主人に聞かないとわかりません

家庭の主婦がよく使うこの「主人に聞かないとわかりません」という言葉は便利でもあり、不便でもあります。特に断りたいときにはとても便利です。

私は欲しいんだけどねぇ、夫がダメっていったらダメなのよ。悪いのは私じゃなくて夫だからねと罪を夫に擦り付けることができます。同じように「ウチのかーちゃんに聞かないと怒られるから」というのも良く使われるので、これは夫婦ともにメリットがあります。

でも私がモラハラ家にいた時に使ったのはむしろ、「私は本当に欲しいんだけど、とにかく夫に聞かないと買えない、使えない、契約できない」ことの方が多かったです。夏のある日、風鈴をひとつ無断で買ったと言って怒り狂った夫。

足は1対なのになぜ2対の靴がいるのか、体はひとつなのになぜふたつのコートがいるのだと言った夫。

「不要なものを買う金がどこにあるのか!」と怒鳴りつけられる日々。夫から生活費はもらっていない。全部私の稼いだ金だ。なのに、買えない。

この「主人に聞かないとわかりません」というのが断るための決まり文句ならいいのですが、何もかも夫にお尋ねしないとできないという場合はもうこれはモラハラです。

ただ、世の中には見境なく物を買ってしまう癖のある人がいるので、決められたお金しか渡されていない家庭もあるでしょう。そういう場合は別です。「夫がケチ」という時はたまにこういう方がいます。

モラハラ夫は「自分が必要ないものは必要ない」という人なので、妻が必要な化粧品には特に文句を言います。自分がブランドオーデコロンをつけていても、妻はへちま水でもつけておけと言う。

「主人に聞かないとわかりません」しか言えない人はこれからもずっと同じフレーズをこの世を去るまで言い続けるのか。それで本当に良いのか。シルバーウィークはGWと同じように過酷な時期なので、立ち止まって振り返ってみてはいかがでしょうか。