不機嫌の椅子

ネットを徘徊していて、林真理子さんが「家には不機嫌の椅子があって、夫はいつもそこに座っている」という一文が目に留まりました。そういえば、以前同じ文章を同じ林真理子さんで見たことがあります。

「不機嫌の椅子」と聞いたら、いっぺんでその状況がわかります。ちなみに「不機嫌の椅子」という言葉を最初に考案したのは田辺聖子さんだそうです。

”家には「不機嫌の椅子」というものが1個だけある。最初に誰かがそこに座ったら、他の人は座れない”

#さすがお聖さん、うまいこと言うな。

モラハラ家庭ではその椅子は「誰かが座る」という概念はありません。そこに座る人は決まっています。もし空いていても(夫が不機嫌でなくても)、誰がかがそこに座ることは絶対にない。

林真理子さんのエッセイには時々この「不機嫌の椅子」を独り占めしている夫が登場します。林さんが夫のことをこんなに叩いていいのかと思うほど、「嫌なヤツ!」のオーラが本から立ち上るほど書いています。

いつのエッセイだったから、「いつも機嫌が悪いが、お腹が空いていると更に機嫌が悪くなる」と書いて「海老の皮をむ」いていました。

林さんの夫は林さんの書いたものを読まないのだろうか、読んでもなんとも思わないのだろうか。モラ夫ならばもう離婚か文筆業ができなくなるかの選択を迫られることになるだろうけど。

どうやら林さんの夫は林真理子が大人気の作家であることをあまり知らずに見合い結婚をしたようで、そんな人気作家の夫になるということは、それなりの苦労が伴うことを想像できなかったようです。

でも、いつぞやテレビで「林真理子の自宅訪問」をしていたら、高級住宅街の戸建ての家のガレージには車に疎い私が見ても高級そうな外車が複数台止まっていました。これを書くにあたってちょっとネットでググってみたら、林さんが買ってあげたそう。

と書くと、「女房から買ってもらったという僻みがあるから、不機嫌の椅子に座るのではないか」と想像できそうですが、そうかな。そうだったら1台買って止めると思うな。モラ夫によく似た、一度手を上げたら下し方のわからない昭和の親父だったら、絶対に女房から買ってもらった車に嬉しそうに乗るなんてことはしないはず。

モラ夫と生活していると、夫の機嫌にはものすごく敏感になる。ただし、モラ夫の場合は不機嫌の理由がまったく読めない。同じことをしても、ある時は機嫌が良く、ある時はダメという、その時によって違うので、予想がつかない。だから混乱する。周りからは「ちゃんと夫が何を欲しているか気遣え」と言われる。

林真理子さんの夫は不機嫌になる理由が一定なのか、ゴロゴロ始終動くのか伺ってみたいものです。

ベランダから~南天もどき

何年か前に葉ボタンのあしらいとして買った南天もどきが赤い実をつけています。なぜ南天もどきかというと、この植物の名前がわからず、千両かもしれないし万両かもしれないし、もしかしたら他の植物かもしれず、ともかくなんだかわからないけど、冬になると赤い実をつける植物です。

でも、暖かいとはいえ冬にはそれなりの気温になる東京のベランダで、毎年赤い実をつけてくれるのは嬉しいもの。買った時には一株だったものが、今は増えに増えて、プランターひとつを占領しています。

あしらいの役目はとっくにできず、冬のベランダの主役級の座につきました。

それにしても東京は気温は低いものの、毎日お日様さんさんでいい天気。テレビで北国や日本海側の大雪を映すと、同じ日本なのに不公平だなぁと思います。でも、私も東京に来る前は半年グレーの空しか見えないところに住んでいましたが、私はそれを気にいっていました。だって、天気が悪いんだから何もできない、よって家に閉じこもるしかない。

家に閉じこもって本を読んだり、録画した映画を見たり、お料理を作ったり、あちこちネットを見るのもなかなか楽しいもの。閉じこもる前、11月に家の周りの掃除といった冬ごもりの準備をして、後は天気のせいにして炬燵と仲のいい友だちになってべっとりと張り付く冬が好きでした。

#炬燵って、なんであんなに気持ちがいいんでしょうね。

東京は毎日青空だから、いい天気なのに、家にいるのがもったいない、外に出て何かしなければと思うのは、冬はグレーの地方に育ったせいだと思います。何しろ今日も青空で、どこかへ行かなければと思う。

ああ、そうでした。緊急事態宣言で、家に籠らなければならないのでした。

こんな時、家に誰もいないというのは、本当に気楽です。これで誰かいたら、目障りでしょうがないし、モラ夫なんかいたら、24時間緊張していなければならず、どこからかのっそりと現れる時は熊かイノシシが出たようになる。

時々「ひとりだと寂しくないですか?」と被害者の方に聞かれますが

いっぺんひとり暮らしをしたら、二度と元には戻りたくない!って思いますよ、と答えています。

母の失敗

こちらの続きです。私は旅については準備が好きですが、その他はそうでもない。でも、今日準備できるなら今日のうちにしておきたいなと思います。間違っても本番当日の朝に準備なんてことはない(と思いたい)

この強迫神経症的なものは、まず母からの教育によるものに間違いありません。母は完全に強迫性障害です。常に何か不安を抱えていて、いつも震えている。

電車に乗るときは30分前にホームに行かなければ気が済まない。駅に行かなければではなく、ホームに立っていなければならない、です。

母と最期に新幹線に乗ったのは一昨年でしたが、「まだ時間はたっぷりあるから、お茶でも飲んでいよう」と言うと、「そんな危ないことはできない。ホームに行く」と言います。「まだ30分もあるよぉ、大丈夫だよぉ」と言っても、「もしものことがあるでしょ。何か急に起きたら乗り遅れたら大変」だから、切符を自分に寄こせと言う。私が切符を持っているのが不安というのも一因らしい。

#あー、これは言い訳ができない。そりゃそうだ(笑

切符を母に渡し、勝手にひとりで行かせました。そのとたん、母は「お前が遅れてひとりになったらどうしよう」です。

私は新幹線に遅れたら指定席はフイになるけど次の便に乗り換えができるのは知っていますから、遅れたら遅れたでいいやと思うし、もし母とはぐれたら、駅でその新幹線に連絡してもらい、わかりやすいところで落ち合うことが可能です。できたら駅で保護しておいてもらえたらいいかなぁ。

母は携帯を持っていないので(一度買って持たせたけど結局使えなかった)、こういう時に困るよねと、再度携帯を持たせる口実になります。

ともかく発車の30分前に母は寒いホームで立ったまま新幹線を待っていました。

私はと言えば、母の強迫性障害につきあう気はさらさらなく、もう故郷に来ることはしばらくないでしょうから、友だちへのお土産を物色です。

私は準備は余裕をもってしますが、なぜか時間はいつもギリギリなんですね。これは何もしていない時間がもったいないという、ケチ心からです。「時間が余ったら、ゆっくりカフェでお茶」なんてものは、相手があれば別ですが、ひとりではまずしない。ギリギリの時間を使って何かしています。

新幹線に乗り込むのは3分前です。母のイライラは沸点に。

こんな風に何でも余裕を持って動いている母なのに、老後だけはまったく準備していませんでした。ただ、老人会などで「家の中のものを沢山残しておくと子どもが困るので整理しましょう」と言われていたらしく、ありがたいことにそれほど大きな家財はありませんでした。これは助かりました。

ただ、自分は子どもの世話になる(私か弟のどちらかと住む)という希望だけは最後まで捨てず、今もその望みは捨て去っていません。

母は自分の親がそうだったように、子どもやその配偶者を自分の思うようにあごで使い(本人は教育しているつもり)、上げ膳据え膳の女王生活をするつもりでした。世の中の動きにまったく無頓着だったというよりも、わけがわからなくなったらいい方に考えるという人間の心理そのものだったのです。

#あ、これ、今のコロナ対応をしている日本政府と同じ

弟の分析

今回のことで、母に対する弟の分析を聞きました。

「この施設を出たい、他に行きたいって言うけどさ、あの人、外面(ソトヅラ)いいじゃん。施設にいるとどこでも外面だから、本性を出すところがなくてキツイんだよ。あれだけ外面と内面が違うと、そりゃぁストレスだよ。

そして見栄っ張り。今売りに出している実家も、外から見えるところは金かけてバンバンだけど、人から見えないところはボロボロ。ともかく人からどう見えるかだけで生きてんだ。話を盛ってウソばっかりつくけど、自分ではホントになっている。

俺たちは大きな組織の中で働いているから、個人の力ではどうにもならないことがあるって知ってるじゃん。自分でこうしたいって思ったって無理なものは無理なんだ。そんな時は諦めるしかない。カネ稼ぐためには我慢や諦めが必要だって、俺たち知ってるじゃん。

でもあの人は働いているったってせいぜいパートだし、そんな世の中のしくみなんかわかってない。大体舅姑と同居もしたことなくて、家族の中で自分のやりたい放題やってきた。親父は確かに酒乱だったけど、普段はわがままを言う人じゃない。

家の中ではやりたい放題、言いたい放題、自分の好き勝手にできるけど、施設じゃそうはいかない。だからこの施設が合わない、どこか他に行きたいって言うけど、どこ行ったって同じだよ。あれだけ自己中で、外面大将で、わがままいっぱいで今まで生きてきたんだから」

母は弟に「90歳になって、耳が遠くなって体も思うように動かなくてつらい」と言ったら「90まで生きたんなら大往生じゃん」と言われたと怒っていたな。弟よ、母は「体を大事にしてもっと長生きして」と言って欲しくてそう言ったのだよ。ことごとく自分の思い通りに動かない子どもたち(笑)

母からしてもらってありがたいことは、これで母がいつお空に行っても、悲しい、寂しくなったなどの感情がまったくないことだな。

謹賀新年ー新春の敵機襲来

明けましておめでとうございます。今年の目標は、なるべく多めに更新するです。←この緩い目標(笑

さて、新春1月1日のことでございます。とりあえず母に正月の挨拶をしておくかと電話をしました。母は「決まりごと」が好きで、すべてそれに従わないと機嫌が悪くなります。

もうこちらは母の機嫌に振り回されることはないのですが、電話1本、20秒で済むのでかけました。いつも「電話が欲しい、電話をかけてきて」というので「話したかったらそちらからかければいいでしょう」と言うのですが、それはしない。

電話相手が自分を気にかけてくれることの証明が欲しいのです。

さて、電話でお正月の挨拶をしたところ、「ヒデト(弟)が3時に迎えに来るって。三が日はヒデトの家だから」と声が弾んでいます。

昨年は弟の家で年末年始を過ごしていたのですが、今年はコロナもあり、総理大臣の「特に年寄りは今の場所を動くな」のご指導もあり、施設で巣篭りしてもらおうと思っていたのですが、なぜか弟宅に行くことになったらしい。

「あ、そう。よかったじゃん」「施設で仲のいい人たちが全員家に戻ったので、寂しかったのよ。よかったわー!」

#総理大臣様、厚労省大臣様、都道府県知事様。おふれは守られておりません。

その電話の1時間後。母より電話

「さっきの話、聞き違いだったみたいで、エリ(孫)がこの間熱が出て、コロナかもしれないから今回はダメって言われた。でも、もうもう、私、楽しみにしてて、楽しみにしてて、もうそのつもりだったから、もうダメ。あんたんちに泊まりたいから、泊めて!」

敵機来襲。真珠湾攻撃。東京大空襲。不意打ちにも突然すぎる。

「布団がないから」「無理だから」と断り続けましたが、「もう今日ここに居たら気が狂う。おかしくなる。正月に私だけ施設にいるなんていやだーーーーー!!」

「ふとんなんて夏掛けでいい、暖房かければいい、コートかけて寝る。あんたんち、あったかいじゃないか」

しかたなく「一晩だけだよ。明日は帰るんだよ」と言い聞かせ、弟から一緒に送ってもらうことにしました。ちなみに母の施設から我が家までは2時間です。

後から弟に聞きましたが、「エリを外に出せばいい。どこかホテルにでも、親戚の家にでも泊めればいいとか、勝手なことを言うんだよ。もしエリがコロナ感染していたらその家が全滅するし、それぞれの仕事場にも飛び火するんだぜ。それを考えないんだよ」

ちなみに姪が発熱して病院に行った時に風邪の診断で薬をもらってきたそうなのですが、念のためPCR検査を希望したところ「3万円です」と言われて断念したそうです。

報道ではコロナと普通の風邪の見極めは難しく、検査するしかないそう。しかしいまだにこの検査は保険が適用できず実費負担で、エリちゃんは解熱後仕事に復帰しているそうです。もしコロナだったら、菌をブンブンふりまいているところ。

家から出るな、会食するなという割に対応がザルみたいなんですけど。発熱者のPCR検査くらい保険適用して欲しい。

「っったく、自己中で自分のことしか考えないんだからさ。痴ほう入ってんのかな」

弟は娘が発熱したばかりだから今回は無理と言ったのを、母は「3時に迎えに行くから」と聞き違えたという。

これはもう、聞き違いとは言えない。完全に自分の作ったストーリーに入っている「あつ森現象」だ。

弟よ。痴ほうじゃないよ。母は昔からそういう人だったよ。自分の作ったストーリーに登場人物がすっぽりはまって動くと思い込んでいるんだよ。ずっと昔からそうだったんだよ。そしてそのとおりにならないと、ブンブンと怒りまくって口汚く悪態をつきまくる、そういう人だったのだよ。わかってたじゃない。

結局母は2泊していき、施設の近くに住んでいる私の子どもに我が家まで来てもらい、母を連れ帰ってもらいました。ああよかった。

母は帰り際しんみりと、何とかして私から母に対する感謝の言葉を引き出そうと話をもっていくのですが、その手には乗らぬ。

母は「決まりごと」が好きです。正月の手順、外出の手順、生きる手順、すべて「世間どおり」と本人が思い込んでいる手順で事を運ぼうとします。

「何もできなくてごめんね」と言えば「ううん、沢山してもらって感謝している、ありがとう」と娘は言うことになっているけど、こちらはすでに呪いが解けた娘なので「あなたに何かしてもらおうと思ったことなんかないから」と返す。

「何でもしてやったじゃないか。学校だって出してやった」と母。「親が子どもを育てるのは当たり前。教育を受けさせるのも当たりまえ。なぜいちいち恩にきせるか」と返す。

母は自分に対する感謝の言葉が欲しい。それを「承認欲求」と言う。

年老いた母にひとこと「ありがとね」と言えばいいだけと思うでしょうが、これを言うと図のって、さらに要求が高くなるだけなので、ここで押さえておかなければならぬ。

弟には「来年以降はよろしくね」と言っておいたし、弟も年末年始は長男の務めと割り切っているのでこのドタバタは今年限りだと思う。

いや、思いたい。


宝くじは買わない

年末になると、ジャンボ宝くじのCMがよくテレビに登場しますが、私は宝くじを買うつもりはありません。いや、お金は欲しいし、当たったらいいなーとも思うのですが、当たったら当たったで「これで人生のツキを全部使ってしまった」とがっくりするから。

以前たまたま通りがかった有楽町のチャンスセンターでバラを3枚買ったら(宝くじはギャンブル。ギャンブルに千円以上は使えない)その中の1枚が3千円の大当たり。3千円が当たる確率は1%。それを引き当てた。それもほぼ初めて買った宝くじで(以前1回くらい買ったことがあったかも)。

「当たっちゃったよ」

とネットで番号を調べてびっくり喜んだと同時に「これでツキを全部使ってしまった」と寒くなりました。そりゃーお金は欲しいけど、世の中、もっと欲しいものがある。子どもや友人からのサプライズだったり、やりたい仕事だったり、予期せぬ出会いだったり、私はお金よりそちらの方を選ぶ。

というわけで、当たったら困るので、宝くじは買いません。
でも、駅前商店会の商品券が当たったので、それでクリスマスはおなじみのスペインバルのタパスセットをいただいたし、大みそかには「年越しレスキューセット」をいただく予定。

ともあれ、宝くじに当たったらどう使うかを夢見ている方は多いけど、当てるためには買わなければならないのね。。。買わないのに「もし当たったら」の空想をするのはさみしいものがあるなぁ。

旅の準備

今まで「私は準備が好き」と書いてきました。好きというよりも、準備をすることで不安を打ち消したいというのが本当だと思います。旅に出るときには「忘れ物はないか」と、とても不安になります。よく見る夢は「パスポートを忘れた」

必死にパスポートを取りに家に戻る夢を何十回見たことか。実はパスポートを実際ホテルに忘れ(海外です)、貴重品一式が入った袋をホテルのセーフティボックスにそっくり忘れ(海外です)、ショルダーバックごとホテルのロビーに忘れた(海外です)という武勇伝(?)もあります。

だから忘れ物や落し物は私は必ずあるので、旅行前は心配でたまりません。心配を打ち消すにはしっかり準備です。国内旅行は忘れ物をしても大抵旅行先で手に入るので2日前くらいですが、海外の場合は遅くとも2週間前から始めます。よく「出発の日の朝にする」という方がいますが、信じられない。私がそれをしたら、旅行中無い物だらけになって旅行を楽しめない。

「無かったら買えばいい」という人もいますが、日本ならば大体大型スーパーに行けばそれほど大きく値段が変わることはありませんが、海外の場合、日本で500円で買えるものが3,000円くらいしたりします。さらに売っている店を探すという手間や時間がかかります。1分なんぼで旅行しているのに、探し物をするなんて時間がもったいない。

#きっと「現地で買えばいい」という人はお金持ちなんだろうなぁ

だからチェックリストは作ってあるし、忘れそうなもの、落としそうなもの、絶対に必要なおのは2個持ちです。忘れそうなものとは帽子などですね。絶対に必要なものは電源にまつわるもの。USBケーブルなどです。これを忘れたら(急に使えなくなったりもするし)走り回るか、高いものを泣く泣く買うかになります。だから2個持ちをすると「1本が無くなっても予備がある」という心の余裕が生まれます。

それゆえ私の荷物は大きくなる。コンパクトに「機内に持ち込めるキャリーひとつ」という方がうらやましい。きっと無くしものも落とし物もしないんだろうな。あとは「旅先で買えばいい」というお金持ちか。

確かに「あの落とし物をした時に探し回った思い出」は、後から旅の彩になります。でも、確実にハッピーな結果になるとは限らない。汚点になるかも、悲しい思い出になるかもしれない。だから、できるだけ準備はしておきたいのです。

いやー、失くしものを探したエピソードなら、売るだけあるぞ(笑

聖なる夜はシャコバサボテン~ベランダ便り

ベランダに置いてある鉢のシャコバサボテンが今年も花をつけました。このシャコバは、町のお祭りで出店を出していたJAからいただいたものです。

つぼみがついた状態でいただき、その年は咲きましたが、なぜか翌年と翌々年にはつぼみをつけず、でも葉は生きているので捨てることもできず、ベランダの隅に置いておいたら、3年後から花を咲かせるようになりました。

今年も12月に入ってから少しずつつぼみに色が付き始めました。これを室内に入れてしまうとあっと言う間に花が咲いてしまうので、クリスマスに満開になるよう、寒いベランダに置いたままにしていたから、クリスマスイブの今日にちょうど7分咲きになりました。

今年はいつもと違うクリスマスです。コロナ禍で収入が減り、日比谷にはリーマンショックの時のような炊き出しが始まったようです。収入がなくなり、ホームレスになってしまった方たちが次第に増えてきています

これから年末、夫のモラハラがさく裂する時期になります。本当に嫌な季節です。更に今年はコロナが加わり、夫のイライラも例年よりヒートアップしているのではないかと心配です。

そしてその家に暮らす子どもたちはちゃんとプレゼントをもらえているのか、怒号や苛立ちで屈辱的な言葉を浴びせられているのではないかと、わが身を振り返っても心が痛みます。我が母、なんであんな風に子どもを口汚く罵れたのかなぁ。

私は現在被害に遭っている子どもと直接ふれあう機会はないので、子どもの心を癒してあげることはできません。でもその母親がストレスから子どもにきつ言葉をかけないよう、心に溜まったものを伺うことはできます。

お母さんも辛いんだよね。

どうにかしたいんだよね。

でも、今はどうにもならないんだよね。

今日、夫が帰ってくるのが辛い。年末年始の休みが怖い。

さぞ心が重くなると思います。

でもお願いです。

イライラしても絶望感にさいなまれても子どもに当たるのはやめてください。

子どもは無力です。何もできません。

この家の中で守ってあげられるのはあなただけです。

そしてあなたは助けを子どもにではなく、外からもらってください。

来年の聖なる夜には、静かに暮らせるように。

バーミヤン閉店と女性の自殺

職場の近くにあるファミレスの「バーミヤン」が閉店しました。すかいらーくグループが閉店させた200店舗のうちのひとつです。

バーミヤンは14時から18時までがビールやハイボールが200円で飲めるハッピーアワーなので、仕事を終えてダッシュで店に入り、18時までに生中を2杯空けるのが我ら女子会の通例行事でした。たぶんバーミヤンのメニューのほとんどを制覇していると思う。。

しっかり飲んで食べて盛り上がって21時前に解散しても、ひとり1500円程度で済んでしまうお手軽さで、今度の閉店は痛手が大きい。。これからどこへ行こう。サイゼリアか。それよりも、店員さんたちの今後が気になるなぁと思っていたら、すかいらーくは雇用は守るとのこと。この雇用にアルバイトさんは入っているのだろうか。

2月から始まったコロナ禍で次々とお店が閉店しています。最初は美味しいので客足が途絶えなかったたい焼き屋さん。それからはなまるうどんや、雑貨屋さんや定食屋さんなど、飲食店を中心に次々とお店が閉店しています。

駅前のビルも明かりの点いていない階が目立つようになりました。最初のたい焼き屋さんが閉店した時に心配だったのは、いつも元気にたい焼きを焼いていた若い女性がどこへ行ったのかでした。うまく次の職が見つかっただろうか。でも緊急事態宣言も出て、お店は時短営業になっている中で、新しい職を見つけるのは難しいんじゃないかとも思っていました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/490b97e7a3bf887bda8b484cdade51840a10ec04
女性の「自死」が急増中…そのあまりにも「やりきれない」理由とは?

”そうした中でも「女性」の自殺は、かつてない増加を示している。8月に前年同月比42.2%増を記録して世の中を驚かせたが、10月は何と82.6%増。昨年10月の1.8倍である。厚生労働省の調査では、女性の中でも40歳代の人の自殺が142人と前年同月の2.29倍に達していることが明らかになっている。

 このデータについて厚生労働省は、「新型コロナウイルスの影響が長期化する中、仕事やDV=ドメスティック・バイオレンス、育児や介護の悩みなどが深刻化していることが背景にある可能性がある。また芸能人の自殺を伝える報道の影響を受けているおそれもある」としている。”

飲食や宿泊などのサービス業の多くは女性が担っており、今回のコロナ禍はこの職種を直撃しています。そして「巣篭り」と言って、外に出られない状況が続き、家族の距離が近くなりすぎ、ぎすぎすした空気の中で過ごさなければならないことが、普通ではない精神状態を作っている可能性はあると思います。

ともかく誰かと繋がってください。ギリギリまで我慢せずに、誰かに話を聞いてもらってください。

相談はよりそいホットライン

0120-279-338

DV相談は

0120-279-889(つなぐ はやく)

チャンスと思えるか

今走ってきている大きなチャンスは「あざらしさんのお部屋」です。掲示板に書かれているモラハラ被害者同盟卒業生ののあざらしさんは、結婚のためご自分の部屋をどなたかにお貸ししたいと掲示板に書かれています。

当サイトOGの?あざらしです。
モラハラ夫と戦わずしてひたすら経済力をつけ脱出、来年ステキなダーリンと再婚し、都内の別エリアに引っ越す予定です。

いま、私の持っているマンションを売りに出しているのですが、

この世の中だからか未だ売れません。

ならば今は売らずに自分で週一日程度使おうかと考えていますが、

例えば月数万くらいでお貸ししたら住みたい、
という方はいますでしょうか?

場所はN区某所 新宿や池袋に30分くらいで行けます。広さは約30平米、2Kのリノベ済物件です。

なるべくなら安定した収入のめどがある方、

(例えば資格があり都内なら仕事があるなど)

無くても心身ともに健康で責任感があり定職を決めて、
必ず家賃をお支払いできる方にお貸ししようかな?
とも思うようになりました。

そういうニーズがあるか伺いたいので、
もし都内に格安で住めるところがあれば住みたい、
と思う方は投稿してくださいませ。

静かで南向きでとても日当たりが良いですがね。

これは現在進行中のお話です。

私だったらまず物件を見せていただきます。なぜなら2Kというのはひとりかふたり住まいにちょうどいい広さ、なのにこの広さの物件はあまりないからです。

ワンルームや3LDK、2LDKは山ほどありますが、2Kまたは1LDKの物件は探しても少ないか、とても高いかのどちらかです。あざらしさんに伺ったらお値段は格安。駅の自転車置き場は1年間で7千円程度だそうです。1年間で7千円って安い!

南向きで日当たり良好だし、何しろオーナーがあざらしさんなので、トラブルもないと思うし、リノベーションしてあるのできれいです。治安も良さそう。

後はお勤め先へのアクセスかな。

私はもう今住んでいるところにコミュニティができているので、この場所を離れる気はありませんが、例えば今住んでいるところから離れたい、他県から引っ越したいと思っている方は一考の価値はあると思います。

チャンスの女神が走ってきているのだから、ちゃんと掴みに行く。運のいい人はそうしてます。