共同親権ー自民党保守ががんばったそうで

こちらの記事で「一番大きいのは『旧統一教会問題でそれどころじゃないのでは』『旧統一教会の理念と共同親権派の理念が一致しているので、ここで共同親権に賛成したら旧統一教会と関係があるのではと思われてしまい、尻込みしているのでは』とか、様々なご意見があります。」と書きましたが、あちこち調べてみたら、法制審議会の様子を書いたものを見つけました。

https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2022090400585
信濃新聞社説

”これに沿って8月末に中間試案を公表し、意見の公募を経て、議論を詰めていく段取りだった。法制審の事務局を担う法務省が、取りまとめに先立って自民党の法務部会に説明した際、共同親権の導入を強硬に主張する議員らから異論が噴出した。

 法制審はこんなことしか決められないのか。意見が反映されないなら法務部会は何のためにあるのか―。議員の怒号は会議室の扉越しに廊下まで響いた。法務省側が取りまとめを延期する方向を示してその場を収めたという。”

旧統一教会問題でびびったということではなく、ちゃんと異論を噴出させていたそうです。”議員の怒号は会議室の扉越しに廊下まで響いた”とのこと。

しかしながら
”法相の諮問機関として、民法や刑法をはじめ法務の基本的な事項を議論する法制審は、政府の主要な審議会の一つだ。法律学者や実務家らの知見を取り入れ、行政の公正さを確保する目的がある。独立、自律した形で議論がなされることが欠かせない。議員が、思い通りにならないからと横やりを入れていいはずがない。専門家らの議論を尊重しないなら、審議会は存在意義を失う”

ということでこの怒号に対していかがなものかと批判をしています。国会の中では怒号は普通の行為かもしれませんが、この場で怒号を繰り出す、TPOをまったくわきまえない自民党議員がいたようです。

どうもこの共同親権のことになると「怒号がとびかい」ます。

共同親権にしたい方たちは、共同親権にさえすれば、児童虐待は無くなり、養育費は滞りなく支払われ、親が離婚しても子どもたちはすくすくと健全に育ち、別れた妻と一緒に明るく養育できる(笑)という夢を見ているようですが、共同親権になっても子どもと面会できない人はそのままできませんし、児童虐待は両親が揃っている家でもあります。

ひとり親が児童虐待の温床とかいう、なんだかわけのわからないことをずーーっと言うよりも、まずは養育費をちゃんと払ってくださいね。

共同親権の中間試案先送り

https://news.yahoo.co.jp/articles/00ff3f546ed931abde4e9103c91b7919881191ad
yahooニュース:

8月26日に共同親権の中間試案の正式決定を先送りすることが決まりました。それに併せてみなさまに事前告知していたパブコメ(パブリックコメント)も一緒に先送りになりました。

せっかく準備をしてくださっていたみなさま、もう少し手ぐすね引いてお待ちください。

この中間報告が見送りになった原因は、自民党法務部会でさらなる議論が必要と判断され、了承が得られなかったためだとか。

私の界隈では「ホントかいな」の声が多数。一番大きいのは「旧統一教会問題でそれどころじゃないのでは」「旧統一教会の理念と共同親権派の理念が一致しているので、ここで共同親権に賛成したら旧統一教会と関係があるのではと思われてしまい、尻込みしているのでは」とか、様々なご意見があります。

実はモラハラも離婚も何もご存じない方々の声を拾うと、「夫婦仲が悪くなって離婚をしても、子どものことは別でしょ。そこは両方とも親だもの、子どものためを思って離婚後も子育てをするのは当たり前と思う」というのが大多数なのです。

およそこれでもめている夫婦は高葛藤状態にあり、そのまま離婚した夫婦のことなぞ知りゃしない。

そういう方々に、「別れても子育ては一緒にしたい」「いつでも子どもに会える状態にしておきたい」というのはとても共感するらしいのであります。

私もまともな夫ならばそれでもいいと思います。子どものことで相談することもあるでしょう。でも、そもそもそんなに物わかりのよい夫とは離婚しません。

子どもの教育方針や進路のことが原因で離婚する夫婦も多いなか、その状態を引きずったまま離婚後も別れた夫と連絡を取り合わなければならない状態というのは、考えただけでぞっとします。ましてやモラハラ夫。

モラ夫とは会話が成立しないので、離婚の時は弁護士を依頼しないと離婚すらできないのに、話題が子どもになったからモラハラツールは出てこないは絶対にありません。必ず毎回の嫌がらせがあります。

その状態を知らずして「別れても子どものことは別でしょ」という、頭の中がお花畑になっている人たちを取り込むやり方はどうかと思います。

共同親権に反対のTwitterを毎日あげて下さっている小魚さかなこさんですが、1年前のTwitterに「え?」というものを発見しました。

共同親権に反対する弁護士や支援者を徹底的に一人ずつ叩き潰そうとするこの異常性に、国も裁判所もとうに気がついています。共同親権に賛成している人の中には善良な親も混じっているのでしょうが、残念なことにやること言うことが過激すぎて、普通の人も引いてしまいますよ。

昔、まだモラハラが世の中に知れ渡っていない頃、一般の方々に説明する時に「暴力団と一緒に住んでいると思ってください」と言っていたことがありました。

このツイートにも「まるでヤ〇ザのようだ」とありますが、家の中にいたヤ〇ザが外に出てきたようです。

これは反対する人たちにとてもラッキーです。家の中のモラハラが外に出てきているのですから、彼らの異常性がとても理解してもらえるチャンスです。

これを異常と思わないことが、俺様偉いの脳構造なのでしょうね。

杏さんのフランス移住

女優の杏さんが3人の子どもを連れてフランスに移住されるとのこと。フランスには元々パリコレの仕事で住んでいたこともあり、思い出が多いことやよその土地に住んでみたいと思っていたことも要因だとか。

時々日本に戻って仕事をして収入を得るそうだから、たぶん子どもたちの面倒をみてくれる方の手配も済んでいるのだろうと思います。

いいな。私もどこか外国で暮らしてみたかったから、率直にいいな、と思います。ただ、これが共同親権を大いに推進する人たちの口撃材料とされてしまっていて、お気の毒です。杏さんもよもやこれがそっちに飛ぶか、というお気持ちでしょう。

杏さんとすれば、子どもが小学校へ入学する年になり、とうに終わったはずの離婚のことや、止まることを知らない元夫の下ネタ事件が子どもたちの心を傷つけるのではないかと思うのは当然です。できることならこういう記事、噂から子どもたちを守りたいというのも至極当然です。

片親疎外だとか夫の許可云々を言う前にまともな養育費を支払い、下ネタばかりの私生活をなんとかせいと言ってあげてほしい>共同親権を推進する方々。

この移住はまともな人が見れば「ああ、そうだろうな」と思うでしょう。どうしようもない父親からは離したいだろうし、世間の噂話からも遠ざけたいのは当然。それのどこが悪いのだろうか。

なんだか小さなことを見つけては、がーがーと大騒ぎすることが、むしろ「この人たち大丈夫?」という印象を与えてしまうのですが、それに気づかないのかな。

本来ならば他国と同様にするという極めてまっとうな考えの共同親権が、「こりゃアブナイ」と前進を鈍らせたのは、こういう人たちの言動なのでありますが。

第三者機関の面会交流

調停で面会交流をすることが決まった場合、そこに第三者機関という団体が介在することがあります。地方にはまだそういった団体がないところが多いですが、これは口をきくのも嫌な母と父の間を取り持つ団体です。

以前はFPIC(家庭問題情報センター)しかありませんでしたが、今は様々な団体があります。

https://www.moj.go.jp/MINJI/minji07_00286.html
法務省:面会交流団体について リンクに団体一覧があります。

面会交流の支援内容としては面会交流をしている間中担当者が付き添う「付添い型」、受け渡しだけをする「受け渡し型」、連絡調整だけをする「連絡調整型」があり、それぞれ金額が違います。

FPICの場合は付添い型が2時間までが15,000 ~ 20,000円(税金を含む)、3時間まで 20,000 ~ 25,000円(税)とのことです。かなり高いですね。

これを誰が支払うかですが、会いたい人(多くは父親)が全額払ったり、母と父で半額ずつだったり、さらに細かく割合で決めたりと様々なようです。

そもそもこの第三者機関は、

1 相手と口をきくのもいや
2 時間と場所を決めようとしても、頻繁に時間や場所を変えたり、威圧的になったりするのでそもそも話し合いにならない。月に1回のこの行事が親子ともにストレス
3 面会交流中に子どもを連れ去られる恐れがある

という場合に使われます。

そしてこの第三者機関の利用でなければ面会をさせられないというのは、離婚協議の中で非常にもめた場合に起こります。特に2、3は当事者になった場合、もう第三者機関が付き添う以外は考えられないということになるかもしれません。

それにしても料金設定が高い。これはFPICだけでなく、他の団体も似たり寄ったりです。確かに一人、または二人が2時間付き添うのですから、それなりの費用がかかるのは仕方がないとは思いますが、まず、料金を見ただけで尻込みしてしまうのではないでしょうか。

できればこういった民間団体でなく、行政がこの面会交流支援をしてくれないものかと思いますが、行政では兵庫県明石市が行っています。

https://www.city.akashi.lg.jp/seisaku/soudan_shitsu/kodomo-kyoiku/youikushien/menkaikouryu_support.html

これですと無料なのはいいのですが、この「交流当日、お父さん・お母さんには別々に待機していただき、お互いに顔を合わせることなくスタッフがこどもを引き合わせます」というところが気になります。

これ、どこで会わせるのでしょうか。役所の部屋の一室だったら子どもは面白くもなんともないですよね。前述の第三者機関は子どもの喜びそうなところを選び、季節や天候に合わせて場所を変えるそうですから、さすがにお高いだけあってきめ細やかです。

何とか国の事業としてストレスのない面会交流ができるようにならないものかと思います。

お盆の山越え、お疲れさまでした

モラハラ家庭の3大緊張期、盆、正月、GWの3大行事のひとつが終了しました。モラ夫と一緒に暮らしている方は本当にお疲れさまでした。

リモートでの仕事をする方が増え、1年中緊張期という方も多くなっていると思います。常に山の状態が続いていて、気が抜けないと、

このように脳が立ち止まってしまうと、「取りあえず今はこのままにしておこう」という選択をするようになります。

何もしなければとりあえずこのままで、良くはならないかもしれないけど、これ以上悪くもならない。悪くなるのは嫌だから、だからとりあえずこのままで。

これは「学習性無力感」というもので、何度もモラ夫と話し合おうとしたけれど、いつも逆襲に遭って、そのたびに「無理なんだ」と挫折感を味わって月日が経ってしまったのがモラハラの被害者です。

でも、さらに10年後「子どもにお金がかかるので、今離れるのは無理」、そしてさらに10年後「職歴もパート程度だし、50歳を過ぎてデスクワークの求人がない」、さらにまた10年後、「少ない年金で、自立は無理」「夫が定年で24時間家にいて、常にダメ出し、怒鳴り声、嫌味なので、できるだけ家にいないようにしている」

こういう方たちを山ほど見てきました。

ため息とともに相談室のドアを閉める後姿に、せめてこの方のご先祖様がモラ夫を早くよびよせてくれるようにしてくれたらいいのになと毎度思っていました。

壬生義士伝とモラハラ夫

6月にご紹介したU-NEXT(ユーネクスト)の無料視聴期間は終わりましたが、その間にいろいろな映画を無料で楽しみました。

ずっと映画館に行く回数も両手で足りるほどだったので、無料期間だからいっぱい見ようと思いましががどういう映画が良いのかわからない。とりあえず日本アカデミー賞を取ったものなら間違いなかろうと「壬生義士伝」を見てみました。

壬生というからにはきっと新選組の映画だよねと思いながら、どういう話なのかはまったく知らないままに見ました。これからはネタバレになるので、これから見ようという方はここで抜けてください。

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岩手の侍(吉村)が飢饉で苦しむ妻子のために脱藩して新選組に入隊し、人を斬ってお金を稼いでは故郷に送金するお話でした。ラストはうるっと泣けます。

鳥羽伏見の戦いで満身創痍になった吉村は、故郷南部藩の屋敷に逃げ込み幼馴染に助けを求めますが、南部藩としてはすでに賊軍となった新選組隊士を生かしておくわけにはいかず、切腹を命じます。

ひとり切腹に臨んだ吉村に届けられた南部の米の握り飯を「うめべなぁ」としみじみ眺め、ふところからこぼれ出た、故郷に送るはずだった銭を血だらけの震える指で「これは誰に」「これは誰に」と数えながら、微笑みます。

自分が働いた金で家族が幸せになることを何よりの愉しみとし、日々吝嗇に励みながら、人を斬って報奨金を稼いでいた吉村。

モラ夫とエライ違いだな。

モラ夫は自分で稼いだお金は自分のもので、妻子に使うことをことの他嫌がります。私も働いて得たお金で子どもを育てましたが、「誰のおかげで飯が食えると思っているんだ」などと思ったことは一度もありません。

子どもと喧嘩をして「こいつ腹たつ~~~!!」とは思いますが、「誰のおかげで学校へ行けていると思っているんだ」とは思いません。

子どもに腹がたつことと「誰のおかげで~」がリンクしないのです。モラ夫はここがリンクする。その根本は「自分はいつも損をしている」というモラ夫の被害者意識と自己肯定感の低さだと思います。

自分はどういう人間なのかわかっていないから、いつも他者からの称賛を求める。自己肯定感が低いから、他者からの賛美がないと不安でしょうがない。自分を称賛しない、あがめたてない者に対して「誰に向かって言っているんだ」「俺様だぞ」が「誰のおかげで~」という言葉になります。

被害者意識があるから、いつも誰かのせいで自分は損をしている、害を被っていると思っています。だから腹だたしい。面白くない。それがあるきっかけでどかんと爆発する。

私は家族が私の働いたお金で買った服を着て、美味しいものを食べて、楽しそうにしてくれるのが何よりうれしい。もっとがんばって稼いで、もっと喜ばせてあげたいと思う。

人間、自分のためにはできない苦労も、人のためにはできるもの。

壬生義士伝吉村は、一家の主の鑑のような人でした。

共同親権に関するパブコメ募集

近々共同親権に関するパブリックコメントを募集する予定があるとの情報がありました。


パブコメは文字通り市民の声をダイレクトに政府に届けることができる大変有効な手段です。

「離婚しても両親ふたりに愛されて育つことが子どもにとって大事」それはそうだと思います。しかしながら夫婦が相手を尊重し、別々に暮らしていても一緒に子どもを大事に育てていこうねというカップルは、そもそも離婚するのかというのがまず素朴な疑問であります。

モラハラの根源は相手を自分の支配下に置こうとすることです。生活、思想、行動、すべてのことを自分の支配下に置き、自分の思い通りに操ろうとするモラハラツールを繰り出す人が親権を持った場合、離れていても一緒に住んでいた時と同じように嫌がらせをすることで元妻と子どもを支配下に置くでしょう。

「俺は進学を認めない」「俺は手術を認めない」「俺は歯の矯正を認めない」と何もかも否定することで、「自分たちの思い通りにしたかったらすべて俺の言うことを聞け」とモラハラツールを繰り出すでしょう。彼らには相手を尊重するという思考がすっぽり抜けているのです。

「DVは考慮する」とは言いますが、考慮は誰がいつどうやってするのか、まったく話題になりません。そもそも法律に関わる人たちはDVとはどういうことか知っているのでしょうか。

↑ということをパブコメに書いていただければと思います。一緒にご自分が受けたモラハラの実情を書いてもいいでしょう。ただ、ずらずら~と長く書くと相手が読んでくれない可能性があるので、大きなエピソードをひとつ程度書くのがよいと思います。

パブコメ募集がわかりましたら、お知らせいたします。

東京都がひとり親の自立支援をサポート

東京都ではひとり親の方に対し、PCや通信機器を無償で貸し出し、e-ラーニングを使って資格取得やスキルの習得に向けた訓練と職業紹介等の就職支援を一体的に行い、就職活動やキャリア形成を支援します。

https://tokyo-job-elearning.com/

受講条件は↓

  1. ひとり親の方で家庭との両立のために、eラーニングによる訓練受講を希望する方。
  2. 都内に在住または都内で在勤している方。
  3. 前年度及び今年度に「成長産業分野キャリア形成支援事業」の受講が決定していない方。

これを見ると、「これから離婚のために資格を」という方はダメみたいですね。すでにひとり親になっていなければいけないようです。つまり、東京に住んでいるか勤めているかしているひとり親で、仕事センター主催の講座に応募していなければOKということですね。

中身を見ると、人気の医療事務に資格がとれるコースやら経理事務という昔ながらのホワイトカラーな職種よりも、プログラミングやWebデザイン、ネットワークエンジニアといった今の時代に即したラインナップですね。

でも、医療事務基礎科、PC・ビジネススキル科、経理事務基礎科などの中身を見ると、それほどレベルが高そうな感じもしないので、応募してみるのもありかなと思います。

東京の方限定のお知らせですみません。

お住まいの場所でこのような事業がありましたら広報しますので、お知らせください。

国際離婚の判決

以前こちらの記事を上げました。

そして、この事件についてもっと深堀した記事が出ました。とても興味深い内容です。

https://note.com/kyodo_shinpai/n/n634d7742c695
共同親権の問題について正しく知ってもらいたい弁護士の会がアップした「令和4年7月7日東京家裁離婚訴訟判決について」

この記事の中は今まで夫側から述べられたいたことのいくつかが、まったくの間違いであることが書かれています。

”被告がマスコミで発信した、「原告が、娘を車のトランクに入れて連れ去った」という事実は認定されていない” 

連れ去ったと大騒ぎをしている動画は別の日に隠し撮りされた、関係のない動画だったということが裁判ではっきりとしました。

判決文:
「私は妻に脅しをかけれられています。非難することはあってはならないと脅しをかけられています。」などと客観的事実に反する主張をし、その結果、原告は、内外のメディアから犯罪者であるかのような誤った個人情報を開示されるに至ったこと」

連れ去り動画を捏造され、誹謗中傷を受け続けた妻の精神的苦痛は計り知れません。

note記事より:
“被告は、原告に対して、婚姻費用を支払っていない。これは、子どもたちに対する経済的虐待である。さらには、原告が、やむを得ず、差し押さえをすると、被告は勤務先を退職し、差し押さえを空振りにさせた。そればかりか、夫婦共有名義の自宅不動産を原告に無断で被告の持分だけ売り払うという、嫌がらせとしか考えられない行動にも出た。”

私はSNSで「フランス人の夫は妻に多大な婚姻費用を払っている」と書かれた投稿を沢山見ましたが、実際は払っていません。さらに差し押さえをしようとしたら、退職をしました。差し押さえは給料の支払い者にするものですので、退職をすると差し押さえができません。

この「多大な婚姻費用を払っている」と書いた人たちの勘違いだったのか、それとも「払った」と本人が支援者に偽りを言ったのか、さて、どちらなのでしょうか。

そもそも彼が望んていたことは何なんでしょうか。妻に離婚だと言い続けたので、苦痛を感じた妻が子どもを連れて(主に子どもの面倒を見ていたのは妻ですから当然)家を出たら、誘拐だ連れ去りだと大騒ぎをしました。

子どもに会いたければ裁判所に面会交流調停を申し立てればいいのにそれをせず、「会いたい会いたい」とSNSに繰り返し投稿している。

この男性がしたかったのは子どもとの面会であり、そこに共同親権を推進する人たちが一緒になって大騒ぎをしているように見えます。子どもに会いたければ、所定の手続きをして会えばよいのではないでしょうか。

どうも当初の目的がわからなくなって、目的自体が変わってしまったようにしか見えないのですが。

国際結婚の離婚裁判判決がでました

7月7日国際結婚のカップルの離婚訴訟判決がありました。この離婚裁判は被告である夫が妻が子どもに合わせてくれないとハンストを行うなど、いろいろな物議を醸しだしたものでした。

そもそも子どもがいる家庭が離婚に際して決めなければならないことは次のことです。
1親権(日本は単独親権のため、どちらかが親権を持つ) 2養育費の額と終期  3財産分与 4面会交流 5年金分割

協議離婚で話がつけばそれでよし、つかない場合は裁判所に離婚調停を申し立てることになります。

https://www.bengo4.com/c_3/n_14688/
弁護士ドットコムニュース

海外でも大きく報じられた異例の離婚訴訟で判決 ネットでは誹謗中傷も、妻は「怒りと恐怖を感じる」

2022年07月08日 15時55分

この記事を参考に考えてみます。


この離婚裁判の結果は「親権者を妻とし、離婚を認める判断を示した」でした。つまり離婚と「1」について結果がでました。もっとも夫は控訴の意向だそうで、結果は高裁に持ち越されます。

なぜひとつの離婚でこんな大きなことになっているかと言えば、夫が「妻が子どもに会わせてくれない」といろいろな行動をとったからです。そのひとつがハンストでした。

ちなみにハンスト中、私が偶然ハンストをしているという千駄ヶ谷駅に行ったのですが、ハンストの姿は見ることができませんでした。堂々の日中だったのですけど。

”この夫婦の離婚をめぐっては、一般の夫婦の離婚訴訟では異例とも言える報道が国外でもなされ、ネットでは妻や子の実名や写真が広がり、誹謗中傷も書き込まれる事態となっている。”

夫はプライバシーの配慮なく、妻や子の実名や写真を公の場に出しての行動でした。

この後のことはこの記事を注意深く読んでいただければと思います。特に妻はこの間にネットやリアルな生活において誹謗中傷に遭っていますので、相当な精神的ダメージがあったことと思います。

この記事にある妻の主張を転載させていただきます。

”本来であればプライベートな出来事が、国内外のメディアで事実と異なる情報が大きく報じられ、名誉が傷つけられたり、子どものプライバシーが侵害されたりするようになるとは思いませんでした。私自身が国内外で『誘拐犯』と言われ、ありもしない虐待をしていると発信されることにこの間、怒りと恐怖を感じてきました。

そもそも離婚は、私から言い出したことではありませんでした。別居する数年前から日常生活の中で、彼が『離婚だ』ということは度々ありましたが、私が弁護士に依頼した時も最初は『相手から離婚と言われているけど、どうしたらいいのか。話し合いをしなければいけないから力になってほしい』という心情でした。

代理人を立ててからは、どういう形で子どもと会わせていこうか、という話も出ていました。しかし彼は『離婚しない』と意向が変わり、『僕には子どもを育てる権利があるから、面会交流の申し立てもしない』などと主張するばかりで、話し合いは進みません。彼が結局のところ、離婚したいのか、子どもと会いたくないのか。彼がどうしたいのかわからず、私は混乱していきました。

さらに、メディアやインターネット、SNS上では『妻が虐待した、誘拐した』などと事実と異なる彼の一方的な主張が繰り返され、子どもの写真を公開されるなど、著しいプライバシー侵害もありました。

こうした彼の対応をみて、この人とは婚姻関係を続けることはできないと離婚を決意し、裁判所の面会交流調停を通さずに面会することは子どもにとっても危険だと考えるようになったのです。その後もメディアで、彼は『子どもと会えない』と言っていたのに、実際には彼からの面会交流の申し立てはありませんでした。

なお、彼が申し立てた『子の監護者指定審判』の高裁決定では『未成年者らを監護養育する上でより重要な役割を担っていたと評価し得る相手方(妻)が、抗告人(夫)と別居するにあたり、年少の未成年者らを伴い家を出たことをもって、違法な子の連れ去りに当たるとはいえない』と判断されています。

その他にも、彼がこれまでメディアなどで行ってきた主張には誤りばかりです。彼が私に対して行った暴力(DV)、婚姻費用(養育費)を差押えされるまで支払わなかったこと、差押えられるとすぐに退職し、不動産を売ったことなど、自分にとって都合の悪いことには一切、触れていません」

また、判決後には次のようにコメントした。

「この期間、幼い子どもたちの前では『毎日ハッピーで楽しく』過ごすことを心がけて、子どもに不安を感じさせないようにしてきました。裁判で勝訴しても、彼が国を巻き込んで事実と異なる主張をしてきた事実、それによってどれだけ恐怖を味わったかに変わりはなく、悔しさが残ります。

このケースでDVが認められないのであれば、認められるケースは、極めて限定的だろうと思います。今、DVケースを除いて共同親権を導入するなどと議論されていますが、別居後も子どもを巻き込んだDVを繰り返す相手と共同親権による子育てができるとは到底思えません」

#太字は私です