「和牛」にモラハラを見る

関西の友人が「モラを笑いに昇華した、希有な作品のように、私には思われ」と、漫才コンビ「和牛」の動画URLを送ってくれました。以下リンクができないので、YouTubeの検索で探してください。

和牛 ドライブデート
和牛 手料理

モラハラと言うより、アスペですよね、これ。だって、邪気が感じられないもの。嫌がらせでやっているようには見えない。空気が読めない、相手の気持ちがわからない。モラ夫の自己中とはまた違う自己中だし。

でも、こちらはどうでしょう。
YouTubeで「和牛 漫才 束縛」で検索してください。

モラハラ男は結婚前はこんなにストレートに言ってきませんが、結婚したらもっと強烈に言ってきます。そしてそれに従わないと「無視」「物を投げる」「子どもにあたる」「小さな嫌がらせを繰り返す」「生活費を渡さない」などのハラスメントツールを出してきます。

【これは閲覧注意】   和牛 漫才 「洋服屋の店員が苦手」
私はきーーーーっとなりました。でも接客業の方ならあるあるなのかも。ああ、これを悪意をもって、もしくは本人は正義のつもりで、妻を教育しようとしているのがモラハラ。

とてもきつい生活なのがわかってもらえるでしょうか。

ベランダ便り ~ヒース~

我が家のベランダは狭いですが、一応季節がわかる植物が植えてあります。先週植床を整えて植えたのは毎年恒例の葉ボタンとパンジーのコンビネーション(安い(笑)。東京はこの季節になると、多くの家でこのふたつを植えています。

3年くらい前でしょうか。忙しくて苗を買う時間がなく、いつも行くホームセンターのものは貧弱で、遠くのJAまで自転車で向かいました。冷たい向かい風の強い日で「なんでこんなにしてまで大みそかに葉ボタン買わなにゃいかんねん」と思いながら自転車を漕ぎました。

でも、たどりついたJAはさすがの農協本部で、売れ残りになるでしょうが、そこそこいい葉ボタンが買えました。

今年はもうお正月を迎えるための葉ボタンとパンジーはいつものように植えてありますが、ホームセンターで「ヒース」があったので、小さめの丸いプランターに、ヒースと品のいい薄紅色がかったパンジーを1本合わせて植えてみました。

ヒースを見つけたとき、「お、ヒースがある」と飛びついたのは、昔、小学生の頃に「嵐が丘」を読んだから、そして1970年公開の映画を観たからです。この映画の音楽は評判にはならなかったものの、何となく好きで、今私が持っているカセットに音質の悪い状態で入っています。何しろラジオから録音したものなので仕方がない。

スコットランドを旅して、車窓のから荒涼とした平原地帯が見えた時、向かいに座っていた老婦人が「あれはヒースよ」と教えてくれました。

「ヒース?!あれがヒース?!」

なんだか想像とちょっと違うけど(ススキみたいなものかと思っていた)、一気に気分は「嵐が丘」。キャサリンとヒースクリフが落ち合う場所にいつもあるヒース。ヨークシャーの荒涼とした風景と人々の暮らし。

あんなに寒そうな所に生育しているのだから、日本の冬も越せるだろう。

というわけで、今年の冬はヒースと葉ボタンという、日英の合作で巣篭りします。

健康か経済か

タイトルを見て、コロナの話かと思った方はハズレでした。これはモラハラの話です。夫からのモラハラを受けている方で、まったく健康そのものという方はほぼいません。みなさん体がどこかしら不調です。

被害者の中には一生治らないような病気を抱えている方もいます。その病気の元を「夫からのモラハラ」と断定はできないものの、夫と暮らす前は健康で、結婚後すぐに症状がでたとなると、結婚が体の不調の原因になった可能性は大いにあります。

「避難応援プロジェクト」でも、ご自分の収入が見込めないので、夫とは離れずに仮面夫婦を続けることも考えているという方もいました。その判断については個人の決めることなので口をはさむことはできませんが、こうやって「一生回復不可能な病気になってしまった方」を間近で見て、そして夫が健康でない妻を見限って家を出て離婚訴訟を行うという現場を見ると、果たして判断は正しかったのかと思います。

すでに長年別居していますから、夫からのストレスはありません。でも、体は治らない。この先どうやって暮らすか、明るいとは思えない未来を考えると、夫からのストレスと同様に辛いだろうなと思います。

裁判所は放られた方の今後の生活のことは考えてくれません。粛々と財産分与や年金分割の手続きをするだけです。妻の健康被害が夫からのモラハラであると認定されたかどうかは判決文を見なければわかりませんが、今回は妻が「夫からモラハラを受けていたが、生活が不安なので離婚はしたくない」と言っていることから、和解で決着がつきそうで、判決文は出てこないと思います。

一生復活できないかもしれない病気にさせられたけど、経済が不安だからその原因と思われる夫とは離婚したくないという、一見矛盾した結末ですが、多くの被害者がその状態にあります。

健康か経済か。コロナと同じつきない問答ですが、どちらから見るかで自分はどうするかを決めることになりますね。

法廷でモラル・ハラスメントがでた日

離婚裁判を傍聴しましたが、原告(離婚したい側)が男性の時の方が多くありました。モラハラ被害者同盟では「妻が離婚したいのになかなかできない現状」に歯噛みすることが多かったのですが、私が傍聴したケースのうち、夫原告(離婚したい)が2件、妻(離婚したい)が1件でした。

3件ともモラハラと思われる行為が夫、または妻からあり、離婚請求となっていました。その中で、「あなた(夫)は妻に対してモラル・ハラスメントをしていたという自覚がありますか?」と弁護士が問う場面がありました。

もう、心の中で喝さいしましたね。

裁判所の中で「モラル・ハラスメント」という言葉が出て、それがどういうことか説明するわけでもなく、裁判が続いている。つまり、説明しなくてもモラハラはほとんどの人が知っている言葉だということです。

苦節17年(笑

こんな日が来るとは思えなかった17年前。法廷の中でもうモラハラは「浮気」と同じように、普通の離婚請求理由になりました。

傍聴した裁判ではモラハラチックな具体例が次々と本人尋問で語られ、それが離婚理由ということは、モラハラという言葉が登場する前から法廷では「相手から精神的な暴力を受けため、体が不調になり、耐えられないので離婚します」ということが語られていたということになります。

モラハラと言う言葉が出てきて、それを解説する書籍がたくさん発行されたり、メディアで扱われるようになり、「どうやら今までのアレはモラハラというものだったらしい」と、裁判関係者には伝わっているようです。

ただ、だからと言ってモラハラを受けたから何か賠償金があるかどうかはまた別の話です。一番気になったのは、夫が離婚を求めていて、妻が拒否しているケースです。拒否している妻は「自分はモラハラを受けていた」と、数々のモラハラあるあるエピソードを語っていましたが、「離婚はしません」「生活が不安なのでしません」と言う。

「こんなにひどいことをされていた!」と訴えながら、「離婚はしません」と言う。当然夫は「事実無根である。そのようなことはなかった」と言います。つまり、モラハラがあったとしても「改善はない」。でも、妻は離婚したくない。

別居から年月が経っていれば、離婚は認められるでしょう。いくら「離婚したくない」と言っても、離婚判決は出ます。

裁判は離婚したい方が圧倒的に有利です。別居期間さえ長ければほぼ確実に認められる。そういうものだと思ったほうがいいです。

ひとり親世帯支援で子ども1人当たり最大5万円追加で支給へ

「新型コロナウイルスの影響が続く中、生活実態が厳しいひとり親世帯への支援策として、政府は、今年度の補正予算の予備費を活用し、子ども1人当たり最大5万円の給付金を追加で支給する方針を固めました。」

ひとり親世帯への支援策として、政府が給付金を支給することになりました。

いろいろな家庭を見聞きして思いますが、ふたり親でも経済的に厳しい家庭があります。進学も、モラ夫が「学費を出さない」と言い張ったりする場合が少なくありません。

ひとり親だから子どもの希望の学校へ進学させてあげられないと嘆く方はいますが、ふたり親でも収入が少なければ同様です。私の育った家は下の上か中くらいの経済程度だったので、私の希望する進学はできませんでした。高校を卒業したら働いて家にお金を入れるように言われました。

人間生きるとき、何もかも思い通りにはいかないものです。行かないから道を探りながら、自分の能力と折り合いをつけながら、何とか落としどころを見つけながら進むしかない。

ひとり親だということに罪悪感を持たない方がいいんじゃないですかね。「お母さんがふがいないばっかりに」と泣くよりも、「自分の道は自分でつかみ取れ」と、好物が入ったお弁当を持たせる方がよっぽど子どもは前向きになれると思うんです。

たぶん私が子どもだったら泣かれても困るし、特に責める気もないし、勝手に被害者になってる親って面倒と思うだろうな。

マスコミにも責任があるでしょ

コロナの感染者が急増していますが、この原因はGo to事業にもあると言われています。旅行代金が半額になったり、無限にタダ飯が食べられるシステムなのだから、それは誰でも使う。私も使いました。

ここにきてマスコミは「Go to事業は失敗だった」「Go toのせいで感染者が増えた」と大騒ぎをしていますが、Go toが始まった時、「こんなにお得なシステムなんですよ」「えー、使わないと損ですね」と散々アピールしまくったでしょ。

毎日毎日、大きな見やすいボードをこしらえて説明し、「実質タダです」と言いまくったのはマスコミでしょ。なんだか毎日それを見ていたら、「使わないのは損」が頭に染み渡りましたよ。

それがここに来てGo toを使うのは悪、みたいな論調になってきた。

泊りがけで旅行するとなると、同行者とスケジュールを合わせ、仕事や家庭との兼ね合いもあり、やっとこさの調整で1か月前に予約して1泊旅行ができるのを、直前になって「なぜキャンセルしないのか」はないんじゃないか。

寒くなったらコロナ患者は増えるとは最初から言われていました。だから、「避難応援プロジェクト」も1月開催予定を早めて夏のうちに終了させました。一個人ですら予想できることが、なんで国はできないのでしょうか。

そんなにGo toが諸悪の根源ならば、毎日ボードを作って「お得ですー!」を言い続けたマスコミはそんなこと、やらなきゃよかったんじゃないですかね。

予約方法がよくわからない年配者は旅行会社に直接行くから、Go to大流行りの10月11月は、代理店に年配者があふれていたそう。その方たちが「Go toを使わなければ損」と思うようになったのは、毎日テレビで流しているGo toキャンペーン特集ではなかったのかしらん。

手のひら返すってこのことだわ。

母の妄想が止まらない

できるだけ高齢者とは接触したくないので、施設にいる母との面会は避けてきましたが、どうしてもと母がいうので、仕方なく出かけて行きました。

当然聞く話は施設の不満と元の家に戻りたいという希望です。その中で母が言うことには、

「この施設が嫌なんだよ。あんたの住んでいる近くに施設があるだろうから、そこに移りたい」

ビックリポン!だよ。誰が施設を探すのですか。

関係の良い親子なら、私も母の希望に沿うような施設をがんばって探します。でも、母は何をしてもしなくても不満ばかりで、いつも結果を誰かのせいにします。なので今回、首都圏の施設に来るときはいっさい口を挟まず、母と弟の好きなようにさせました。

今の状態が悪いのは弟のせいだと口汚く罵るのを見ていると、「あー、はまらなくてよかった!と胸をなでおろしている所。当然施設なんか探す気はない。

すると、「このコロナでみんな大変だから、私がこちらに来ずに家に残っていたら、全員家に来て住むこともできたのに」。

私と弟の家族全員が仕事を辞め、2時間に1本しか電車が来ない山奥に行き、みんなで実家で暮らせたのにと歯噛みする母。

いやいや、それは無理でしょと言っても「仕事なんか探せばあるもんだよ。コロナでビクビクしていたら、神経がまいっちゃう」

まー、自分の都合の良いストーリーを毎日作ってどうしても元の家に戻り、女帝として君臨したいようです。相変わらず人の悪口とわが身の不幸ばかり出てくる母との面会は、コロナが終わっても遠ざけたいわ。

普通はこうでしょ

「世の中に普通なんてないんだよ。多様性だよ、ダイバーシティだよ」とはいうものの、やっぱり普通はあります。その「普通」とはあなたが生活している場所の方々の多数の方たちの意思意見が「普通」です。

普通は時間と場所で変わります。日本の普通と韓国の普通は違うし(場所の違い)、現代と明治時代(時間の違い)ではやはり違います。だから「普通は」と言ったら、今現在生活している周辺のみ通じることです。

とはいえ、「人間だったら普通そうでしょ」ということはあります。

夫だったら普通こう言うでしょ

夫婦だったら助けるでしょ、などなど。

つまり夫に自分が思っている行動を求めます。でも、モラハラサイトに来られるくらいだから、夫は普通の人ではないのです。普通ではない人に普通の行動を求めること自体が無意味です。そこに何かあるかというと「失望」です。

「期待をする」から「失望する」「失望するからショックを受ける」

夫が普通ではないとわかっているのに期待をする。今までさんざん失望してきたのだから、もう期待はしないことにしませんか。その方が精神的ダメージが少なくて済みます。怒りもありません。

ただし、これが被害者にとって、落とし穴でもあります。期待していなかったのに、ほんのちょっとだけプラスがあると心がほどけてしまうのです。

誕生日にはプレゼントがあるのが普通。でもモラ夫からはそんなものがあるわけがない。だから期待せずにいたら、スーパーでお饅頭を買ってきてくれた(たまたま自分が食べたかっただけ)。これでもう「私の誕生日を覚えていてくれた。本当はいい人だったんだ!」と今までされた数々のことを棒引きにしてしまう人の好さ。

これが被害者になってしまう元々の要因だったりします。

マスクをして静かに会食

国は外に出て欲しくないが、飲食店保護のためにはしかたなく出てもいいけれど、食べるときだけマスクを外し、会話はマスクをしたまま、静かにして欲しいそうです。

神奈川県がコロナの中で行う会食マナー動画を出しています。

1分15秒から

。。。こんなの、行かなくてもいいわ。

Go to eat はテイクアウトに使えなかったので、テイクアウトに使えたらいいのに。

あなたのために言っているのよ

さして親しくもない人から「あなたのために言っているのよ」と言われて、気持ちよく「そう、言ってくれてありがとう」と思ったことがありません。なんで親しくもない相手からそんなことを言われるのかと思うばかりです。ただ、これはずーーと昔のことで、今はそんなことを言われることはありません。

言えないだろうな。今の私、怖そうだもん(笑

これを言うのは相手が怒らないだろうと見くびっている時。言われるのは見くびられている時。

親しい相手でも、「少し言葉を選べよ」という時もあります。本当に相手を気遣って、何とかしたいと思うなら、相手に伝わるように言うはずだし、それを感じ取れないほどこちらは鈍感でもない。

だいたいそういう時は「あなたのために言うのよ」ではなく、「気にさわったらごめんね。でもずっと気になっていて」という、相手の気持ちを気遣った言い方をするものです。

結構「あなたのために言っているのよ」というのは相手のためではなく、私憤だったり、嫉妬だったりすることが多いもの。そういえば、数年前に決別した友人が機嫌が悪くなるのはいつも私がラッキーが続いてうまくいくときばかりでした。

だんだん怒りっぽくなってきて「あんたのために言っているのよ」とは言うけれど、それ、そのままあなたに返したいと思うようなことばかりでした。幸いきっぱりと縁が切れてよかったわ。彼女は私以外の人にも「あんたのために言っているのよ」と言っているんだろうか。

私が決して怒ることはないとでも思っていたのでしょうか。

あまーい。