今年もお世話になりました

2022年もあとわずかになりました。年を取ると時の流れが速くなりますが、本当に昨日お雑煮を食べたような気がします。ブルーレイに録画した「2021年今年の出来事」が見終わることができず、まだ未視聴の印がついています。

コロナはいまだに生活の一部になり、マスクなしの顔しか知らない方も増えてきました。

著名な方が次々と亡くなり、どんどん昭和が遠くなる。来年もまたこのブログを書いているかどうかわかりません。

ウクライナの戦争もまだ終わる気配がありません。

地道に一歩一歩足元を見つめながら、また来年、ここでお会いできたらと思います。

2023年がみなさまにとってよい年になりますように。

何しろ共同親権反対のパブコメを送ってくださいね。

共同親権に関するパブコメの書き方

「家族法制の見直しに関する中間試案」に関する意見募集←正式名称

について以前募集が始まりましたの記事を書きました。

この募集の中には大きな問題がありました。

どの項目に対する御意見か例えば 第2の3 ( 「 1について」など)を必ず明示するようにしてください。

と書いてあります。項目をどれにするのかは

https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/PcmFileDownload?seqNo=0000244684

これを全部熟読し、頭に叩き込んでから回答しなければならないということです。

#この忙しいさなか、そんなことしてられなかった方のために、Kids Voice Japanさんがとってもわかりやすく要約してくださり、何をどう書けばよいのか、見本文も作って下さっています。

もうあのシチめんどくさい文章は読まなくていい!

法務省はこの文章を読んでわけがわからなくなってパブコメを出す気を削ぐために、わざとシチめんどくさくしたのではないかと思ってしまいます。

そして肝心要のどうやってパブコメを書くかはこちらをご覧ください。

時間がない人もこれだけは読んで意見を送ろう!
共同親権パブコメのポイント
3分バージョン

何についての意見かを「第2の3の(4)について」と書かなければならないということなので、ここでは抜粋のさらに抜粋をします。

単独親権続行の乙案にしてください。←これだけでまずはOK

えー、中には共同親権にしたい人もいるかもしれないから、甲案のどれかでもいいんじゃないの?と思われる方。一緒に暮らすとケンカをするから離婚しますという方たちは単独親権の今でもちゃんと一緒に子育てしています。

そういう人たちにとっては単独親権も共同親権も関係ないのです。

ここに共同親権案のいずれかを入れてしまうと「実子誘拐だ」「違法な連れ去りだ」「刑法適用だ」と言っている人たちが悪用します。ですから乙案の単独親権のみにしなければいけません。

この機会を狙って共同親権にし、再度元妻子の懐に入り込もうとしているモラハラ夫たちが群がってパブコメに投書しています。ものすごい数です。法務省も国民の声を聞くと言っていますので、無視できません。

共同親権になった場合は教育や医療など重要事項はイチイチ元夫の許可が必要になります。それをやめさせてほしい人は 第2の注2 重要事項の決定は反対ですと書いてください。

そしてあなたが婚姻中、また離婚後も受けている具体的な嫌がらせを書いてください。いっぱいあるでしょ。Twitterで愚痴るよりも法務省に送りましょう。


共同親権になった場合、子どもが生活している場所を相手にも知らせなければならなくなります。また転居の場合も相談しなければなりません(ぶるっ)

これに反対する人は第2の3の(4) 居所指定は反対ですと書いて、その理由を書きましょう。この法案が通った場合は、もう住所秘匿はできなくなりますよ。


現在は夫から直接養育費が振り込まれる形にしている方が多いと思います。でも、いつ養育費が止まるか戦々恐々としている方も少なくありません。止まった場合の強制執行も弁護士に依頼するなどの経費がかかりますし、元夫が姿をくらましてしまったら、自力で元夫の居所を探さなければなりません。

諸外国はいったん国が立て替え、国が税金と同じように本人から取り立てるやり方をしています。日本も同様の方法にすべきです。

すべての離婚した人たちが養育費を受け取れるようにするために第3の2 離婚したら養育費を夫から直接受け取るのではなく、国が立て替える制度に変えてくださいと書きましょう。

このサイトに来られている方はモラハラ被害者の方がほとんどのはずです。弁護士の中には「保護命令を受けていないのはDVではない」と泰然と言い放つ人がいます。現在保護命令の対象に精神的DVを含める検討が進んでいますが、それが実現して離婚しても共同親権になった場合、ずっと夫からの嫌がらせが続く可能性があります。

夫だけでなく「孫に会わせろ」という祖父母もいます。国会で共同親権推進のロビー活動をしている中におばあさんの姿や声をよく見ました。

私も孫のいる身ですから、孫に会いたいと思う気持ちはよーっくわかります。でもそのような事態になったのは、あなたの子がDVをしていたからです。まずはあなたの子のDVをなんとかしましょう。

調停の待合室には息子についてくる親がよくいると伺っています。息子はイチイチ控室に戻って親から指示を受けているそうです。弁護士をつければいいのに、そこはケチって親を参謀にするという子離れしていないモラハラ夫たち。

↑これに反対したい人は

第4の1、2は反対ですと書いてください。

そしてあなたが反対する理由を書いてください。義父母から脅迫のような嫌がらせの電話を受けたことがあったりしたら、それを書いてください。重大な証拠です。

みなさんが恐れていることを書きましょう。

〔見本〕参考にしてください。なお、コピペをすると同一とみられ、1件扱いになりますので、あなたの体験を書いてください。事実が一番インパクトがあります。

——-見本——— 〔氏名や住所を書く必要はありません]

「中間試案「第2」についてですが、私は共同親権制度に反対です。

[第2の注2〕 重要事項の決定について

私は婚姻時に夫からモラハラを受けていました。夫は自分の気にいらないことがあると怒鳴ったり、長期間無視をするなどしていました。長男と長女をとあからさまに差をつけて子を傷つけていました。長男はストレスからチック症状が現れ、学校から指摘を受けて離婚しました。元夫は離婚した後も近所に引っ越してきて、登校途中の子どもたちに声をかけたり、家から出てこちらに来いなどと言っています。

しかたなく、費用をかけて、子どもも転校して今の場所に落ち着きました。

もし共同親権になった場合、子どもたちの教育などにもいちいち口をはさんで嫌がらせをしてくるでしょう。そもそもやっと夫から離れられたのに、夫に住所を知らせなければならなくなり、また夫がやってくる可能性があります。

〔第5-4 養育費]子どもには執拗に近づこうとする夫ですが、養育費の支払いが定まりません。決まった額をよりも少なく振り込んだり、時には2か月なかったりと、月末にちゃんと養育費が来るのか、いつも月末が近づくと不安になります。もっと強制力のあるものにして欲しいです。

〔第4 – 2 親以外の第三者と子との面会交流]
元義父母は婚姻中から『大学もでていない低能な嫁』などといい、離婚の際は子どもを連れ去ろうとしていました。このような義父母には怖くて会わせられません。

離婚調停の時に調停委員から「モラハラを受けたと言いますが、夫は良さそうな人だし、あなたの言うことに信ぴょう性がない」などと言われました。DVは考慮するとのことですが、現在の裁判所ではまったくDVが考慮されていません。今できていないものをこれからどのように具体的に考慮するのかを明記せず、ただ「考慮する」だけでは信用できません。

裁判所にはそのようなリソースがあるのですか?あるなら今から使って下さい。

インターネットにはDVで妻子から逃げられた夫たちが、ひどい言葉を使って攻撃的なことを書きなぐっていて、とても怖いです。将棋の橋本元八段のような人が実際にいて、離婚後も妻子を貶めて苦しめています。

私の夫も何度も面会交流の回数を増やせとか、養育費の減額請求を起こして、そのたびごとに裁判所に行かなければなりません。非正規で働いていますので、欠勤するとその分の収入がなくなり、ただでさえカツカツの生活費がさらに少なくなります。

このリーガルハラスメントもやめさせるような案を作って下さい。お願いします。

——--見本おわり–——-

何度も書きますが、事実が一番力があります。どんなに声高に攻撃的なことを言っても、事実は曲げられません。あなたが体験したことを送ってください。

【郵便の場合】
〒100-8977
東京都千代田区霞が関一丁目1番1号
法務省民事局参事官室

【FAXの場合】
03-3592-7039

【メールの場合】
minji222@i.moj.go.jp

【自分のメールアドレスを使いたくない場合(メールフォーム)】
https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=300080284&Mode=0

このページの一番下にある「意見募集要領(提出先を含む)を確認しました。」にチェックを入れると、右下のボタンが青くなって「意見入力へ」となりフォーム入力に行けるボタンになります。そこに打ち込んで送信してください。

名前を書く必要はありません。住所もいりません。夫にバレたら怖いという方は郵便で送るかメールフォームがいいでしょう。

法務省の方から自分が送ったことの情報が流失するのではないかと心配な方。

ワタクシ熊谷は20年間サイトで発信し、出版もし、メディアも多数出演しておりますが

まったく身バレしておりません(笑)心穏やかに半額シールが貼ってある見切り品買いにいそしんでおります。

名前も住所も書いていないあなたを必死で特定しようと奔走するほど、法務省はヒマではありません。安心してパブコメを送ってください。

2017年に「親子断絶防止法」という法案が成立寸前になりました。これは「子を連れて家を出る場合、必ずもう片方の親との面会交流を取り決めること」という法案でした。

怖くないですか?もう成立寸前だったんですよ。私も行政から「これ、成立する予定ですので」と言われてびっくりたまげました。これが成立していたら、もう子を連れてDV家庭から逃げる道は閉ざされたのです。

これを阻止したのは当事者、支援者、研究者、一部の政治家でした。当事者の中には顔出しして阻止の決起集会で体験を語った方もいました。

今回もそうしてねというあなた。

今回は前回と違い、共同親権推進派の声がただ事でなく大きいのです。共同親権阻止と声に出すと、ネットやリアルの個人攻撃がすさまじく、支援をしている方の中で降りる方はもう降りられました。

あなたが出さなければ共同親権になります。

そういう世の中であなたは子育てをしていくのです。

当事者がやらずに誰かにおまかせでよいのでしょうか。

安全や平和は自分で勝ち取るものです。ウクライナのように。

支援の手はあります。でも戦うのはあなたです。ウクライナのように。

あなたが立ち上がらずに誰がやるんですか。

今やらないと後々後悔することになるかもしれません。

モラ家から無事に脱出され、離婚された方。

今回法案は離婚済でも、まだ未成年者を養育している人にも適用することが論議されています。対岸の火事ではありません。あなたにも適用される可能性があります。

たくさんの声を国に送りましょう。

なお、ただいま【ご協力のお願い】DV虐待を無視した共同親権にNOを~パブコメを送ろう
とうネット署名キャンペーンが行われています。匿名でできますのでぜひご賛同ください。

https://onl.sc/tq9rbqu

藁の一本

モラハラ界には「最後の一滴」とか「藁の一本」と評される言葉があります。

表面張力でやっと持っていたコップの水が、一滴の水でこぼれてしまう。

重い荷物を背負わせて砂漠を歩かせていたロバに、1本の藁を追加したら崩れ落ちてしまった。

耐えて耐えてやっと生きてたところに、ほんの些細な一滴や一本が追加したことで力尽きてしまったというたとえです。

67歳の人気ブロガー、ショコラさんが67歳で仕事を辞めることにしたそうです。

https://lee3900777.muragon.com/entry/2227.html

月12万円の収入で豊かな老後を過ごすをモットーにブログを書き続けていらっしゃるショコラさん。たぶん70歳をめどにリタイアを考えておられたと思いますが、67歳でリタイヤを決められたそう。

その理由は以前から体力の衰えや、仕事の内容など、思うところがいろいろあったようですが、とどめになったのは

”直接関係のない30代男子社員から訳が分からず責められた時
思わずプッツンしてしまい^^;”

とあります。

ああ、わかるー。私も2度それで仕事をやめています。

地方で働いていた時に、会社のトップが変更になり、仕事場の雰囲気ががらりと変わってしまい、私が大好きだった職場ではなくなってしまいました。

でも、安定した職場であることは変わりなく、収入も地方ではいい方。辞めても次に勤める会社がここより良いところはあるだろうかなど、ぐるんぐるんと同じところをずっと考えていたその時、後輩女性から結構な罵声を浴びせられました^^;”

実はこのことはずっと忘れていたのですが、最近手帳を整理していて見つけました。

ああ、そうだったんだ。あの一言で私はプッツンして仕事を辞める決心をしたのだった。

あの一言がなければ、もしかしたらジャストタイミングだった退職時期を逃すところだったかもしれません。だから彼女には大感謝です。

学校を出てから最初に勤めた会社でも、お局様からの一言で2年勤めた仕事を辞めました。辞めた後に良い職場に巡り合い、長く勤めることができました。だからこのお局様にも大感謝です。

モラ夫とも長く一緒に生活していましたが、ある日彼の一言でプッツンして離婚の決心をしました。あの一言がなければ、私は「こいつとは絶対に離婚する」という決心をしなかったかもしれません。

ここで言う藁の一本は「もう無理」と決心をつける次に繋がる一本でした。一本を積んでくれた相手にはむしろ感謝です。

まだモラ家からの避難ができない方は、もしかしたらまだ1本の藁が積まれてないのかもしれません。またはもうとうに限界を超えているのに「まだがんばれる」と荷物を背負って砂漠を歩いているのかもしれません。

あなたは背負わなくてもいい重い荷物を背負わされて、ムチと飴で歩かされていることに気づくこと。

モラル・ハラスメントはそれに気づくための言葉です。荷物を下ろしたら、世界は広がります。

相手の要求を抑えるモラハラツール

クリスマスが終わると年末になり、そして年明けになります。今年は31日が土曜日、1月1日が日曜日なので、ドキドキしなければならない期間が少しは短くてすみそうですね。

元夫は年末年始にも仕事があるので家にいることはなく、そこは助かりました。夫がお正月に大はしゃぎするのは親戚がやってくるからです。

兄一家もやってきて、甥姪にお年玉を渡すのですが、夫からは渡さなくてもいいと言われていました。それでも律儀に私がふたりにお年玉を渡していたのは、昔、私が子どもだった頃、お年玉が私の大事な1年間のお小遣いの稼ぎ時だったからです。

両親からはお小遣いはもらえない。「欲しいものがあったら言いなさい」とはいうけれど、「○○が欲しい」と言えば「そんなものいらない」と言われるし、言ったら言ったで「うちはお金がないんだから」「なぜ必要ないものを欲しがるのだ」とブリブリと怒り出すのはわかっている。ここは元夫と同じですね。

相手から要求があったら「必要ない」と言い、「なぜそんなことを言うのか」と言って怒るとうのは、なかなか効果的なモラハラツールだと思います。もうこれで相手は「要求したら怒られる」ということを学習しますから、二度と要求はしてこなくなります。

怒られるだけではなく、「その後、長い間の不機嫌無視が続く」というのは、「お前が身の程知らずな要求をした罰だ」と言う意味です。

ところが理不尽なことではありますが、夫は無視を始めるとやめるタイミングがない。こちらから止めることはできないので、相手から何かしらの止めるのにふさわしい態度をとってもらわなければなりません。

これが土下座だったり、泣いて謝るとか、ともかく止めるための何かのアクションを相手に要求します。

#自分で始めておいて、何をあほくさいことを言うのかと今なら思う。

ともかくこちらは「身の程知らずに要求などして申し訳ありませんでした。あなたを不愉快な思いにさせてすみませんでした」と謝り続けることになります。

そこで夫は渋々を装いながら「二度とすると誓え」などと誓約書を書かせたりします。どこまでも自分が上なのです。

今年の年末もひとりで穏やかに過ごしますが、1日は子どもたちがみんなでやってきて、三が日は楽しく過ごす予定です。

あんな理不尽な悔しい思いをなぜずっと耐えていたのだろうとは思いますが、「ともかく還暦過ぎたら楽しい人生」を送れていますので、あれも5月の花を咲かせるための1月の雪だったのでしょう。

元夫ですかぁ?

ひとりでコタツでミカンじゃないですかぁ?糖尿病だそうで、酒飲めないしぃ。

14回目のメリークリスマス

東京へ転居して14回目のクリスマスです。東北、北陸など日本海側の地方ではクリスマス寒波に襲われているそうで、ニュースを見るたびに郷里の知人がどうしているか気になります。

除雪や寒さで大変なのはその生活もそうなのですが、暖房費がただ事でないのです。寒い地方では暖房はほぼ灯油を使います。東京ではオルゴールを流しながら灯油を売る移動販売車がありますが、寒いのが当たり前の地方ではまずそれはない。

大抵は灯油販売店に電話をして外にある灯油タンクに灯油を入れてもらいます。元住んでいた家はボイラーが灯油だったので、ボイラーのみこのタンクから引っ張りますが、室内で使うものは赤い灯油缶を玄関に置き、各部屋にある石油ストーブに注いでいました。

子どもがまだ1歳数か月の時、仕事から家に帰るとこの灯油缶から私のお気に入りのロングブーツに一心不乱に灯油ポンプを使って灯油を移している子どもの姿が(驚愕)

片方のブーツはもう表面張力でようやく保っているほど満々と灯油が入っていて、子どもはさらにもう片方を制覇せんと、しゅこしゅことポンプを握ったり離したり。

「こらーーーーーーっ!!」と声を上げると、涎かけをした子どもはマンガのようにぴょんとその場でジャンプし、一目散に奥へ逃げて行きました。

逃げた先は押し入れの中。小さくなって固まっていました。

「あーあ」とブーツから再度また灯油缶に灯油を移し替え、おしゃかになったブーツに引導を渡しました。

それにしても親たちが灯油缶から灯油を移しているのを子どもはどんな気持ちで見ていたのか。一度やってみたいと思っていたのかもしれませんが、その移し替え先が私のロングブーツとは(涙)

モラ夫は自分のブーツではないので特にお咎めもなく、それよりも「よく考えた」と子どもをほめたたえていました。私も子どものしたことであり、事故に繋がるような移し替え先でもなかったので、まぁいいかと思いました。特に1歳数か月であの表面張力ギリギリまで注いだ技術は素晴らしい、よく根気よくやったものだと思う方が強かったかな。

子どもの手の届くところに灯油があるというのは危ないと思われるかもしれませんが、30数年前はこれが普通だったのです。

冬は寒く厳しく辛いことも多いのですが(特に凍った道路を運転するのはもう無理)、雪や氷にまつわる楽しいエピソードもたくさんあります。

今は孫に送ったクリスマスプレゼントで遊んでくれるのを想像し、楽しく聖なる夜をひとりで過ごします。孫がサンタさんの存在がわかるようになった頃、サンタさんの他にもうひとりのプレゼント贈呈者がいるのを楽しみに待っていてくれればいいなと思います。

東京は住みやすい

私は生まれ住んだ故郷が大好きです。今も大好きです。東京に来るときは「必ず帰るから」と住んでいた家に言い残してきました。

でも故郷を離れて13年、多分これから故郷に住むために帰ることはまずないでしょう、という話をたまたまそばいる人にしたら、「どうして?華やかな東京に染まっちゃった?」言われました。

故郷に帰らないことにしたのは、何しろ元夫しか故郷にいないからです。親も子どもも孫もきょうだいもみんな首都圏に住んでいるのに、ナニしにわざわざモラ夫のところに行かなあかんねん。

それが一番の理由ですが、何しろ東京は住みやすい。便利です。なんでもあります。よく「東京はお金さえあればいいところだよ」と言いますが、お金がなくてもどこかのパティシエが作ったスィーツをいつも食べるわけでもなし、コンビニスィーツで充分満足。

交通が便利です。車が無くても生活できるし、遠方の行く場合はどこかで乗り換えるなどのワンステップが必要になりますが、東京発着の交通機関が山ほどあるので旅行はどこへでも行けます。しかも安い。

そして大きいのは東京では人との距離感が保たれていて、嫌な目に遭うことが少ないからです。私は東京で10年間同じ場所に勤めていましたが、同僚の夫の職業や子どもの学校を知っているのは片手で足ります。

そもそも子どもや夫の職業のことが話題に出てくることがほとんどないのです。あちらから聞かれることもない。だから私が離婚していることを知っているのはほんのわずかです。別に離婚しているかどうかは仕事に関係ありません。

ところが地方ではこうはいかない。まず育ったところでずっと住んでいますから、必ず誰かとつながっています。親やきょうだいや友だちや親せきや同級生や、ともかくどこかでつながっています。

休日にショッピングに行けば必ず誰かと会います。秘密にしておきたいことがあってもあっという間に広がります。

その密なコミュニティの他に人の噂話しか娯楽がなかったりするので、何か変わったことをするとすぐに広まり、時には偏見の目で見られます。

日本は元々こういう民族でした。ムラ社会でしたので、人と同じことをすることで平和が保たれ、ムラは平和に保たれます。離婚も「ちゃんとしている人は離婚なんかしない」と信じられていますから、まだまだ離婚した人に対する偏見は根強いです。

特に年配者はどこかに悪口のタネはないかと目を光らし、夫や子どもの学歴や職業でネタを仕込み、あちこちにいいふらす。何しろ子どもの頃からのことを知っているので、「小学生の頃はこうだった」「あそこの親は○○に勤めていたが出来が悪くて」とツバを飛ばしてしゃべくりまくる。

まず、人を誉めるということがないのです。ひたすらに悪口のオンパレード。

文化がないせいかなぁと思います。娯楽もありません。買い物もいつも行くところ。変化がありません。

残念ながら、東京で10年以上暮らすと地方の悪いところばかりが目につき、自然があふれていたり、美味しいものがあったりと、いいところもあるのですが、人の距離感がとれない、常に人を引きづり下ろそうとしている人たちのところに帰りたいとは思わないのです。

12月のシャコバサボテン

濃いピンクのシャコバサボテンが華やかに咲きました。このシャコバは6~7年前地元のお祭りに行った時、献血ボランティアのおじさんからいただいたものです。

献血をしたらシャコバがもらえるとのことで手を挙げたのですが、残念ながらすでに私が乾杯をしていて血流にアルコールが流れているため「飲んでいる人はできません」とあっさりとお断りされてしまいました。

「そうかー、残念だなー」とシャコバを見るとおじさんが「あげるよ」と鉢を差し出しました。「いいんですか?」というと「来年やってね」とウィンク。

「はい!」と言って鉢を受け取りました。

そのシャコバはいただいた年は咲いたのですが、なぜか翌年は花がつかず、そのままベランダに放置していたら、2年後からは毎年咲くようになりました。

#なぜ翌年つぼみを持たなかったんだろう??

そして先日友人宅へ行ったところ、玄関に赤いシャコバが咲いていたので「きれいねー」というと、「ありがと。もう家の中でもいいんですって」とのことでしたが、私が「クリスマスに咲くようにベランダに置いている」と言うと、「もう霜が降りるでしょ。家にいれなきゃ」と叱られてしまいました。

「はーい」と言ったものの、家の中に入れたらきっとあっという間に咲いてしまうと心残りではありましたが、「花がかわいそうでしょ」と言われ、渋々家の中に入れました。

そして4日がたち、ほら、やっぱり一斉に咲きましたよ。写真のようなシャコバが。

毎年この季節の花便りはシャコバサボテン。クリスマスの女王ポインセチアもいいけれど、いただき物のシャコバサボテンが我が家の暮のプリンセスです。

で、あの献血カーはその後お祭りに来ていなくて、未だに献血できていないのが心残りです。

フィショさんの記者会見がありました

昨日、この件の方↓が日本外国特派員協会で会見をされました。

この記者会見の中で述べられていることは↑の内容と一致しています。

妻は夫から「離婚だ離婚だ」と言われて憔悴して子を連れて家を出たら、(今まで子どもの面倒を見ていたのは自分だから)、今度は連れ去りだ誘拐だと言って大騒ぎをしている。

これは多くのモラハラ家の事例とぴったり重なります。「離婚だ、出ていけ」と毎日のように言うので出て行ったら「違法な連れ去り」とか言う。(ただのおっさんが「違法な連れ去り」なんて言葉を知っているとは思えない。検索してTwitterあたりから拾ってきたものでしょ。)

多くのモラハラ家庭事案ではこの後「帰ってきて欲しい」と土下座せんばかりに(本当に土下座したりして)詫びを入れるものですが、このケースはこのような大騒ぎになってしまいました。

私は共同親権を推進する人たちがこの事案にのっかって、「世界のスタンダードは共同親権である、よって日本もそうせよ」としているように思えます。

確かに共同親権の国が多いのですが、養育費は国が立て替えて収入の多い方に請求する、あるいは税金と同じように徴収して子どものいる家庭に渡すというような、離婚をしても安心して暮らせる制度になっている国と、離婚したら原野に放り出されたのと同じ、わずかな助成金があるだろうとばかりに国も何もしない、そういう国が果たして世界標準に乗っていいのでしょうか。

そもそも一生に残るようなPTSD状態の被害者をそのままにして、加害者は放置したまま。せめて加害者更生プログラムを国が補助するくらいのことをしたらどうなのかと思います。

私はお金をただ配るだけでなく、仕事のあっせんや、困った時にちゃんと手助けしてくれる場所の提供など、親子がちゃんと夕飯を一緒に食べられるような生活を送ることができるようにして欲しいと思っています。

なぜこの一家の離婚がここまで大きくなって国際問題にまでなってしまったのか。国内では難しいので外圧をかけようと、都合のいい部分だけを海外に流して彼女を悪者に仕立てているように感じます。

戦場のメリークリスマス

すみません。興味のない方は全然飛ばして下さって結構なフィギュアスケートネタです。

2022のグランプリファイナルはサッカーワールドカップの勢いでふっとんでしまうかと思いましたが、かろうじて残り、女子、男子、ペアの3部門で1位でした。まぁその理由はロシアが出ていないからですが。

この停止措置はロシアのウクライナ侵攻によるもので、期限はありません。つまり、ウクライナの戦争が終わるまで、ロシアはフィギュアスケートの国際大会に出ることはできません。

そうなると、強豪国になるのは日本とアメリカ、くらいしかない。

#フィギュアスケートの人気が落ちていく理由がわかるわね。

#自分の国に上手な選手がいなければ誰も見にこない。

#トリノ会場のスカスカなこと。

とはいえ、優勝した三原舞依選手には心からのおめでとうを送りたいです。何度も病気になってそのたびごとに長い静養が必要で、それでも不死鳥のようにまた戻ってくる。

あの細い体にどんな精神力が宿っているのかと思います。

さて、三原選手がショートで使用した曲は「戦場のメリークリスマス」でした。実は私はこれがお気に入りで、まだガラケだった頃着メロにしていました。そして「誰かこの曲で滑ってくれないかなー」と思っていました。

私が最初に見た「戦場のメリークリスマス」が使用曲になったのは2005年、安藤美姫選手のショートプログラムでした。

この前にも誰か使用したかもしれませんが、ともかく私にとってこれが最初です。

その後村元哉中 & クリス・リードのペアが使用。村本哉中さんはクリス・リード選手が亡くなったため、現在は高橋大輔選手とペアを組んでいます。

そして今期の三原舞選手が使用したのがこの「戦場のメリークリスマス」

舞依さんのエレガントさやなめらかなスケーティングがあってのプログラムです。思えば三原選手は北京オリンピックの選考会では若い選手に経験を積ませたいとばかりに、3人目の代表枠からはずされてしまいました。

オリンピックで若い選手がミスを連発するたびに、「舞依ちゃんを出してあげたかった」とテレビの前で歯ぎしりしていました。

平昌も逃がし、北京も逃がし、悲運の舞姫の舞依さん。そしてフィギュアスケート界は若くてポンポン飛べる選手が締め出しやケガのためにいなくなりました。

トクタミショワ選手なんか20歳を過ぎても3アクセル飛んでるのはすごいなー。ロシアだけど彼女だけ特別枠で入れて欲しい。

三原選手の戦場のメリークリスマスがあと何回見られるのか、すごく楽しみです。

みんなハラッサーが嫌い

ここに書いた通り、現在の単独親権を継続するか、共同親権にするか、または選べるようにするかなどを決めるために一般から意見を集めるパブコメが開始されています。

令和3年度の司法統計によると、離婚調停・審判で離婚に至った夫婦の中で父が親権者となったものが約9割が母に定まっていますので、共同親権を求めるのはほとんど父親です。

Twitter界隈では、児童虐待があれば「共同親権にすれば虐待は防げた」、事故や事件があれば「共同親権だったら事故や事件は起こらなかった」と、世の中のなにもかもが共同親権にすれば全部うまくいくというような極端な意見が多く見受けられます。

そして子どもを連れて家を出ることを判で押したように「違法な連れ去り」「誘拐」と表現します。こういった過激な言葉遣いや、街宣、ビラ撒き、DV支援する個人への誹謗中傷、攻撃は当然裁判所も知っています。なぜならそういう人たちが離婚を決定にしたのは裁判所だからです。

モラ夫たちは裁判所で当然ながら非常に嫌われているそうです。あの家の中で行っていた屁理屈を並べ、怒鳴り散らしてまくしたてる、ああいえばこういう、とんでもない要求をごり押しする、絶対に自説を曲げないという行為を裁判所でやるわけですから、対応する人たちも大層大変だったでしょう。裁判所や役所を相手取った裁判も沢山起こしています。

そんな人たちが共同親権になって、離婚した家庭に乗り込み、同居している時と同じようにふるまうことがどんなに危険か、裁判所もわかっています。わかっていないのは当の本人たちだけです。

法律を作るためには当事者の声がとても貴重です。旧統一教会の被害者救済法案が衆議院で可決されましたが、あの小川さゆりさんの声がなかったら、ここまで持っていくことができなかったかもしれません。

離婚後の生活が平穏なものにするためにしっかりと声をあげましょう。共同親権にすることを危険と分かっている立法関係者があなたの声を待っています。

3 宛先
法務省民事局参事官室
・郵送:〒100-8977
東京都千代田区霞が関一丁目1番1号
・FAX:03-3592-7039
minji222@i.moj.go.jp

意見フォームはこちらまで

https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=300080284&Mode=0