こちらからの続きです。
ペットの死は親が死んだ時よりも辛い。
避難の時はペットをどうするかが結構大きな問題になります。モラハラを知らない人にとってモラハラがどういうものなのか説明をするのが大変なように、ペットを飼ったことのない人にペットを連れての避難となると、たぶん相談員からは「いったんは置いて出て、後から」という話をされると思います。
残念ながらシェルターはほとんどが動物不可です。動物を飼っている方にはわからないかもしれませんが、私のように動物にトラウマがある人もいるし、アレルギーを持っている方もいるかもしれない。シェルターは様々な方が利用する場所ですから、そこに動物を連れて行くことはできません。
よく「ウチの犬はおとなしいから」という方がいますが、トラウマを持つ人にとって獰猛だろうが大人しかろうが関係ありません。怖いものは怖いのです。私もペロのような小型犬ならばなんとかなるようになりましたが、中型以上はいまだにダメです。
以前は私も「一旦は置いてきて」と言っていましたが、1年半子どもが連れてきた猫を飼ってからは、心が変わりました。
ペットを置いて出るなんて、できない。
となると、できるのは
◎ペットが一緒に住める部屋を探す
◎ペットが一緒に住めるような部屋を借りられるまで、がんばってお金を貯める(そのために収入を増やす)
◎ペットが死ぬまで待つ
これしかありません。ただ、シェルターに行く場合はいったん実家や友人に預かってもらうという手段があります。実家が遠い場合はどうするかですが、飛行機でペットを運んだ方がいました。遠いからダメではなく、遠くてもやってみましょう。子どもと同じくらい愛しているならば、がんばりましょう。
ただ、1匹ではなく2匹、3匹を飼っている方もいて、そういう方はこれ以上数を増やさないようにしましょう、です。