運のよい時期はイケイケgogo!

今日は2022年2月2日で2が5つ並ぶ日です。2月22日になると6つ並びます。7つ並ぶのは200年後です。

振り返ってみると2008年から2010年までの3年間、私はツキにつきまくっていた時期でした。それから12年後の2020年から2022年の3年間もたぶんいけるだろうと思っています。残念だったのはコロナ禍でいくつかのイベントが無くなったり縮小してしまったことですが、それもまぁ無くなったことで禍から逃れたのかもしれません。

人は12年間隔でラッキーな時期があるそうです。逆を言えばあまりよくない時期もあるということですが、その時は動かずにじーーっとしています。静かに蟄居でもしてます。そのメリハリを自覚して行動するのがいいかなと思っています。

本当に運のいい時は悪いことが起こる気がしない。どこで何をしても全部イケる気がします。だから怖いものなし。全部やります。この時を逃がすなとばかりに怒涛のように動き回ります。だってもったいないじゃないですか、12年にこの時だけなんですよ。何をやってもうまくいくというのは。

今まで生きてきて、どうやらこうだなという法則性がわかってきたので、自分の人生の流れに乗りながら、時には急流下りや岩ぼこもあるけれど、いつか見るであろう大海を目指しながら一寸法師は櫂を操るのだ。それもまた楽し。

「避難応援プロジェクト」日程変更になりました

2月12日に行われる予定だった避難応援プロジェクトが、コロナウィルス感染予防のため、予定を変更して行われることになりました。

新しい日程は3月26日です

去年も冬にコロナが大流行し、コロナの始まりだった2020年も冬でした。どうも冬は危ういようなのでしばらく避けようかと思います。

新しい日程に出席できない方がいらっしゃいましたので、席が空きました(その方は次回への出席になりました)。参加をご希望の方はお早めにご連絡ください。

お申し込みはこちらから

https://morahara.cocoon.jp/form.php

避難応援プロジェクトは出席の方の質問に弁護士や経験豊富な行政のDV相談員がひとつずつ丁寧にお答えするものです。ネットなどでは手に入らない、あなたに合った生の情報をお伝えしています。このプロジェクトを経て避難を完了させた方から、嬉しい報告もたくさんいただいています。

東京会場に来られない方は仙台、岡山の会場でリモートで受けていただくことができます(会場担当者の都合がありますので、ご相談ください)。個別のリモートはお受けしておりませんので、参加される方は安心してご出席ください。

2022年が、あなたにとって新しい一歩になる記念の年になりますように、応援します。

ザ・ノンフィクションー結婚したい彼女の場合*母の干渉

こちらの続きです。結婚相談所ネタが続きますが、私が行っているモラハラ電話相談で結婚相談所を介して結婚した方が少しずつ増え、非常に興味が湧いてきたので、今後この話が出るかもしれません。結婚相談所を介して結婚する方は、以前はほぼありませんでした。結婚相談所が変わったというより、これを利用する人が増えたということなのでしょう。

このザ・ノンフィクション婚活回の後編に、ミナミさんが家で母親と話をする場面が出てきました。母は31歳の娘が40代の自営業資産家と結婚するのが不安だという。お金がある家とない家で育ったふたりがうまくやっていけるのか、自営業だそうだが結婚したら無給で働く労働力にされるのではないか、結婚相談所に騙されているのではないかと疑っています。

でもお母さん、娘は30を過ぎて、飲食店のホールに勤める月給13万円の人です。見た目も普通の領域です。特にここがいいという部分もありません。その彼女が専業主婦になりたいと言っているんです。貧乏人は嫌だと言っているのです。そうしたら年の離れた相手にならざるを得ないのです。年齢も相応で、妻が働かなくても大丈夫な相手は、ミナミさんではなく他の方を選ぶのです。

母と娘が語り合う部屋の中は、今流行りのすっきりとしたリビングではなく、雑然と日用品があらゆる物の上に置いてある普通の一般家庭。娘を幼稚園から大学まで私学に入れ、バイオリンやバレエを習わせたのは、相当無理したと思います。見栄もあったでしょと言ったら言い過ぎか。

ミナミさんは反抗期がありませんでした。ずっと母の言いなりで、それに不満もなく成長したため、自分の意見というものを持つ練習ができていなかったのです。

さらに親元で暮らしていたため、生活というものをわかっていません。共稼ぎ必須の町田さんと結婚した場合のシュミレーションとして、少しアルバイトをして稼ぐという計画表をアドバイザーに渡したところ、アドバイザーから指導がありました。

「パートで働いた月に5万の収入で何を買うの?」「宝塚とか絵を描く画用紙とか」「それは全部自分の小遣いでしょ」

ミナミさんは家庭を持って働いたお金は、ほとんど家の家計に入るということを知りませんでした。母親は彼女に教養を身に着けさせようと教育費にずいぶんとお金を費やしましたが、生きていくために必要な勉強はさせなかったようです。

30歳を過ぎて、ようやく母に「私はこうしたい」ということを言えるようになったミナミさん。婚活をしてから確かに成長の後は見られます。婚活とは人間力を磨くことと知りました。

ただ、ミナミさんが結婚したら「やっぱ、あっちの方がよかったんじゃ」「もう少し別の人と会った方がよかったんじゃ」と、常に後悔するだろうなーというのが見えるのです。

#でも、みんなそうだから(笑)あっちにしておけばよかったと思っている人は山ほどいるから。みんなそうやって夢と現実ををすり合わせて諦めながら生きていくのだから。

結婚相談所の方たちは相手に対するいろいろな希望を持って入会する人が、結局こういう人と成婚するのだろうなというのが会ったとたんわかるそうです。更に成婚した人が離婚するだろうなというのもわかるそうです。離婚理由もわかるそうです。でも結婚相談所はくっつけるのが商売なので、何も言わずに「おめでとうございます!」と言って送り出す。

なかなかシュールじゃありませんか。

嫁いびりがわからない

子どもが結婚し、配偶者という方が仲間内にはいりました。世に言う「お嫁さん」です。スープは冷めてしまいますが、割と近場に住んでいるのでいただきものがたまった時、渡さなければならない時は自転車で持っていきます。往復90分ですね。

さすがに自転車90分(しかも起伏の多いトライアルコース)は楽ではないので頻繁には行けないのですが、何かあったときにはさっと行けるというなかなか便利な距離です。相談員をしていた時に「近所に義母が住んでいて、過干渉がうざい」という相談を時々受けていましたので、うざいと思われるほど行かない方がいいのです。

私は身内では結構口がキツイと思われているようで、「嫁いびりするなよー」などと弟から言われたりしたのですが、今のところこのなかなかしんどい距離のおかげと、息子宅へ用もないのにノコノコ行くほど暇ではないので、平和な関係を保っています。

さて、この嫁いびりですが、橋田寿賀子が得意とするこのジャンルは昔から多くの女性が共感するので不動の人気を博しています。姑の側からするといびってはいないのです。あくまでも相手のことを思って、教育、指導です。だから「あなたのために言っているのよ」と、毎度言うでしょう。この押しつけがましさ(笑)

我が家の母親も、弟一家が家に来た時の鬼姑ぶりはなかなかのもので、私が何度も「そんなことは言わなくてもいい」と袖を引っ張っても「教えてやってるんだ!」と鬼の形相でしたね。弟の妻も3年ほどで来なくなり、両親が弟宅に行くとさーーっと実家に逃げるようになりました。

#当然ですね。母はただいま老人施設に隔離中

さて、嫁いびりですが、たぶん私はいびりができるほど会っていないのでやっていないと思うのですが、そもそも嫁いびりのやり方がわからない。この人を教育しようと思う気持ちもないので「これはこうするのよ!」と包丁を取り上げてやってみせることもない。

不自由だなと思ったら自分から治すだろう。ネットの世の中。自分でググって探すだろう。彼女がキッチンに立っても一緒に立つこともない。だって他にやってくれる人がいるならやる必要ないし。お正月に彼女が家に来た時も、私が全部やってました。

#勝手がわからない人がそばにいるとかえって邪魔なんだよね

嫁が手伝うのは当たり前だけど、自分はする必要はないと思うところが嫁いびりの入り口のような気がします。要するに上下関係を作ってしまうこと。

私は義母から怒られたこと、嫌なことを言われたことが一度もありません。聞きようによってはむっとするようなことを言われたかもしれませんが、彼女は心底良い人なので、悪気があって言っていないことはわかっているので気になりませんでした。

#嫁いびりってされたことがないので、やり方がわからないのよね。

後は「教育しよう」とか思わなければいいんじゃないかな。

ザ・ノンフィクションー結婚したい彼女の場合 後編

待ちに待った(笑)後編が放送されました。こちらの続きです↓

ミナミさんは40代資産家の人と交際を続けながら、もうひとりともお見合いをしていました。この結婚相談所は複数平行のつきあいを認めています。

その人(町田さん)は介護職で収入が低いけれど女性の扱いがうまく、言葉も巧み。男性と付き合った経験がないミナミさんは有頂天。こっちにしようかなーと心は傾きます。そんなミナミさんにアドバイザーは言います。

「この人と結婚したら、あなたの希望する専業主婦ではなく共稼ぎになりますよ。いいんですか?」

ワーキングマザーがどれほど大変かアドバイザーから説明され、ビビるミナミさん。

結婚はしたい。子どもが欲しい。働くのは嫌。貧乏も嫌。でも、町田さんに会いたい気持ちは募る。

そんなミナミさんの気持ちはあっけなく散ります。誘われて行った彼の家が質素で節約が行き届いた、彼女の恐れる貧乏くさい部屋だったのです。

町田さんをお断りし、結局資産家の長谷川さんのところに舞い戻りましたが、デート中気分が悪くなったミナミさんを介抱した長谷川さんが「僕もパニックになることがあります」と言った言葉を「僕はパニック障害です」と言ったと勘違いし、「アドバイザーに騙された!」と悪口雑言のメールを送りつけたのです。

以前、アドバイザーから「自分の気持ちはきちんと相手に伝えないとダメだよ」と言われたので、それからは「自分の思ったことは相手に伝える」を実行したミナミさん。だから思ったままのメールをアドバイザーの送り、アドバイザーを激怒させたのです。

モラハラ被害に遭う方の中には、相手に合わせる習性がついていて、自分の気持ちを押し殺す方がいます(それが主流かもしれない)。そんな方たちは相手に譲ってしまうことでモラハラ被害に遭ってしまったのだと反省し、自分の気持ちにウソはついてはいけない、自分の気持ちは相手にわかってもらうために言葉を惜しんではいけないと、一念発起して意識してそれをするのですが、何分慣れないので、思ったことを全部口に出してしまう方がいます。あなたは練習中のつもりかもしれませんが、言われた方は失礼千万、怒ったり傷ついたり、もう金輪際この人と関わるものかと決心します。

相手の気分を害させず、自分の主張を伝えるのは「アサーション」です。このアサーションの技術を知らず、ただ、「今までの私は自分の気持ちをきちんと相手に伝えてこなかった。これからはしっかりと伝えよう」と慣れないことをすると、ミナミさんのようになります。

あのアドバイザーさんは良い方ですねー。激怒してみせたものの、結局ミナミさんを反省させ、婚活を続行させるように勧めます。

昨日の後編ではこのミナミさんの他にもうひとり、23歳帰国子女、IT企業勤務のみさきさんがこの事務所に婚活希望で来所。顔は映っていないけど、プロポーション良し、来ている服も上品なピンクで質も良さそう。ミナミさんと同じように髪にピンクのリボンをつけていても、こうも違うかといういうくらい良く似合ってかわいらしい。帰国子女だから語学も堪能。

コロナ禍になって20代の女性の来所がとても増えたとのことでした。みさきさんは今年収3千万の開業医や歯科医と交際中ですが、44歳の方とも同時進行しています。年齢差は「話が合うので気にならない」という余裕ぶり。つまり、自分の価値観と合うならば年齢などは関係ないという結婚の目的を自分の中でしっかりと持っています。みさきさんも専業主婦志望です。高い年収は基本条件です。そのうえで価値観の合う人を探しています。

なぜこのふたりを対比させたかですが、もちろん容姿や年齢もありますが、何のために結婚するのかを持っている人と持たない人の違い。みさきさんはぶれない。ミナミさんはぶれまくり。

結局ミナミさんは長谷川さんとも町田さんとも成婚にならず、婚活を続けています。そうしているうちに年齢が上がり、さらに希望から遠のく。

#これだもん。解雇候補になるわよな。私だったらミナミさん、選ばない。努力しようとしないんだもの。全部他力本願なんだもの。

このミナミさんの性格は、後編で登場したお母さんの影響が強いだろうなと感じました。ミナミさんはずっとおかあさんの操り人形として生きてきたのです。

いろんな問題を孕んだザ・ノンフィクションでした。Twitter界隈では「神回」と言われています。

見習いたい人

先日知り合った方の中に、とっても見習いたい方がいます。年は私より20歳以上下。とにかくアクティブ。私も結構「行動的ですね」と言われますがなんのなんの、私の上の上を行く。

もちろん単身でアラスカ探検に行くとか、そういうことではなく、もっと地面に這って日常生活がアクティブそのものなのです。

彼女は保育園にふたり預けて、1歳の子どもは彼女が育てています。つまり3人の子持ち。さらにもう一人欲しいとのこと(驚)それでいながら自分のしたいことは諦めない。趣味のサークルに通えるのは夫と子守に駆けつけてくれる父親がいるおかげですが、それでも彼女の1日のスケジュールはすごかったです。

#だいたい1歳の子どもがいる時点ですべて諦めるものだと思うのですよ。私ならあきらめる

彼女を「すごい!」と思ったのは、普通ならば行かないところへ「行けるかどうかわからないけど取りあえず行ってみる」と行っちゃうところ。さらに「育休中の今がチャンス」といろいろ検定資格試験を受け、資格を複数取得中。

「子どもが3人もいていつ勉強するの?する時間なんかないでしょ」と言ったら、「子どもはふたりは保育園だし、一番下は走り回る年じゃないので、ありますよー。寝かしつけてからつい夢中になって深夜2時頃までとかやっちゃいます」と言う。

さらにすごいのは彼女の夫は高収入の方。婚活市場に出たら1日100人単位の女性が応募するであろう職業と年収。そんな夫と結婚しながら「社会に出て働きたい」と言う。超絶すごいのは「でも、子どもはお稽古ごとの送り迎えとかちゃんとやってあげたいんです。もし復職したらそういうことはできないから、もっと時間を自分でスケジューリングできるような仕事を探してます」

#幼稚園のママ友とお迎えついでに一緒にランチ♪なんて考えていない

子育ても仕事もどちらも取りたい。だから資格を取ってそれができる仕事をしたい。

#ミナミさん、こういう人をお金持ちは見染めるんだよ

私はこの頃「これは彼女だったらやるかやらないか」で彼女を指針に決めていたりしたのですが、うっかりひとつ忘れていました。

“彼女は私よりも20歳以上年下”

年をいいわけにしたくはない、したくはないけど20歳以上の体力差ははどうやっても追いつかない。ただ、彼女のこの姿勢は、常に頭の中に入れておきたいですね。

ザ・ノンフィクションー結婚したい彼女の場合

1月16日のフジテレビ「ザ・ノンフィクション」は非常に興味深いテーマでした。結婚相談所に来て婚活をする30歳の女性を追ったものです。「面白い」と思ったのは私だけでなかったようで、Twitterの話題のテーマに乗っていました。

赤裸々にカメラの前にお顔をさらして、自分の男女交際歴まで披露して協力してくれた登場人物は「ミナミさん(仮名)」。幼稚園から私立で大学は法学部を卒業しています。大学を卒業し、公務員志望でしたが夢かなわず、正社員で8年間飲食店のホールで働き、手取り給料は13万。8年間ほとんど上がらないそうです。

しかもコロナ禍の飲食業は今どん底で、整理要員(クビ候補)になりましたと告げられました。ミナミさんは1年間この結婚相談所で婚活をしてきましたが成果があがらず、入会金25万、月会費3万のカリスマアドバイザーの特別コースに移りました。

ミナミさんの希望は「専業主婦、または扶養の範囲のパートで働きたい」というものです。両親が共働きで寂しい思いをしたので子どもにはそういう思いはさせたくない、とのことです。

#これ、よく聞くセリフですよね。「子どもは自分の手で育てたい」とかね。

そんなミナミさんにカリスマアドバイザーはバシッっと言います。「あなたの希望の5歳程度年上で専業主婦をさせてくれる人は1割程度しかいません。ただ40代後半ならばいるでしょう」。つまり15歳以上年上なら希望が叶うかもしれないと。

50代直前の、親の介護も本人の介護も見えているような人ならいると。

ちなみにこの番組を見ていた同じく婚活業の友人は「クビ候補になるような能力のない人に、3食食べさせてくれて自分の子どもを産まそうなんてオトコ、いないわよ」

ミナミさん、見た目も華やかではなく地味な感じで、会話ももうひとつ上手じゃない。正直人を引き付けるものがない。しかし希望は「専業主婦」。働くのに疲れちゃったのかもねー。

カウンセラーのご指導による、あまり似合わないパステルカラーのひらひらブラウスと花柄のスカートでお見合いをし、40代の資産家とデートをする。その後アドバイザーさんにメールで相談。

「相手の方は自営業なので受け取れる年金は国民年金だけなのが不安」「服は父親からのおさがりをよく着る」「Tシャツや寝具は量販店で買う。お金持ちはケチというのは本当かもしれないと思った」と気乗りがしない。

あのね、お金持ちは使うべきところと使わないところの区別がはっきりしているんです。だからお金持ちなの。こちら↓を参照

専業主婦になりたい=お金持ちと結婚したい、でもケチは嫌って。

#無理だよ(笑)

時々モラハラの相談でも夫がお金持ちだから結婚したけどケチだった、というご相談を受けるときはありますが、実はお話を伺っていて、むしろ夫の経済観念は私に近く、いまひとつ共感できない時もあります。

他にその前のお見合いで「飲食店で店員さんに対する態度が高圧的」といった、ちょっとモラハラチェックに引っかかりそうなところに気づくのは良かったですね。

そして「相手から大卒なのに飲食のホールやってるの?」と言われて傷ついたそうですが、いや、言うでしょう。あなただって相手が有名大学の卒業なのに聞いたこともない会社に勤めていたら言うでしょう。大卒はともかく8年間働いて手取り13万円のところにずーーっと勤めていたらあれれ?と思う。親と同居だからできる技ですね。

ひとつだけ、このカリスマ婚活アドバイザーさんの言うことは違うかな~と思うことがありました。

「楽になるために結婚するんだよ。誰かと一緒に手をつないで生きていくのが楽。イコール幸せ」

は?そうですか?その誰かがものすごい重しの時になることもありますけど。ひとりだったら家計はどうにでもできて、ひとりなら好きなように仕事を選べて、ひとりなら楽に生きられることの方が多いですけど。

倹約しようにもパートナーは浪費家、仕事は扶養の範囲のパートしか選べず、自分がこうしたいと言ってもパートナーから反対されて部屋の模様替えさえできない。パートナーだけでなく、相手の親族との関係が悪くていつももめごとばかり。

ひとりの方が気楽、でも、将来が不安だから結婚、専業主婦。

当然のようにこの番組の話題でTwitterが沸騰し、1月23日放送の後半へ期待が高まっていました。

後編、乞うご期待!詳細は↓

https://www.fujitv.co.jp/thenonfx/

”さほど年収が高くない彼と結婚したら「共働き」「ワンオペ・ワーキングマザー」という未来が待っていることをアドバイザーから告げられる。”

さあ、どうする。ミナミさん、専業主婦は諦めるのかなーー

お金の動きに敏感になるべし

一人暮らしの予算の立て方

この続きです。

先日長いつきあいの友人から「あなたの年代であなたほどマネーリテラシーの高い人を見たことがない」と言われました。

#これは誉め言葉か。誉め言葉と取ろう

「Financial Independence, Retire Early(経済的自立と早期リタイア)」という言葉も若い人を中心に広まり、お金に関する情報が急速に広がっています。それによって成功する人、しない人の差も広まっています。

私は「親ガチャ」と言ってなんでも親のせいにするよりも、自分で道を切り開く方にベクトルを向ける方が断然好きです。「親が悪い、親が悪い」と百万回つぶやいても、状況はまったく変わらないのですから。

ここに書いたとおりの貧乏な幼少期でしたから、お金がないと人間何もできないのだ、だったら自分で作るしかないのだと悟った中学時代からずっと「お金があれば何でもできる」ということに人生を傾けてきたと言っても差し支えないと思います。お金があれば卑屈にならなくてもいい、嫌なことはしなくていい、嫌な人と一緒に暮らさなくてもいい。

お金さえあれば!

と言うと、いやいや愛が大切、健康が大切と言う人はいるでしょう。でもその愛も健康もお金がないために失うことも多いのではないでしょうか。信田さよ子さんが「家族のゆくえは金しだい」という本を書かれています。

”長く家族関係のカウンセラーを続けてこられた方ならではの本です。「家族問題と長年とりくんできた臨床心理士の著者は、家族問題をとく鍵は、「お金」だと指摘する。”

私も女性センターの相談員を長い間してきて同感です。DVに限らず、家族のほころびはお金に始まり、お金が広げていくといってもいいくらい重要なことです。お金さえあれば別れなくてもいい夫婦、親子は山のようにいます。お金があればモラ夫とも別れられる、子どもが志望学校に行けると、お金さえあれば解決できることばかりです。

もちろんお金は売るほどたっぷりあるけど解決できない問題があるのも事実ですし、そういうご相談も受けてきました。夫の浮気、子どもの不登校、問題行動、母親との関係などなど。それは今回脇に置きます。

マネーリテラシーが高いと言われましたが、私のお金に対する考え方は以下のとおり。

◎働いてお金をつくる

◎つくったお金を貯める

◎そのお金を安全に増やす

◎不要な出費をしない。変な投資などをしない

◎貯まったお金を大切にしたいことに惜しまず使う

この5つですが、以前からここで紹介している「リベラルアーツ大学(ネット上の学校です。大阪にセミナールームを開設)」の両さんという方が端的に文字化しました。

https://media.monex.co.jp/articles/-/17318

「貯める」「稼ぐ」「増やす」「守る」「使う」です。

特に重要なのが「何に使うか」です。お金の使い方の悪い人は自販機飲料を買ったりコンビニでスィーツを買ったりというダラダラ使いをします。私も経済的に楽になった今は出先で食事をするときなどはコンビニでおにぎりやサンドイッチを買ったりしていますが、以前はほぼ自分で作って公園などで食べていました。

ただ、人に強要はしませんよ。使い方は人それぞれなので。人と外食するときはちゃんと一緒に楽しくいただきます♪外食はめったにないイベントなので、それはそれで楽しみ。

でも「お金がない、お金がない」と言いながら、よくこんな高いモン食べるなぁと心の中でちょっぴり思います。

>>続く

一人暮らしの予算の立て方

電話相談を受けていて、「一人で暮らすには1か月どれくらいかかりますか?」というご質問を受けるときがあります。

これはもう人それぞれ。1か月100万あっても足りない人もいれば10万でやりくりしてしまう人もいます。「えーー、ひと月100万ですか!?」と驚く方もいるかもしれませんが、います(きっぱり!)

ただ、100万円の生活費をもらってもまるっと全部使ってしまって「まだ足りない」という方もいれば、しっかりと貯蓄に回す人もいます。この「100万をまるっと全部使ってしまう方」に関しては、財源である夫と離れてからは辛いことになってしまうかもしれません。こういう方は「欲しいものは財布に(口座に)いくらあるか考えもせずに欲しいままに使う習性」がありますので、欲しいものがあるのに我慢することができません。

ただ、モラハラ被害者の方にはこういう方はそう多くはないと思います。

一人暮らしの予算をたてるのにとても都合がいいのは「自分以外に消費をする人がいない」ことです。これはどうにでもなります。食費は削りたくない方は他を削って食費にあてればいいし、どうしても着たいものがあれば、他を削って服を買えばいい。

浪費家のモラ夫がいる場合は、これができず、ただただひとりで削って削って我慢しての生活だったと思いますが、使う人がいなければ、後は自分ひとり。どうにでもなります。自分次第で貯金の額も増えます。

もしお子さんのいる場合は養育費や行政からの手当てが入りますので、ここではおいておきます。

お金の使い方が甘い方にありがちなのは、予算をたてるときに積み立て方式を使う方です。食費はいくら、光熱水費はいくら、通信費はいくらと積み立て方式で予算を立てると当然入ってくるお金よりも出ていくお金の方が多くなる。これでは予算は立てられません。

予算は総額○万○千円、食費や光熱水費、交通通信費、医療費、衣料費と引いていって足りないときは優先順位をつけて他から持ってくる。通信費は当然格安プランにする。「えー、繋がりにくいのは困る」というなら食費を削るという風にしないと予算は立てられません。

医療保険は無駄なので解約するかどうしても入りたいなら掛け捨ての安いものにする(共済とか安いですよ。医療保険は不要と思っているので私は入ったことがないけど)

絶対に無理!ならば収入を増やしましょう。以前からここに書いている通り、今は収入1では将来が不安です。副業をひとつかふたつ持ちましょう。1万円の収入でもいい。とにかく収入源を探しましょう。

こうやってやっていくと、いろいろ工夫ができて楽しいものです。私も昔から節約生活はプロだと思っていましたが、今はさらに削りに削って「昔は無駄遣いしてたなー」と思っています。あちこちの節約サイトにあるようなものはもう全部やってますからね。

予算を立てるときは自分の生活と性格を知って、それに合わせるのがコツです。

本当の幸せに気づく時

新しい夜明け

こちらで書いたとおり、いつもは一人暮らしの我が家に子どもや配偶者の方が来て、にぎやかなお正月となりました。いつも一人分しか作らないので、こういうときは分量がわからないのが困ります。

#とりあえず煮物やきんとんは山ほど作る。

今年は「余り物を安く販売するサイト」から三段お重のお節料理セットを買ってみました。初めての「外注お節」です。結果は送料込み6千円だったので「この値段なら来年も買ってもいい、元値の1万円だったら買わない」というクオリティでした。

去年書いた「手抜ききんとん」も作りました。

今年もお世話になりました~手抜ききんとん

今年もドンキの焼き芋2個で作りました。これで大きめのタッパー1個分です。ドンキがなくても、このねっとり感の出る焼き芋ならどこから買ってもいいと思う。

#「紅はるか」や「安寧芋」がこれになるらしい

焼き芋についていた焦げ目が入るので、ちょっと焦げの味がするが玉に瑕ですが、「焦げっぽい!!!」と怒鳴る人もいないので、みんなでパクパク無事完食。今年は配偶者の方が入るので、ちゃんと裏ごししたのでとってもなめらか。ちょっぴりしか入っていないのにバカ高いきんとんなんか買ってらんないわ。

煮物は以前1種類ずつ煮て完成させていたのですが、今回は手抜きをして一緒に煮たら、見栄えが悪い。里芋が煮崩れてしまっているのがある。ということで、後から再度単独煮をして合体させました。

ともかく市販のお節料理というのはみりんたっぷりで甘くて私の舌に合わないんですね。なので昔から煮物は自分で作っていましたが、その煮物を食べながら子どもが「売ってるお節の煮物は甘すぎて美味しくないんだよね」と言い出し、どうやら私の味付けに完全飼育されていることが判明。

#でもね、結婚したら、ふたりの好みを作っていくものなのですよ。それはそれでいいなぁと思います。

焼き物揚げ物は熱いうちに出したいし、お刺身は直前に切りたいので「先にお重でお酒飲んでて」といいつつ台所に立っていたら、本当にお腹がすいていたようで、お刺身を持っていく頃には蒲鉾がすでに完売直前、重箱もスカスカになりつつあり。たっぷり買ったはずにお刺身もあっという間に無くなってしまいました。

若い健康な食欲に驚きながらも、これが幸せなんだなぁとほのぼの、とっても嬉しく思いました。思えば実家のお正月も、結婚後のお正月も、わいわいと賑やかでご馳走がいっぱいでしたが、実家は母親の小言が、婚家は義父の機嫌というふたつが、和やかな座をブチ壊しました。(元夫は外面がいいので、こういうときは素を出さない)

#どんなに丹精込めて料理を作っても、たったひとりがいることで座の雰囲気が壊れてしまう。

そのひとりは自分の言葉がどれだけ人を落ち込ませるかわからない。人の気持ちがわからない。あるのは自分だけ。自分が言いたいことを次々と口から出してくる。

義父はとうにこの世から居なくなり、母は私が行かないことを恨みながら正月だけは弟宅にいました。3日は施設に戻ったはず。

あの、家族が揃った煩くてせわしないお正月が最高に幸せな時だったのだと、彼女が気がつく時が来るのだろうか。