日本が共同親権を取り入れるという法案が3月に出る予定ですがまだ出てきていないようです。3月ということなのであと3週間ほどありますから、これからというところなのでしょうか。
国会は裏金問題の政倫審ばかりで一向に出てくる気配がありません。
思えば2016年「親子断絶防止法」が当時の国会で成立すると言われた時に、突然モリカケ問題が持ち上がり、国会がそちらに行っている間にこの親子断絶防止法はどこかへ行ってしまいました。
この親子断絶防止法というわけのわからないネーミングの肝は「子どもを連れて家を出るときには必ず面会交流の取り決めをしなければならない」というものでした。
ありえない法律だと思いませんか?
東京都から「この法案は秋には成立する予定です」と言われたのは夏でした。びっくりたまげて、その後永田町などというところで院内集会に出席するという経験をしました。
いつ出るか出るかとハラハラしていたら、モリカケが出てきて幸いなことに消えて行ったのですが、もちろん全部がこのせいということはなく、陰で防止法成立反対の運動をしてくださった方たちのおかげでこの結果になったのだと思います。
法律がひとつできると生活が変わってしまいます。思えば2011年に民法766条が出てきたときは条文を読んだだけでは「まぁ、そうですね」という感じだったので、その後これほど面会交流が強制されることになるとは思いませんでした。
民法766条第1項
父母が協議上の離婚をするときは、子の監護をすべき者、父又は母と子との面会及びその他の交流、子の監護に要する費用の分担その他の子の監護について必要な事項は、その協議で定める。この場合においては、子の利益を最も優先して考慮しなければならない。
これだけで当初面会交流が家庭裁判所で強制されることになりましたが、当然いろいろと問題が出てきて、強制では無くなってきているようです。
ただ、当初はこの面交必然の適用を受けた方たちは相当苦労されたと伺っています。
まだ出てこない共同親権法案ですが、モリカケと同じような政倫審でどこかへ埋もれてしまえばいいのですが。