ショコラさんと離れた子育て

〔写真はイメージです〕

人気シニアブロガーのショコラさんの本を読みました。そういえば以前ブログをちょっと拝見したら面白そうな本を推薦されていて、その本を図書館から借りて読んだような気がします。

結構前の話なので、そこから先は知らなかったのですが、ショコラさんは今や人気シニアブロガーとなり、出版もされています。支払いが終わった小さなマンションの一室は大好きなものだけを置き、あとは清々しい心地よさそうな空間の中で、60代のショコラさんはパート勤めをしながらとっぷりとお好きな読書やネットサーフィンを楽しまれています。

ため息が出そうなこの素敵な空間で暮らしているショコラさんですが、40代で離婚され、息子さんふたりは元の家に住んだまま、ご自分だけ別の家に住み、息子さんたちの食事や洗濯のために毎日通われるといった、「離れた子育て」をされていました。

ショコラさんがなぜ家を出られたのかはわかりませんが、実はモラハラ被害者の方でこういう形態の生活をされる方が時々います。多くは「子どもと一緒に家を出ようと思ったけれど、子どもが付いてきてくれなかった」というものです。

子どもがいる方の別居でこれが一番の難所です。一生懸命長い間避難の準備をして、さて決行と思ったら子どもが家に残ると言い出す場合があります。

子どもの首に縄をつけて引っ張ってくるわけにもいかず、でも夫との生活は限界となると、近くに住んで、子どもの世話をしに家に戻るということになります。

特に食事は「ちゃんとしたものを食べているか」ととても気になりますから、こういった半別居のような生活になってしまっても仕方がないかもしれません。

ショコラさんのお宅は子どもが高校生になると、今度は子どもがショコラさんの家に来るようになり(でも本拠地は夫の家ということか)、面会交流調停のようなことはまったくしていなかったようです。

ショコラさんとお子さんとの間でどういう協議が行われたのかはわかりませんが、母と子の絆は切れることなく、現在30代後半になった息子さんたちは、ショコラさんの部屋に月2回やってきては親子で自転車の小さな旅に出たり、ちょっとリッチな食事に行ったりと、足りなかった親子の生活を補うように暮らしています。

ショコラさんが子どもを置いて自分だけ出た経緯はわかりませんが、もし子どもを連れて家を出たい場合は、子どもが小学校中学年くらいまでに決行しないと、子どもが「自分は行きたくない」と言い出す可能性が出てきます。

まだ低学年の場合は泣く泣くにはなるかもしれませんが、母と一緒に行動してくれますが、自分の世界を持ち始める年代になると、それが難しくなります。

離婚、別居に関しては、こういった形態もあるだろうし、岩崎宏美さんのように長く離れていても成長した子どもたちと仲睦まじく交流することもある。

親子が一緒に過ごしていても、子が家を出てぷっつり音信不通になることもあるし、親子でいがみ合うこともある。一緒に暮らしているから良いというものでもないのかもしれません。

ショコラさんは同じ60代の女性たちのあこがれの人となり、身の丈にあった暮らしを楽しんでいらっしゃるようです。

「幸せなカサンドラ」講演会のお知らせ

ASDなどの発達障害者と一緒の時間を過ごすことが多い方は、モラハラ被害者と同様、ご苦労が多いことと思います。実際にあったエピソードを聞かせていただくと、もうモラハラと被りまくり。区別が難しいという話になると、区別する必要はないのではないかと言う話にいつもなります。

ただ、私としてはお話を伺って「これは発達障害だ」と思った場合は「これは発達障害の特徴が多いので、モラハラではないと思う」と言います。当然私は医者でも専門家でもないことを必ず前置きしてお伝えします。

さて、私がここ数年おつきあいさせていただいている「アスペルガー・アラウンド」のSORAさんが、夫の幸也(こうや)さんとふたりで講演会を行うことになりました。幸也さんは診断済のASDです。

東京飯田橋の会場でも、WEBでも、どちらでも参加することができます。私はWEB聴講の参加を申し込みました。参加料は2,000円です。

実は私は幸也さんと何度かお会いしてお話させていただいたことがあり、その時「ははー、ASD特有の思考ってこうなのね」と納得したことがあります。言葉は悪いですが当事者から直に伺うととっても興味深いです。

SORAさんは配偶者がASDのカサンドラですが、今は夫を理解し、「幸せなカサンドラ」としてお話されると思います。まったく理解不能、またはモラハラと同様にどこに地雷があるかわからない生活をされているカサンドラの方にとってはひたすら羨ましいお話なのですが、SORAさんが一気にそこまで行ったわけではありません。

そこにいきつくまでに試行錯誤し、思い悩み苦しみ、離婚は何度も頭をよぎったことでしょう。でもたどり着いたのは「幸せなカサンドラ」だったというお話になるかと思います。

「夫はモラハラだけど幸せです」と言える人がいないように、カサンドラ状態で「幸せです」と胸を張れる人はなかなかいないと思います。SORAさんがどうやってその境地にたどり着いたか、秋の昼下がり、受講してみませんか?

お申し込みはこちらから↓

https://www.reservestock.jp/events/736976

また、私の定期電話相談受付が始まっています。この次は12月頃になると思いますので、ご希望の方がいらしゃいましたらこちらからご連絡ください。

台風の備えでバタバタ

台風14号が近づいてきました。生暖かく、とぐろを巻くような風の音がただ事でない。昨日からまずそうなものだけベランダから家の中に避難させましたが、ちょっと普通ではなさそうなので、結局植物は全部屋内に移動。部屋の中はさながら植物園のようになってしまいました。

九州の被害も大きそうだし、今は四国、近畿にいるらしい。それでこの風の音なのだから、関東に上陸したらどのようになるのだろうかとハラハラしています。

まだ9月。これから台風は次々と上陸するでしょう。異常気象は台風も大量製造するのかもしれません。家が飛び、洪水が起こり、人が避難しなければならないほどの台風がこれからどれくらいやってくるのだろうか。

CO2の削減は小さな気遣いから必要だよねと、今年の異常気象を体験して思います。これは異常ではなくこれからずっと続く可能性もありますから。

エリザベス女王のご葬儀をテレビで見ながら考えよう。日本の国葬はどうなるのかな。たぶん見ることはないと思う。

みんなの願い

いろいろと相談をお受けしていて、一番多いご希望は「今の家に自分と子どもが住んで、夫には出て行って欲しい。生活費は今まで通り受け取りたい」というものです。

えっとですね、まず、夫が出て行かなければならない理由がないのです。例えば夫が大乱闘をして妻子がけがをして、夫が逮捕された場合は警察から「家から出ていくように」と命令されることはあります。

警察は「このままでは刃傷沙汰になって危ないと判断」した場合も、夫に一旦どこかに行くように命じることはあるかもしれません。

いずれにしても警察の関与が必要です。

警察以外で夫に家から出ていくように言える人はいるでしょうか?ご親族はどうでしょうか?と伺うと、ほぼ全員「いません」と言います。

では裁判所の調停ではどうでしょうか。その前に、離婚調停を起こすときはとにかく別居することが第一です。同居したまま調停をして、裁判所で火の粉を散らして、ふたりとも同じ家に帰ってくるって、怖くないですか?

そもそも離婚調停を起こすためには「もうこの夫とは一緒に暮らしていけない」という証拠が必要です。その証拠とは夫と離れること、夫が出て行かないならあなたが家を出ることです。家は夫も住む権利がありますので、家から出なければならない理由がないのです。

警察以外、誰も夫に「家から出ろ」とは言ってはくれないのです。

夫に家から出て行ってもらい、小さなアパートに住んでもらって不自由な暮らしをしてもらい、生活費は今まで通りの金額が欲しいというみんなの願いはまず難しいというより不可能です。弁護士に頼んでも無理でしょう。

もしこれを「わかりました」と言ってくれるような相手なら、そもそも離婚なんかする必要はないのです。

これからのことを考えるときは、この希望はまず捨てて、どうやって家を出て自活するかを考えた方が早道です。

そう思うと、事の成り行きとはいえ私の場合、怒り狂った夫が家を飛び出し、戻ってこようとするのを私が阻止し、その合間に離婚調停が成立し、私が子どもと一緒に家に住み続けることができたのは一生分の運をここにつぎ込んだようなものだったのかもしれません。

女王陛下の愛され方

私は2012年のロンドンオリンピックで、エリザベス女王がジェームスボンドと共演するシーンが大好きでした。この演出はイギリスにしかすることができないもので、それを女王が面白がったのか、自分が出ることでオリンピックの機運が高まり、成功へ繋がると思われたのかはわかりませんが、ともかく、ここ最近のオリンピックの中でダントツにロンドン大会が好きです。

そのエリザベス女王が先日亡くなりました。なにしろ96歳という高齢ですので、いつどうなってもおかしくないとは思っていましたが、本当に突然亡くなってしまいました。

トランプのクイーンとエリザベス女王はいつもこの世に存在するものだと、多分多くの人が思っていたと思います。

イギリスは大好きな国のひとつです。ただ、朝食以外の食事はどうもいただけませんので、行けば結局は自炊になりますが、それを入れてもイギリスの方たちから受けた親切や微笑みが忘れられません。

私も若い頃は皇室は税金の無駄遣いと思っていましたが、やっぱりクイーンやキング、プリンセスやプリンスが自分の住んでいる国にいるのはいいものだなと思うようになりました。

日本の総理大臣が外遊してもさほど大きな記事になりませんが、天皇が行けば大きな話題になる。皇室はやはり日本の象徴として必要なものだと思います。

ふと今検索してみたら、英国王室の継承は一番上の子が引き継ぐんですね。

https://sp.25ans.jp/royal/genealogy/

エリザベス女王の長子がチャールズ新国王であり、次はその子であるウイリアム皇太子でその次はその長子、二番目、三番目の子が続く。次男のヘンリー王子の王位継承権の順番は長子の子の後になる。そして男女の区別はない。

これはいいじゃないですか。世界で一番有名で誰でも知っているのはエリザベス女王。ここに男子でなければならないというのがない。愛子様押しの私としては、日本の皇室もぜひこれを採用していただきたい。

エリザベス女王が25歳で王位を引き継いだ時「国のためにつくす」と語ったと言います。戦争が始まればラジオで国民の一致団結を呼びかけ、自身が軍用トラックを運転してメンテナンスもする。90歳を過ぎてもあの華やかな皇室ファッションで300近くの公務をつとめ、国民と一緒にイギリスをアピールし続けました。

特に25歳で「国のために」と語ったところは「どこかのマコにきかせてやりたいよね」と私も思うしきっとSNSでも言われているのでしょう。

それにしても女王が国民に愛され、群衆に囲まれた映像を毎日見ていると、安倍元総理の葬式は間が悪いなぁ。国葬にしなければこんな惨めなことにならなかったのにね。

おしゃべりひろゆきメーカー

友人から教えてもらったサイト?おもちゃ?アプリ?よくわからないところです。

テキストにひろゆきさんにしゃべってもらいたいことを入れて動画を生成すると、ひろゆきさんがその言葉をしゃべってくれます。

https://hiroyuki.coefont.cloud/

いかにも彼が言いそうな内容を、彼が言いそうな言葉で入れるとなかなか面白くて笑えます。

CoeFontのAI技術を使っているとのことですが

https://coefont.cloud/

ここではひろゆきさんだけでなく、いろいろな方の声が作れるそうです。

面白いな~と思っていたら、これはただのオモシロイだけのおもちゃではありませんでした。

手術で声を失う人が前もって自分の声を登録しておき、失った後は文字を入力すると自分の声で相手に話してくれるという、失った人も、その周りにいる人も幸せになるという、画期的な発明なのでした。

このCoeFontを作ったのは20歳の大学生。最初の目的は違ったようですが、こういう使い方をしていると知った時、「がんばってよかった~」と顔をほころばせます。

すごいなZ世代。頼むぞZ世代。

なんだかすごい進化がしていきそうで、とっても楽しみです。

楽天市場で半額セール

楽天市場半額セールが始まりました。

時間によって半額になる商品が変わるので、アマゾンセールの時もそうですが

前もって教えてよ~~  と思いますね。↑から楽天に入ってお買い物をしていただけると、モラハラ被害者同盟への支援金になります。

今回はLEDクリップライトを買いました。まだ眠くないけどベッドには入っておきたい。その時はブルーライトを発するタブレットではなくて本を読みたい、がしかし40年前の電気スタンドでは熱くてしょうがない。

ということで今回はLEDのライトを買いました。なんと1,600円(税、送料込み)


まだ到着していませんが、秋の夜長は読書にいそしみたいと思っております。

共同親権ー自民党保守ががんばったそうで

こちらの記事で「一番大きいのは『旧統一教会問題でそれどころじゃないのでは』『旧統一教会の理念と共同親権派の理念が一致しているので、ここで共同親権に賛成したら旧統一教会と関係があるのではと思われてしまい、尻込みしているのでは』とか、様々なご意見があります。」と書きましたが、あちこち調べてみたら、法制審議会の様子を書いたものを見つけました。

https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2022090400585
信濃新聞社説

”これに沿って8月末に中間試案を公表し、意見の公募を経て、議論を詰めていく段取りだった。法制審の事務局を担う法務省が、取りまとめに先立って自民党の法務部会に説明した際、共同親権の導入を強硬に主張する議員らから異論が噴出した。

 法制審はこんなことしか決められないのか。意見が反映されないなら法務部会は何のためにあるのか―。議員の怒号は会議室の扉越しに廊下まで響いた。法務省側が取りまとめを延期する方向を示してその場を収めたという。”

旧統一教会問題でびびったということではなく、ちゃんと異論を噴出させていたそうです。”議員の怒号は会議室の扉越しに廊下まで響いた”とのこと。

しかしながら
”法相の諮問機関として、民法や刑法をはじめ法務の基本的な事項を議論する法制審は、政府の主要な審議会の一つだ。法律学者や実務家らの知見を取り入れ、行政の公正さを確保する目的がある。独立、自律した形で議論がなされることが欠かせない。議員が、思い通りにならないからと横やりを入れていいはずがない。専門家らの議論を尊重しないなら、審議会は存在意義を失う”

ということでこの怒号に対していかがなものかと批判をしています。国会の中では怒号は普通の行為かもしれませんが、この場で怒号を繰り出す、TPOをまったくわきまえない自民党議員がいたようです。

どうもこの共同親権のことになると「怒号がとびかい」ます。

共同親権にしたい方たちは、共同親権にさえすれば、児童虐待は無くなり、養育費は滞りなく支払われ、親が離婚しても子どもたちはすくすくと健全に育ち、別れた妻と一緒に明るく養育できる(笑)という夢を見ているようですが、共同親権になっても子どもと面会できない人はそのままできませんし、児童虐待は両親が揃っている家でもあります。

ひとり親が児童虐待の温床とかいう、なんだかわけのわからないことをずーーっと言うよりも、まずは養育費をちゃんと払ってくださいね。

共同親権の中間試案先送り

https://news.yahoo.co.jp/articles/00ff3f546ed931abde4e9103c91b7919881191ad
yahooニュース:

8月26日に共同親権の中間試案の正式決定を先送りすることが決まりました。それに併せてみなさまに事前告知していたパブコメ(パブリックコメント)も一緒に先送りになりました。

せっかく準備をしてくださっていたみなさま、もう少し手ぐすね引いてお待ちください。

この中間報告が見送りになった原因は、自民党法務部会でさらなる議論が必要と判断され、了承が得られなかったためだとか。

私の界隈では「ホントかいな」の声が多数。一番大きいのは「旧統一教会問題でそれどころじゃないのでは」「旧統一教会の理念と共同親権派の理念が一致しているので、ここで共同親権に賛成したら旧統一教会と関係があるのではと思われてしまい、尻込みしているのでは」とか、様々なご意見があります。

実はモラハラも離婚も何もご存じない方々の声を拾うと、「夫婦仲が悪くなって離婚をしても、子どものことは別でしょ。そこは両方とも親だもの、子どものためを思って離婚後も子育てをするのは当たり前と思う」というのが大多数なのです。

およそこれでもめている夫婦は高葛藤状態にあり、そのまま離婚した夫婦のことなぞ知りゃしない。

そういう方々に、「別れても子育ては一緒にしたい」「いつでも子どもに会える状態にしておきたい」というのはとても共感するらしいのであります。

私もまともな夫ならばそれでもいいと思います。子どものことで相談することもあるでしょう。でも、そもそもそんなに物わかりのよい夫とは離婚しません。

子どもの教育方針や進路のことが原因で離婚する夫婦も多いなか、その状態を引きずったまま離婚後も別れた夫と連絡を取り合わなければならない状態というのは、考えただけでぞっとします。ましてやモラハラ夫。

モラ夫とは会話が成立しないので、離婚の時は弁護士を依頼しないと離婚すらできないのに、話題が子どもになったからモラハラツールは出てこないは絶対にありません。必ず毎回の嫌がらせがあります。

その状態を知らずして「別れても子どものことは別でしょ」という、頭の中がお花畑になっている人たちを取り込むやり方はどうかと思います。

共同親権に反対のTwitterを毎日あげて下さっている小魚さかなこさんですが、1年前のTwitterに「え?」というものを発見しました。

共同親権に反対する弁護士や支援者を徹底的に一人ずつ叩き潰そうとするこの異常性に、国も裁判所もとうに気がついています。共同親権に賛成している人の中には善良な親も混じっているのでしょうが、残念なことにやること言うことが過激すぎて、普通の人も引いてしまいますよ。

昔、まだモラハラが世の中に知れ渡っていない頃、一般の方々に説明する時に「暴力団と一緒に住んでいると思ってください」と言っていたことがありました。

このツイートにも「まるでヤ〇ザのようだ」とありますが、家の中にいたヤ〇ザが外に出てきたようです。

これは反対する人たちにとてもラッキーです。家の中のモラハラが外に出てきているのですから、彼らの異常性がとても理解してもらえるチャンスです。

これを異常と思わないことが、俺様偉いの脳構造なのでしょうね。

取りたい資格

常々離婚を考えている方には離婚するまでに何か仕事を見つける、資格を取ることをお勧めしていますが、ご相談の方で人気なのは「医療事務」です。

なぜこの資格を取ろうと思ったのかを伺うと、「自分でもできそうな気がするから」「日中の仕事なのできちんと終わるから」「カレンダー通りの仕事だから」というお答えが返ってきます。

後はたぶん座ったままで楽そうだからというのもあるかもしれません。

私の知人も医療事務をしていますが、彼女は資格は持っていません。病院の事務は資格がなくてもできるのです。知り合いから紹介されて、同僚から教えてもらいながら仕事をして覚えていったそうです。

医療事務で検索すると、「覚えなければならない専門用語がたくさん」「人間関係で苦労する」「給料が安い、上がらない」など、あまりよくないことが書いてあります。

ただ、「仕事を覚えなければならない」や「人間関係で苦労する」はどこに行っても同じこととです。医療事務だから特別大変ということはないでしょう。

それよりも、こんなにたくさん医療事務を希望する方がいるのに、働き口があるのかと心配になります。都会はそれなりに小さなクリニックが沢山ありますが、地方は限られています。

私が地方に住んでいた時は、小さな病院の受付の方はずーーっとそのままで、たぶん10年、20年と勤めている方が多かったと思います。つまり定着している。

仕事口の数よりも仕事を探している人の方が断然多い。医療事務はそんな印象があります。資格はとったけど働く場がないということになるのではないかと、医療事務を目指す人を沢山見ていて思います。

これがもし簿記2級だったら、経理知識を必要としているところならどこでも働けます。FP(ファイナンシャルプランナー)だったら、これも幅広く勤め先があります。

私は役所で働いていましたが、社会福祉士の資格を持っている人がすごく多くいました。また、役所がいろいろな職種を募集するときも「社会福祉士」は有利な資格でした。

実習があったりして大変そうですが、医療事務よりは需要がありそうなので、いい資格なのではないかと思います。