ありがたいご報告ー脱出しました

サイトや掲示板やご覧になって避難された方から時々ご連絡をいただくことがあります。このところ相次いでのご連絡がありました。また避難応援プロジェクトに参加された方からもいただいています。

みなさん決行のその日まで息を詰めるように過ごしています。ひとつひとつ小さなことに心配し、取り越し苦労も多かったかもしれません。でも、それくらい些細なことにまで注意深く慎重に事を進めると、実行は結構あっというまに終わってしまうものです。

イベント(脱出もイベント)事に考えておかなければならないのは、A案がダメならB案、C案ともしものための予備案を作っておくことです。イベントが最初から最後まで何も起こらずにスムーズにいくことはあまりありません。何か起こって普通くらいの気持ちで次の一手を打ちましょう。

避難を考えている方のご相談を受けていると「〇〇したら夫は怒ると思う」というフレーズを何度も聞きます。「これを持って行ったら夫は怒るのでは」「これをしたら夫は何をするかわからない」とおびえる方には、「もう家を出る時点で夫は怒っています。あなたが何をしてもしなくても夫は怒ります。これを持って行ったら20個について怒っていることがひとつ増えて21個怒るだけです」と言います。

常に夫に起こられないようにすることだけを考えて生活していたため、夫が怒る、夫が不機嫌になる状況が身に染みてわかっているから、夫の反応が怖くて何もできないとあきらめ、日々を過ごしています。

でも、実際に夫から離れて時間が経った方たちは「なぜあんなしょぼくた男が怖かったんだろう」と口をそろえて言います。遠く離れて平穏な場所にいればそういった考えにみなさん行きつきます。一緒に暮らしていてもそれができる方もいるかもしれませんが、経済的DVや性的DVがある場合は完全にこれはこれあれはあれといった境地になることはとても難しいです。

今回盟友プラザに投稿いただいたざくろ石さんの脱出ドラマは「できないことは目もくれず、できることを実践した避難」でした。できないからとあきらめず別の方法でやってのけました。諦めるのはいつでも諦められる。その日は必ず来ますから、準備だけはしておきましょう。

ざくろ石さんの体験談はこちら

https://morahara.cocoon.jp/zakuroishi.html