起業という副業

朝のテレビ番組で、最近副業詐欺が多いという話題に触れていました。特に傾向として ネットを使ったものが増えているとのことでした。このことについて、私も思うところ があるので、取り上げてみようと思います。

ネット上にはスマホで簡単に7日間で20万円稼げるなどのキャッチフレーズであちこちの サイトなどがありますが、そんなに簡単に1週間に20万円が手に入るなら自分でやって人には教えませんよね。ともあれ、昔のマルチ商法などの代わりに、ネットを利用したものが増えてきているとのことです。

私が気になっているのが、詐欺ではありませんが、〇〇カウンセリング、××コーチングと いったものがネットに沢山出てきているなと思われることです。どんなことをするのかしらと思ってブログやサイトを見てみると、どれも似たようなものばかり。

写真館で撮ったと思われる、片方の肩をぐいと前に出して、にっと歯を見せて笑っている写真がプロフィールに載っている。

うつ病から脱した経験を生かして、同じ病にある人を救いたいと思い、(これがACだったり、モラハラだったりいろいろ)、××認定コーチングを3カ月受講し、ついにネットで起業。限定10名様を無料でコーチングとか。有料のものは結構なお値段設定で、1時間2万円とか。私が知っている有名臨床心理士のカウンセリングは2万円ですから、それと同等の金額をとるカウンセリングやコーチングって、どんだけすごいんだろう。

しかもそれは面談ではなく、スカイプや電話。つまり相手の顔は見えない。見えない相手との会話は情報量が限られますから限界があります。表情、顔色、服装、匂い、目の動き、髪型等々、見た目の情報がないままのカウンセリングやらコーチングはとんでもなく難しいと思います。それを「3カ月××認定のテキストを勉強した」方々はどうされているのかしら。

料金については、金額が高いほど受けた人の満足度が高くなる傾向があるというのが、 この業界で言われているとのことです。ひとり単価を高くしないと、労力の割にもうからないし、高く設定した方がカウンセラーの価値が高く見えるからだそうです。これは「ネ ットで起業するコツ」を書いたサイトで読みました(笑)

「最初は安くして、固定客がついたら値上げをする」というのも常道ながらありました。そのサイトでは「ネット起業した人はさほど儲からないが、『こうすればネット起業で儲かる』というセミナーをしている人は儲かっている」とも書いてありました。うん、そうなんだろう。

そしてそういうカウンセリングだかコーチングのブログを見てみたら、「いいね!」が100 件以上もついている。「え?このカウンセリングだかコーチングだかでまだ1年しか経験のない人がそんなに人気なの?」と思って「いいね!」を付けた人を見てみると、

「ほとんど全員同業者」

ほとんど全員ネットでコーチングやら、カウンセリングやら、ヒーリングやら、占いやら、ビジネス指南やらネットで商売をしている方たちでした。個人の方もどうやら「私のブログに来てね」系。つまり「いいね!」が無料宣伝リンク場となっていました。ということはこのカウンセリングだかコーチングだかしている人も、毎日の日課としてこの100件以上のブログを読みもしないのに(たぶんそんな暇ないだろう)「いいね」をつけて回っているということか。うん、それも大切な【営業】なのだろう。

昔の「最初に勤めたところに定年までいる」というビジネスモデルはもう崩壊しつつあります。大企業のトヨタでさえ「終身雇用は無理」と言い、「生活の面倒は見られないから 自助努力を」と大手の会社も副業を解禁してきています。

一か所がダメになっても、 副業があれば気持ちも家の経済も楽です。その矛先がネット起業になり、カウンセリングやらコーチングやら、始めるのにさほど資金と時間がかからないものに向いているような気がします。ただ、その料金に見合ったカウンセリングやコーチングなのか。

「そんなに儲からなくてもいいの。ちょっとした家計の足しに」というつもりでネット起業している人も多いでしょう。その昔、「アムウェイは買う人より売る人の方が多い」と言われたものですが、ネットでのコーチングやカウンセリングもその道かなぁと思っています。でも、コーチングやカウンセリングは傾聴とは違います。ただ聞いていればいいというものではありません。そこは大丈夫なのか。

副業 在宅 カウンセリング というキーワードで検索すると、すぐにでもカウンセラーになれそうなことを書いているサイトがヒットします。カウンセラーになるのはいいですが、私はそういう人のカウンセリングは受けたいとは思わないけどなぁ。お金がもったいない。

モラル・ハラスメントとは

「モラル・ハラスメント」があちこちで使われ始め(最近は織田君)、いろいろな解説やら解釈やら、もう、どうしようかというくらい、ぐちゃぐちゃになってしまいました。特に「は?」と思うのは、「モラル・ハラスメントのモラルとは英語で倫理のことです」と書いてあるものがすごく多いことです。

最初に「モラル・ハラスメント」という本を出版されたイルゴイエンヌさんはフランス人ですので、「英語でモラルとは」にはならないのです。フランス語で「モラル」は「精神的な」という意味です。だから原題の 「Harcelement moral (アルセルマン・モラール)」を日本語に直訳すると「精神的な嫌がらせ」ということになります。

このあたりは「モラル・ハラスメント」を翻訳された高野先生がしっかりと私のインタビューにお答えくださっているので、こちらをご覧ください

また、フランス語でも「モラル」」は「倫理」という意味もありますので、「倫理に反する精神的な嫌がらせ」ということになるかと思います。

このインタビュー記事はモラハラ被害者同盟ができた何年後かに作ったものだと思いますが(もはや覚えていない)、私は今でも迷ったときはこの記事を読み返します。高野先生の言葉はモラハラを扱う時の原点であり、これがすべてだと思っています。

インタビューから特に印象的な部分を抜粋します。

“まずはモラハラという言葉が広まって、恐ろしい暴力が認識されることが大切だと考えます。もちろん、言葉が広まっていけば、さまざま混乱が生じるでしょうが、それはあとから整理していけぱいいと思います。大切なのは被害者の方がまず被害に気づいて、現在の苦しい状態から抜けだすことだと思います。”

” 前にも述べたとおり、被害者の方の言葉で印象に残ったのは、「自分が受けていたのはモラル・ハラスメントなんだ。自分の苦しみには名前があったんだ。それがわかったことによって、救われた」ということです。そして、もしそうなら、この言葉を広めていくのが訳者としての責任だと思いました。

被害者の方が自分の体験をお話しなさって、それによって「自分だけが特別に苦しんでいるわけではないんだ」という形で救われる方がいる。それは素晴らしいことだと思いました。また、そういった形で「モラル・ハラスメント」という言葉が広がっていき、また救われる人が出てくる。それも素晴らしいことだと感じました。日本においては、「モラル・ハラスメント」という言葉を広めたのは、被害者の方々だと思います。その意味で、「モラル・ハラスメント」という言葉は、被害者の方々のものです。”

”モラル・ハラスメントというのは、被害者を救うためにある言葉だと思います。「それはモラル・ハラスメントだ」と言って、誰かを責めるための言葉ではありません。「モラル・ハラスメント」という言葉に出会って、自分が受けていた苦しみの実体がわかり、自分が悪いわけではなかったんだ、努力が足りなかったわけではないんだと思って、この状態から一刻も早く脱出する――そういう形で被害者が救われるための言葉だと思います。

そういった意味から、モラル・ハラスメントの被害を訴える人には、この言葉の間口を広げてもよいと思っています。その反対に、「それはモラル・ハラスメントだ」、「あなたはモラル・ハラスメントの加害者だ」、「あの人はモラル・ハラスメントの加害者だ」と声高に誰かを非難する言葉には、少し距離を置きたいと思っています。「モラル・ハラスメント」だと言って人を非難すれば、それ自体がモラル・ハラスメントになる恐れが大きいからです。

といっても、もちろん、医学的な診断を下したり、裁判などではこの言葉の定義をきちんとしていかなければなりません。そこでは、何がモラル・ハラスメントで何がそうではないのか、専門的な見地からの判断が必要でしょう。でも、それ以外の場合は、第三者による二次加害を防ぐためにも、モラル・ハラスメントの被害を訴える人の言葉は、まずはそのまま受け取りたいと思っています。

もうひとつ、ある人が誰かの精神的な暴力に苦しんでいるなら、それがモラル・ハラスメントであろうが、パワー・ハラスメントであろうが、精神的なDVだろうが、その苦しみに変わりありません。そういった状況では、言葉によってどんな名前がついているかより、その苦しみをやわらげ、そこから逃れる(第三者はその手伝いをする)ことが大切だと思います。その意味では、「モラル・ハラスメント」という言葉にこだわりすぎないことも重要だと考えます。”

この記事はまだそれほどモラハラが一般に流通していなかった頃に作ったものですが、「モラハラが誤解されること」「二次加害の恐れがあること」「モラハラかどうかにこだわること」などの今日わやわやになっている問題点を、高野先生がずっと前から指摘して下さっていた、画期的な記事だと思っています。

みんなときめく

部屋を片付けようと、断捨離を決行することになりました。捨てるか捨てないかは「使うか使わないか」ですが、「使わないけど捨てられない」ものは生きていた時間が長かった分、分量が多い。特に子どもに関するものは中々捨てられません。

子どもの古着は東京に転居する際に、職場の同僚に引き取ってもらったりしましたが、学校で作った工作や図画が「これを捨てたら無くなってしまう。今捨てなくてもいいんじゃないか」と、いつも「次に考える」の箱に入ってしまいます。

田舎の家から都会の集合住宅に転居して、住居の広さが半分になりましたから、あらかたは片付いたのですが、どうしても捨てられなかったのが「子どもふたりのランドセル」でした。

狭い住宅の中に10年間、ランドセルは置いてありましたが、きっかけになったのは市役所の「古いかばん(ランドセル含む)を集めます」という市報記事を見つけたことでした。子どものランドセルをゴミ捨て場に持っていくことができなかったので、「市役所に預ける」という免罪符があるならば、これを利用しようと集積場に持っていきました。それでもなかなか名残惜しくて、ふたつのランドセルを並べて写メしていたところ、市役所の方が「これはアフリカなどに送られるんです。日本のランドセルは人気で、喜んで使ってもらえますよ」と言ってくださいました。

そう言えばテレビのバラエティか何かで、日本のランドセルがアフリカで人気だと言っていたっけ。遠くまで地平線のアフリカの平原で、このランドセルを背負ったアフリカの人たちが歩いている姿が浮かびました。「よろしくお願いいたします」と係の方に頭を下げ、ふたつのランドセルを撫でて、さよならしました。

6年間使ったものだから、かなりよれているのに、「大切にします」と言っていただけて、言葉って魔法だなと思いました。

その晩、通っているジムの大浴場にふたりの年配の方が湯船に浸かっておしゃべりをしていました。

「断捨離しようと思うんだけど、なかなか進まなくてさー」

「そうそう、コンマリが、捨てようかどうしようか迷っている物をこうやって胸にあてて、ときめかなければ捨てればいいんだって言ってた」

「うん、知ってる。だからこうやって胸にあてるんだけどさー、みーんなときめくのよ」

「そうなのよ!みんなときめいちゃうのよ!」

「ときめくのよねーー!」

ふたりで大きく頷きあい、合意されました。

そうなのよね。子どものものは、思い出という物語があるぶん、みんなときめいちゃうのよ。

織田君のモラハラ騒動

織田さんのことは「織田信成氏」とか「織田さん」とか呼ばなければいけないのかもしれませんが、何しろジュニアの頃から知っているので、つい織田君になってしまいますね。織田君、愛されキャラだし。

今回の記者会見を聞いていると、辛かったんだろうなぁ織田君、という思いやら、今のフィギュアスケート界のことやらがごっちゃになります。渡部絵美さんが、「一言で語れない」と言ったように、昔からフィギュアスケート界は黒いどろんどろんが渦巻いています。

ハーディング襲撃事件をきっかけに、どろんどろんが一気に出て、アメリカ人はフィギュアスケートに興味を無くし、それは世界中に広がり、現在世界大会を見ても、フェンスの広告は日本の企業ばかり。パチンコ屋からサラ金から足つぼから、 ISUは日本抜きには立ち行かないのではないかと思えるほど。日本以外の場所で開かれる大会のアリーナ席は日本人のファンで占められています。

城田さんが女帝と呼ばれ、スキャンダルで座を追われ、今度はこれか、です。

そうだ、織田君のモラハラ被害だ。

たぶんこの会見を見た人たちは「よくあること。何でこの程度で入院までするのか」と思ったでしょうが、モラハラをまともにくらうとこうなるのですよ。確かに「よくあること」なのです。30年以上のコーチ歴があり、世界女王をふたり育て、そのひとりが今トップ争いをしている破竹の勢いの人がいるところへ、その上位である監督として就任した織田君。コーチ歴もわずかなら、有名選手も育てていない。おそらく今、ものすごい権限を持っている濱田コーチだろうから、誰も何も言えないのでしょう。

とっても優秀だけど実績のない人が、いきなり社長に就任して、これまでの会社の方針に対してあれこれ言われたら、この会社にずっといて、大いなる実績を持っている部長は面白くないに決まっている。

「大学生なのだから、学業との両立を」と言った織田君に対して「選手が不安がっている」と、練習時間を長くとろうとした濱田コーチ。これはもう、う~んです。ロシアの女子選手が一日中練習していて、ポンポン4回転を飛んでいる中で、練習量が少なくなったら選手が不安がるもの無理はない。でも、宮原選手がオリンピックを前にして疲労骨折したのは練習のしすぎだよね。。そして宮原選手は試合に出られず、代わりに世界大会に出た選手が思うような結果を出せず、結果、日本はオリンピックの出場権3枠を取れなかったのではなかったのか。

確かに羽生選手とトップを争っているネイサンチェンはイェール大学だけど、これはもう特別。みんながネイサンになれるわけがない。スポーツ推薦の学生は成果を出してなんぼのものだし、途中辞めたら免除されていた学費を納めなければならなくなったりするしね。

ああ、そうだ。モラハラだ。

たぶんこの裁判は、裁判所側から和解勧告が出されて、「お互いに誤解があって」という経過になるような気がします。織田君も本当に1,100万円が欲しくて提訴したんじゃないと思う。織田君はただ、学生やこのスケートリンクを使う人たちを守りたかったんだと思う。だから、濱田コーチに謝って欲しいとか、そういうものじゃないような気がするのです。

そりゃぁ、腹の中は煮えくり返っているでしょうよ。私もパワハラされたことがあるからよくわかります。今でも相手は憎いし、顔も見たくない。でも、今回のことはそれ以上に、濱田コーチに蹂躙されている今のフィギュアスケート界をどうにかしたかった、だから池に石を投げた、そういうことではないかと思うのです。

無視をされた、挨拶を返してもらえなかった、噂を流された、そんなことでイチイチ泣いていたら、世の中渡っていけないよ、世の中ザラにある話じゃないかと思う人も多いと思います。でも、織田君はオリンピックに出場するくらいの大選手です。前述したとおり、大人や世間の思惑や金が渦巻くフィギュア界に小さな頃から身を置いて、「殿」であるがゆえに他の選手たちから嫉妬の目で見られることも、イジワルされることもあっただろう。 それでも世界に上り詰めた、そんな大選手がそうそうメンタルに弱いわけはないと思うのです(よく泣いてるけど)。

これから事実関係を掘り起こす裁判が始まるとは思いますが、モラハラは証拠がないことが多いので、どこまでいけるかわかりません。でも、モラハラチックなことをしたら、提訴されてしまうかもしれないということを世の中に示したということでは、織田君、君はやっぱり織田家の子孫だったんだね。

追加:グランプリシリーズに濱田コーチが出てこないのはどうしてなんだろうと思っていたら、これだったんですね。代わってランビエールがあちこちの日本選手の面倒を見ている。ランビエール好きの私はちょっとうれしい(*^_^*)

許せない出来事

11月10日は「祝賀御列の儀」パレードがありました。大体私は好奇心が旺盛なので、行ってみたい見てみたいと思うと行けるところならどこにも行きます。ただ、今回は腰が重かったので、テレビ拝見となりました。

翌日のニュースなどでは「いつから並んで」「どうやって写真を撮ったか」など、様々なインタビューが流れていましたが、その中に「検問の列に横入りしたおばさんがつまみ出された(顔はボカシ)」というものがありました。

ああ、いるわねぇ。ディズニーランドやUSJや、とにかく込み合っているところで怒号が飛び交うやつ。

以前「旧風に吹かれて」に書きましたが、空港で列に並んでいたら、「横入りするな!」と怒鳴られた事件がありました。あの時はひどい口内炎のため、口を動かすことができず、涙を飲みましたが、1昨年、リベンジを果たしました。

思えばあの空港と同じ土地の、今度は鉄道駅です。どうしても乗りたい新幹線があったのですが、自動券売機ではすでに売り切れ。でも、どうしても乗りたかったので、みどりの窓口に行きました。結構「券売機ではダメだったけど、窓口ではOKだった」ということがあるので、ともかくイチかバチか長い列に並んでみました。

30分近く並んだでしょうか。「よし、次が私の番」と思っていたら、グイと私の頭が相手の肩かひじか、ともかく固いもので押しのけられ、次の瞬間、横にいた60代の背の低い男性が「横入りするな~!!」「横入りするな~~!」と四方八方に怒鳴り出したのです。

「ええええ?」と頭真っ白。

思わず後ろに並んでいた女性に「この方、いましたっけ?」と聞いたところ、彼女は目を見開き、「ブルブルブルッ!」と首を威勢よく横に振る。ふたりで「いませんでしたよね~~!」となり、また後ろにいた男性も怒り出しました。

そして「次の方どうぞ~」とカウンターから声がかかると、その横入り男、威勢よくさっそうと大股でカウンターに向かうではありませんか!

「ちょっと待って!その人横入りだから!いきなり一番前に来たんですよ!そんなの許しちゃいけない!!鉄道警察呼んでください!」

ええ、ええ、ええ!怒りに燃えて怒鳴りましたよ!私の後ろに並んでいた女性も、その後ろの人たちもワーワーと大声で一斉に怒鳴る怒鳴る。30分並んでいた私の前に来て、頭を小突いて、自分が横入りして「横入りするな~!」とは何事だ!

なのに男はすました顔でカウンターで手続きをしようとしている。

「鉄道警察呼んで!!」と怒鳴ったら、スタッフから「今、来ますから!」と返事があったけど、その後は知らない。だって、私の番になって、無事に切符が買えて、新幹線の出発まで時間がないからそのまま走ってホームに行ったから。

あの長い列の一番前に来て、「横入りするな~!」とあちこちに怒鳴る様は何度もやっているのでしょう。もう慣れ慣れでしたわよ。

皆様もお気をつけくださいませ。

自分の前に入り込む人がいたら、私はやんわりと「並んでますよ」と言います。自分ひとりが「ま、いっか」と思えば済むという問題ではありません。私の後ろにずらっと並んでいる人たち全員が迷惑する話です。

幸い私の後ろに並んでいた方々みなさんが口々に怒鳴ってくれたので、助かりましたケド。

ホント、あの後、どうなったんでしょうね。

結婚40年のモラハラ家庭

私は色々な方からモラハラ離婚のご相談を受けていますが、ひとつとして「スムーズに離婚できるケース」というのはありません。そして、「あまり事を大きくせず、丸く収めたいんです」という方も少なくありません。ただ、そういう方に「それはとても厳しいです。モラハラ夫との離婚は血みどろになります」と答えるとみなさんがっくりと肩を落とされます。

大体モラハラでなくても片方は離婚したい、もう片方はしたくないという場合は揉めるに決まっています。「でも、夫はいつも『離婚だ、出ていけ』と言ってますから離婚には同意しているんです」とこれまたみなさん判で押したように同じことを言います。

こんな生活を40年位続けてくると、さすがに夫の怒鳴りや、無視や、嫌みにイチイチ妻は動じなくなります。右耳から左耳に流すこともできるし、ああ、またかと聞こえないふりもできるようになります。要するに「慣れ」です。

でも、「あと平均寿命まで20年を切った。せめてその間だけでも静かに暮らしたい」と言って相談される方もいます。同じ家の中でできるだけ離れて、言葉を交わらせず、透明人間になりきって暮らしている方でも「せめて最後は」と言います。

できればもう少し若い時に相談してほしかったなぁ。何しろ高齢者の場合、一番重要なのは生活費なので、もう年金しか収入が無くなってから相談をいただいても、ねぇ。

結婚して40年もたつと、ビクビクは無いです。相手の動きを読んで先回りすることも、もはや身についていますから苦労でもありません。 自然体です。陰で毒づくことも慣れたものです。

ただ、被害者の方は今までのストレスがこの年代に出てきて大きな病気を持っていることも多く、苦しい思いをされています。そうなる前に、自分の終活をどうすべきか、各年代、今一度考えてみることもアリだと思います。

「モラハラからの避難応援プロジェクト」第1回終了しました

以前よりこちらで広報していた「 モラハラからの避難応援プロジェクト~効率よく安全に別居・離婚するための戦略会議」の第1回目が終了しました。

この方式はオープンダイヤログ方式を取り入れたもので、多方面の専門家が集まり、複数の被害者へ避難についてのアドバイスを差し上げるというものです。 個人相談ではないので、一緒に聞いている同じ立場の方からもご自分が知っている情報が披露され、自助グループの集まりの役目もできます。

さらにモラハラ被害者同盟を利用して離婚された方が今回3人駆けつけて来られ、ご自分の体験や持っている貴重な情報をお話ししました。被害経験を語り、今苦しんでいる方に共感することでその人自身も「誰かの役にたてた」という充足感を得られます。

アドバイザーはモラハラに詳しい弁護士や元女性相談センターの主任相談員、東京都相談員研修講師とかなりクオリティの高い方々が協力して下さいました。引き受けてくださったアドバイザーのみなさまに、ただ感謝です。

濃厚で濃密なノンストップの2時間で、息つく暇もなく言葉が飛び交っていました。たぶん参加料5万円のDV離婚セミナーよりも充実した内容だったと思います。再度の参加を申し込まれて行った方もおられました。びっちり詰まったその時間は、まさに「戦略会議」でした。

「避難応援プロジェクト」満席御礼

「モラハラ被害者同盟」が初めて行うイベント、「モラハラからの避難応援プロジェクト」に、沢山の方からご質問やご応募をいただき、10月26日分が満席となりました。当日は私がファシリテーターで、今からドキドキ。

私はNPO法人「レジリエンス」のファシリテーター講座を修了しておりますので、一応お勉強はしているのですが、本番、ちゃんと作戦会議を進められるかしらん。当日応援に来てくださるスタッフの方のお力を借りて、何とか乗り切ろう。

ところで私はツイッターやフェイスブックにアカウントは持っているものの、ほとんどつぶやいたりしてきませんでした。一言多いタイプなので、ツイッターのように簡単につぶやけるものに書き込むと、いらないことまで言ってしまいそうだし、自分の意見は140文字ではなく、きちんと書こうと思っていたので、あまり手を伸ばすことがありませんでした。

先々週日曜、何となくぼそっとツイッターにつぶやいてみたら、たくさん「いいね」やリツイートをいただきまして、ちょっとびっくり、そしてうれしい。

そのツイートです。
https://twitter.com/moraharafix/status/1180656702602932225

本当に何気なくぼそっと言ってみただけなんですが、同じように思っていた方が多かったということなんでしょうか。

私はモラハラを扱っているせいもあり、DVの記事に目が行きがちなのですが、ここのところ、DVの記事が多いような気がします。多いだけでなく、クローズアップされている。それはたぶん、子どもの虐待死事件とDVがセットであることに気づいたからでしょう。

DVサポートをしている人たちはとうの昔から知っていたことですが、こうやって子どもが悲惨な亡くなり方をしたことで、DV(配偶者間の暴力)は子どもも犠牲者になるのだと言うことに、やっと目が行くようになったということになります。配偶者だけなら「その相手を選んだ自己責任」と言う人がいても、子どもが亡くなるとなると、ちゃんと向き合ってくれるということでしょうか。

ちょっと不満ではありますが、そこからまた見えてくるものがあるでしょうから、今のところは良しとします。

それならDV調停、裁判も均一にして

目黒で5歳の結愛ちゃんを虐待して殺した父親の判決が15日、ありました。台風のニュースに多くの時間が割かれる中、私もネットニュースしか見ていません。求刑18年に対して13年の判決は、ある弁護士に言わせると「2割3割引き当たり前」であり、売り買いの駆け引きの時に、最初に大きい数字を言い、値引きで落とすやりかたと同じですね。

主犯が13年で、積極的に助けなかった母親が8年。精神的DVは一応考慮されたようですが、実際にやったことに対してそれしか差がないのかと思います。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191015-00000594-san-soci

この記事の中に量刑傾向というものがありました。このくらいの事件ではこの程度の量刑というものが大体決まっていて、それ以上の量刑を科すには、それなりの理由づけが必要なのだそうです。感情で数字を出してはダメ、というのは理解できるし、裁判員も「もっと多くの量刑をとは思った」けれど、妥当な線で決めたようです。

同じような犯罪なのに、あっちとこっちで量刑が著しくばらつくのはそれは不公平というものです。ですが、DV調停や裁判のお話をたくさん伺い、裁判所という、本来公平であるべき場所で、かなりのバラツキがみられることに慣れきってしまい、もはや「裁判所とはそういうもの」「調停委員、裁判官で大きく差があり、すべて運」と諦めの境地にいる者にとっては、「そこは公平なんだ」と首をかしげてしまいます。

ただ事件後、沢山の資料を読みましたが、母親には力強い支援者がたくさん寄り添い、今後も継続して支援が受けられるであろうことが予想でき、それはこの悲惨な事件の中で唯一明るい光を感じました。

被害者には支援者が必要です。被害者はひとりでは立ち上がれません。方向がわかりません。多くの支援が望まれます。

台風バタバタ

数十年に1回の大型台風が着々と接近中です。昨日夕方コンビニに行ったら、パンの棚がからっぽ。たぶん他の人が一生懸命買っているのをみて、釣られて買った人とかいるんじゃないでしょうか。「買っとかなきゃいけない!」とか焦って。

うちは普段の非常備蓄があるので、特に買いだめとかはしてません。お風呂に水を張って、飲み水用にポットや水筒に水を入れておいた程度でしょうか。必要ないものは置かないと決めて、捨てようかと思っていた、昔子どもが部活で使っていた1リットルは入るポットが役に立ちました。これ、こういう時に役立つから、捨てないでおこう。

カセットコンロはもはや非常用必須アイテムになりましたね。私は2000年騒動の時に(覚えてますかー?)買って、それ以来特にお鍋の時期に重宝しています。もちろん予備カセットもがっつり。今はキャンプ用に小さくなるカセットコンロとかあるみたいですね。
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こんなのとか。

モバイルバッテリーは普段でも使っているので問題なし。チャージはバッテリー開発をしている友人が「電気は生ものだから、使っていないと腐るんだ。非常時は蓄電より発電だ」と仰るので、手回し発電&ラジオ&懐中電灯を買ってあるので、これからせっせと回して蓄電します。これ、結構疲れるけど、仕方がない。
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これを買ってみました。

あ、初めて窓にバッテンの養生テープを貼りました(笑。
家屋は鉄筋コンクリートでできている建物なので大きな被害はないと思うのですが、前回の台風で知人のマンションの窓に飛来物が激突して割れたというのを聞き、それはありうることだと思ったのでやってみました。お向かいの家はただのバッテンではなく、ユニオンジャック型の頑丈なガード。

集合住宅なので、トイレの水が流れないと困ると、非常用トイレ(100均で購入)も備蓄してあるのですが、猫トイレが人間でも使えるとのことで、これで代用します。

台風は地震と違って準備ができるので、パニックということはないのですが、それは大都会東京にいるからだと思います。地方の戸建てに住まわれている方、自然と共存して住んでいる方の恐怖感は計り知れません。今晩がヤマ。どうぞみなさま、お気をつけて。