と違うところはパートナーのことについて話すときに相手の姓を言うことです。
「宮崎(仮名)がね、明日動物園に行かないかっていうんだ」
「長野(仮名)はアンコ男子だから、お土産にどら焼き買っていくわ」
こんな感じで相手のことを言います。まぁ籍一緒の夫婦ならばここは「カミさんが」「女房が」「主人が」「旦那が」という言葉になるところがお互いの姓を使う。姓が呼び名になっていますね。それ以外は普通の夫婦と変わりありません。
一体感は普通にありますし、まったく口をきかない夫婦に比べてむしろ仲がいいくらいです。旅行も楽し気に一緒に行ってます。
#「旦那と一緒に旅行なんてありえなーい」という姓が一緒の夫婦は山ほどいます
姓と家族の一体感は別の話だと思うのですよね。
ともかく、首相の属する政党は家族の姓が一緒だと一体感があり、ないと一体感がなくなるというグループのようです。家族に対する考え方が前時代的なんでしょうね。
安部さんが首相の時にごり押しで作った法案がどれくらいあったか。どれくらいめちゃくちゃに強引にやっていったかを考えると、一党が独走するのは危険と考えます。
というわけで、私はいつもこのオヤジ臭い政党には投票してきませんでした。下手なことをするとひっくり返されるよという緊張感をもってやっていただきたいと思うのです。