子どもに関する手当は18歳まで

離婚を考える時に最初に考えるのは、ひとり親家庭に対してどういう手当があるのかということだと思います。

児童手当、児童扶養手当(通称児扶手)、それに東京都は児童育成手当があります(お住まいの地域にも似たようなものがあるかもしれません)。この手当はすべて子どもが18歳になったら全部終了になります(正確にいうと18歳になった後の最初の3月31日)。

いつも定期的に口座に入ってきたお金が無くなるのはとてもショックです。さらに、手当だけではなく、ひとり親が受け取れる医療費無料や住宅支援なども子どもの成長と共に無くなっていきます。いわゆる18歳の壁です。

18歳と言えば子どもが大学生になる頃。「一番お金がかかる時に手当が切れるのは厳しい」と言われる方はとても多いです。

さらに、教育費にお金がかかるので、子どもが大学を卒業した後は貯金がほぼ底をついているという場合があり、次に老後の不安が募ってきます。年齢的にも収入が劇的に増える見込みは薄く、大体50代後半から細々と老後の支度をすることになります。

こう書いていくと、モラ夫から離れることをためらう方がいるかと思いますが、退職したモラ夫と一緒の生活は相当厳しいです。何しろへたをすると24時間一緒にいるのですから。

行くも地獄帰るも地獄という感じですが、そういう中でモラ夫と決別した方たちは「お金がなくてもひとりで生活できる今が一番幸せ」と言います。

子どもをちゃんと大学に入れてあげられるかをとても心配する方がいますが、今は返還がいらない給付金がとても進んでいますので、一度制度を調べてみることをお勧めします。

知り合いの子が特に有名でもない大学に進学しましたが、この給付金をもらえることになりました。知人宅はシングルマザーではない、夫婦共働いている家庭です。それでも給付金がもらえる。いい時代になりましたね。