不登校ビジネスの闇

モラハラのご相談を受けていると、「子どもが不登校」のお話がよくでてきます。家庭の中がギスギスしていると子どもも不安になるのか、まるでセットのようにこのお話を伺います。

昔は学校に行かないことを「登校拒否」と言ったものですが、今は不登校と呼ばれています。不登校の原因は様々ですが、モラハラの相談とセットとなると、夫婦間の関係が影響している場合も考えられます。

さて、今年の夏、この不登校支援をする会社が板橋区との間で「連携する」とプレスリリースをしたことで炎上しました。なぜなら

こちらに書いたのと同じようなこと、ほう・れん・そうをせずに区に無断でプレスリリースしたのです。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/347943

それだけならば今回の「盛った」と似たような話なのですが、このことがきっかけとなってこの会社の「不登校解決メソッド」が大きな波紋を呼ぶことになりました。この会社の社長はまだ30歳の若者で、会社を立ち上げてからまだ4年しか経ってません。不登校支援を始めてまだ4年しか経験のない、歴史の浅い会社です。

それが区と連携するほどの会社になったのは、社長の前身がコンサルティング会社で、マーケティングはお手の物だったからだと思われます。区と連携の話がでるほどに注目されたのですが、このほう・れん・そうを無視した行動で大騒動になったうえ、この会社の「メソッド」について多くの疑問の声が上がったのです。

”不登校の当事者団体、家族会、支援者、専門家、教職経験者が板橋区に公開質問状/スダチ連携騒動”

https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/6c73e0297370e03a2bd6412cfb84d35eac13f33c

子どもが不登校になることによって、家族は大きな悩みを抱え、いわゆる普通の生活ができなくなります。不登校の子どもだけを置いて仕事に行けない、夫婦間がギスギスしてケンカが絶えない、他のきょうだいも不登校になるといった問題が起きてきます。

不登校は不登校そのものが問題なのではなく、子どもが学校に行けないことによって起こる家庭内の不和が問題なのです。

不登校ビジネスで壺を買ってしまった話:復学への珍道中記録

という本がありますが、人間せっぱつまると理性も何もかもふっとぶんだなと思えるお話でした。この壺を買えば子どもが復学すると言われて言うがままに壺を買ったというエピソードがありました。

100万もする壺が買えたり、留学エージェントの言うままにお金を支払ったり、言っちゃあなんですが、お金があると出してしまうんですね。

ただ、最後の方はきちんとした民間復学支援の方と知り合い、その方の支援で子どもたちは学校へ行くようになったというお話でした。混合玉砕の業者の中で、よいところを選べばその効果はあるということでしょう。この不登校ビジネスについては最近東洋経済educationが記事にしていました。

この会社のほう・れん・そうを怠ったゆえの出来事が、ここまで大きな話になったのは、前述したPR会社の社長と同じ。空中戦の成果に溺れ、地上戦の常識を知らなかったということです。

空を飛ぶ前に、まずは地上で訓練を積むことが大事だと思うんですけどね。

ビジネスの基本

こちらの続きです。

このテーマはまだまだ世間の注目を集め、ワイドショーばかりではなくNHKのニュースでも取り上げています。奇跡の逆転当選を果たした知事のいきなりのスキャンダルです。

斎藤知事代理人の会見では「PR会社の社長はやってもいないことを自分がやったと『盛った』」と話をしていました。もし実はちゃんと彼女が戦略を立て、その結果の奇跡の当選だったとしたら、これはずいぶんと彼女を侮辱する話です。

ちなみに「アレはオレがやったんだ」と、人がやったものを自分がやったことのように言うことを「アレ俺詐欺」と言うそうです。うまい!

ただ、この話はnoteに載せますと1本斎藤知事にホウ・レン・ソウすれば何事も起こらなかった話で、このあたりが地上戦に疎い現代の若者の姿なんだろうと思います。

昔私が行政の仕事をしていた時、今回のPR会社の社長と同じような年代の女性代表に区の仕事を委託することになりました。他の団体と争って勝ち取った仕事でしたから相当気合が入っていたのだと思います。なんとある日突然「区とコラボのお仕事をすることになりました!」とプレス発表してしまったのです。

確かに「お宅にお願いすることになりました」と担当者は言ったかもしれませんが、どこの会社でも行政でも、ハンコを20個くらい集めて決裁しないと本当に決まったとは言えないものです。

「だから行政はのろい。もっとスピード感を持って」と言われるかもしれませんが、このプレス発表が1週間先になったところで仕事に支障はないはず。区の仕事を受注できたと浮かれた代表がプレスを呼んで発表してしまったのです。

大慌ての担当者が本人を呼んだところで、一旦出てしまった記事を訂正するわけにもいかず、厳重注意で終わりました。

彼女たちはとにかくアピールをしたがる。「これができる私ってすごいでしょ」「これも私たちがやった仕事」と、「バーキン買ったの、いいでしょ」「三ツ星シェフのお店に行ったの、いいでしょ」と同じノリでアピールします。確かに仕事で実績のアピールは大事ですが、1分1秒を争ってメディアに流したがります。

私もマスメディアと沢山仕事をさせていただきましたが、「この番組の広報はいつからしてもいいか」「どういうことを書いていいか」と必ず担当者と打ち合わせをしてからアップしていました。メディアの仕事に限らず、普通仕事とはそういうものです。ほう・れん・そうを無視して勝手にやると、本当に後から取り返しのつかない大騒ぎになったりします。

この私が関わった団体も空中戦が得意で「会議はクラウドでやりますので」と、意気揚々としていましたが、事業が始まってすぐ「子育てを地元でしたいので、この仕事から下ります」とやめてしまいました。。。その後、どうすんだよ。。。

斎藤知事側は「彼女が話を盛った」といい(盛ったは誇張した、大げさに言ったと解釈して)それらしき事実はあったが、彼女が自分を過大評価して書いたとの立ち位置を今日までのところ崩していません。

PR会社の社長が「すみませ~ん、私が舞い上がっちゃって話盛っちゃって」と言えば一件落着なのですが、彼女も元凶となったnoteを修正したり削除したりはしていますが、全部を削除してはいません。これはもう、彼女の意地なのではないかと思います。

実際選挙期間中はぴったり寄り添って、寝る間も食べる間も惜しんで斎藤さんのためにお仕事をしたのに、ボランティア扱いされて「盛った女」「あんなことを書いて困惑している」と言われたら、もはや「斎藤は敵」とばかりに向かっていくかもしれません。

そこをしらっと「お騒がせして申し訳ありませんでした。斎藤さんにお詫びします」と泥をかぶることができたら、大人の階段を上ることができるのでしょう。斎藤さんもそれを期待していることでしょう。

ネット内で生きていると一般からはずれる

兵庫県知事に元知事の斎藤さんが当選したという度肝を抜くニュースを見てみると、「SNSを活用したのが効果的だった」と、斎藤さんご自身も話しています。

以前からもうテレビは見ない、見たいドラマもニュースもネットで見るという方たちが増えています。私も民放のバラエティ番組はほとんど見ません。見るのはBSを中心としたNHKの番組です。ドキュメンタリーや海外番組が多いかな。

#今は再放送の「カーネーション」と「篤姫」が楽しみです

テレビを見なくなった若者を中心とする人たちが見ているのはYouTube、TikTok、SNSで、会話もネットを通じた人やオンラインゲームの相手だったりしています。

今回YouTubeに流れている大量の「斎藤さんがんばれ」の動画を数点見て、「ははー、これを見て兵庫県民は齋藤さんに投票したのねと理解しました。

動画を見た若者は「かーさんたち、齋藤さんはマスコミに叩かれたんだよ」と言って親に動画を見せるし、友人知人にも「お前ら、これ見ろよ」という仰天スクープの動画をLINEで送るし、それこそSNSで拡散された「斎藤さんは嵌められた」、「マスメディアは古い体制の片棒を担ぎ、真実をゆがめた偏向報道を繰り返した来た」というのが瞬く間に広がったものなのでしょう。

そういうことだと知った私は「日本が総理大臣を選挙で決める方式なくてよかったなー」と思いました。繰り返し単純な話を聞かせると、人は「そうなんだ」と思い込みます。これをリアルでやったのがヒトラー。「心理の錯誤効果」と言うそうです。

なんとなく、その時のムードで衝撃的な話を繰り返し見せることで人の印象を誘導できます。もしアメリカのように国民投票で総理大臣を決めていたら、今回のようにあり得ない人が当選してしまったかもしれません。

ところで今、この兵庫県知事選挙でSNS戦略を請け負ったという若い女性が、今度はマスコミの集中砲火に遭っています。大元になったのはご自分のnoteに「選挙の広報全般を担当とした者としてまとめを残しておきたい」と書いた文書です。

Yahooニュースの記事

32歳で起業した慶応大卒、BNPパリパに職歴を持つ美貌の方で、インスタにはリア充の写真が沢山のっています。32歳でここまで会社を大きくした手腕は高く評価されていいと思います。

「今回広報全般を任せていただいていた立場として」と書かれているので、広報をすべて担っていたと読めるのですが、斎藤さん側は「ポスターを依頼しただけ」と食い違います。

何しろ公職選挙法にかかるかもしれないとのことで、斎藤さん側では「彼女の運動部分はボランティア」としているのが現時点です。さらには「舞い上がって盛った」とも。これも時間ごとにコロコロ変わっていくので、結果どうなるかは今はわかりません。

ただ、ネット戦略に溺れ、今沈んでいる若者がもうひとりいるので、そちらの方もこの後書いていきたいと思っています。こういうことをしたら法に触れるのだよと。地上戦を知らず、空中戦のみに溺れるのがイタイなぁと思います。

そもそもこのようにnoteに書きますよと斎藤さんや選挙参謀に伝えていたのか。

伝えていなかったとしたら、まずは匍匐前進からのやり直しが必要かと思います。

当事者が国会質問していたのね

衆議院議員選挙が終わり、めでたく自民が過半数を取れず、これで強引な国会運営ができなくなりました。

ここに書いた谷川とむさんは谷川議員から普通の人になりました。この方はいつも小選挙区では落ちるのに、ゾンビのように比例区で上がってきていました。

つまり大阪19区の方たちは議員として認めていないのに、自民党票であがってきてしまったいたのです。なぜにそんなに優遇されていたのかというと、たぶんおっさんたちの希望通りの発言(離婚できない世の中の方がいいと堂々というとか、杉田水脈と同じ)、そして親も兄妹も議員と言う世襲議員だったせいかもしれません、

今回は比例区と重複していなかったので、めでたく落選となりました。ふと「谷川とむ」でぐぐってみたら、おっとビックリ!

「谷川とむ」「離婚」「DV」でググってみてください。ご本人が妻が子どもを連れて家を出てしまった人でした。しかも妻からDVで訴えられてるし。

なんだ、本人が当事者だったんですね。そりゃー離婚はしづらくした方が良いでしょうよ(笑)

元俳優とあるからどんな作品に出ているのかと思ったのですが、何に出演したのかもわからないようです。学歴詐称というのはよく聞くけど、職歴はどうなんだろう。俳優というのは個人活動みたいなものだから、自分で俳優と言ってしまえば通るのかもしれません。

もうひとり柴山さんは当選してしまいましたね。残念です。ただ、今までのように強引なことはそうできなくなると思いますが、みんなで見張らなければなりません。この結果が想像できなかったとは、自民党はそうとう国民をナメていたようです。

それにしても投票率が53.85%だったとか。年配者は割と高めなのですが、若い世代が選挙に行くことが身についていないようです。

https://mainichi.jp/articles/20241028/k00/00m/010/220000c
“衆院選で山形県が投票率全国トップの60.82% 国政選挙で5回連続”

親が選挙に子どもを連れていく習慣があると、大人になって選挙にいくのが当たり前になるようです。これは大事ですね。

そして家からポチすれば投票できるシステムを!せっかくマイナンバーを作ったんだからできるはず。実行して欲しい。

衆議院議員選挙自民党過半数割れは確実だそうで

まだ全部はでていないのですが、与党の過半数割れは確実となったそうです。自公で無理だとなると、どこかの党と組むんでしょ。

選挙速報は民放の方がエンタメ性がありますね。CMもはさまない。

ともかく単独でやらせるととんでもないことを始めるので、頼りない野党だけれど歯止めにはなる。明日の朝起きた時にどうなっているのか。

そして非公認として選挙をして当選した元自民党の方々をまた自民党は公認するのかしらん。

とっても楽しみです。

24時間しゃべっていたい

関東圏を中心にあちこちで発生している強盗事件ですが、そのニュースを聞くたびに私にはひとつ不可解なことがありました。

このびっしりと建った住宅街で、なぜこの一軒の家に入ったんだろう。

なぜこのお隣でもお向かいでもなく、この家なんだろう。

私はオレオレ詐欺の被害者の方から相談を受けたことがあります。

オレオレ詐欺はいまだに無くならず、その姿を変え、もう「オレオレ」とは言わず、何人もの人が登場する劇場型というものまで出現し、今では「特殊詐欺」と呼ばれるようになりました。

この時に警察といろいろ話をしたのですが、犯人はお金持ちや特定のサービスを利用したことのある人のリストを持っていて、片っ端から電話をかけます。それこそ銀行員や保険の営業や、住宅販売など、いろんな人になりすまして電話をしてきます。

このご時世、固定電話がある家というのは高齢者か信用第一の仕事をしているか(固定電話を持っていることが信用度があがるんだって!)、めんどくさくて解約していないか、スマホでセット割になっているからとりあえず置いているか、そんなところです。

#ファックスが必要な家もあります

その時に、言葉巧みに家族構成などを聞き出します。用心深い人はこの時点でガチャ切りしますが、それを相手に対して失礼だと思う心の優しい人が会話を繋げてしまします。

これを元警察官というような身分の方たちがニュースなどで「お年寄りは話し相手が欲しいのです。寂しいのです。だから周りの人たちが気をつけて話し相手になってください」などというのですが、私は違うと思う。

そういう人もいると思いますが、一部の人は「24時間しゃべっていたい人たちです」何しろ身近にいる母や叔母、伯母たちがこの類の人たちなので間違いありません。

私は拙書「家庭モラル・ハラスメント」の中で義母の親戚の四姉妹について「あの人たちの口は胃や心臓と同じ筋肉でできている。止まるのは死ぬ時だ」と書きました。

これは四姉妹がいかにおしゃべり好きなのかを比喩したものですが、本当に片時も一秒も止まらずにしゃべっています。もちろん我が母も、親戚の叔母たちも同様です。

母は今老人施設にいますが、「しゃべる人がいなくてつまらない」と言います。でも母の居室に電話をしてもほぼいません。「どこかにしゃべりに行っている」のです。

母と一緒に街を歩くと、営業のビラ配りの人たちにもビラをもらいながら話しかけます。新築住宅の時は「あら~、うちを売りたいわね~」と言いながら話します。相手は営業マンですから、「家を売りたい」という声を聞けば「目がきら~~ん☆」です。

「売却のご希望ですか?」と獲物を見つけたライオンのように食いついてきます。

「何言ってんの、家はとっくに売ったでしょ!」と母の手を引いて連れ戻します。

なんでもいいのです。誰でもいいのです。しゃべりたいのです。そういう人種なのです。誰も話す人がいないわけではなく、24時間しゃべっていたいのです。

従妹からは「うちのお母さん、あちこちにしゃべりまわって、絶対に言わないでねということまでしゃべって歩く。うちの恥になるようなことまでしゃべって歩く。本当に困る」と言われました。

二人の結論は「彼女たちには一切の情報を伝えない。彼女たちは言っていいことと悪いことの選択ができない。すべてしゃべってしまう。おしゃべりのネタにしてしまう。とにかく何も教えないことにしよう」でした。

だから母に会っても会話が続きません。下手なことを教えると全部あちこちに、それもかなり盛ってしゃべり散らかしてしまいます。沈黙は金。

私たちきょうだいはいいことも悪いことも一切何も彼女に伝えません。それは自分たちの身を守ることになるからです。

何で今までやらなかったんだ

私はめったにひとりで外食はしません。とにかく外食は高いので、「あ、これは家で作ったら〇円でできるな」と思うと少しぐらいお腹がすいても我慢して家に戻ります。

これもひとりで外食をしない理由のひとつですが、先日そのめったにしない外食をしました。お盆に並べられた「とんかつ定食」ですが、年を取ると一人分が食べきれません。

店員さんに「とんかつだけ持ち帰りはできますか?」と伺ったところ、「この店的にはいいんですが、伊勢丹がダメなんです」と言われました。伊勢丹にテナントとした入った店は持ち帰りOKだけど、伊勢丹がダメだと言っていると。

たぶん食中毒を心配しているのでしょうが、揚げ物ですから当然熱は入っているし、何日も置くわけでもない、真夏でもない。

何分親の躾で「食べ物は残してはならない」ときつく言われて育っているので、お腹にぎゅうぎゅう詰めて完食しました。食べ過ぎで気持ちが悪くなるほどに。

私は家でも「腹八分目」にしていて、満腹になるまでは食べないものですから、満腹になる前に止めて、残りは持ち帰りたいのです。美味しい料理だったら家に持ち帰って2度食べたい。

「持ち帰り厳禁」の店は多く、割合持ち帰えることができるのは火を充分に通しているせいでしょうか、中華料理屋さんです。

この食品廃棄にストップをかけようと厚生省が検討会をしているそうです。

“「食品ロス」削減へ “食べ残しの持ち帰り”に関する初のガイドライン作成検討会 骨子案では「十分に加熱されている食品」は店側が判断して可能に”

https://news.yahoo.co.jp/articles/5242bad6ff8889a471537771aa20ec3132fd2c2b

「食品ロス」が問題になっています。このように今まで食べものを捨てなければいけなかったのを「持ち帰られるようにしよう」という方向に変えるのは大変喜ばしいことだと思います(伊勢丹も国がやれば変わるでしょう)

そして、私は「お弁当」を買うのも嫌なのです。理由はお弁当が容器が大抵大きなプラスチック容器だからです。プラスチックごみを出すのが嫌なので、「今日は簡単に済ませたいな」と思ってもお弁当はあまり買いたくありません。

食べ残しを持ち帰るにはきっと店側も有料のプラスチックの容器を用意すると思いますが、私は容器は自分でタッパーを持っていきたい。この骨子に「容器は自分で用意したものでも可」にしていただけると100点満点なのにと思っています。

衆議院選挙期日前投票終了

投票日に何か用事ができて投票できなくなったら困るので、先日期日前投票をしてきました。

今回初めての経験は「投票入場券が届かないのに投票した」でした。あの家に届く紙を「投票入場券」というのも、投票はあの紙が無くてもできるというのも初めて知りました。

投票所に行って「入場券がありません」と言うと、身分証明書(私は運転免許証)を見せてチェックを受け、小選挙区、比例区、最高裁と投票して終了です。

自分の居住区でなくても、どこでもこれ式ができたらいいのに。

マイナンバーを持っている人は家からでも投票できたらいいのに。何のためのマイナンバーなんだ。個人資産を紐づけして人の資産を管理するためのものか?

選挙の日は27日。自分の声を届けるチャンスなので、投票に行きましょう。

これが裏金問題議員リストです

衆議院の選挙が公示され、街頭演説や選挙カーが街中に響き渡るようになりました。自民党では例の裏金議員を最初は公認しようとしましたが、裏金をしていない議員から「それではこちらまで印象が悪くなる」とせっつかれ、新しく総理になった石破大臣が「裏金議員は公認しない」としました。

その裏金議員の一覧がこちらです。

https://www.jiji.com/jc/tokushu?id=jimin_uragane_shugiin_2024&g=pol

メディアでは萩生田さん、平沢さん、下村さんなどが取りざたされていますが、ここでは別の見方をしたいですね。

今年の春、共同親権を審議した国会で堂々と共同親権を支持した意見を述べた大阪19区の谷川とむさんがリストにありました。

谷川とむさんは「離婚しづらい世の中が健全だ」という、とんでも発言をしたバリバリ共同親権推進派です。しっかりと家父長制支持。それが裏金を作っていました。まぁ、そういう人なのでしょう。

そしてその上を行くのは896万円の裏金を作っていた埼玉8区の柴山昌彦さんです。共同親権推進派の先鋒を切っていた方も1千万近い裏金を作っていました。さすがです。「X」に「共同親権」「柴山昌彦」と入れると山ほど出てきます。

さっそく「落選させよう」運動が始まっていますね。比例区はないので票が少なければ終わりです。共同親権を推進してきた人たちも法案が通れば柴山さんは御用済みでしょうからいいですよね。

男尊女卑、家父長制支持のおっさんたちの星、いつもお騒がせの杉田水脈さんも裏金を作っていました。この人はいつも投票数で落ちてもゾンビのように比例区で這いがってくるという、文字通り自民党のおっさんたちから愛される人でしたが、今回は出馬せず来年の衆議院通常選挙で全国比例区(自民党が集めた票で順番に当選できる)から出馬予定だとか。

まぁ、それまでに裏金問題なんか忘れられてますしね。

私は共同親権国会でいちいち同感した共産党にいれますね。維新は「自民党よりもひどい」と言われているので論外。あの神戸市長を推した維新だし。

とにかく選挙に行かないと何も始まらないので、大事な一票です。必ず行きましょう。私は当日用事があるので、期日前投票を済ませておきます。

進次郎議員も出てきました

自民党の総裁選挙に小泉新次郎議員も立候補を表明しました。しかも公約に「選択制夫婦別姓を国会で通す」を掲げてきました。あら、びっくり。

ここにも書きましたが、小泉議員はずっと選択制夫婦別姓のアンケートに回答するのを避けてきたのに、なんで今「国会を通す」といきなり積極的になったんだろうか。

世論は「夫婦が別姓でもいいんじゃないか」というところに傾いているのに、(多くの)自民党の議員が「家族の一体感が無くなる」と反対しているこの法案。高市議員も「通称使用をしやすくする(夫婦は同姓じゃないとダメ)」と言ってますし、多くのオヤジたちを抱える自民党の中でこんなこと言ってもいいのかと心配してしまいます。

もし進次郎議員が総裁になって衆議院を解散して選挙になったら「夫婦別姓を通した進次郎を評価したい」という人は大勢いると思います。だって世論がそうなんだから。

世論と議員が真っ向から違うという変な構図は、議員の周辺にいる人たちが「家族は同姓で一体感が必要」と考えている人たち。その人たちは共同親権を強力・強引に押した人たち。

進次郎議員が総理・総裁になったら、その人たちをどう捌いていくのだろうか。今まで夫婦別姓のアンケート回答に、そういう人たちをおもんばかって無回答を続けてき進次郎議員が、何かかわってくれるのでしょうか。