ジャニーズの長い会見で感じたこと

金曜日ジャニーズがこれから事務所をどうするかについての会見がありました。私は全部見たわけではないのですが、イノッチが良かったですねぇ。誠実で正直でとても的を得た答えやさりげないフォローと、何拍子もそろっていました。

#イノッチの言うことは全部信じられる気がするけど、東山どうかなぁ。そうではないような感じがする。被害者側の記者会見でも東山は信用されていない雰囲気でしたね

ジャニーズの名前は残したい意向があるようですが、史上稀にみる犯罪者の名前を冠した社名でよいのでしょうか。残すことで反省していないのでは、また時間が経てば人は忘れると思っているのではという不信感を与えるような気がします。

残っている人たちはジャニーズという名前に思いはあるとは思いますが、今はコンプライアンス重視の世の中なので、この名前ではおそらく今後社会にはじかれていく可能性が高いです。といって別名にしても(旧ジャニーズ)といちいち但し書きを入れられるか、社名を変更してこのことをなかったことにするつもりかと言われるかどちらにしても叩かれるでしょう。

悪いのはジャニー喜多川と、弟をかばって知らないフリを続け、逆らうものは徹底的に粛清するなどをして帝国を築いてきたメリー喜多川なのに、二人ともこの世に存在しない。残された人たちだけが巨大な後始末をすることになります。

そもそもあれだけの男子がいて、結婚してはならない雰囲気があったみたいだし、独立すれば干されるというのもスマップの独立の時にありました。

難しいですよね。言ってはならない雰囲気があって、言おうとすれば報復が待っているという状態に長い間いて、みんな知っているけど知らないことにしておかなければならなかった人たちに対して、なぜ言わなかったのかと糾弾することはやっぱりできません。

被害者の方に「証拠などは求めない」としていますが、これからどのような補償をどうやって行うのかまったく道筋が見えない中で、会見やら今後の方針決定やらをしなければならない新体制。

私はきちんとメンバーを知っているのはフォーリーブスだけで、たのきんトリオさえ怪しいという程度なので、「おっかけ」とか「推し」という方々が今どのように考えているのかを知りたいです。

口火を切ったカウアン・オカモトさんのところには誹謗中傷のメールやらが沢山届いているそうですが、それが「推し」の方たちが出したものだとしたら、とんだ筋違いです。

ジャニーズ事務所は一回崩壊して、それから再構築しなければならない類の罪を犯しています。なかったことにはできないのです。してはならないのです。もし「推し」を守りたいのであれば、なかったことにせず、これから発表されることを注視し、どう被害者に寄り添うのか監視続けることです。それがあなたの「推し」も救うことになるからです。

この事件をきっかけに、性被害についての法律改正がさらに進むことを強く望んでいます。

法務省が共同親権導入案 離婚後、父母双方または一方に

こちらでお願いしたパブコメですが、法務省は離婚後に父母双方に子どもの親権を認める「共同親権」を導入する案を示しました。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA25C220V20C23A8000000/

離婚後の親権に関して「父母の双方または一方を親権者と定める」としたとありますので、共同親権も単独親権も両方ありますよということです。

”法務省の案によると、父母間の協議がまとまらない場合は家庭裁判所が親子や父母の関係を考慮して親権者を指定できる。親権が決まった後も裁判所の判断で変更できるようにする。”

父母の意見がまとまらない場合は裁判所で決定するとのこと。

#裁判所がパンクするのではないでしょうか

”優先的に養育費を請求する「先取特権」を付与することで、一般的に認められる額を差し押さえる権利を持たせる。”

住宅ローンや借金などがあっても養育費をいの一番に払いなさいということですね。

共同親権を推進してくださった方たちのおかげで、養育費の踏み倒しがしづらくなりますね!

そしてこれです。

”共同親権の導入はドメスティックバイオレンス(DV)などへの懸念から反対意見が根強い。意見公募は個人のおよそ3分の2が反対だった。”

みなさん、ありがとうございました!!おひとりおひとりがパブコメに参加してくださったおかげで、反対の数が賛成の数を大きく上回りました。みなさんの声が法務省を動かしました。

共同親権派導入されるかもしれませんが、その導入に際してはとても慎重に審議がなされるだろうと思います。引き続き注視して見守っていきたいと思います。

今更パスポートの残存期間が話題に

先日ネットニュースでパスポートの残存機関が渡航先の国が決めた残存期間に満たないので飛行機に乗れなかったというニュースが乗っていたのですが、テレビでも話題になっていました。

例えば2023年9月1日に入国する場合は、2024年3月1日まで有効なパスポートを持っていなければ飛行機に乗れません。

私があれ?と思ったのは、こんなことずっと前からなのに、なぜ今になって「増えている」という話になっているのだろうということです。

思いつくのはLCCなどの格安航空会社は、そこまでチェックをしないで航空券を売っているということでしょうか。LCCを利用する人が増えたことや、団体旅行ではなく個人旅行者が増えたのでこういうことになっているのかもしれません。

私が残存期間が6か月あったパスポートを7月に更新したのは、今のところ海外に行く予定はないのですが、急に行くことになった時に残存期間が6か月以上なければチケットを買うことができないからです。

# そうか。残存期間がないとその国に入れない=飛行機に乗ることができないって知らない人が多いのか。

更新の場合はマイナンバーカードを使ってネットで申請ができるはずなのですが、私が用意した写真をあちらが受け付けず、結局パスポートセンターに行く羽目になりました。ニュースで知っていましたが、パスポートセンターはものすごい人。幸い私は更新なので戸籍謄本も必要なく、待ち時間は2時間(!)で済みました。

電光掲示板の番号から推察すると、新規の場合は半日以上待ちなのではないかしらん。ちなみにマイナンバーで受け付けてもらえなかった写真は、リアルでは受付OKでした。

# マイナンバー、なんなんだよこれ。

ともあれ、無事に更新したパスポートはあと10年、利用することになります。スタンプを押すシートは富士山や桜など、北斎の絵が地模様に使われていいて、なかなかいい感じです。

歴代のパスポートの写真を並べると、確実に年齢を重ねているのがわかって感慨深いですね。この次の更新はあるのだろうか。。

慶応高校の優勝でわかった都会のマナー

夏の高校野球甲子園大会は慶応高校の優勝で終わりましたね。何しろ私学のトップ大学の付属高校ですから、入学するのも大変。推薦も他の野球高校と違って「うちに来て」と言われて行くわけではなさそうなので、とにかく学力が高くないと入れない高校だそうです。

決勝戦の時にたまたまジムのスタジオにいて、野球も気になるしと合間合間にスマホを見ていたら、「うちの娘も大学が慶応だから応援するけど」とか「子どもが高校生の時に吹奏楽部で応援に行ってたっけ」など、という話が続々と出てきました。

ジムでおそらく10年以上おつきあいしてきましたが、そういう話を聞いたのは初めてでした。慶応大学を卒業したなら、ブイブイと自慢してもいいようなものなのですが、東京ではとんとそういう話をする人がいません。

地方では久しぶりに会うなり「あんたの子はどこの高校?(大学と言わないところが笑える)」と聞いてくる人もいて、ともかく相手のプライバシーにずかずかと入ってくるのです。

どこの高校に合格し、どこに勤めてと一通り詮索してからマウントを取ったりもします。故郷は大好きだけど、こういうところが嫌だな~と思います。

人の悪口三昧の母ですら「こっちにきてから嫌なことを言われたことがない」と言います。たまに頑固な入居者のご老人もいるみたいですが、施設の人たちはみんな優しくて、田舎にいた時のようなひどい言われ方をしたことはないそうです。

都会は人との境界をしっかりと守るので、人づきあいがスマートです。もしかすると慶応大学を卒業したことはそれほど自慢になるとは思っていないのかもしれないし、なにしろすごい人たちがそこいらじゅうにいるので、何が自慢になるのかが定まっていないのかもしれません。

そもそも長々と話される人の自慢話くらい聞いていて辛いものはありません。とりあえず関係を壊したくない場合は「これもお仕事」と思って「すごいねー」「立派だねー」と相槌をうっていますが、もうおつきあいをしたくなくなったらさらっと離れることにしています。

モラ夫の毎日の自慢話や人の悪口に晒されている方は本当にお気の毒です。これから離れるだけでもストレスから解放されますよ。

なかなか表記にむずかしい世の中

こちらの続きです。

この事件のニュースがぱーーーっと広まり、いろいろなメディアで取り上げられるようになったら事件の映像が残っているだろうし、本人もあちこちに「触ったぜ!」「握ったぜ!」と吹聴していたでしょうから、たぶん犯人は出てくるだろうなと思ったら、やっぱり出てきました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d9641367d33274d17deca0ae0c069a9f061b8d3e

「酒を飲んで盛り上がってしまって」といつものようにお酒のせいにしているようですが、こういう痴漢行為はお酒は関係ないですから。私も昔はよく道で歩いていたらすれ違いざまに触られたり、ひどいのになると握られたりしたもんです。

まー、散々このすれ違いざま痴漢には遭いましたし、職場でも多々ありました。さわられるとびっくりしますから「きゃー」と言いますが、その「きゃー」が喜んでいると思っているらしいからバカです。いきなり胸をつかまれたらびっくりして声をだすだろーが。

こういった人たちが大人になり老人になっているので、たぶん昭和世代は「触られるのは喜んでいる」という自分勝手な妄想、予想、希望で認知が歪みまくっているのだろうと思います。

結局のこの世代から受け継いだ「世の中は自分の希望通りに回り、人は自分の思い通りのことを考えている」というものすごい自己中的な思想は綿々と受け継がれてきているのでしょう。

今回のことで、「やたらと手を出すと逮捕される」ということがわかったら、少しは世の中が変わるかなと思います。DVも手を出すと逮捕されるとわかったので、加害者たちはモラハラ方面に流れてきましたので。

DVはしてはいけないことだからやめるわけではなく、逮捕されるからやめるというのは残念ですが、やらなくなるのはいいこと。ただし、捕まらないモラハラに流れたというのは、やっぱりそうなるのかという感じです。

そして今回ちょっとびっくりが、触ったのは男性だけでなく女性もいて告訴の中に女性が含まれていたことです。セクハラは異性からのものという固定観念で考えていたらいけませんね。同性同士のセクハラもある。

7月にあった札幌の殺人事件の時に、しきりにニュースのアナウンサーが「女性とみられる人がホテルから出て」という微妙な言い回しをしていたので、これは女装している男性、またはそういう指向の人がからんでいる事件と思っていましたが、少しだけ当たっていました。

昭和世代はこのあたりの思考が固まっているので、思い込みで男女を語ってはいかんなーと思っています。

見られたいけれど触られたくない

たまたま見たTwitterに韓国の人気アーティストDJ SODAさんがコンサート中にセクハラ被害に遭ったと投稿していました。その事件についての記事です↓

https://news.yahoo.co.jp/articles/f9e1d51a79e5f0a3dd7a300bc30a3464666f91d9?page=1

”コンサートの最後の部分で、ファンに近づいたところ、いきなり複数人から胸を触られたとのことです。「あまりにも大きな衝撃を受けて未だに怖くて手が震えています···」「こんなことをされたことにとても戸惑って信じられないし、もう舞台の下や前の方に行ってファンの皆さんに近寄りがたいと思っています…」などと、ショックの大きさを伺わせる投稿もしている。”

この記事が世間に流れるとこれから発展し、露出度の高い服を着ているからだというセカンドハラスメントの意見があり、これについての記事がいろいろと出ています。

よく痴漢に遭うのは露出度の高い服を着ているかただという、被害者落ち度説を上げる人がいますが、なぜ露出度の高い服を着ると強姦や痴漢OKになるのでしょうか。

私は以前この方の講座を聞いたことがありますが

「痴漢をする人の中には女性は痴漢をされたいと思っているという、認知の歪みを持っている人がいる」と語っていました。

女性は強姦されたいと思っている、痴漢されたいと思っている、触られたいから露出の多い服を着ているという、認知バイアスを持っている人がこういった行為をするのでしょう。まさか捕まるかもしれないスリルを味わうためではないでしょう。

#時々暴走族などが警察から捕まるかもしれないというスリルのため、暴走するケースもあるので

世の中は広いですし、いろんな方もいますので、中にはそういう願望を持っている方もいるかもしれませんが、多くの女性は触れられたり、痴漢されたり、強姦されるのを希望してはいません。

「女性はいつもそれを希望している」と強く思っている男性は、AVの見過ぎによって認知が歪んでしまったのか、もしくはそういう環境で育ったか、何かそういう経験があったか何かしらの要因があったのかもしれません。

女性が露出度の高い服を着るのは触られたいから、という相当歪んだ認知を持っている人たちには教育が必要だし、おおいに罰する法律も必要だと思います。

DJ SODAさんは「私は露出した服を着るのが好きで、これからもずっと着ていくつもりです」と発言しています。露出するのは見られたいから、そういう服が似合っているから、大好きだからであり、だからと言って触ってもいいということにはならないのだと、今回罪を犯した人たちを徹底的に暴いて、罰して欲しいですね。世の中のためにも。

親が子どものいいなりになる家

札幌であった殺人事件の容疑者は一家3人が逮捕されました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/6dac29eb38110b5bc5ef56c4668274b18672a9cdkと

この事件を報道するテレビ局はコメンテーターに犯罪心理学の研究者を呼び、この家は娘が支配していたのではないかとコメントをつけていました。

以前ある不登校の子どもについてティカさんというお母さんが書いたブログを読んだことがあります。

http://miyu50.blog91.fc2.com/blog-category-1.html

一歩ずつ前へ

子どもは小学生。中学受験の勉強をきっかけに荒れだし、親にあれをしろこれをしろと命令するようになりました。

”「殺す」「お父さんと決闘して、負けた方が死ぬ。包丁もってこい」殴る、蹴るで、大暴れし、手が付けられませんでした。”

「お茶を持って来い」と親に命令し、持っていくとうなだれている父親の頭にかける。

ポテトチップスを持ってこさせ、じっくりと味わうと残りを袋の中で砕き、お茶をかぶった父親の頭にかける。

小学生の子どもからされるがままの両親。命令されたままそれに従う両親。カメラの三脚を母親にたたきつけ、室内用の物干しを突き付けるといった暴力。

荒れ狂った子どもになすすべなく従う両親。

ちなみにこのご家庭は復学支援機関の支援を受けて子どもは復学し、高校生になったところでブログは終わっています。こういった家庭が日本で外からは見えない形であちこちにあるのでしょう。

札幌の事件で現在の報道では両親は娘を溺愛していたとのこと。小さな頃の溺愛が、子どもの甘えを許し、家庭教育できず、今に続いていたのかもしれません。

このブログの中でティカさんは

”暴力が下火になったとはいえ、たまに息子の暴力が再燃する時がありました。

息子はひと時の暴力行使で自分の地位を築いていました。一度、勝ち取った地位をそう簡単に手放すわけはありません。

親は一時期の奴隷状態からは脱出することができたもののまだ親としての立場は低いままでした。”

親は子供の奴隷状態になっていたと書かれています。この状態から脱せたのは復学支援機関に依頼して、子どもを学校に復学させたからです。家族が孤立した状態で、親だけでここから脱するのは難しいと思われます。子どもが荒れ狂ったまま成長した場合は、行政は親に子と離れて避難するよう助言します。

親が避難した後の家はゴミ屋敷になり、大人になった子どもは生活保護で暮らしたりします。

札幌の事件の家はとても立派な家で裕福だったようですが、この家の実態はどうだったのか、続報が気になります。

元プロ棋士 橋本崇載容疑者を殺人未遂の疑いで逮捕

元プロ棋士の橋本崇載が、別れた妻の家に鍬を持って侵入し、元妻の父を怪我をさせた罪で逮捕されたとのニュースがありました。

怪我をさせたとは言っても、鍬を持って家の中に入ったあと、その鍬を持って元妻を追いかけたというのですから、一歩間違えれば数人の方が殺されていた事件です。

この橋本元棋士については以前にも記事にしてきました。

こういう人と結婚生活をしていたのですから、子どもを連れて避難するのは当然です。Twitter界隈の共同親権推進派の方々は、妻が子どもを連れて家を出たので、彼は憔悴のあまりこの行動に出たので、気持ちはわかるという意見もあるようですが、別れた夫に家に鍬を持って乗り込まれ、鍬を振りかざして追いかけられた人の気持ちはわからないのでしょうか。

もし自分や自分の家族が鍬を持って追いかけられたら、「子どもを連れて家を出たので、それもしかたがない」と言うのでしょうか。

そもそも橋本元棋士がTwitterを止めたのは「共同親権推進派のやつらに利用された」からだったと思います。その書き込みを最後にふっつりとTwitterから消えたはず。

この鍬を持った橋本元棋士と果敢に組み合ったお父さんもすごいですが、本当に一歩間違えば一家惨殺事件になったところです。

モラハラ被害者の方たちはおそらくこの事件でもしやわが身もと、震えておられると思います。何かあった時のための予防として、警察にご自分の携帯番号は知らせておきましょう。何かあってからでは遅いのではないかと思われるかもしれませんが、残念ながらおひとりおひとりに護衛をつけるわけにはいかないのです。

橋本元棋士は、妻に対する名誉棄損で執行猶予がついていますので、これで実刑になると思いますが、いずれまた出所してきます。とにかく加害者は粘着質で復讐心の塊なので、何年たっても執念深くつきまとうことが予想されます。

アメリカでは性犯罪被害者の足首にGPS装置をつけて監視するシステムがあると聞いています。今回の事件をきっかけにして、性犯罪を繰り返したり、重大事件を起こす可能性が高い人にはこの装置を装備する検討をして欲しいですね。

人権がと言われるのなら、襲われて亡くなった時に、加害者の人権を優先したことになります。被害者の人権を優先して欲しいです。足首に装置をつけたからと言って、行動が制限されるわけでなし、監視されているだけですから。被害者は殺されるんですから。どちらが重大なのか考えて欲しいです。

りゅうちぇるさんが亡くなったことについて

タレントのryuchell(りゅうちぇる)さんが亡くなったことは、私の周りでも衝撃のLINEメッセが飛び交いました。

私の中ではryuchellさんはLGBTQの方だという認識しかなく、ほとんんど興味もないままに過ごしていて、この記事を出すことに疑問が無くはないのですが、書いておきたいことがあるので記そうと思います。

女性センターに勤務していて、LGBTQについての研修などはひととおり受けていて、虹色の集まりにも参加させていただき、サポートの方々とも顔見知りの方がいます。

とても奥の深いことですので、うわっつらの聞いた、読んだ程度のものでは語れないので、ほんのさわりの部分だけ書いておこうと思います。

今回の事件でLGBTQと死因について直接的に結び付けるのはそういう要因のない人でも自死する人はいますので、どうかなとは思います。

とは言え、私が受けた研修の中では、LGBTQの方の自死はそうでない方のものに比べて比率が高いとのことでした。やはり性自認が世の中の動きと違う場合、生活の隅々で不便や葛藤があるのかもしれません。

ただ、追記事で、元パートナーのpekoさんとの間のお子さんをとてもかわいがっていて、お子さんもりゅうちぇるさんが大好きでということ。親が自死したというのは、子どもにとってとても辛いことだと思います。

私の周りでもいろんな人が自死されました。理由はいろいろあるとは思うし、それだけ辛かったのだろうとも思いますが、自分が亡くなった後、悲しむ人がいることをもう一度思い出してもらえたらなぁと思います。

続く痛ましい児童虐待ニュース

神戸で6歳の男の子が親族から暴行を受けて殺され、捨てられた事件はあまりにも無残で、そのニュースが流れると直視できないので、またこの情報から逃げ回る事態になっています。

それでも少しはネットニュースを読んだりはするのですが、報道される内容の限りでは、この家の次男が家に戻ってきてから家の中で暴力が起こるようになったようです。

今までも尼崎事件、北九州市事件など、ひとりの支配者によって家族がバラバラになり、殺し合うまでになった事件がありました。ただ、このふたつは他人が入り込んだもので、今回は親族同士です。今回は子どもが亡くなったことで大きくクローズアップされましたが、親族間の殺し合いは日常茶飯事のように起きています。そして児童虐待も。

先週文春オンラインに2歳の女児が母親と同居する交際相手から暴力を受け、搬送されたという記事と、女の子の被害写真が載っていました。正視できないほどのひどいケガですので、リンクは貼りません。

女の子は両親が離婚し、母親が親権者になっていましたが、父親は女の子が虐待されているので親権を自分に変更したいと裁判所に訴えていましたが、裁判所は取り合わず、事件が起きてしまいました。

実は離婚して親権がどちらかに行くと、親権を失った方から「子どもが虐待されている」と児童相談所に通告するのはとてもあるあるの話で、「父親(母親)から通告があった」と語る人は非常に多いです。

なので、児相も裁判所もこのあるある話に飽き飽きしていて「また嫌がらせの通告か」と思ってしまったのではないかという懸念があります。

父親は裁判所に子どもが虐待されているから児相に通告して母親と引き離してくれと言ったところ裁判所は「そのような情報集めのために面会交流を使うのはふさわしくない」と答えたとのことです。

面会交流は普段子どもに会っていない親と子のふれあいの場であり、主は子どもで子どもが楽しく遊べるようにするのが面会交流。よく子どもを質問攻めにして相手のアラを探す親がいるので、裁判所もそのように答えたのではないかと思います。

その後子どもは暴力を受け、母の交際相手は逮捕されましたが釈放されています。今も子どもたちはこの母親と交際相手と一緒にいるのか、どうなっているのかが書かれていないので、気になるその後がわかりません。

これだけひどい怪我を負わせても、母親はまだ親権を持ち子どもと暮らしているということ事態、どうなっているんだと警察や裁判所に不信感があります。

子どもが怪我をした後は裁判所は父親に親権変更を勧めたとのことですが、怪我をしないと動いてくれないのでは子どもの命が危ないままに放置されているのと同じ。

親権変更が時間がかかるのなら、せめて児相保護なり、母親の親権停止にしてくれないかと思います。