オトシマエをつけてもらおう

前回からの続きです。私はしっかり落とし前をつけさせたのでスッキリです。フラッシュバックも無ければ元夫を恨むこともない。元夫に対しては何の気持ちもない。そういえばそういう人もいたなーという程度。まったく存在感なし。

先日子どもと会った時、「パパから送ってきたけど多いからあげる」と、甘栗を1パックもらいました。あー、このデカい甘栗高いんだよー。1個100円くらいするんだよー。「さすがパパ、お金持ちだねー」と言って受け取り、家に戻ってパクパクいただきました。美味しいわー。

まだ、夫の影響を引きずっている方は、甘栗の後ろに夫の姿を見るからできないと思いますが、私にとって夫は影も形もないので、目の前にあるのは棚から甘栗。なんの意味もありません。ただの美味しい甘栗。

私が夫につけさせた落とし前とは、夫から一番大事なものを奪い取ったことです。
私は夫が一番大切にしていた「家族」を奪い取りました。機能不全の家庭に育った夫にとって、それは欲しくて欲しくてたまらなかった宝物でした。そして自分は世間に良き家庭の良き夫で父親であるとアピールできる、大切なアイテムでした。

更にその奪い取ることになった原因は自分であると、しっかり認識させました。その原因は拙書「家庭モラル・ハラスメント」に書きました。これはどう理屈をつけようが、原因を作ったのは夫自身です。もっとも今は「離婚するほどのことではなかっただろうが」と恨んでいるだろうけど(笑

オトシマエはきっちりとつけていただかないと、いただいた清算をしていないからもやもやを引きずることになる。そうだ、「復讐」と言わずに「オトシマエをつけてもらう」と言おう。それなら罪悪感はないでしょ?