森さんは別格

東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長の発した「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」発言が波紋を広げています。

https://news.yahoo.co.jp/pickup/6384193

どうやら女はひとり発言すると対抗意識を燃やして「私が私が」と言い出すので、会が長くなると言いたかったらしい。これは大いに反論したい。男だって「俺が俺が」と、とにかく会合で何か発言したい、自分の存在を出したいと、どうでもいい話を持ち出して会を長くする人がいるので、私は「はー、めんどくさい」と思っているところです。

森さんの中に「女のくせに理事会なんてところに席を置くだけでもけしからんのに、発言までするとは面白くない」というものがあるのでしょうね。

私が呆れてしまうのは、この発言をして、世界中から非難を浴びていても、それがどういうことなのかまったくわからないという、無知と鈍感さです。たぶんこの周辺の方たちがふぐ料理屋やステーキ屋のいつも会食の中でいつものように話しているのを公に話しただけなので、「みんなそう言っている。何が問題なのか」と思っているだけなのでしょう。

森さんは今までも問題発言が多かった方です。それを何度も繰り返す。誰も諫めようとも進言しようともしないイエスマンに囲まれる、裸の王様状態。

あそこまで偉くなったら、本音と建て前を使い分ける技量くらい持てよと思う。ただ、建前で女性を尊重しているポーズを取りながら、実はバリアンチフェミという人は多いので、それに比べれば二面性が無く、わかりやすくていいなぁという気もします。

森さんについて知人から聞いたことがあります。政治家と接点がある、とある団体で働いていたことのある知人がある日声をひそめて、「政治家には沢山会ったけど、森さんは別格だった。誰もあの人に逆らえない。あの人の前に出るとどんな人でも小さくなる。あんなヨボヨボのじいさんだけど、今でもあの人の力はものすごいものがある」

今回も、これだけの騒ぎになっているのに閣僚の中からは辞任せよの声は出ていないとのこと。

https://mainichi.jp/articles/20210205/k00/00m/010/074000c

知人の話がぴったりと合う。

森さんはとっても怖い人らしい。