危ない家庭は役所に通報してください

先日友人に会っておしゃべりしていたら、「勤め先に気になる人がいるの」とのこと。

気になる人とはシングルマザーで、11歳を頭に2歳まで4人の子どもをひとりで育てているとのこと。

「仕事はシフト制で夜は20時になることもある。4人の子はそれまで子どもたちだけで過ごしている。一番下の子は保育園だし、この子のお迎えやご飯はどうしているんだろうと思う」とのこと。

「そういう家庭は役所に通報して」と私が言うと、「それぞれの家にはいろいろな事情があると思うのよね。通報したらなにかされてしまって、家族がバラバラになってしまうのではないかしら」と、心配しています。

誰かに何かをすることを尻込みする人は多いです。困っている人に声をかけることも、重いものを持っているのを手伝うのも、電車で席を譲ることも「もし何かあったら」と躊躇してしまうようです。

いらないお節介を焼いたおかげで大変な目に遭わせてしまっては後から後悔するからと、結局何もしないのが一番という結論になってしまう。

4人の子どもが大人のいない家にいて、10歳の一番上の子どもが下の子のケアラーになっている状態がよいわけがありません。これを役所に通報せず、不幸な結果になってしまったら、通報をためらった人は大いに後悔することになります。

役所が無理やり何かをすることはあまりないのですが、ただし、子どもに関しては親の希望に沿わないことをするかもしれません。ですが、少なくとも子どもたちが安全に暮らせるような計らいはするはずです。

必要がないと判断されればそのままですし、とにかく通報はためらわずに行ってください。