小池さんよくやってたじゃない

東京都知事の小池さんが疲労で入院し、昨日退院されましたが、舛添と麻生のコメントがひどい。

舛添「全国の選挙に駆り出され、体力の限界で倒れ緊急搬送された経験のある政治家として言うと、過労くらいで1週間も戦のときに休むのは政治家失格であり、私ならもう戦線復帰している。政治家にとっては選挙が一番大事だからだ。たとえばコロナといった病名を医者が正しく公表すれば万人が納得するのだが」

https://news.yahoo.co.jp/articles/54b13a2a2c8797d97ac7b71ddf9ec6a2e6727465

1年半、全国の選挙に駆り出されて毎日応援したのだろうか。選挙の応援と、伝染病の蔓延をどう防ぐかを同列に論じるだけでもう終わってる。

「(全身麻酔した股関節の)手術の翌日からパソコンで病室から指示を出すなど公務を行い、また広い病室に会議スペースを作り、都の幹部を毎日集めて会議をした。リモートでも大半の公務はできる。小池都知事の動きは、私には理解不能である」

股関節の手術と、1年半毎日コロナ対策を前線で指揮することを、一緒くたにして語るものでしょうか。私も去年全身麻酔の手術をしましたが、それ自体はどってことないです。痛かったら痛み止めをもらえばいいだけの話だし。

静養する小池氏に対して、麻生太郎財務相が「自分でまいた種でしょうが」と発言したことで炎上。麻生氏は応援演説で「(都民ファは)代表の国会議員がいないから(国に)話が通じない」「自民党とつながっている人が(都議に)いなきゃ話がつながらない」と、都民ファが国政へのパイプを持っていないことを批判していた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6feac7f5afee5922737c1bf649933d6b3c6e72ba

敵に塩を送るという言葉はこの方の辞書にはないようです。せめて「ゆっくり静養してください」とでもいえばいいのに、お宅の大将、国が重大な危機になるとお腹が痛くなって戦線離脱しましたよね。それも2度も。

小池さんは6月、18歳のヨークシャーテリアを亡くしたそうです。なんだ犬かと思う人は物を知らない人。私の周りでは全員「親が死んだ時より悲しかった」「親が死んでも泣かなかったけど、ペットが死んだときは号泣した」「2年間うつになった」と口々に言います。

つまり親が死ぬより悲しい出来事があって、そのほかに減らない感染者数、オリンピック問題と、普通の政治家が10年間やっても出てこないような問題に1年半取り組んでいたのですよ。私は毎日テレビに映る度に「よくもってるなぁ、鉄人か」と思っていました。

ここで潮目が変わるかもしれません。「小池、なにやってんだ!」ではなく、「小池さんを応援しよう」になるかもしれませんね。


「最後だとわかっていたなら」

6月28日、千葉八街市で痛ましい交通犯罪がありました。

”千葉県八街(やちまた)市の路上で28日夕、下校中の小学生の列に大型トラックが突っ込み、児童5人が巻き込まれ、2人が亡くなった。事故後、運転手からはアルコールが検出された。”

https://news.yahoo.co.jp/articles/053436211cda3c687222e2bc670d9605d644742a

ちょっと違和感があるかもしれませんが、「交通事故」という名称は犯罪被害者支援をする人たちの間では使われず、代わって「交通事件」「交通犯罪」という言葉を使います。被害に遭われた方やその遺族の方たちにとって凶器の刃物が車になっただけで、自分の身近な方が亡くなったり傷ついたりしたことに変わりはないからです。

ただ、車の場合どんなに注意しても誰でも加害者になりうる可能性がありますので、故意に起こす普通の犯罪とは少し違った趣があります。しかし、今回は飲酒運転ですので、これはもはや交通犯罪です。

佐藤清志さんは娘の菜緒さんを交通犯罪で亡くした被害者遺族です。事件の後、佐藤さんは交通犯罪撲滅を祈り、全国を講演で回っています。

https://news.yahoo.co.jp/byline/yanagiharamika/20180410-00083823/

その佐藤さんが講演の最後に朗読する詩があります。

「最後だとわかっていたなら」

アメリカ人の女性が、10歳の息子を亡くし、その悲しみの思いを綴った詩です。

https://www.sanctuarybooks.jp/saigodato/poem.html


作・ノーマ コーネット マレック / 訳・佐川 睦
 
あなたが眠りにつくのを見るのが
最後だとわかっていたら
わたしは もっとちゃんとカバーをかけて
神様にその魂を守ってくださるように
祈っただろう
 
あなたがドアを出て行くのを見るのが
最後だとわかっていたら
わたしは あなたを抱きしめて キスをして
そしてまたもう一度呼び寄せて
抱きしめただろう
 
あなたが喜びに満ちた声をあげるのを聞くのが
最後だとわかっていたら
わたしは その一部始終をビデオにとって
毎日繰り返し見ただろう
 
あなたは言わなくても
分かってくれていたかもしれないけれど
最後だとわかっていたら
一言だけでもいい・・・「あなたを愛してる」と
わたしは 伝えただろう
 
たしかにいつも明日はやってくる
でももしそれがわたしの勘違いで
今日で全てが終わるのだとしたら、
わたしは 今日
どんなにあなたを愛しているか 伝えたい
 
そして わたしたちは 忘れないようにしたい
 
若い人にも 年老いた人にも
明日は誰にも約束されていないのだということを
愛する人を抱きしめられるのは
今日が最後になるかもしれないことを
 
明日が来るのを待っているなら
今日でもいいはず
もし明日が来ないとしたら
あなたは今日を後悔するだろうから
 
微笑みや 抱擁や キスをするための
ほんのちょっとの時間を
どうして惜しんだのかと
忙しさを理由に
その人の最後の願いとなってしまったことを
どうして してあげられなかったのかと
 
だから 今日
あなたの大切な人たちを
しっかりと抱きしめよう
そして その人を愛していること
いつでも
いつまでも 大切な存在だということを
そっと伝えよう
 
「ごめんね」や「許してね」や
「ありがとう」や「気にしないで」を
伝える時を持とう そうすれば
もし明日が来ないとしても
あなたは今日を後悔しないだろうから

事件が起こる日の朝まで元気だった子どもが、物言わぬ体になって帰ってきた遺族の方の思いを想像すると、犯人を憎んでも憎み切れません。

大阪教育大付属池田小事件の遺族のライブラリー

https://www.yomiuri.co.jp/national/20210530-OYT1T50103/

大阪教育大池田小事件の遺族のひとり、本郷さんのお話を伺ったのはだいぶ前のことになります。お話を伺うにあたって、本郷さんが書かれた「虹とひまわりの娘」を読みました。

優希(ゆき)ちゃん(当時7歳)を由美子さんがどれほど愛しんでいたかが前半で書かれています。優希ちゃんの手をマッサージしていたという描写は、その風景がソフトフォーカスで迫って来て、後半の無残な事件へと続きます。

同時に「宅間守 精神鑑定書――精神医療と刑事司法のはざまで」も読みました。本郷さんのお話を伺うからにはその背景をできるだけ体に入れておきたかったのです。

宅間の素行は幼少の頃から際立って粗暴、悪辣で、生まれ落ちた時から前頭葉がぐちゃぐちゃだったとしか思えません。弱い者を選んでいじめる、姑息でまるでマンガのような嫌がらせをするといった行動も子どもの頃から始まっています。

そして彼は5回の結婚と4回の離婚をしていますが、常にDVを行い、逃げる元妻にストーカー行為をし続け、殺人は元妻を殺す代わりにやった、すべて全部元妻のせいだと元妻が苦しむように証言します。この妻とは200万円の慰謝料を取ることで離婚を承諾したものの、恨みは深く、教育大付属池田小事件へとつながります。

大阪教育大付属池田小事件は昨日で20年になりました。

犯罪被害者の方々が恐れるのは事件が人々の記憶から消えてしまうことです。忘れられてしまうことが寂しい、悲しいとみなさん仰います。だから事件を風化させないよう、本郷さん始め、さまざまな被害者遺族の方々は事件当時者の方々は事件について語ります。

毎年11月25日から12月1​日までは犯罪被害者週間で、全国でそれにちなんだ催しが行われます。もしお近くでそのような催しがありましたら、ひとりでも多くの方に足を運んでいただけたらと思います。

「新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金」(仮称)の支給について

厚生労働省から「新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金」というお知らせが出ています。

”緊急小口資金等の特例貸付を利用できない世帯(注)で一定の要件を満たす生活困窮世帯に対し、「新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金」(仮称)を支給します。”

 ”菅義偉首相が28日夜、緊急事態宣言の延長とともに打ち出した今回の支援金。7月から3カ月間、単身は月6万円、2人なら同8万円、3人以上は同10万円を配る。20万人程度が対象で、500億円をかける。

ただ、支援金を受け取れるのは、これまでの特例貸し付けを限度額まで借り入れた世帯が中心になる。”

”しかし、困窮する世帯がすべてもらえるわけではない。特例貸し付けを利用してこなかった場合、困窮していても今回の支援金はもらえない。”

https://digital.asahi.com/articles/ASP5X6T27P5XUTFL00Z.html

これは朝日新聞の記事ですが、「返せるかどうかわからないお金は借りたくない」というシングルマザーの談話がのっています。元夫からの養育費はありません。

養育費をもらっていないのに、子どもを育てていかなければならないシンママにとって、いつまで続くかわからないこのコロナ禍。

昨年10万円を配った時に、「自分はいらないから生活に困窮した方たちに支給して欲しい」と少なからずの人たちから話を聞きました。私もそう思っています。つまり世論としては「自分はいいから困窮者に配って」です。

どうしても”貸付”じゃなきゃいけないんでしょうかね。

秘匿DV保護施設の所在地に言及 嘉田由紀子氏、オンライン集会で

“前滋賀県知事の嘉田由紀子参院議員(無所属、滋賀選挙区)が四月、親権を巡るオンラインの集会で、県内にある家庭内暴力(DV)被害者らの一時保護施設(シェルター)の所在地の特定につながる情報を明かしていたことが、関係者への取材で分かった。シェルターの所在地は被害者保護のため、施設を運営する自治体などが秘匿しており、発言は被害者を危険にさらす恐れがある。発言は一時、動画投稿サイトのユーチューブに掲載されて広く閲覧できる状態になっていた。県が嘉田氏の事務所に対応を求め、削除された。”

https://www.chunichi.co.jp/article/252279

中日新聞より

嘉田議員の選挙区在住の被害者のみなさん。これを絶対に忘れないでください。そして周りの方たちに口コミで教えてあげてください。口コミは強力な媒体です。

ったく、何のためにやったんだか。

「モラニゲ」関連記事が出ました

榎本まみさんが執筆され、私もアバターで出演している「モラニゲ」の記事が続々登場しています。

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/82697?utm_source=yahoonews&utm_medium=related&utm_campaign=link&utm_content=related

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/82690

↑「あなたは殺人者と一緒」人格否定、朝まで説教…ヤバすぎるモラハラ夫の言動一部始終
漫画「モラニゲ」無料公開【前編】

https://www.yomiuri.co.jp/komachiplus/hnews/20210428-OYT8T50059/

読売新聞発言小町↑「夫がモラハラ? 「私のせいで」と思ったら確かめたい3つのこと」

https://news.yahoo.co.jp/articles/fc3cbc15bfba43b7032dfaf1e1df25b661999849

結婚後、突然別人のように…モラハラ夫と暮らした10年以上の「心が死んだ生活」↑

二度目の「春のStay at home」

昨日から東京では2度目の緊急事態宣言期間が始まりました。

#ああ、もう1年経ったのか。

1月の緊急事態宣言ではジムはやっているし、お店もやっているし、特に何も変わったことはなく、今回もそのノリだと思っていたら、ジムが閉鎖、夜、駅に行く途中の商店街はまるでお正月のように真っ暗という、灯火管制。

24日の土曜日、明日から緊急事態宣言だよという前日、用事で渋谷に行くと普段と何も変わりない人出だったので、宣言する意味はあるのかと思っていたら、東京都、本気だったのね。

これは5月17日にIOCのバッハ会長が来日する予定なので、それに合わせて「日本はコロナで焦ったりしてませーん」という状況を作るためと言われています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c1f6e992554557f25bd322e3ca32c13933c6dc80

東京都は「オリンピックは関係ない」と言っていますが、いや~、あるだろう。オリンピック後はひとつ重荷が降りたので、やっと普通のコロナ対策シフトになると思います。

コロナ禍になって2度目のGW。こんなに長く普通ではない生活が続くとは思ってもみませんでした。私は毎朝「羽鳥慎一モーニングショー」を見るのが日課になっていますが、「数多くのPCR検査を行って、患者を隔離せよ」と1年前から言い続けているのに、いまだにそれを実行せず、「家から出ないでください」と従順な国民にお願いし続けているだけの政府。

このやり方が正しかったか、おそらくコロナ禍が終息してから検証されるでしょうが、我慢の春が2回だけで終わればいいなと、去年と同じように朝の散歩道に成ったサクランボの実を見て思うのでありました。

いわゆる選択的夫婦別姓制度

私がまだ乙女だった高校生頃、好きだった相手の姓を私の名前の上に乗っけて書いて、頭の中をハートでいっぱいにしていました。姓を変えるのは大好きな相手と結婚するということであり、ゴールイン!(これがそもそもの勘違い)。多くの乙女たちが同じことをしていたと思います。姓を変えることは嫌ではなく、むしろ大歓迎のことでした。

たぶん現代の乙女たちも同様の方は多いと思います。ただ実際に姓を変える作業をしてみると、これが大変。あらゆる証明書やカード類を変更するために、旧姓の自分と新姓の自分は同一人物であるという証明書を結婚後半年くらいは持って歩いたものでした。

そして離婚をして旧姓に戻すときも同様。東京で私の勤めていた所では職場結婚の方が結構いたのですが、旧姓使用をしていた方も少なくなく、よく一緒にする人たちが実は夫婦と知らずにいたという場合も多々ありました。

#変なこと言えないのよ~、やばい、やばい

旧姓使用をするのは離婚の時に気づかれないようにという理由もあると、旧姓使用していた方から聞きました。

私は名前に何のプライドも持っていないので、「明日からお前はへの3番だ」と言われても「はーい♪」と言ってしまえる人間ですので、それほどこの選択的夫婦別姓制度に興味はありません。ただ、氏を変える作業はとても面倒だし、離婚や再婚などの度に周りからあらぬ憶測の噂を流されるのはまっぴら!とは思います。

離婚の際に子どもの姓をどうするか、自分はどうするかで悩む方もいます。大きな子どもは姓を変えるのを嫌がるので、大抵夫の姓をそのまま名乗ることが多いかなと思います。

最近「息子が勝手に姓を相手方の姓にした」「娘が結婚する時に相手方の姓にしたけど、姓と名前をくっつけるととてもいいづらい名前になるので一旦離婚し、再度結婚して娘の氏に変えた」という話を聞いたので、若い人たちの柔軟な考え方に「ほほー」という思いがあります。

昔は相手の氏にするということは、相手の家に入ること。家を守る、墓を守る。相手の親の介護をするといった責任を負わせられるということがもれなく付いてきましたが、ここにきて守るほどの家でもない、墓はどうでもいい、なんなら墓仕舞いをしよう、施設に入るから介護は不要というように親が決めると、氏なんかどうだっていいという話になります。

それなのに上の方では「家族の一体感が無くなる」とか、昭和の思想でわやわやしている。下層ではもうどうでもいいと思っているのにね。

橋本崇載八段が被害者宣言

私は将棋は藤井君とかひふみんとか羽生さんしか知りません。勝負事より勝負飯の方に興味があります。ただ、棋士とは相当頭脳に秀でている方々だという認識はあります。

その棋士のひとりだった橋本さんという方が、妻が子どもを連れて出ていき、自分は被害者であると宣言。ショックのあまり引退してYouTubeでその持論を展開しているということを知りました。あ、気分が悪くなるから見ない方がいいですよ。

そのことを知ったのはこのブログ  たいきのパパの雑記帳

https://taikipapa.blog/2021/04/12/hasshii/?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=hasshii

書かれていることがいちいち尤もです。

こちらの記事もいちいち尤もです。

なんか気持ちの悪いYouTube見たら、こんな記事で口直しをした方がいいな。

奇跡の璃花子さん、おめでとう!

水泳の池江璃花子さんが見事にオリンピック切符を手に入れましたね!

すごい、すごい!

辛い闘病生活を続けながら、筋肉をつけていくのは、努力だけではできないものがあります。
筋肉ってつけるの大変だけど、落ちるのは早いんだわ。。

きっと周りの方たちの手厚いサポートもあったことでしょう。でも何より彼女の「(病気に)負けたくない」気持ちが続いたことが大きいだろうなぁ。

去年書きましたが

この時は、池江選手が東京大会への出場はあるんじゃないかと思いながら書きました。たぶんそれは私だけでなく、多くの人が思っていたことだと思います。彼女ならやれそう。そんな気にさせてくれるものがありました。彼女は何か持っていそうな感じがするもの。

こういった代表選考の場合は、審査員が恣意的に点数を高くしたり低くしたり、それはないだろうと思うような選考があったりしますが、今回は文句なしの記録を出しての出場決定。

久々の明るいニュースです。浅田真央さんに続く、奇跡のレースでした。真央さんは今いろいろな教科書にのっていますが、それはあの「ソチ 奇跡の4分9秒」があったからでしょう。今思い出してもうるうるしてしまう。池江選手も大会が終わったら、教科書に登場させて欲しい。

「東京2020+1」へのモチベーションがいったん下がっていましたが、池江選手のニュースを見て、再度盛り上がりました。私の持ち場は水泳じゃないから直接見ることはできませんが、はりきって応援するのでオリンピックを存分に楽しんでくださいね、璃花子さん!