私のバッグ

私は4~5年前から仕事にはハンドバッグではなくリュックを使っています。内館牧子さんが「すぐ死ぬんだから」の中で描いた老人の姿は、「リュックを背負って帽子を被ってウォーキングシューズを履いている」とありましたが、ドンピシャになってきました。

#あれあれあれ~、やっぱりみんな行く道なのかも。

とにかく手に何かを持つとどこかに置き忘れるので、なるべく手には何も持たないことにしています。だからリュック。

リュックひとつに納めるとなると、大きなものになり、さらに一番の課題はお弁当箱でした。リュックの中にお弁当とサーモスも入れねばならぬ。いろいろ探して結局見つけたのが「アネロ」でした。


たくさん入ることを目指して買いましたが、なんと4年間ほぼ毎日持ち歩いたのにびくともしませんでした。とにかく丈夫。私は荷物が多いので重くなってしまうのですが、肩にかける部分は最後まで傷みがなく(すぐに切れてしまうものもよくある。有名メーカーでもあっという間に切れてしまったりしましたもん)、買い替えを決断したのはポケットの縫い目がついに切れてしまったからです。

ちょっと困ったのは、高さがあるので整理しづらかったこと。前に使っていたバッグインバッグも使ってみましたがイマイチ。ネットをググって見つけたのは100均のファスナーケースで整理するものでした。これで一件落着。

今回買い替えたのは前回よりも進化した撥水タイプ。前回のものは雨が降るとビニール袋で覆ったりしなければならなかったのも、これで解決。

いろんなバリエーションがあるのでお気に入りの色や柄を選べます。

ただいま楽天で半額セールをしていますが、うまく半額品が見つかるといいですね。

地方で相談会を行わない理由

避難応援プロジェクトもそうですが、様々なDV啓発イベントや相談は、地方ではほとんど行いません。地方でもできたらいいなぁと地方出身の私も熱望するのですが、実現は難しい状態です。

地方でイベントが行われない理由は、まず集客ができないためです。もし避難応援プロジェクトをやったとしても参加希望者はおそらくいても一人とか二人とかになるでしょう。出席者がほとんどいないのがわかっています。DVに限らず、人権問題などの堅いテーマにはなかなか人は集まりません。

いや、人がたくさん集まっているのを見たよということもあるかもしれませんが、結構行政や団体、会社などが仕事として動員しているケースがあります。

「私が話せば200人くらいは軽く集まりますよ」と言った方がいましたが、結果は惨憺たるものでした。その方が見た200人はおそらく機関が動員をかけて人を集めたのでしょう。それを知らずに自分の話を聞きに人が集まっていると思っていたのです。誰も動員をかけたと講演者には言いませんから。

行政や団体が企画する講演会は、予算を取って実施していますから、それなりの人を集めなければなりません。集まらなければ予算を取った意味がなく、その部の成績にも関わります。だから何としても「人が集まったという証拠」を作らなければならないのです。

こういった行政が行う講演会ですら人が集まらないのに、小さなグループが主催する講座に人が集まるわけがない。地方で講座を行うには交通費や講座会場使用料がかかりますので、地方にはなかなかこちらが主催するイベントは開きにくいのです。

離婚後の姓をどうするかー避難応援プロジェクトから

先日の避難応援プロジェクトの中で質問された項目に「離婚後の姓は元にもどるか、そのままの姓を使用するか、どちらがよいか」という質問が出ました。結婚で姓の変わった人は本来ならば実家の姓に戻るのが原則ですが、仕事に支障が出たり、子どもが姓を変えるのを嫌がるのでという理由でそのままの姓でいることが多いようです。

夫の姓を名乗るのなんか絶対に嫌!という場合は速攻で元の姓に戻りますが、この姓をどうするかで悩んでいる方も結構います。夫の姓は嫌、でも、子どもと違う姓だと家族であるという証明をする必要があるので、結局子どもと一緒に夫の姓でいる方が多いです。

姓は離婚してから3か月以内に決めなければならないので、どうするかは離婚のときに一緒に考えなければならないことでした。いったん決めた姓は猶予期間後に変えようとするとものすごく難しいと聞いていたからです。

ところが今回のプロジェクトでは弁護士から意外なお答えが。

「ずっと後から姓を変えたくなったら、『離婚の時は子どもと同じ姓でいたかったので変えませんでしたが、今は子どもも大きくなって自立したので、実家の姓に変えたいです←例です』とか言えば、変えるのは簡単です」というお答えが。

後からでも変えられるんですって!簡単なんですって!

その場にいたスタッフや出席者から「へーへーへーへー」の声が。

後からでも変えられるんなら、必死で悩まなくても、とりあえずで選んでおけばいいですね。

その他、調停で困り果てていた方にはあっさりと解決策もでてました。

避難応援プロジェクト、自分で言うのもなんですが、ネットで転がっている眉唾な情報ではなく、専門家から提供されるものなので、本当に一言ですんなりと解決するものがあります。

次回は2月12日です。まだ空きがありますのでよろしければどうぞ。

やっぱりな結果

先日友だちと話をしていたら、「私、もうケーブルテレビ解約しているし、テレビに接続することがないのよ。当然NHK受信料も払っていない」と普通のことのように言いました。

「もともとドラマなんか見ないし、見たかったらNetflixを見ればいいし、ニュースはYouTubeで流れているじゃない?もうテレビは必要ないからはずしちゃった」

これが若い世代ならわかるのですが、もう還暦も過ぎて、メカもまったくわからない人の話です。そういえば彼女からYouTubeのヨガをテレビで映したいからどうにかしてくれと言われ、接続してあげたのは私でした。

実際私自身、ほとんどテレビを見ることが無くなってきています。毎日見るのはモーニングショーとニュース、それから録画した番組です。ゴールデンタイムはどこの局も同じタレントが出るクイズやバラエティばかりでつまらないことこの上ない。見るのはBS中心です。

BSで放送される映画は録画したいし、フィギュアスケートなどのスポーツ中継は見たいのでまだ外す決心はつかないのですが、ちゃっちゃとやってしまっている人はもういるんですね。

2007年頃、ネットの広告が台頭し、新聞に広告を載せる会社が激減して新聞社はどこも頭を抱える状態になったそう。それがテレビにもやってくるかもしれません。←絶対に来る

私も新聞を取るのをやめて久しくなりました。コロナ前、職場で新聞を見たら、広告は旅行や健康食品ばかり。新聞は年配者しかターゲットが無くなってしまったようです。

#その旅行もコロナで無くなってしまったから、今はどういう広告を載せているんだろう

「もうネットだけがあればいい。テレビは必要ないわ」と彼女は言いながら、「でもYouTubeだって後数年よね。きっと新しい媒体がやってきてそちらにシフトするからさぁ。YouTuberの子たち、どうするんだろうね」

そうやって私たちはいつも時代の波に乗って生きてきたわよね

でも私たちはその波とは別のところに仕事があったから、この年までやってこれたわよね

そうなのよね。時代とは関係のないところの仕事だったからやってこれたし、私はちょっと関係あったけど、それは思わぬ転職という形で乗り越えた。別に未来を考えて転職したわけではなく、目の前に転がっていたからつかんで飛び乗っただけでした。

「やっぱり運よね~」「運だね~」

とはいえ、やはり5年後、10年後を見据えての行動やリサーチは必要です。

amazonブラックフライデー開催中

ただいまアマゾンでブラックフライデーが行われています。

今回はお試しでソイプロティンを買ってみました。ホエイ(牛乳)よりもソイ(大豆)だよなぁとは思っていましたが、お高いのでずっとホエイだったのです。今回ブラックフライデーでお安くなっていたので買ってみました。

私はココアやチョコレート味よりも、酸っぱめの味の方が好きなのでこちら。最初にプロティンを買ったときはアメリカからの輸入品で、一抱えもあるようなプラスチックの容器に入ってきて、その形も爆弾みたいで、超びっくりしました。

このチョコレート味が甘すぎて、やっと飲み切ったという感じだったので、次回からはジムで試飲会をしていた時に気にいったベリー味になりました。これもイチゴミルク味だと甘くてちょっととというところもあり、今回のイチゴミルク味はどんなもんなぁと。

プロティンはジムの運動後に飲んでいます。栄養は食物から摂る主義で、大豆製品は元々好きでよく食べているので、プロテインはあくまでもサプリメント(補助)。

武田真治さんが「食べ物は栄養素として摂る」と語っていましたが、それは私はできない。食べるのは楽しみです。美味しいものを食べるために生きているようなもの。午後4時過ぎは「今日は何を食べようか」と頭の中はそれでいっぱい。

アマゾンブラックフライデーは12月2日(木)までなので、お買い得品をこれからネットショッピングします。←楽だわ~

離婚以外の方法

特に「生活費を渡さない」ことに関して「婚姻費用請求」の調停を起こす方が増えてきました。昔はこの類のことは離婚調停とセットで話し合われることが多かったのですが、今は離婚調停は行わず、婚姻費用請求(以後婚費)として、多くは妻から夫へ出されることが増えました。

中には離婚請求はせず婚費だけ、もしくは同居したままの婚費請求もされるようになりました。一緒に住んでいる者同士が裁判所に行き、生活費を下さいと第三者を交えて話し合うという、以前にはあまりなかったことがこの頃結構起きています。

当然夫はそんなところへ行きたくありませんので、欠席してしまえばこの話し合いはできないことになります。でも、さすが裁判所からのお呼びたてとなると無視できないのか、話し合いの席につく人もいます。

掲示板に「同居している夫から面会交流の調停を起こされた」という書き込みがありました。夫はモラ夫なので、子どもに悪い影響を与える、だから子どもを守るためということでしたが、私は子どもが夫に会わないよう、ピリピリしているお母さんがいる方がむしろあまりよろしくないのではという気がします。

別居も離婚もせずに、工夫して夫と暮らすことはできますが、困るのは生活費を減額される、止められることです。こればっかりは対処できません。そのためには最初に書いた通り、裁判所に「同居しているが、生活費をもらえない」と訴えるのもひとつの手かなとは思います。

夫が「自分が出せるのはこれだけ。そもそも妻は働いていない(またはパートのみ)。もっとちゃんと働いて家計を助けるべきだと思う」と持論を展開するでしょうが、もしそうだったとしても、裁判所は「妻にこれだけ渡しなさいよ」ということは言ってくれると思います。

ただし、その後の夫が不機嫌極まりなく、家のあちこちで大きな音が出てきたり、怒鳴り散らしたりが頻発することは、あるでしょうねぇ。。

避難応援プロジェクトからー断捨離

昨日は今まで延び延びになっていた、今年度初めての「避難応援プロジェクト」でした。コロナでなかなか開催できず、緊急事態宣言の合間をかいくぐっての開催です。

リモートでやればコロナの危険もないし、どこに住んでいても参加できるのでリモートをというご希望はいただきますが、参加者がどういう方なのか、こちらで安全性を担保できないので、残念ながらリモートでの開催はこの先も行う予定はありません。

さて、昨日の会議で出てきたことの中に、「へーへーへーへー」というような内容があったのでお伝えします。

家を出る準備をするときにしておくことの一つに「荷物を整理する」がありますが、アドバイザーより目から鱗のアドバイスがありました。

「普通の断捨離は捨てますが、避難のための断捨離は『不要なものは残していく』です」

捨てるには労力がかかりますが、残していくなら何もしなくてもいいから楽です。さらに整理をしっかりすると、妙に家の中がさっぱりして、カンいいモラ夫に感づかれることになります。実際出た後「なんだか家の中から物が無くなっていっているとは思っていた」と言ったモラ夫がいました。結構見ていないようで敵は見ています。

ということで、「モラハラ家庭からの避難の断捨離は残していくべし」でした。

この他にもいろいろ出てきましたので、随時ここでアップしていきますね。

養育費といふもの

養育費をずっともらい続けられている方は昔からずっと変わらず2割程度です。8割の方は最初から養育費の取り決めをせずに離婚しているか、踏み倒されているかです。

養育費を払う側は、この養育費をどう思っているのでしょうか。離婚後も子どもの養育に関わりたいと思っているならば、100%養育費を払っているはず。養育費は払わないけれど、養育に関わりたいなんてことはあり得ない。

離れて暮らしていて、いつもはいないもう片方の親の存在を感じるのは養育費が支払われた時です。この時ほど離婚で離ればなれにはなったけど、子を思うことを形にできることはありません。

養育費が滞る可能性があるので、一括で欲しいという方は大勢いますが、それを相手に飲ませるのはなかなか大変です。お金のある相手ならば「本来ならば20歳までの支払いで1千万円だけど、一括なら500万円でもいい」という条件に乗ってくるかもしれませんが、悪い相手だと踏み倒しが可能なのに一括で払うなんて損だ、と考えるかもしれません。

払わなければ強制執行という手段もありますが、これが自営業や職を転々とするような相手だと難しいものがあります。(強制執行についてはちょっと調べてみたので、別の機会に書いてみます)

離れても自分はその子の親であることを1月に1回感じることができる、その子を忘れずに思っていることを表現できる「養育費」。よもや共同親権を訴える方の中に不払いする人がいるとは思えませんが、養育費は坦々と払い続けることに意義のあるものであり、何かと相殺できるようなものではないのだろうと思います。

さらに家族は形態を変えます。相手が再婚することも、子どもができることも、こちらの子どもが進学することも重い病気になることもあるでしょう。養育費はその都度見直しして支払うものだと考えると、「それは変でしょ」ということになる。

ただ、何しろきちんともらえている人が2割しかいないので、これは不安だから最初にに一括でという気持ちはとてもよくわかります。この「8割払っていない状況」を何とかしてほしい。諸外国のように国がいったん肩代わりし、税金と同じように夫から取り立てるというシステムすれば、この一括問題は帳消しになるのですが。

養育費や婚姻費用を減らすために仕事をやめたり、わざと収入の低い部署に異動したりすることもあります。そのくせ「妻がちゃんと子どもを養育しているか心配で」などと言う。心配するなら金をくれと言ってやりたい。

できない要求

相談員をしていて、結構多くの方が要望されることがあります。それは「私もパートで稼いでいたので、離婚のときはその分を返してほしい」という要求です。これから子どもを抱えて生きていかなければならないのだから、お金のことはとても心配だと思うのですが、残念ながらこれは通りません。

なぜ返してもらえないのかと憤る方には残酷なのですが、家庭というものは「双方が助け合って成り立つ」ものだからです。法律には同居・協力・扶助するという義務が書かれてありますが、「夫は稼いできて妻子を養う」とは書いていないのです。妻が稼いで夫を養っても別によいのです。

ただ、これをすると男性側は「ヒモ」と呼ばれるという現実もあります。妻が夫から養ってもらうのは「専業主婦」と呼ばれますが、これを男性がやろうとすると「ヒモ」と呼ばれる。

このあたりが法律と一般社会の乖離だなぁと思います。ヒモよりもちょっと軽いのは「髪結いの亭主」でしょう。昔は女性がつける職業はあまりなく、「髪結い」つまり美容師は女性が技術をつけることができる数少ない職業でした。

美容師を妻に持つと食いっぱぐれがなく、無職になっても養ってもらえるので男性側の「いいなぁ」という思いとともに「妻子を養なわないなんて男らしくない」という侮蔑の意味もありました。どちらかというと後者の方が大きかったと思います。

冒頭の話に戻りますが、本来夫婦が協力して家計を維持するものなので、妻が働いたものも家計維持に使われたわけですから、夫に返してほしいというのはとても変な話なのです。

「でも夫は自分の好き勝手なことをして趣味に使い果たし、実際の家計のほとんどは私の給料で賄っていました」という方も多いでしょう。特にモラハラの場合は多いです。ですが、いざ離婚の話になると、これはまったく認められません。夫が妻の稼いだお金で何をしても、何を買っても関係なく、家庭のために消費されたとみなされます。

だから、まじめにコツコツ頑張って倹約したり貯金したりした妻ほど離婚のときは損をします。やるせないですね。だから損の幅を少なくするよう、いろいろと考えて行動することが必要なのです。

モラハラの変化

私がモラハラ被害者同盟を作ってからもう18年が経ちます。0歳で生まれた子どもがもう高校3年。大学受験をしようかという年数です。この間に家族の形態がだいぶ変わってきました。

20年前は社会的DVというと、妻の縁戚や友人などとの交友を絶たせたり、「働かせない。家から出ないように始終電話をかけてくる」という意味で使われることが多かったのですが、この頃は様相が変わってきました。

#妻が家から出ていないか、電話を(当然固定しかない時代)1時間置きにかけてくるなんていう家もレアでなくありました。ああ、時代を感じる

ところが月日が流れ、終身雇用制が崩れ始め、男性もいつまでも今のところに勤め続けることができるのか、不安を抱えて働く時代になりました。給料も昔は定期昇給したものですが、今は働きに応じてランク付けされ、時にはランクダウンすることもありますし、働き方改革で残業が減り、受け取る給料は目減りする一方になっています。

この頃よく聞くのは「妻に働いてくれと言っているのに、なかなか働こうとしない」という夫たちの嘆きです。逆に妻側から「夫から働くように迫られて、時には怒鳴られたりする。モラハラだ」という声もあります。

妻側がなかなか重い腰が上がらないのは怠けているわけではなく、長い間働いていないので不安が大きいということが一番なのだと私も感じています。「パソコンも使えないし、職場でいじめにあったりするのも怖いし」という不安です。

そのほかに夫側も「働くなら家事も手抜きをせずにちゃんとすること」などという、これはもうダブルバインドだろうという、相反する指令が飛ぶこともあります。働け、しかし家事もちゃんとしろでは妻はとてもじゃないけど働きになんか行けません。

妻が働きに行くとなったら、家事は「手伝う」のではなく、半分以上は夫がするくらいの気合でやってもらわないと、家事は毎日行わなければならないことが山積みなのです。

その昔は「新聞を取りに行く」というのが夫がする家事でしたが、今は新聞そのものが無くなっていきつつあるので、こちらの方は仕事の方が無くなってしまった例。

「妻にはパートではなくもっと働いてもらいたい。ボクだってちゃんと家事は手伝ってますよ。ごみ捨てはボクの担当です」と言われた日には力が抜けてしまいます。ごみ捨てを家事だと思っている夫に家事をとはなんぞやをどう理解させるか。

働くことに腰が重い妻ばかりを責められないなぁと思います。