DVの相談を専門に受けるのは男女参画センターと配偶者暴力相談センター(配暴センター)です。これ以外の場所でも相談はできますが、専門ではないので、ズレたお答えが返ってくることがありますのでご注意ください。
以前人権相談に行ったら「そんなこと、どこでもあるでしょう。我慢しなさい」と言われた方がいました。人権相談は相談員が年配者の場合が多く、更に地方には「女はかわらしく旦那様の言うことをよく聞いて」という、いつの時代やねん!という発言をする人がいまだにいますから、やはりここは専門のところの門をたたくべきだと思います。
よく男女参画センターと婦人相談所(配暴センター)はどう違うのかという質問を受けますが、役割分担が違います。夫から身体的、精神的、性的DVを受けていて、実際に避難を考えている場合は配暴センターです。もちろん男女参画センターでも相談は受けられますが、あくまでも相談だけで、避難などの手配はできない場合が多く(できるところもあります)、実際の行動は配暴センターの担当になります。
つまり、心のケア的なものは男女参画センター、実際に避難する場合は配暴センターです。
まだ迷っているという場合はまず男女参画センターの門を叩いてください。担当者が「これは今すぐ動いた方がいい」と判断したら配暴センターへ連携されます。
ご本人の意思は必ず確認されます。嫌だと言えばそこで終わります。無理やり避難をさせるようなことはありません。ただ、回数制限があって延々と相談だけを続けることができない所もあります。吐き出したい、誰かに話を聞いて欲しいという場合はここだけではなく、<DV相談+(プラス)>0120-279-889との併用を考えてみてください。
あ、私の電話相談もご利用くださいね。