春は人事異動 その2

人が知らない情報を自分だけが知っているとしたら、こんなに愉快なことはないかもしれません。しかも話の相手は知りたくてウズウズしているし。「あいつもあの課に何年いたっけ、長いよな」「えっ、あいつ異動なのか!ど、どこへ?!」「いや~、あいつの能力でやってけるかなぁ」「ってことは○○課?それとも△△事業部?」「さぁね~」 焦らし、焦らししながらチラチラ知りたくてたまらない相手の顔を見ることの楽しさったら!

これが優越感でなくてなんなんだ(笑
優越感は劣等感の裏返しです。手のひらの裏と表のように必ず両者は併せ持ちます。優越感をむき出しにする人は劣等感を隠したいから。そう思いながら人間観察をしてみてください。優越感むき出しの人って、嫌~な感じですよね。でもそういう人は必ずどこかに劣等感も持っているとしたらどうでしょう。

「いやぁ、もう自信満々で、劣等感なんか全然ないよ」と思われる場合もあるでしょう。でも、きっと何かあるはずです。 いつも誰かの悪口を言っている人はどこかに劣等感を持っています。 常に自分を上に置いておきたいから人を下に引きずり下ろします。いつも人の欠点を探し、悪口を言います。 この人たちが幸福を感じることはありません。 一時、人事異動の結果を知りたくて必死に食い下がる同僚の顔を見るときだけは恍惚感があるかもしれませんが。 劣等感も優越感もない人は、自分と他者を比べません。だからいつも幸せです。

じゃ、お前は比べないのかと言われたら、比べないかなぁ。人と比べていいことがひとつもないとわかっているし、第一比べる必要なんてないもの。必要の無いことはしません。
アンパン食べられて幸せだなぁとか、今年の桜を見られて幸せだなぁとか、幸せのことだけを考えてみましょうよ。

昨日新元号が発表されましたが、これが始まるのは5月1日から。そんなの知ってるよと言われるかもしれませんが、どこかのお知らせで「○○の受付は平成31年6月1日から平成32年3月末日までです」というのを見ても「あ、間違えてる!」って指を差しちゃだめよ。後からその指、自分に向いちゃうよ。
発表が4月30日までなら、この表記ありです。ちゃんと儀式が終わるまで、令和はあくまで予定なのだから。