経済観念は変えられるか

経済観念は今までずっと生きてきた中で培われるものなので、変えるのは相当難しいと思います。モラ夫が妻子にお金を使いたくない、妻の化粧品、子どもの洋服は(もらいものがあるだろう!)自分には不要なものですから、ここにお金を使うとかなりゴネる可能性が大です。なぜなら自分が損をするから。

彼のお金は使っていないし、自分のお金で買うんだと言っても承知しない。この家に「妻のお金は存在しない」のです。自分のものは自分のもの、妻の物も自分のお金なので、俺の金を減らすのは許さん!です。

彼はそういう経済観念の持ち主なのです。これは変えられない。もしこの家で共存しようとするならば、彼の経済観念に合わせるしかありません。とにかく彼が怒りそうな出費は避ける、目に入って怒られるようなものは買わない。買おうかどうしようか迷ったら買わない。

これがモラハラ家庭で生き延びるコツです。

#私は「かわいいな~」と思って買ってきた風鈴が夫の逆鱗に触れ、長期無視の刑に処されました。

#フルタイムで働いていて、風鈴1個買えない。→だから離婚しました~~~

お金に対する考え方は変えられません。それは彼の性格の根幹にもなる事柄だからです。それは貧しい家に育った場合もあるし、お金はあるけどその使い道はきっちりはっきりしているという家もあります。

教育や教養には惜しまないけれど、食費や衣料にはまったく使わない家があります。ここまでするかというくらい、ギリギリにきりつめます。まさに「ボロは着てても心は錦」。

もしこういう家で育った人と結婚したならば、この家の色に染まらなければならない。教育や自己研鑽には惜しまないという信念は一般受けしますので、それのどこが悪いのかと言われてしまって、これは手強い。

本当に、お金に対する価値観はいろいろです。