魔の10日間の必需品

ページトップの写真が、桜から藤の花になりました。以前外国人の方に「桜が終わったら、次はウイステリアね」と言われて、なんのこっちゃと思って調べてみたら、藤の花でした。

その方が見せてくれたのは、あしかがフラワーパークの藤棚の写真でした。私が知っている藤棚とは全然違う、ほとんど芸術品のような写真がたくさん並んでいました。あしかがフラワーパークは、日本人の方でも知っている方はそう多くないのではないでしょうか。今は外国人の方がInstagramなどを見て行かれるようです。私もいつかはこのあしかがフラワーパークでウィステリアを見たいと思っています。

さて、あと数日でゴールデンウィーク中に突入いたします。毎年ゴールデンウィークが終わるまで、夫の機嫌をがどうなるか、祈るような気持ちで過ごしている方が多いと思いますが、何せ今度は10日間。かなり心を引き締めて臨む必要がありそうです。

そこでオススメなのがこの本です。

「心の傷を癒やすカウンセリング366日」

1年366日。毎日ひとつずつ短い内容のアドバイスが書いてあります。提言だったり、慰めだったり、共感だったり、その日によって違います。これを毎日1つずつ読むだけで「ああ、そうだよね」と心の成長ができそうなことがたくさん書いてあります。366日が終わったら、また1から読み直してしまいそうです。ぜひ1冊手元に置いて、心のよりどころを作ってください。

そしてこの本なら、もし万が一モラ夫に見つかっても大丈夫だと思いますよ。

家計簿をつけよう!

私が調停をした時に、大きなトートバッグに持っていったのは19年間つけ続けた家計簿でした。夫は結婚1ヶ月目から生活費を私に渡すことがなかったという証拠の家計簿です。最初の頃はご丁寧にも献立まで書いていました。夫は特に食べ物にうるさかったので、「これしか作れないのか!」と言われないようにつけていたものです。

被害者の方のご相談を受けていて、「家計簿をつけていますか?」と伺うと「つけている」とお答えになった方はほとんどいません。みなさん「つける時間がなくて」とか「つけてもしょうがないので」と言います。夫が「妻が浪費家で困っています」と調停委員に言った時、家計簿をつけていればそのようなことはなかったと証明できるし、夫は嘘をつく人だと調停委員に思わせる絶好のネタなので、つけた方がいいと思いますよ。

被害者の多くは「夫は外面が良いので、調停委員はきっと私のことを信じない」と言います。だったら、この夫は嘘つきだとしっかり印象づけられる家計簿をつけましょう。調停では「妻が1千万円を使った(持ち逃げした)」と堂々という夫がザラにいます。

夫は口がうまいんでしょ?外面がいいんでしょ?説得力があるんでしょ?
だったら、それをひっくりかえしましょうよ。だめだ、できない、と言っている時間があったら、家計簿をつけましょう。今はスマホアプリでスキャンして家計簿になるものがあるそうです。ちなみに私は「てきぱき家計簿マム」というソフトを使っています。項目と数字を打ち込むだけなので、楽ちんです。結構日記がわりにもなって、重宝しています。

コツはざっくりとつけることです。「もやし18円」とつけなくても「食費1350円」でOK。食品と雑貨が入り混じっていたら、どちらかにつけておく。時々交互にする。こんな感じでいいんです。難しく考えなくても、最後の収支が合っていなくても、会社じゃないんだから誰も怒りません。やり続けるとなかなか楽しいもんです。

でも、「今は時間がないから後でつけよう」と思っていると、あっという間に1ヵ月が過ぎてしまいます。3日に1度は家計簿とご対面する癖をつけましょう。


HSPと生きやすさ

モラハラパブにかめいさんがHSPについての投稿をしてくださったので、それについて書いてみます。余談ですが、ずっと前、かめいさんが投稿してくださった時は「(禁止ハンドルネームの)仮名」かと思ったものです。「ん~、ま、いっか~」とそのままにしたのですが、さて、かめいさんは何のことだったのでしょう。かめいさん、今度教えてください。

さて、HSPとはどういうものかですが、HSPで検索するとたくさん解説しているサイトがありました。その中に自分がHSPかどうかわかるサイトがありましたので、やってみました。

https://hsptest.jp/

結果は↓
HSPではないと思われます。HSPの人たちに比べるとストレスの少ない生き方ができるかもしれません。敏感な人たちにとっては時にうらやましい能力です。

どうしよう、鈍感であることが証明されてしまった。。。

ただこの診断ですが「他の人に比べて音に対して敏感である」など、人と比べる項目があって、「人って誰?」「普通ってどれくらい?」と比べようがない質問があるので、それはどうかなと。大きな音をたてて、その中の何人かがすごくびっくりしたら、人より敏感になるに○できると思いますが、何もなければ比べようがないもんなぁ。

とはいえ、これは私が生まれた時からずっとそうだったわけではなく、少女の頃はそれなりに敏感でしたし、モラハラ被害者になってしまうだけあって、人の評価は気になったし、誰からも好かれる人になりたかったし、人の機嫌をいつも気にしている人だったのです、私だって。

ではいつ頃どうやって鈍感力を培ったかといえば、やはりモラハラ禍脱出後、たくさんの本を読み、たくさんの方とお話し、たくさんの善に触れたことで、一気に変わったと思います。それはもう血液を全交換したくらい変わりましたね。人の評価なんて気にしないですから、今。気にしないというよりもどうだっていいと言った方がいいかもしれません。評価でメシが食えるか!くらいの感じでしょうか。

私のプロフィールの中に座右の銘として「 暖簾に腕押し糠に釘、蛙の面にしょんべん 」としてあります。これはサイト立ち上げ当時、モラハラは一歩間違えば何でも人のせいにしてしまう被害者意識の塊などと言われ、誹謗中傷の嵐になるかもしれない。誰から何を言われても、どうぞどうぞ言ってください、お好きにどうぞと聞き流すために出したものです。事実2ch(当時)に「傷のなめあい」などと書かれたこともありました。言いたい人は好きなだけ勝手に言えばいい。私は馬耳東風でサイトを続けるという意思表示の言葉でした。

それにしてもHSPの特徴を読むと、これは生きるのにしんどいだろうなと思います。私なんて、考えの中心がいつも自分だから無理しないもんなぁ。嫌なものは嫌って言うし。ただ、言い方は考えますよ。そこは世の中の荒波に揉まれましたもん。

「人に好かれて何になる。でもあえて嫌われる必要もない」そこはアサーションですよ。
アサーションについてはいろいろ本があるので調べてみてくださいね。

【再掲】被害者は共依存か

被害者の中には「自分は共依存なのではないか」と悩んでいる方が時々います。共依存とは頼られた相手にとことんつくすことで自分の存在価値を確かめるという ものです。お互いに依存している。だから”共依存”です。

よく例として取り上げられるのは、アル中夫の飲酒を何とか止めさせたいと、かいがいしく世話をする妻という構図です。 自分は共依存ではないかと思う方はおそらく、自分は相手が望むものを常に先読みして行い、相手に心地よい環境を提供しているからと思っているせいではないでしょうか。 ではなぜ先読みをするのでしょう。それをしないと相手が怒るからですよね。


怒鳴るか、黙るか(無視するか)、物を投げるか、ドアを大きな音をたてて閉めるか、子どもたちに八つ当たりするか、嫌みを言うか、 生活費を入れないかなどなど、そのツールは山ほどあります。先読みして、「はい、新聞」、「はい、リモコン」「はい、お箸」と手渡すあなたは 幸せでしょうか。

共依存ならばそうすることで、自分はこの人に無くてはならない人なんだと感じることができるのだから、それは喜びのはずです。 でも、多くの被害者は「はい、リモコン」と夫にリモコンを渡すときの顔は引きつっているか、びくびくしているか、ともかく幸せとはほど遠い顔つきをしています。

被害者はリモコンを渡すとき「今の状況と夫の視線から想像するに、今彼が欲しているのはリモコンであると推察されるが、果たしてこれは正解だろうか」と祈るような気持ちで 手渡しています。オーバーなと思われるかもしれませんが、それは被害者になってみなければわからない感情でしょう。そこまで追い詰められるのです。

もし 間違っていたらあの恐ろしいモラハラが始まるきっかけを作るわけですから、それは必死になります。あなたのために尽くしている私を感じるのが幸せなんて、いったいどこの話かですよ。

被害者の多くは夫が仕事に出て行くとき、「今日、事故で死んでくれないか」と思いながら送り出します。これはモラハラ被害者として、とても一般的な感情です。 もし共依存なら、世話をする相手がいなくなってしまったら自分の生きる価値が無くなってしまうわけですから、そのように考えることはありません。


だからモラハラ被害者は共依存ではないのです。

広告だらけのブログ

私のサイトには広告がありません。これはジオシティーズの頃からずっと続けています。サーバを借りるのもアメーバなどに自分のブログを作るのも、無料の場合は大体広告が表示されると思います。広告を表示したくない場合は料金を支払うのですが、これはみなさまからご協力頂いている、アマゾンと楽天のアフィリエイトの収入があるので広告無しを続けられています。アフィリエイトでいただいたお金はレンタル掲示板(現在4板)やメールフォームの使用料やサーバー利用料に使われています。

アマゾン、楽天、共にサイトでご紹介している書籍だけでなく、どこからでもクリックして入っていただいてお買い物をしていただくだけで、規定のアフィリエイト料金が私に支払われる仕組みになっています。サイトや掲示板を維持していくために年間2万円弱の費用が必要なのですが、今のところこれを維持できるだけの収入があります。収入履歴を見るたびに、みなさんがコツコツとこのサイトを支えて下さっている気持ちが伝わり、「がんばるぞ!」という気持ちになります。

ところで最近知人のブログを見たら、骨盤矯正下着が1秒毎にはみ出したお腹の肉をその下着の中に詰め込んでいく動画が広告に入っていてドン引き。小さな容器に蒟蒻ゼリーをキツキツに詰め込んだら、詰め込みすぎてあふれてしまった状態を逆回転させているみたいに、ぺろんとハミ肉が下着に入っていく。

これ、私が検索した結果で出ているわけじゃないですよ。骨盤矯正下着も、体型矯正下着も検索したことないですから。友人に話したら「この頃良く見る」と言っていましたので、あちこちで流れているみたい。知人はこんな広告が入っているの、知ってるのかな。

昔、サイト運営の足しにしようと、広告をつけてみたのですが、これがとんでもない広告が入り、一瞬で止めました。広告をつけるときはサイトの内容はどのようなものかなどを申告して、それに合わせた広告が入るはずだったのに、申告、意味ないじゃん(ぶー

広告が入っているブログをスマホで見ると、画面の2/3くらいが広告で覆われてしまい、肝心の投稿記事が読めなくなり、広告を指で押しつけながら読まなければならないこともあって。

ああ、広告なしでサイト運営ができるってステキだ。

みなさまのご協力にこの場を借りて感謝いたします!!!


びくびくビリー

絵本は時として、ぶ厚い哲学書より深い気づきを与えてくれます。本の売れ行きは右肩下がりですが、絵本や児童書は変わらず売れ続けているそうです。「我が子に本好きになって欲しい」は、どこの親も同じなのでしょう。

「びくびくビリー」はたまたま何かで紹介されていた本です。

ビリーは怖がり屋。いつも何かに怯えていて、夜眠れません。そんなビリーにおばあちゃんは「心配引き受け人形」を与えます。心配ごとは全部この人形が引き受けてくれるよとおばあちゃんから教えてもらい、ビリーは半信半疑でその人形を枕の下に入れてベッドに入ったのですが・・・

この「心配ごと引受人形」はグアテマラで古くから伝わるもので、実際に今も使われているそうです、と思ってアマゾンを見たら、ある。

さすがアマゾンと言っていいのか、あるのよー(笑
この分だともしかして「呪いのブードゥ人形」もあるかなと思って探してみたらあった(笑。よく見ると「心配ごと引受人形」ような「看護師人形」とか「家庭円満人形」とかいろいろありました。これはもう「開運・厄除けお守り」ですね。

大の大人だってお守り握りしめて祈るんだから、世の中のしくみがよくわかっていない子どもなら、なおさらでしょう。依頼心が強くなるとか言う人もいるかもしれませんが、子どもに精神安定剤を飲ませるわけにもいきません。眠れない子どもには、この「心配ごと引受人形」をもたせて安心させるというのもひとつの手だなと思います。


娘に準強制性交で起訴の父に無罪 「抵抗不能」認定できず

「つぶやき」掲示板に投稿されたものです。投稿者:くろすけさんの許可を得て転載します。

娘に準強制性交で起訴の父に無罪 「抵抗不能」認定できず
https://www.sankei.com/affairs/news/190404/afr1904040036-n1.html
(公開期間がすぎると削除されてしまいます)

余りの怒りで吐き出したくこの場をお借り致します。
言葉遣いは汚いのでご注意下さい。

判決文を読んでないがこの裁判の焦点は「強姦」か否かだったのだろう。

しかし「意に反するもので、抵抗する意志や意欲を奪われた状態だった」としながらも「拒んだ際受けた暴力は恐怖心を抱くようなものではなく、暴力を恐れ、拒めなかったとは認められない」とはどういう意味なのか?

被害者が生死を彷徨うような暴力でなければ暴力ではないのか?

この裁判官を餓えたライオンの檻に入れてやれ!
自分より遥かに大きく強い者の前で自分がどれだけの事が出来るか体験させてやれ!
檻に入れられた時点で恐怖で足が竦むだろうよ。
そして抵抗すればするほど相手の凶暴性は増すんだ。
抵抗するのを止めるのは抵抗が虚しいものだと解るからだ。
だから君も大人しく食われれば良い。

「監護者わいせつ罪」(刑法第179条第1項)及び「監護者性交等罪」(同条第2項)では18歳未満の規定がある。
今回は19歳で該当しなかったというのもあるだろう。
だが彼女は中学2年生の時から蹂躙され続けてきた。
その事実をどう考えたらなかった事に出来るのか?
全く理解出来ない。

この判決はこの国に正義はどこにもない事を証明した。
腹が立ってしょうがない。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
私は娘が何歳であろうと、父が実娘と性交渉をした時点で重罪だと思います。

春は人事異動 その2

人が知らない情報を自分だけが知っているとしたら、こんなに愉快なことはないかもしれません。しかも話の相手は知りたくてウズウズしているし。「あいつもあの課に何年いたっけ、長いよな」「えっ、あいつ異動なのか!ど、どこへ?!」「いや~、あいつの能力でやってけるかなぁ」「ってことは○○課?それとも△△事業部?」「さぁね~」 焦らし、焦らししながらチラチラ知りたくてたまらない相手の顔を見ることの楽しさったら!

これが優越感でなくてなんなんだ(笑
優越感は劣等感の裏返しです。手のひらの裏と表のように必ず両者は併せ持ちます。優越感をむき出しにする人は劣等感を隠したいから。そう思いながら人間観察をしてみてください。優越感むき出しの人って、嫌~な感じですよね。でもそういう人は必ずどこかに劣等感も持っているとしたらどうでしょう。

「いやぁ、もう自信満々で、劣等感なんか全然ないよ」と思われる場合もあるでしょう。でも、きっと何かあるはずです。 いつも誰かの悪口を言っている人はどこかに劣等感を持っています。 常に自分を上に置いておきたいから人を下に引きずり下ろします。いつも人の欠点を探し、悪口を言います。 この人たちが幸福を感じることはありません。 一時、人事異動の結果を知りたくて必死に食い下がる同僚の顔を見るときだけは恍惚感があるかもしれませんが。 劣等感も優越感もない人は、自分と他者を比べません。だからいつも幸せです。

じゃ、お前は比べないのかと言われたら、比べないかなぁ。人と比べていいことがひとつもないとわかっているし、第一比べる必要なんてないもの。必要の無いことはしません。
アンパン食べられて幸せだなぁとか、今年の桜を見られて幸せだなぁとか、幸せのことだけを考えてみましょうよ。

昨日新元号が発表されましたが、これが始まるのは5月1日から。そんなの知ってるよと言われるかもしれませんが、どこかのお知らせで「○○の受付は平成31年6月1日から平成32年3月末日までです」というのを見ても「あ、間違えてる!」って指を差しちゃだめよ。後からその指、自分に向いちゃうよ。
発表が4月30日までなら、この表記ありです。ちゃんと儀式が終わるまで、令和はあくまで予定なのだから。


春は人事異動

日本は4月が年度の始めなので、多くの会社が4月前に異動の発表があります。これ、お役所が異動するから一緒に異動なんでしょうか。それとも学校の始めが4月だからそれに合わせてなのか。ともあれ今年は明日新しい元号の発表があるので、ちょっと盛り上がっていますね。

さて、私の職場でも人事異動の発表がありました。年に1度の大イベント。これで人生が大きく変わる人が出てくるので、それは大変です。
私は以前いわゆる「人事課」という所に属していたことがありました。ちょっと驚きだったのは、異動が発表になって、私が人事課に行くことが決まるやいなや、今まで全く見向きもしなかった人たちが親しげに寄ってきたのです。

確かに人事を扱う部署はいろいろなことを知ることができます。全員の給料額、賞罰、時には家庭の事情まで知ってしまうことになります。大体人事異動そのものも事前に知ります。これはある意味権力を持つに等しい立場かもしれません。だって、人の秘密を握るんだから。私にすり寄ってきた人たちはその権力の分前が欲しくてすり寄ってきたのでしょう。「ねぇ、あの人なんであそこに行ったか教えて」とか、「家庭の事情」とか、とにかくみなさん知りたいようです。じゃ、お前は知りたくないのかと言われれば、それは知りたいけど、誰かにすりよって聞き出すなんてことをしてまで知りたくないかなぁ。他にやることがないんだろうか。

先日テレビでマスコミが新しい元号をリークするのにやっきという話になって、学者の方が「時間がくればわかることなのに、なんで1秒早く知ることにそんなに必死になるのか不思議です」とコメントしていました。マスコミはスクープが勲章だから必死になるのでしょうが、なぜ普通の人たちは人よりも早く知りたがるのでしょうか。

いなばのしろうさぎさん

お引越しの時にいろいろなファイルを開けていたら、リンクのページに「いなばのしろうさぎ」さんがあることに気がつきました。いなばさんのホームページはジオシティーズにあります。今この時点でお引越しされていないということは、もうホームページを続けないおつもりなのかもしれません。

惜しいなぁ、いなばさんのサイト。出版もされていて、被害者支援もされていたのに。

私がモラハラ被害者同盟を作った初期の頃に、いなばさんのホームページを見つけました。かわいらしいうさぎのアイコンをクリックすると、そこにあったのは、ワニに食われるよりも恐ろしい現実でした。「モノローグ」をクリックすると、いなばさんのメッセージになります。いなばさんは身体的暴力の被害者でしたから、夫からの暴力について書かれていますが、それ以上に恐ろしいのは、いなばさんを守ろうとしていた子どもたちが、父親と同様にいなばさんに暴力をふるうようになるくだりです

転載禁止なのでここにコピーできないのが残念なのですが、子どもたちは小さな手を広げて暴力をふるおうとする父親の前にたちはだかり、いなばさんを守ろうとします。そんな子どもたちの姿の記憶を、いなばさんは宝物として大切にとってあります。後に成長した兄弟がふたりして、母の体のどこを狙って殴ろうかと話し合うことになるのに。殴るのに缶詰を使うのは痛すぎるから止めてほしいと書いているのに。

号泣

その映像を私も想像できるだけに、ただ、号泣。

いなばさんは、いつか夫は変わってくれると思っていたけれど、夫の変化を待つうちに子どもたちが父親のようになってしまったと書いています。私も子どもたちが父とそっくりになり、母が家の中で孤立してしまった例をたくさん見てきました。年老いた母をこき使う子どもたち、罵声を浴びせる子どもたちの例を、たくさんたくさん見てきました。

あと4日でいなばさんのホームページはすべて無くなりますので、私は保存しておこうと思っています。必要と思われる方はご一緒にどうぞ。