拉致被害者家族の横田滋さんが亡くなって

拉致被害者家族の横田さん夫妻の講演を聞いたのはもう10年前のことになります。私は主催者側のスタッフとして、舞台の袖でお話を伺いました。

講演前に「めぐみ」というアニメーション映画の上映がありました。めぐみさんが生まれた時から拉致をされ、その後の拉致被害者救出活動のことなどが描かれているアニメーションでした。そのアニメは↓

会場で横田さんご夫妻はこのアニメーションをご覧になりませんでした。辛くて見ることができないとのことでした。私もこのアニメを今再視聴しましたが、胸が詰まります。

アニメの後、お二人のお話を伺いました。横田さんご夫妻は、何百回も同じ話をされてきたと思いますが、その訴えるお声はまるで初めてお話しされるようで、言葉が力を持っていて、とても心が揺さぶられました。(時々こういった講演会でお話される方は、え?と思うほど慣れきっていて、なんだか不思議な気持ちになる時があるので)

「みなさん力をお貸しください」とお話しされる横田さんに、「私たちは何ができるでしょうか」と質問した方がいました。すると横田さんは、「拉致問題に力を入れている議員の方に票を入れてください」と仰ったと思います。拉致問題に力を入れている議員って誰だろうと、私は家に帰ってからググった記憶があります。

横田滋さんが無念の気持ちを抱きながら亡くなった今、せめてお母さんには会わせてあげたい。

そのために私が個人としてできるのは、もう一度同じキーワードでググること。

そうでもしないと、かわいそうすぎてたまらない。

給付金の行方

我が家にもやっとアベノマスクが届き、コロナ給付金の申請書も出しました。さて、給付金はいつ私の口座に振り込まれるのでしょうか。東京は都会だから早いというわけでは今回はありませんでした。小さな自治体ではもうすでに振り込まれていますし、都会は人口が多い分、発送量も処理量も多くなりますから、遅れがちになるのはいたしかたないかなと思います。

給付金を個人ではなく世帯ごとに配ることについては、多くの方が異議を唱えました。もちろん私もです。

すでに避難している被害者に対しての対応はしてくれました。でも、同居をしているDV被害者は世帯主に振り込まれてしまうから、本人の手には入らないではないかと、これまた心配して下さる方が大勢いましたが、同居しているDV被害者の場合、振込先が本人であろうと夫であろうと、本人の手には渡りませんから同じです。


もし本気で「本人に渡してあげたい」「個人別の振り込みを!」と仰っているのであれば、ちょっとDVのお勉強からし直した方がよいと思います。個人の口座に振り込まれても、モラ夫は「家計に入れるから寄こせ」と言います。言わないまでも被害者ならば「ぜひ家計費に入れてください」と自分から差し出します。それがDV家庭で普通に行われている普通の忖度です。

ここで渡さなければモラ夫は「不機嫌」「無視」「家のあらゆるところで威嚇の大きな音を立てる」「子どもに皮肉をいう」「あらゆる場面で嫌がらせを行う」といった攻撃に出ます。家中に響く「ドタン!バタン!ガシャン!」という苛立ちを伝える音、もしくは完全無視の不機嫌。

「早く出せ!」「10万円寄こせ!」「言わなきゃ出さないのか!!!」「出せ出せ寄こせ!!!!」

それがわかっているから「どうぞ」とお金を差し出します。夫は寄こせとは言いませんでした。妻が自分から差し出すのです。

これがモラハラです。もし今回給付金が「これ、君の分だから」と、夫が妻に渡したら、夫は加害者ではないか、加害者ならば何か企んでいるかのどちらかです。

私がまだ結婚している時にも似たようなお金もらったことがありました。子ども給付だったかな。その時、夫は確かに「○○を買おう」と私に言いました。私は賛成しました。夫の言うことに反対は言えません。言えないから反対という思考すらでてきません。考えるということも思いつかず、夫がそういうならばそれを買う。なんの疑問もなく、「いいわね!」と言う。

それがモラハラ被害者と言うものです。

木村花さんと掲示板

プロレスラーの木村花さんがSNSに書かれた誹謗中傷の記事に悩んで自殺したといいうニュースがありました。
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3986873.html

何しろプロレスの知識はアントニオ猪木から先はないし、女子プロレスもビューティペアから先がないので、木村花さんという、見た目タレントさんかと思うような美形のプロレスラーさんがいるのをニュースで初めて知りました。

出演していた「テラスハウス」というリアリティ番組の中で、彼女のとった言動が一部の視聴者の反感を買い、SNSに誹謗中傷の書き込みが相次ぎ、それを苦にしての自殺と言われています。

まずこの「リアリティ番組」というのがわからないので困ってしまうのですが、番組の中でパネリストらがメンバーの会話や仕草を分析するなど、リアルタイムでコメントしていくものだそうです。う~ん、やっぱりわからない。脚本はなく、アドリブで演技していくものですか?

それはさておき、このネットで書き込まれたことに悩むというのは、今に始まったことではなく、もうネットが世に出てから延々とそれはありました。この「風に吹かれて」はコメント欄を付けていません。つけていただいてもしっかりお返事できるかどうかわからないのであえてつけていません。もし何かありましたら「モラハラパブへどうぞ。パブのアドレスhttps://bbs6.sekkaku.net/bbs/morapub/

さて、私のネットデビューはまだ20世紀の頃でしたが、一番はまったのはメーリングリストでした。そのメーリングリストのメンバーとのやりとりはとても楽しいものでしたが、時にバトルもありました。ただし、まじめな場なので罵りあいといったものではなく、あくまでも論戦です。

そこで攻撃を受けることもたまにあり、一日中、どう返事をしようかと頭から離れず、仕事も手につかないこともありました。今日は何を書かれているのだろうかとノートパソコンの蓋を開けるのが怖くなった時もありました。このままでは生活がぐちゃぐちゃになってしまうと考え、そして私が見つけたのは

「ネットは仮想空間である」

ということでした。誰もPCから飛び出してきて怒鳴るわけでも殴るわけでもなく、私の生活を脅かすこともない。ネットの中で何を言われようと、本名でやっているわけでもないので、私自身の価値が貶められるものでもない。それはネットの中だけで完結するものであり、実生活には何も影響はない。

私はネットと実生活を切り離しました。ネットの中はもうひとりの自分が自由に遊べるところにしました。そう思うと、ネットで何を言われようと、それはもうひとりの自分に対するものなので、達観して見られるようになりました。とはいえ、それほど叩かれたわけでもありませんでしたが。私が出入りするところは、常識を持った方がほとんどだったので、意見の交換はあれ、口汚く罵られることなどはありませんでした。

ところが今回はご本人が自分の出演していた番組の中でのことで、それに対して何やかやと書き込みが多数寄せられたとのことですから、切り離すわけにはいきません。その意見はストレートに本人へのバッシングになったでしょう。

22歳の女性が、沢山の人が目にする場所で散々叩かれているのはもう公開処刑のようなものです。番組は続いているので逃げるわけにもいかない。辛かっただろうと思います。有名税だから仕方がないという境地に立つには彼女はまだ若すぎた。

私が17年前サイトを立ち上げ、掲示板を作りましたが、その時に「何を書かれたのかドキドキしながら画面をのぞくような場所は作るまい」と決めました。これはネットでたたき上げられた者としては苦渋の判断でした。ネットとはいいことも悪いことも意見として受け入れるものでなければならないというのがその頃の私のスタンスでしたので、「悪いことは書かないでね」というのはそれに反する行為だからです。

実際掲示板をメンテナンスしている会社の方から「自分にとって都合の悪いことを削除するのはよろしくない」という意見をいただいたこともありました。いいことも、悪いことも、載せる。それが本来の自由な意見交換の掲示板の在り方だからです。

でも、私が削除するのは「人を傷つける場合」です。それを読んだ人が傷ついてしまうようならば削除する。それが間違っていたとは今も思っていません。

今回の事件を受け、国は誹謗中傷する人の情報をプロバイダーが速やかに捜査側に渡すような法律を作るとのことです。今までも捜査のために情報を渡すというのはありましたが、とにかく時間がかかって煩雑だったので、なかなかそれを手にいれることは難しかったのです。

今、花さんを誹謗中傷した人たちは、布団の中で怯えているでしょう。そんなつもりはなかった、自分が思ったことを書いただけ、コロナでストレスが溜まっていたし、なんかプロレスラーがこんな番組に出るなんて腹がたつし、だから書いただけ。いつもSNSに書き込んでいたことをいつものようにやっただけ。死ぬとは思わなかった。自分は逮捕されるのだろうか。

昔は「ネチケット」というのがありました。ネットの世界に踏み込むと、まず先輩の方たちからまずこのネチケットを叩きこまれました。今は幼児ですら無防備にネットに入ってきます。やっぱり法整備が必要なのかもしれません。

給付金マイナンバーでの申請笑い話

私が愛読しているあるブログがありますが、その主様は70歳を過ぎた男性です。ちょっとあることにマニアックな以外はどこにでもいるおじさんです。その方はマイナンバーカードをお持ちで、マイナンバーでの給付金申請を試みたそうです。

どうも「スマホをかざす」と言うのが難解らしく、どこをどうかざすのか機種によって違うようで、図解もあったけど相当わかりにくいらしく。

そして「銀行口座を入力する」は良いとして、「住所氏名を入力する」というのもあったそうで、そこを読んだときに、「はて、なんでマインバーカードを使うのに住所や名前を打ち込まねばならないのだろうか」と不思議でならなかったので、調べてみました。

マイナンバーカードと住民基本台帳が紐づけされていないそうなのです。あらあらあら~、使っかえね~カードやなぁ。本当に使う側の方にとっては身分証明書にしか役にたたないようだ。

そして送信されたデータは手入力のため、打ち込みミスが発生する可能性があり、お役所でふたり一組になって、送られてきたデータと基本台帳の読み合わせ作業をするのだそうです。ふたり1組が行うこの突合作業では1日150件しか終了しないのに比べ、申請書で送った場合は1日3千件の処理能力だそうなので、結果

「申請書で送った方が早く給付金が届く可能性がある」

「突合作業が大変なので、これから送る人は申請書を使って欲しい」

のだそうです。あの、鳴り物入りで入れたマイナンバーカードはまったく役に立たないことが証明されました。

あ~、作んないでよかったぁ~。

マイナンバーカードには2種類のパスワードが必要で、5年前に作った方で忘れてしまった方は役所に行かないといけなくて、それで今役所は大混雑なのだそうです。

今スマホは指紋認証で、光彩認証もあるという時代、チマチマ住所を打つってねぇ。

最初に書いたおじさまは結局3時間悪戦苦闘した結果、あとわずかのところで何か触れてしまったようで、全部データが消えてしまったそうです(哀

”「動いちゃだめだって言っただろう」みたいな画面が何度も出て来て、あんたの責任だよみたいに言われ続け、「読み取れませんでした」の画面も何度見たことか。”

これを読んで、「あほちゃいまんねんぱーでんねん」を思い出しましたね。もちろんこのおじ様ではなく、これをシステム化した業者さんですよ。

おじ様はデータが消えたとたん「悲鳴に似た雄たけびを上げた」そうで。そばにいた妻の方が「あたしが申請書書くから」と慰めてくれたそうです。

なぜマイナンバーカードを作らないのか

いまだにマスクもコロナ給付金の申請書も届かない東京都民のワタクシですが、みなさん、いかがお過ごしですか?

コロナが騒がれ出したのが2月。ただし、この時は「ああ、またか」でした。直近の新型インフルエンザの時は11年前だし、その時は一時大騒ぎをしましたが、なんだか自然に広がって、「普通のインフルエンザ」になりました。

あの時、アメリカに修学旅行に行っていた高校生の中でインフルエンザにり患した生徒がいて、校長先生が泣いて謝ったという、今思えばお気の毒なこともありましたっけ。

さて、私も10万円の給付金の申請書を今か今かと待ちわびているひとりです(アベノマスクはいらない)。なんでもマイナンバーカードを持っていればオンライン申請ができるのだそうだけど、持っていないので、申請書が届くのを待っています。

今マイナンバーカードを作っている人は14%だそうなので、私も多数派の一味でございます。

作らないのは、マイナンバーカードの電子証明書は5年ごとに更新なので(マイナンバーが始まって今年が5年目なので、役所は混雑している)、めんどくさい。無くしたり落としたりしたら大騒ぎになる。 大体管理されるのが嫌いなタチなので、作りたくない。 作ることのメリットがない。コンビニで証明書の発行ができる程度のメリットはメリットではない。

いろいろあるけれど、一番は

「これを使って国がナニをしでかすかわかったもんじゃないので、怖くて作ってられない」

これだな。 つまり「国に対しての不信感があるから」が最も一番大きな理由です。

そして国がマイナンバーを作った理由ですが、個人の収入、財産をがっつり知っておきたいからで、諸外国では普通にこれが行われています。

ドイツやフランスはコロナで収入が減った人たちに、すぐに給付金を銀行振り込みしていますが、これは前もって個人の銀行口座を知っているからです。「外国はいいなぁ」「守られているななぁ」と思うかもしれませんが、ちょっと待ってくださいな。

こういうことができる国は、銀行口座は給付金を入れるためだけにあるのではなく、税金等を持って行くためにもあります。そして専業主婦という職業はほとんどなく、女性も男性と同等に働き、税金を納めています。

国はこれからマイナンバーを使ってあちこち紐づけし、個人情報を国が握っているという状態にするつもりでしょう。私はこれが怖くて胡散臭くてたまらない。だって、「桜を見る会」の招待客名簿が速やかに破棄されたり、モリカケ問題で文書が改ざんされたり、ナニをするかわからない国を信頼なんかできるわけがない。私の個人情報が書き換えられて、勝手に犯罪者にされてしまう可能性もあるのですよ!

よってマイナンバーカードは作っていないし、給付金が少しぐらい遅れてもこれからも作る気はない。義務化になってからしかたなく作ることにする。

でも、今は義務化ではなく、今後義務化にするなら、どういう理由をつけるのだろうかね。

ちなみに今モラハラ家庭にいて、これから避難する予定の方で証明書を持っていない方にはマイナンバーカードを作っておくことをお勧めしています。こればっかりはしかたがないので。

【くどいけど言う!】まだ間に合います!

https://digital.asahi.com/articles/ASN4Z6JVHN4ZUTFL007.html

総務省は5月1日以降も自治体に申し出れば別住所で受け取れるようにするとしている。

すでに夫に支払っていたら、後から返還を求めるとのことです。
「え?あのケチモラ夫が返還なんかしないわよ」と思われるでしょうが、返還しなければおそらく(おそらくですよ!)税金などと一緒に差っ引くと思います。それも支払わなければ差し押さえもするでしょ。

あー、国はなんでもできるわー。この手で養育費もやってくれればいいのにー。

【再度言う!】絶対に10万円うけとりましょう!!

もう時間がないので声を大にして言う!10万円はあなたのものです!絶対にモラ夫に渡しちゃいかん!

やりかたはこのブログが見やすいです。この通りに動いてください。

https://note.com/yasusensho/n/n70681d162b7f

この中に「申出書」とありますが、それはこれです。私がダウンロードしておきました。
https://morahara.cocoon.jp/000684545.xls

問題のDV被害者であることの証明書ですが、総務省から流れている通知は( 各都道府県配偶者暴力相談支援センター主管部(局) 宛になっていますが、たぶんここから各自治体DV担当宛に転送されていると思います。よってこのままお住いの場所のDV担当はこの通りに動かねばなりません。

”なお、居住地の 確認に当たっては、住民票等によることが困難である場合もあることから、例えば、民間支援団体からの証明文書などによる確認や、直近の公共料金(電気、水道、ガス等)の請求書等により、居所の特定に必要な確認を行いつつ、申出者に過重な証明負担を課さないよう、柔軟に対応していただきますようお願いいたします。また、民間シェルターに緊急的に 避難し ている被害者又は民間のDV被害者支援団体からの支援を受け、実家や知人宅等に緊急的に避難している被害者で 、居住地の行政機関とこれまで連絡を取っていなかった被害者が、新たにDV被害申出確認書の迅速な 発行を申請することが想定されます。その際には、申出者等に事情を 確認するとともに、必要な本人確認と居住地の確認を行った上で、配偶者からの暴力を理由とした避難事例である と合理的に 判断できる場合には、同確認書を速やかに発行していただくようお願いいたします。”

柔軟にやれと書いてあるので、柔軟に動いてもらってください。ただ、チキンな区長や担当部所長の場合は難色を示すかもしれません。その時は市会議員、県会議員などに訴えてください。議員は市民の代表です。

でもね、私思うんですが、本来これは個人で申請するもので、世帯主がまとめてやるものではないと思うのです。ただ今回時間がないので、手間暇を省くために世帯主がまとめてという話になったとは思いますが、DV被害者であろうがなかろうが、同一人物が2か所から出てきたら、マイナンバーで突合させればいいだけの話ではないでしょうか。それだけはじいて、申請書には電話番号を書かせると思うので、電話で事情を問い合わせればいいだけの話ではないでしょうか。

または片方の口座名義人が本人の名前であれば、そこに振り込めばいいだけの話じゃないかと思うのですが、違う?


【緊急!!】DVで別居している方は至急役所へ申請してください

コロナウィルスのため、国民全員に10万円を配る件について、緊急のお知らせがでました。

https://digital.asahi.com/articles/ASN4S32V9N4RUTFL00G.html

対象の人には自治体の窓口で「申出書」を提出してもらう。申出書は市町村の窓口のほか総務省ホームページなどでも入手できる。申し出の情報は住民票がある自治体へ連絡し、世帯主への支払いをストップする。そのため総務省は原則として24~30日に自治体の給付金窓口に申し出るよう呼びかけるが、30日をすぎても申し出はできる。

 申出書にもとづいて住民票がある自治体へ連絡するが、いまの住所などの情報は知らせない。

 申し出にはDV被害を確認できる書類が必要となる。たとえば裁判所からの保護命令決定書や、配偶者暴力相談支援センターや市町村などにDVについて相談したときの証明書などだ。すでに住民票を移しており住民基本台帳の閲覧制限などの支援を受けていれば、書類は必要ない。内閣府によると1年以内の避難で、公共料金の請求書などで居住地が確認できれば、市町村のDV相談窓口で書類を発行してもらえる。

わかりにくい場合は、ともかく住んでいる場所の役所に行って、「DVの被害者である」「給付金の手続きについて聞きたい」と話してください。4月30日が締め切り日ですが、その後も手続きはできるそうです。ただし、夫に渡った後だったらどうなるかはわかりませんので、至急動いてください。行けない場合は電話してください。

傷がないモラハラでも認められるべきですので、がんばって行って下さい!

【注意!】10万円をちゃんともらうために

昨日政府が国民1人当たり10万円を給付する方針を示しましたが、国民ひとりあたりということは、子どももですかね。6人家族だったら60万円といいうことでしょうか。それだったらすごく嬉しい。本当は所得制限をつけるべきだけど、今回はその時間がないのでそれもやらないようです。

しかしながら、これは収入になるのだろうか。103万とか130万の「フヨウノハンイ」で働いている人は、この分を後からセーブしなければならないのかな。

一番気になったのは、現在モラハラで避難している方たちも、ちゃんと受け取れるのかなということ。テレ朝モーニングショーで玉川さんが「現金書留で送れ!」なんて言うから、びっくりしちゃった。夫からの避難で住民票を動かさない人も多いんだよー。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200418/k10012393961000.html?utm_int=all_side_ranking-access_003

これによると
「一方、世帯主である夫の虐待から避難している親子などについては妻からの申請を受け付け、事実関係が確認できれば夫とは別に給付される見通しです」とはなっていますが、行き違いのないようにして欲しいものです。

今回に限らず、DVの被害者がこういった支援のお金をもらうためには、ちゃんと現在住んでいるところの役所のDV担当に行き、DVで避難中であることを届けておいた方がいろんな点で便利です。おそらく今回も「DV被害者への特別な取り扱い」という通知が各役所に通達されると思うので、届けておくと個別に連絡があると思います。

本当は家を出る前にそれをしておいた方がよいのですけどね。モラハラの場合特に役所に届ける必要はないだろうと、個人でがんばって動かれるかたもいらして。必要はありませんが、こういったこともあるので、避難前には現在いるところ、そして移動したところの役所に出向いて話をした方がよろしいと思います。

遠くイタリアを思う

コロナウィルスが中国から世界中に散らばりましたが、特に大きな被害を受けたのはイタリアで、今日現在で2万人以上の方が亡くなっています。なぜイタリアで多くの被害が出たかは、親しい間柄で頻繁に行うハグをする習慣、多くの医療予算を削った、高齢者が多い、三世代同居(高齢者との同居率が高い)だったりという理由があるようですが、私はふと思ったことがありました。

ちょうどコロナウィルスが世に出る直前、かなり前に録画した番組を見ました。NHK「関口知宏のヨーロッパ鉄道の旅イタリア編」です。長靴の形をしたイタリアを一か月かけてぐるりと鉄道で周遊する企画でした。

その中で「プラート」という、フィレンツェに近い街を訪ねてのルポが大変興味深いものでした。プラートは 古くから毛織物の産地で、沢山のメーカーがあります。詳しくはこちらを参照。
http://www.iti.or.jp/column026.htm

2000年以降、プラートの繊維産業に中国人が企業を起こし、大量の労働者を中国から呼び寄せ、街は大量の中国人が居住者として住み着いています。

関口さんのルポでも「歩いている人はアジア人ばかりですね」とコメントしていて、よく観光番組で見る「陽気なイタリア人と歴史の国」というイメージからはほど遠いものがありました。

地元で作った生地を高級ブランドで売ろうとしているイタリアと廉価で粗雑な中国製品、しかしそれはmade in Italyとなる。イタリア国内で、イタリアと中国のコミュニティの融合が求められると、参照したサイトでは語られています。 プラートの商工会議所に登録している中国人企業は5000社(2012年) もあるそうです。

プラートと最初にコロナウィルスが蔓延したロンバルディア州は電車で2時間半ほど離れていますので、直接的な関りはないのかもしれませんが、イタリアの中に大きな中国人産業地域があり(それはチャイナタウンという規模ではなく)、おそらく中国人が頻繁に中国とイタリアを往復していると考えると、まったく全然ないのかなぁという気もします。ロンバルディア州の大都市は、大きな空港があるファッションの街ミラノ。中国からの直行便もある。

なんてことをGooglemapを見ながら考えていました。関口知宏さんの番組を見ていて、少し気になる回だったのはコロナの前触れだったのかも。

私、こういうことが多いんですよね。