同棲は100%女性が損

同棲と聞くと、私の世代は何か後ろめたいような、こそこそとするものといったイメージがあります。この世代は思いっきり「神田川」が原点ですので、四畳半、貧乏、キャベツばかりをかじるです。

ところが今の時代、結婚前に一緒に住むはごく普通になってきました。むしろ親世代が「お試しで先に一緒に住んだ方が、相手の生活態度がわからないまま結婚して後で失敗したになるよりもよっぽどいい」ととても寛容です。

私もその方がいいと思っています。ただし、モラ夫の豹変時期は (1)結婚したとたん (2)子どもが生まれたとたんの2つが盛時期ですので、一緒に住んでいた時は外面で、籍を入れたとたん、または子どもができたとたんというのは健在ですので、同棲時期がおとなしくても後から出てくる場合もあります。

「モラ夫とは中学の同級生だった」などという、長い期間の知り合いでも「結婚したとたん豹変」することもあります。

ただし、同棲は100%女性が損だということは知っておいてください。同棲は双方が合意して熱々の中で行われるものもありますが、男性が「ま、いっか」という程度で行われる時もあります。この場合、女性が「ゼクシィ買って来よう」とその気になっているのに比べ、男性はそれほど結婚を意識しているわけではない。「相手が勝手にその気になっているだけ」「他にいいのがいたらそちらに移るまでのお遊び」程度であることも結構あります。

一生懸命スーパーで材料を買ってきて肉じゃが作って、家庭的な人を印象付けたつもりかもしれませんが、実は彼はあちこち別件を物色していたりしています。男性の婚期は長い。収入や学歴やみてくれといったものが揃っていたら、50代で20代女性と結婚もアリです。

それに比べ女性は短い。子どもが欲しい男性ならば40代はまず選ばない。つまり20代~39歳までです。この短い時間を結婚するつもりがないような男と一緒に暮らしたら、とても時間を無駄に使ってしまうことになります。

男性は次々と若くて美しい女性と同棲を繰り返すことは可能ですが、女性はそうはいかない。
繰り返した末に理想の男性と巡り合うことがないとは言わないけれど、現実的ではないでしょう。ごく普通の一般的な女性が結婚を望むなら、遊びで同棲するような相手には近づかない方が賢明です。