夏休みの自由研究ー自転車が盗難被害に遭った場合 (3)

しつこいようですが、自転車盗難があった日の翌日に私の自転車が放置自転車として撤去され、盗難届が盗難された日に出していなかったために3,000円を徴収されたという、あまりにもアンラッキーな出来事についての考察です。

この「撤去される前日までに盗難届を出すこと」というのは、自転車をそのあたりに止めていて撤去されてしまった人が後出しで被害届を出して撤去費用をまぬがれようとするために作られたものです。言い逃れができないようにこのようになっています。

でも、私のように盗まれたのでその足で警察に行ったが、「防犯登録を持って近くの交番に行って」と言われたがゆえに翌日以降になってしまった人はどうしたらよいのか。

役所ではこの件については「客観的に撤去前に盗難に遭っていた証拠がある」などの例外を設けていません。このあたりは役所勤めをしていた私には状況が想像できます。

この「客観的にわかる証拠」というのがどういうものなのかを巡って「客観的にわかる証拠」を持ってきた人と、これはOKこれはNOという言い争いが起こるのがわかるからです。

撤去前に盗まれたというメールがいいなら電話はどうなのかとか

親に報告していてその親を連れてくるとか

とにかく様々に事例が持ちこまれます。持ってくる方は実際にそうだと言う人もいればダメ元で持ってくる人もいるでしょう。その人たちにイチイチ関わってああだこうだと時間を使いたくない、ダメと言われて怒った相手から更なるいちゃもんをつけられたくない、だから例外を作りたくないのです(と思う)。

役所側から言わせると、「事情はわかるから客観的にわかる的な条文を入れてあげたいけれど、とくかくしつこくて高圧的な人がこれを利用しようとするからその対応で時間をとられ、他の仕事ができなくなる」というところだと思います。

以前役所に勤めていた時に、飲食不可の施設の中でお弁当を食べていた人がいました。「飲食禁止です」と言うと「食べるところがない」と言う。外は雨でこの施設内で食べるところはない。

そこで対応した人が「じゃ、特別に許可します」と言ってしまった。喜んで食事を続けた人の隣で他の人たちも食べ始めました。もはやランチ会。「やっぱりだめ」とも言えずその後、「例外を設けてはダメです」というキツイ指示がありました。

「特別に」「今だけ」「あなただけ」というと、その人は「私だけ特別にOKが出たのよ。こう言えばいいのよ」と吹聴して歩く人がいます。特に「知り合いがいたので特別OKがでた」というのは「俺様エライ」と言いたがるおじさんたちが好んで使うフレーズです。だから例外を設けてはいけないのです。

そういう役所の立場を知っている私なので、今回のように確実に撤去された前日に警察に行ったという証拠がありながら、盗まれた上に3,000円取られるという泣きっ面にハチの目にあった者としては、あたかも防犯登録がなければ被害届を出せないかのような対応をした警察に疑問があります。

「X」を覗いてみると自転車盗難についての書き込みは結構多い。ある日あなたも経験する可能性がある自転車盗難について、夏休みの研究にしてみました。