オリンピックは参加することに意義がある

もしかしたら気にしてくださっている方のためにご報告いたしますね。

無事にオリンピックのボランティアをすることができました!たった2日間だけの体験でしたが、ほんとーーーーーーーに楽しかったです♪もっともっとずーーーっとやっていたかったです。こうなると、コロナが無かったら、どんなに華やかで楽しいイベントになっただろうと、残念で悔しくてたまりません。私の一生の思い出です。

世の中コロナで大変なのに、なんてノーテンキなと思われる方もいらっしゃるでしょうが、この場はご容赦ください。

ボランティアはふと思いつきでさらっとエントリーして、簡単に採用通知をもらったわけではありません。若い人は若いというだけで何もなくても採用されますが、年配者は年寄りというだけで落とされます。そういうものです。それをどう採用してもらうか。

自分に付加価値をつけて、シニアだけど何とか使えるかもと思っていただくために、あらゆる努力をしました←ちょっと盛った(笑)でもやれることはやった

そして採用通知をいただき、しかも観客の中に入って行ける役割になり、世界中の方におもてなしをしたかったのですが、それはできませんでした。その代わり、選手や関係者の方たちと楽しく交わることができました。本当に楽しかったです。

話題のお弁当ですが(笑)、あれは会場の近くにお昼を食べるところがない場所があるから。ボランティアのユニフォームを着た人たちが一斉に食事に行くわけにもいかないでしょ。

昼食を持ってきてもそれを置く場所がないところもあります。私は「配布されたポーチにすべていれるように、荷物を置く場所はありません」と言われました。そんなところで仕事をしていますから、お弁当の配布は当然なんですよね。。。足りないと大変なので、イベントの時は多めに注文するもんですよね、普通。。。。余ったらふたつ食べる人もいるし、家に持って帰ったりしますよね。。。普通。

ただ、何千食となると話が別で、お弁当が配布されないところに持って行くとかできなかったのかなーと思います。私が配置されたのもお弁当の配布がないところで、代わりにファミレスのチケットをいただきました。が、そばにそのファミレスはないし、ユニフォームで行くわけにいかないから、結局自弁でしたが。再配置されたところは荷物を置く場があるので、自分で作っていきました。

同じボランティア同士でも普段は知り合えないような方たちばかりで、Line交換して写真を共有したりしています。もう、コロナが無かったら、オリンピック終了後は盛大に打ち上げパーティーでもするのに、本当に残念です。

ただ、私は何とか2日間のお仕事をいただけましたが、まったくオファーのなかった方も大勢いるようです。方や人手が足りなくて増員要請をしてもまったく増員がなく、ひーひーで仕事をしていたところがあるのに、仕事も全部休んで待機しているのにまったくオファーがなく、一度もユニフォームに袖を通すこともなく終わった、オリンピックは失望の日々だった人もいます。

これはひとえに組織委員会の迷走によるものです。これはもうはっきり言う。直前無観客になり、大量に余ったボランティアをどうするかのシュミレーションができていなかった。これはコロナと同じ。上層部が迷走しているから、現場が常に慌てふためいている。

7年間あったんだよね。延期になってから1年間あったんだよね。何をしていたんだろう。

ボランティアになったものの、1日も活動のなかった方の中には閉会式で帰った国の国旗の旗手になった方もいたそうで、これは称賛できるできごとでした。ということは一度も活動できなかった方は誰なのか押さえてあるということですから、オファーのなかった方にはせめて事情説明のメールくらい送って欲しい。連絡すらないそうです。

オリンピック車両の事故が多いようですが、当然です。研修の時、私の隣に座った高齢男性は「ドライバーで申し込んでいるんだ、暑いから涼しいところじゃないとさ」と言っていました。東京の道を走ったこともない、地方からボランティアでやってきた人がハンドルを握っているんだから事故は起こるべくして起る。高齢者が走ったこともない東京の道でナビ見ながら走っているんだから、そりゃ事故るわな。

私も運転しますが、地方ならできますが東京は無理。平気である五差路六差路の信号はどこを見るのだ?見たこともない意味不明の標識はどうするのだ?

面接の時に「運転お願いできませんか?」と言われたから数が不足していたのでしょう。サンデードライバーだけど、何とかボランティアしたい人が手を挙げて、ハンドルを握るケースもあったでしょう。

さらに選手を送迎するバスも全国あちこちから集められているから(ナンバープレートが九州だの東北だの)、東京の道を知らない。目的地の場所を知らない。そんな状態だから、時間に間に合わないが続出。

PCR検査は活動が終わってから郵送で届くなんてこともある。

ともあれ、Twitterには長期間のボランティアを行って満足した方たちのtweetが並びます。私も2日間だけだったけど、何度も言いますがとーーーっても楽しかったです。オリンピックのボランティアをはしごする方たちの気持ちがよーーくわかります。

ともかく一生に一度のイベントはいったん終了でパラリンピックに続きます。

さて、パラはどうなるのだろうか。配布のお弁当は食べられるのか。また無観客の可能性があるので、再度の浪人生活になる見込みが高い模様。とにかく一度もユニフォームを着る機会のなかった方に優先的に仕事を回して欲しいと切に願います。