病院についてきて欲しい

被害者の方の掲示板への書き込みの中でよくわからないものの中に「夫が病院についてきてくれなかった」というものがあります。

私は両親ふたりとも働いていたので、中学生以上はひとりで保険証とお金をもらって病院に行っていました。そういうものだと思っていたから、病院とはひとりで行くものだと思っていました。

たとえばとても交通の便が悪いところで、夫から車で送ってもらわなければならない所に病院があるとか、ひとりでは動けないほど状態が悪いとかならば別ですが、モラ夫に病院についてきてもらったら、「忙しいのに」「なんだこれくらいで」「体調管理くらいできないのか」などなど、嫌みと文句たらたら、もしくはぶすっと押し黙って何も言わないのはわかっているので、むしろ来てもらわなくていい、ついて来られたら何を言い出すかわからないのが怖い、と私なら思う。だから出産のときも付き添ってもらわずにひとりで産みました。

それなのに「病院に付いてきて欲しい」のは、とても重篤な病気の可能性があって、ひとりでは受け止めきれないのか、そのような重篤な病気になったら、さすがのモラ夫も心配してくれるのではないかという淡い期待があるのか、日常注意しなければならないことがあって、それは医師の口から夫に言ってもらわないと夫は理解できないとか、そういうことなのでしょうか。

モラ夫が心配するのは病院費用と俺のメシはどうするかであって、妻の体ではありません。どちらも落ち度は妻にあるので、腹が立つだけです。重篤な病気でも性交渉は無理くりでもやってきます。そういうものなのです。いくら医師が夫に「こうしてください、ここに注意してください」と言ったところで、モラ夫は人からの指示を「命令」ととり、それは俺様モラ夫が非常に嫌うものなので、むしろ腹をたてる可能性が大です。

もし、「夫が自分の体を心配してくれて」「これをきっかけに良くなるかも」と思うのでしたら、そしてそれをきっかけに労わってくれるようになったなら、その人はモラ夫ではなく、ただの昭和の勘違い親父だったということです。

妻が夫より収入が多かったら

今開催中の「避難応援プロジェクト」でよく出る質問です。

Q:妻が夫よりも収入が多い場合、別居しての婚姻費用は妻から夫に支払うのでしょうか。

A:はい、そうです。年金分割も、妻の方が収入が高い場合は、妻の年金の分割になります。ただ婚姻費用の場合、妻と子が一緒に住んでいる場合は子の養育費分を夫に請求するので、計算がややこしくなると思います。それでも婚姻費用が欲しいという夫がいたら、

「早く別れる決心をしてよかった」

と思えます。ヒモは早く切るに限る。

年金分割は夫婦が一緒に暮らした期間の分割になりますから、妻の収入が多い場合は早めに別れないと老後の大切な年金を沢山夫に持って行かれます。もらう場合は「がっかり、たった1万円」ですが、持って行かれる場合は「1万円も盗られる!」と思うでしょう。

何事も早めの決心が吉です。

銀の匙を咥えた娘

当然エクササイズプロ30年のアラカン母の方が断然上手い

ネットをググってみると、まりなさんは秋田から大学進学のために上京し、卒業後日本生命に入社。営業成績上々で2年後すぐに人事部で就職セミナーで学生たちを前に会社説明を行うようになりと順風満帆。

大手の会社に勤務する日系アメリカ人の夫と結婚し、彼の影響を受けて自分の可能性を探すべくインドに行ってヨガ講師の資格をとりロスへ。夫は快く送り出してくれ、動画を始めると家事を担い、疲れて弱音を吐くとしっかりと支えてくれる。

YouTubeで動画配信をしてみたら1年程度で100万フォロワー突破。英語でのチャンネルも作って世界進出。

生まれた秋田では両親から溺愛され、祖母を「あっちゃん」と呼び、実家へ帰ると一緒に居酒屋で大ジョッキのビールをあおる。こういった風景は惜しげもなくYouTubeにのせる商売上手。

祖母の「あっちゃん」は「亡くなったじいちゃんはいい人だった。あっちゃんはじいちゃんが大好きだ。生まれ変わってもじいちゃんとまた一緒に結婚したい」という。

エクササイズコーチのアラカン母と娘が自慢でたまらない父とは地元のラーメン屋で芸能人顔負けの食レポを披露しながらラーメンをすする。YouTubeを見る限りは仲良し夫婦の中に生まれたかわいくてたまらない自慢の娘なのだろうと思います。

「銀の匙を咥えて生まれる」とは、裕福な家に生まれた人のことを言いますが、私はこういう人も銀の匙を咥えてきたのではないかと思います。

もちろん彼女が努力家で、人目につかないところで沢山の努力を積んでいるだろうことはわかります。でも世の中、努力だけではどうしようもないことがある。努力してもしても報われないことの方が多い。

ちなみに地方から東京の大学へ進学するには学費の他に生活費もかかります。地方の一般家庭で娘を東京の大学へ進ませるほどの収入がある家は、そう沢山ではありません。「学費は奨学金を利用して」と何百万もの奨学金を借りて、自己破産する人もいます。

地方から東京の大学への進学ができて、大企業に勤め、心優しい大企業勤務の夫と結婚し、見た目麗しく、朗らかで、アクティブで、NYに住み(現在は高知)、肩書は「起業家」。

その彼女が6月25日にliveで「痩せるダンス」を行いました。私は録画のものを見ながらいつものとおり一緒にダンスをしていましたが、最後に「私がなぜこのダンスをしているかというと、みんなに自己肯定感を持って欲しいからなのよ!」と繰り返し言っているのを聞いて、「え?」と思いました。

私がヒネテいるのかもしれませんが、銀の匙を咥えたような30歳の人から「みんな自己肯定感を持って!」と言われると、マリーアントワネットから「パンが無かったらお菓子を食べたら」と言われたような気になりました。

同じアラサーで親から愛されず、顔立ちは残念で、能力があっても進学できず、周囲にも認められず、夫はモラハラでという人は多いと思う。みんな苦しみながら必死で生きていると思う。自己肯定感って、自分はこれでいいのか、いつも模索しながら、もだえ苦しみながら、悩みながら、もしかしたらアラカンを過ぎる頃にやっと手に入るものだと思う。

銀の匙を咥えた30歳の人から「自己肯定感をみんなも持って!」と言われて、モニターの前で立ちすくみました。

自己肯定感を持つことを100としたら、彼女の環境はプラス50からのスタート。マイナス100や200からのスタート人は山ほどいる。生まれた時からプラス50をもらって生きてきた人から「みんな自己肯定感を持って!」って、なぁ。

とは言え、私はまりなさんのダンスが好きだし、特に同年代の「おかん」のファンです。もっとおかんのダンスが見たいし、「おとん」のしゃべりが好きです(多分本人は訛っていないつもりだと思う)。

まりなさんはただのYoutuberで終わる人ではなさそうで、7/4(土)23:00-23:30放送予定のマツコ会議にも出演するそうです。でも、彼女の目指すものは、もっとずっと壮大なもののような気がします。

YouTuberに未来を見る

自粛期間中、テレビもつまらないのでもっぱら見ていたのはYouTubeでした。今思えば正解だったのですが、最初に見たのは「お部屋の片づけYouTube」

この他片づけグッズ動画がいっぱい

緊急事態の自粛で時間はたっぷりあるので、この類の動画を見て片っ端から片付けていきました。このお宅、猫を3匹飼っているのですが、動物を飼うとどうしても毛が飛んだり、床が猫トイレのチップだらけになったり、棚に物は置けないと、動物と暮らすと部屋の片づけは無理と思っていましたが、とってもきれいに暮らしています。

このご夫婦、お掃除は大好きのようですが、食事が「朝はシリアル、昼は直前にインスタントカレールーを溶いたカレー、夜は野菜を切ったのにマヨネーズつけて食べる」と、あまり食べ物には興味がないよう。

昔「私の部屋」という雑誌を見ていたものですが(あまりにも現実感のない部屋で、無理。眺めるだけ)、今の時代は「動く『私の部屋』」がYouTubeに出るのですね。無印良品のモデルハウスみたいな感じ。

でも、いろいろなアイディアのおかげで部屋は片付き、今は清々と暮らせています。次にはまったのは「お料理YouTube」

このはるあんさん、ごま油メーカーとコラボしたり、農林水産省とタッグしたりと、もはやアマチュアではない。顔を見せず、声も出さずにひたすら料理する他の料理チューバーとはちょっと違うYouTuber。

自粛前は時間がなかったので、YouTubeで見るのは旅行関連や、買ったけど使い方がよくわからないサプライの使用法だったり、どちらもオタッキーな男子がMCのようにコメントしているものばかりだったので、私はYouTuberとはこういうオタッキーな人のことだと思っていました。

違うのね。

そして毎日見ていたのはエクササイズ動画です。私は体を動かさないと息が止まってしまうイルカ体質なので、毎日見ながらやってます(進行形だよー)。毎日バレトンやビリー隊長のエクササイズをやっていましたが、友人が教えてくれたのはこちら。

これは19分サイズですが、60分サイズもあってこれが好き

痩せるダンスとありますが、たぶん私はこれでは痩せない。体重は標準値なので痩せる必要もないのですが、汗をぐっしょりかいて「やった感」があるエクササイズが好き。

そしてこの竹脇まりなさんはフォロワーが100万人以上いる人気YouTuber。動画だけでなく、その生き方が同年代のアラサーの方々のあこがれになっているようで、いろいろなメディアで取り上げられています。

https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E5%93%A1%E3%81%8B%E3%82%89%E3%83%A8%E3%82%AC%E8%AC%9B%E5%B8%AB%E3%80%81%E8%B5%B7%E6%A5%AD%E5%AE%B6%E3%81%B8%E3%80%8C%E3%81%AA%E3%82%8A%E3%81%9F%E3%81%84%E8%87%AA%E5%88%86%E3%82%92%E5%8F%B6%E3%81%88%E3%82%8B%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AB%E7%AA%81%E3%81%8D%E9%80%B2%E3%82%80%E3%80%8D%E7%AB%B9%E8%84%87%E3%81%BE%E3%82%8A%E3%81%AA%E3%81%95%E3%82%93%E3%81%AE%E8%BB%A2%E8%BA%AB%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%BC/ar-AAJmSb0

↑このURL短縮できない(泣

この記事を読むと、華があってどこでも成功できる方のようですね。健康的な食事紹介も含めてこれからが楽しみです。

でもその華を作ったのはどうやら生まれたお家のよう。 続く

返報性の法則

前の投稿で、「なぜお金をもらうと投票してしまうのか(私はしないけど)」についてちょっと調べてみました。日本人は義理堅いからからなのかと思いましたが、でも諸外国でも選挙の収賄は禁止されています。そうしたところ、これは「返報性の法則」という「もらったら返さなければならないと思う」という心理からだということがわかりました。

いただいたらお返ししなければならないというのは、人間に埋め込まれた心理だそうです。ワタシだって普通はそうです。お隣から「おすそ分け~」と何かいただいたら、何かお返しをしなければと、戸棚をかき回したりします。「空の皿をそのまま返すのは失礼」の作法が身についているからです。

ではなぜ私はお金をもらっても投票しないのか(もらってませんよ!)は、私は相手からいただいたとは思っていないからです。相手が私に勝手に渡したと思っています。大体こ~んなお金で票を集めようとするヤツなんか落ちてしまえ~と心の中では思っているので、顔で笑って心では軽蔑してます。

きっと純真な方は「はっきりと断るべきだ!」と思うかもしれませんが、選挙に限らず、こういった場面は普段の生活でもよくあるもの。いちいち角を立ててお互い気分の悪い思いをして後からぎぐしゃぐするよりは、表面はつるっと平らにしておいた方が社会では生きやすいものです。

モラハラ被害者の方とお話ししていて気になるのは「夫は結婚前~してくれたので」「夫も我慢して~してくれているので」というワードを出される方がいることです。お話を伺えばその中身は大したことではなく、当たり前のこと。「夫は何度も家に送ってくれたので」「よく子どもと遊んでくれているので」と、夫のしたこと、していることは当たり前のことです。それを「~してくれている」と感謝にしてしまうところが問題です。

これはモラ夫と暮らしている中で、そう思わなければ今なぜ自分が耐えているのか辻褄があわないので、そう思うように自分に言い聞かせていることもあれば、子どもの頃からそう思うように親からコントロールされてきたということもあるでしょう。

夫のしたこと、していることはあなたが人生を夫に捧げるほどのものなのか、じっくり考えてみた方がよいと思います。

選挙と良心

河合議員夫妻が買収で逮捕されました。

”国会議員の夫婦がそろって逮捕されるという異例の事態。克行容疑者は、案里容疑者への票の取りまとめなどの依頼の報酬として、91人に対し116回に渡り合わせて約2400万円を配ったほか、夫婦2人で共謀し、5人に票の取りまとめなどを依頼。合わせて170万円を配った疑いだ。”
https://www.fnn.jp/articles/-/54042

とあるテレビ番組で「なぜ案里議員は堂々としているのか」という質問に、元衆院議員の金子恵美さんが「みんながやっているから」と答えていました。交通違反をして切符を切られても「運が悪かった」と思うのと似ていますね。

どこの国か忘れましたが、選挙の際にお金を渡すのももらうのも規制する法律がないところがあると聞いたことがあります。渡してもいい、もらってもいい、ただし、

「金を配って票を得ようとするような人には誰も投票はしないから、配らない」のだそうです。

この考え方に私的には一番フィットします。どうしてもくれると言うならもらう。でも、金で買収するような人に投票はしない。誰に投票したかなんて、どうせわからんから「しましたよー」と笑顔で答えて、絶対別の人に投票する。

何でお金をもらったら、律義にくれた人に投票するんだろう。

すごく不思議だ。

お金をもらってその人に投票したら収賄だけど、しなかったら収賄にならないのだろうか。おそらく法的にはもらった時点で収賄が成立することになるのだろうなぁ。

役人に賄賂を渡して便宜をはかってもらおうとしたが、お金は受け取ったが便宜は図られなかったなかったらどうするんだろう。誰に文句を言うのだろう。

すごく不思議だ。

第1回プロジェクトが終了しました

「モラル・ハラスメントのすべて」

6月20日(土)に本年度初めての「モラハラからの避難応援プロジェクト」を開催しました。当日ご参加くださったみなさま、お疲れさまでした。

いつもプロジェクトは2時間が濃厚で、前もっていただいていた質問が次から次へと繰り出されるので、毎回やっている私も脳みそぎっしりになりますので、きっとお帰りになるときは、ふらふらだったのではないでしょうか。

このプロジェクトは毎回小さな部屋で行うのですが、今回は三密を避けるため、大きめのお部屋をご用意しました。プロジェクトの内容からして、本当は小さな部屋でみっちりとやりたいところでしたが、コロナ対策、いたしかたない。

そして今回は仙台と岡山フェリースを結んで、リモートで行いました。それぞれの会場にお越し下さった方はリモートでの参加です。私も地方に住んでいたので、この類の催しがないことは知っています。大都市ですらDV講座には人は集まりません。ましてや地方では難しいでしょう。

コロナは様々な生活スタイルを変えましたが、ことこの「リモート」に関しては必要に迫られて取り入れてみたら存外便利なので、緊急事態が終わっても継続していく会社や人が多いと思います。私もそのひとりです。

家から出なくても、PCやスマホさえあればそこで用が足せるなら、それにこしたことはないですから。同様に考えている人も結構いて、この分野は急激に進むと思います。

先日「Back to the future2」を見ていたら、家のスクリーンに相手の顔が映り、会話をしている場面がありました。制作年の1985年はこれが未来だと思っていたでしょうが、その想像通りにITは進んでいます。進んではいますが、風習や生活スタイルはそのままなので、今一つスタイリッシュな未来に住んでいる気分になれませんが。

リモートの他に今回活躍したのは先日楽天セールで買った「スマートウォッチ」

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私が買ったのはこれ。睡眠時間や歩行距離、メールやline通知機能が欲しくて買いました。
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友人のお勧めはこっち。バンドの色が沢山あって、こちらの方がおしゃれ。

クーポン利用で2,880円でしたが、今回は大活躍。プロジェクトの間に各地から「声が聞こえにくい」「もっと音を大きく」などの指令がこのスマートウォッチに入ってきます。司会進行しながらこのスマートウォッチがブルブルしてLineのメッセを伝え、あたふたとPCやタブレットを操作するという、なんとも忙しい体験でした。スマートウォッチ、まだ買って10日だけどこのために買ったみたい。

数年前、ウェアラブルという身につけるコンピュータがあるというのを知りましたが、もうすでに私でも買えるくらいの価格になっています。プロジェクトもリモートが普通になりましたので、調停もあまり遠くに行かなくてもできるようになったらいいですね。

ラーメンの恨み

前の「ラーメンシェア」で思い出しました。

まだ子どもたちが幼かった時、我が家は週に1度は外食でした。外食といってもラーメンだったりしますが、とりあえず、あまり文句もなく機嫌を損ねることもあまりない外食はとてもありがたいものでした。

私が食べるラーメンはいつも一番安い「醤油ラーメン」。子どもに分けるにはそれが一番良いからです。夫はいつも自分がその時に食べたいラーメンを注文していました。

ふたりの子どもを連れての外食は大変です。隙あらば這ってどこかへ行ってしまいそうになる下の子を小脇で押さえ、上の子にラーメンを取り分けて食べさせる。夫はひとりでうまそうにラーメンをすすります。

一度でいいから私が好きな白髪葱がたっぷり乗ったラーメンや、コーンバターラーメンを食べてみたいなと思っても、何しろ子どもに分けなければならないので、それはできませんでした。大体むずかる子どもを片腕で押さえたり、あやしたりしながら伸びきったラーメンを必死ですすらなければなりません。

「そんなんじゃ、食った気がしないだろう」

食べ終えてシーシーと爪楊枝で歯をせせる夫。

せめて食べ終えたら子どもをひとり預かって欲しいと思っても、そんなことはするはずもなく言えるはずもなく、考えつきもしない。子どもの面倒を見るのは母親の役目だからです。

夫は人の前ではイクメンの皮を被りますが、それは場面によります。温泉はゆっくり入りたいからひとりで入る。私はふたりの子どもを追いかけまわしながら、夫より先に出なければ機嫌が悪くなるので、わさわさと手早く出る。食事は自分が楽しみたいから子どもの面倒はみないし、大体子どもの面倒は古代より女の役目←この時はイクメンはしない。

そしてこのことを親や友人に愚痴ったところで「そんなの当たり前じゃない」と言われます。

母親が自分の分を分けるのは当たり前じゃない。

母親がひとりで子どもの面倒をみるのはあたり前じゃない。

夫は仕事で疲れているんだから。(私もフルタイムで仕事をしているんですけどー←これには「女の仕事と男の仕事は違うでしょ」の返答がある。あのー、私の仕事って男女区別ないんですけどー)

父親は何もせず、妻が伸び切ったラーメンを片手に子どもを抱えながら食べていても当たり前でした。

こんなのを見ていたら、子どもを産もうという女性がいなくなるのは当たり前だ。

結婚していた頃のことを思い出すことはほとんどないけれど、何かのスイッチが入った時は思い出す。

食い物の恨みは底なしだ←添てんさん節入るw

添てんさん、お気の毒

昨日添てんさんのブログについて書いたらつい読みふけってしまいまして。





昨日の記事

私は旅好きなので、ああ、わかるわーと共感することが多々あります。その中のひとつの記事。「一緒に食事するのが恥ずかしい

https://ameblo.jp/tententc/entry-12115894579.html?frm=theme

西ヨーロッパや北米に行くと、ホントに外食が高いのだわ。このお話に出てくるエスカルゴも、おそらく1皿3,000円くらいしたと思います。とあるところで知人とランチをしたら、

二人分で万札が飛んだことがあります。

私もこの頃は年をとって食が細くなったこともあり、旅行中は1日2食でOKになりました。その1食も100均で買った3個入りチキンラーメンを地元スーパーで買ったカット野菜と一緒に煮るという、超お手軽リーズナブルなもの。大体ホステルとかairbnbでキッチン付きの宿を探すしね。夜、外食したら大体食べ残すから、テイクアウトして朝食となる。

そういう国はレストランで食べると高いですが、スーパーで売っている食材はそれほどでもないし、1袋に入っている量から思えばリーズナブルなことが多いです。レストランは会計時に「国税やら州税やら何とか税やら」となり、メニューにあった料金とはまったく違うものになっていしまいます。だから日本へ帰ると「380円で1食食べられるってすごい!」「日本って税金安い!」と思います。

このお話しにでてくる「一部のお客さまはパスタ1皿だけ注文して同行者(女2人)とシェアしたいと言い始めた」は、日本でもやらないだろうと思う。老人二人がラーメン1つ頼んで「二人で分けるから」と言ったら、田舎でご近所のお馴染み食堂ならやってくれると思うけど、普通はできないでしょ。「おひとり様1品のご注文をいただきます」って言われますよね。。。

私はまず団体旅行に参加することはないので(エアチケットと宿がセットのフリーツアーは使う)こういう場面には遭遇しないけれど、添乗員さんって、ホントに大変ね。

添乗員の「添てん」さん、出版す

私が愛読しているブログの中に「添乗員の愚痴ばなし」があります。ブログの中はタイトル通り、団体を引き連れて世界を旅している添てんさんが、団体旅行ならではのアクシデントや、多くは「変わったお客様」のゆかいな、そしてあっけにとられそうな愚痴話です。

https://ameblo.jp/tententc

客をおちょくっていいのかと思われるかもしれませんが、ブログはめっぽう面白い。私の友人に海外団体旅行専門の旅行好きがいますが、彼女の話で面白いのは、どこへ行っって何を見たか、何を食べたかよりも

「今回の団体の中にどんな人がいて、何があったか」です。

彼女はもう地球の果ての果てまで行っているので、行くのは「その国はどのあたりにありますか」と聞かなければわからないような国ばかり。そしてそういう未開の果てに行くのはほとんど高齢のリタイヤ組だそうです。「今回も私、最年少だった」という彼女は60代。

「もう、まるで介護施設の介護士さん状態なのよ」

困っている人を見ると手助けせずにはいられない彼女。やたらと海外旅行に行っていることもあり、「添乗員より働いた」こともよくあるそうです。救急キットには風邪から頭痛腹痛便秘睡眠導入剤、抗生物質まで取り揃えてある。

「一番嫌なのはいい年したオトコよ。延々と自分の自慢話をするわ、命令口調だわ、説教始めるわ、能書きたれるわ、ちょっと気を許すとよろけたフリしてすぐにおさわりしてくる。だから絶対にそばによらない。できるだけ口もきかない」とのことでした。

添てんさんのブログにもそういう人がよく登場します。男性だけでなく、女性の困ったちゃんの逸話も多いです。

その添てんさん、コロナで失業をしてしまいました。飛行機が飛んでいないから海外に行けないし、添乗員はそのたびごとの契約なので、雇用保険もなく失業手当もない。

「派遣登録をしてきました」という記事を読んでは案じていましたが、添てんさん、そのありあまる時間を使い、kindleから出版されました。

シリーズものだそうで、今回は「シリーズ1添乗への道」だそうです。お値段300円。

買っちゃう。

コロナで余っている牛乳、玉ねぎ、各地のお土産用お菓子と、次々に支援買いをしてきましたが、これも買っちゃう。

添てんさん、がんばれ!

でも、いつになったらヒコーキ飛ぶのかな(嘆息