たくあん漬けを作ってみた

YouTubeに家で沢庵漬けができる動画があったので、残った大根で作ってみました。

動画ではきちんと作っていますが、私は塩の重さも計らずに適当に塩水を作って大根を浸して、毎日揉みこむこともせずに3日程度してジップロックから大根を出したところ

しょっぱーーーい

しばし水につけて塩出しし、砂糖、みりん、酢を入れてみました。

おーや、できたじゃないのー。沢庵漬けができましたーー。

自家製の良いところは調味料が自分好みに調整できること。塩昆布をいれたり、りんごを入れても美味しいかもしれない。キムチの素を入れるとカクテキになります。

いや、ホント。残っていたしなびれ寸前の大根で沢庵漬けができました。

お勧めです。

みんな知ってたジャニーズの性被害

ジャニー喜多川氏から性被害を受けていたと、元ジャニーズJr.で被害者であるカウアン・オカモトさん(26)が告発しました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/2077723283ab0e3bf048dad83add636e6d25cb78?page=1

この内容は大変センセーショナルなものなのにも関わらず、世の中はそこまで驚いていない印象があります。なぜならみんな知っていたからです。

私がこのことを知ったのは、1988年にフォーリーブスの北公次さんが暴露本を出した時でした。あれだけの少年たちを華やかな芸能界にデビューさせて活躍の場を与えた人の性癖としては十分あり得ると思っていました。たぶん世の中の人のほとんどが同じように思っていたのではないでしょうか。

この大きなニュースにも関わらず、それを制止する動きがなかったのは、ジャニー喜多川の怒りを買えばそのメディアにはジャニーズ事務所のタレントの出演を拒否される。今の芸能界でジャニーズ事務所のタレントを使わなければ番組が作れないというほど、ジャニーズ事務所の力は巨大だったのでしょう。

私はジャニーズ事務所のタレントをそれほど多く知っているわけではありませんが、たまたま見た番組で、滝沢秀明さんが母子家庭の育ちで極貧生活から脱したいとジャニーズに応募したとありました。また東山紀之さんも母子家庭の貧困育ちとまったく同じような境遇だそうです。

ジャニー喜多川は不遇な少年時代を送っている、影のある子を見つける才能があったのかもしれません。人間、くったくなく明るい子よりも、どこか影がある方が惹きつけられるものです。

また、少年の方も貧困からの脱出のため、芸能界に身を投じることが近道だとわかっていますから、ジャニー喜多川の行為を拒絶することができなかったのでしょう。

これが相手が少女だったら大騒ぎになりますが、少年だったことが事件を長い間闇に葬ることができた要因でした。強姦罪は2017年まで「膣に対する男性器の挿入」としてきたため男性は被害者になることができなかったのです。2017年強制性交等罪とになったことでこの要件がなくなり、男女問わず被害者とする法律ができたのです。

同性からの性被害は昔々からありました。軍隊や刑務所や男子校など、男性のみが大勢いるところでは普通にあると私は聞いていました。

それが法律がないために罰することもできなかった。法律ができたのはほんの6年前です。なぜもっと早くできなかったのかと不思議に思います。

このカウアンさんの告発によって事務所の社長が謝罪会見するなど、大きなニュースになっていますが、世の中の多くの人はこの事実を知っていました。でもメディアは報じませんでした。みんなが知っていることを知っていて、元気にモニターの中ではしゃぐ少年たちをなんとも思わず見ていました。もしジャニー喜多川がまだ生きていたら、この告発もいつものように闇に葬られていたかもしれません。

事が事だけに二次被害の危険もあります。有名なジャニーズ系の人たちが、そういう目で見られ続けることも気の毒です。

被害者は千人の単位になるとか。

たったひとりの男の性癖により、心を病む少年たちがそれだけ多くなってしまったのは、1988年の時に何もしなかった大人の責任もあると思っています。

心療内科への通院はどこから認められるのか

こちらの続きです。

精神的暴力を受けたという証拠に、心療内科などの通院歴が有効になると思いますが、さて、これがどのくらい取り上げられるのかも不安材料です。

現在も「適応障害」「不安障害」「抑うつ」といった診断名で通院されている方はいると思いますが、これでどこまで精神的被害を証明できるのか。

この症状の原因が夫にあると診断書にきちんと書いてもらえればいいのですが、そうでない場合は他にも原因があるのではないかと思われてしまいます。

長い間通って医師との意志の疎通がしっかりととれている場合は、診断書もそのように書いていただけるかと思いますが(医師によります)、簡単に病名だけ書かれた場合、どのように判断されるかわかりません。

そもそも離婚を考えるような状況になればだいたい眠れなくなるので睡眠導入剤などの処方、将来が不安ならば不安をとりのぞく薬の処方といった服薬による治療をほどこされると思いますが、こういった一般的なものとモラハラという精神的虐待とをどう区別するのか。

モラハラの場合は↑のような悩み事のもう一段上の精神状態にあるのですが、それをどう判断するのがわかりません。

悪意のある人がそれを実行し精神的DVにしてしまうことができるので、おそらく明確に「〇日の通院、病名〇〇」といった具体的なものは出されないと思います。そしてその判断をする場所や人により結果もバラバラといった、現在の役所の体制と同じになる可能性が高いと思います。

担当者がたまたまいい人だったというような、運に左右されることになるだろうなーと想像しています。

画期的な一歩ではありますが、どのように運営されていくのか見守りたいと思います。

改正DV防止法が成立 精神的暴力への保護拡大

”改正ドメスティックバイオレンス(DV)防止法が12日、衆院本会議で可決、成立した。被害者への接近などを禁止する保護命令の対象被害を、殴る蹴るといった暴力による身体的DVだけでなく、言葉や態度で相手を追い詰める「精神的DV」に拡大。命令違反への厳罰化も盛り込み、保護と防止の強化を図る。施行は2024年4月1日。”

https://news.yahoo.co.jp/articles/7b9674b44b4b7f70d30e0f68e0cb24cd3cb93dbc

今まで保護命令には精神的な被害は入っていませんでしたが、12日に成立した改正DV法では精神的暴力も保護命令の対象になるとのことです。

精神的なものもこうやって明文化されて、保護の対象になる日がやっと来ました。

今回の改正法は、「自由、名誉、財産に対する脅迫」が追加されますが、脅迫をどうのように証拠を取るかが問題です。名誉とは何を表すのかもあいまいです。

一番わかりやすいのは「おれの言うことをきけないなら生活費を来月からとめる」という財産に対する脅迫でしょう。ただ、夫婦間のお金のやりとりは大抵現金なので、お金を渡されなかったと証明するのか難しい。

夫が「生活費はすべて妻に渡していた」と言うこともあります。銀行口座にあってもそれを使うと不機嫌になるので出金することができず、それは妻が自分で勝手に下ろさなかったということもモラハラの世界ではあります。

日記というのも有効ですが、「どこまで事実かわからない」と言われかねないので、こういったことを証明するには録音かなと思いますが、その録音がまた難しい。

夫が怒鳴りつけている瞬間にスイッチを入れるのはなかなかできないので、いる間中ずっとスイッチを入れっぱなしにするのが確実です。

録れなかったらそれは消去して、録れたらPCなどに移動させてから消去して、新たな録音をするというのがいいかなと思います。

これだとペン型なのでその辺にあっても疑われることは少ないと思います。

注意していただきたいのは、あなたが録音していると同じように夫も録音している可能性があるということです。そうなるとうっかりとしたことは言えません。

というか、こうやって夫婦がお互い録音しあっているという歪んだ家庭生活は異常なので、さっさと見切りをつけた方がよろしいかと思います。

新装開店のパン屋で並んだら聞こえてきた話

GW中、新装開店したパン屋さんに行ってみました。天気もよく、テラスでも店内でもイートインできるタイプのパン屋さんなので、ちょっとしたイベント気分にもなれるので、親子連れや同士での来店者が多かったです。

その店はハンバーガー屋さんのように、パンに自分の好きな具を選んではさんでもらうタイプのなので、少し時間がかかるため、結構な人の列になっていました。

私の前に並んでいたのは、お母さんと子どもが二組。小3か4くらいの子どもたちは「どれにしようかなぁー」と、ディスプレイされたメニューをじっくり見ながらあれこれ悩んでいます。ふたりの母親は総菜の種類をさっさと決め、おしゃべりを始めましたが、言葉が丁寧なので、ものすごく親しい仲というわけでもなさそうです。

A「〇子ちゃんち、引っ越したの?学校に来なくなったってきいたんですけど」

B「あ、そうそう。転校したんだって」

A「どこに?」

B「わからないのよ」

A「パパの転勤とか?」

B「う~ん、何か深い事情があるみたいなんだけどね」

A「ああ、そうなんですか」

ここでこの話題に関する会話は終わって別の話題に変わりました。

この二人の会話の距離感から言って、Bが深い事情と言い、それをAは追及しませんでした。これがもっと深い関係だったら小さな声で「なんかあったの?」という展開になったかもしれませんが、そこまでの関係ではないので、そこで打ち切りになったのでしょう。

おそらくBは何となく事情のわけを知っているけれど、ごく親しい仲でないと話せないか、こういった人が沢山いるところで話すべきではない内容なので控えたかのどちらかでしょう。

またAは「深い事情」がこの場合何を意味するかを大体察したので、それ以上追及することはなく、また追求できるような間柄でもなく、話題を変えたのでしょう。

こういった会話での「深い事情」とは、両親の別居か離婚であろうことはおおよそ察しがつきます。

GW前に突然消えたお友だち。

両親が別居・離婚することで住み慣れた場所を離れなけらばならなくなったGW。

ずっと良い天気に恵まれたGWでしたが、晴れやかな天気とはうらはらに、知らない土地に行く心細さや、家庭の環境が変わってしまうのに不安だったでしょう。

ただ、転居したことでいつもピーンと張りつめた空気だった家庭が何の心配もなく過ごせる日常に変わったとしたら、これはもうその子にとって喜ぶべきことなのだと思います。

別居・離婚=不幸、でもない

子どもは新しい土地で、新しい友だちを増やすという機会ができたのかもしれません。

「複雑な事情」は、一生のうちで誰にでも起こりうることで、それを全部不幸としてしまうのもちょっと違うなぁと思ったりします。

姓のいっこもどりルールに注意

以前勤めていた時に、ある方が離婚したとの噂が流れました。その方は2回結婚しているのですが、離婚した後の姓が1回目の結婚相手の姓だったので、「元のダンナと復縁したのか?!」という説があちこちで囁かれました。

ところがその様子はなく、結局たどり着いたのは

「相手の姓を名乗っていた場合、離婚するとひとつ前の姓にしか戻れない」といういっこ前ルールがあるので、「再婚相手の姓を名乗りたくなかったら、前の夫の姓にするしかなかった」というオチでした。二個前の実家の姓には戻れないのです。

一番目も二番目の夫も嫌になったから離婚したわけで、どちらの姓を選ぶかと言われて、まだマシな方を選んだということでしょう。

またある方が離婚後仕事の関係もあり、元の姓に戻らず元夫の姓を使っていました。ところが再婚することになり、再婚予定の方から「なぜ前の夫の姓を名乗り続けていたのか。まだ前の夫のことが忘れられないのではないか」と問い詰められたという話を伺いました。

離婚した時に結婚前の姓に戻るか夫の姓のまま別戸籍をつくるかはその時の状況によりますが、再婚の可能性があるならば、実家の姓にしておいた方が良いかもしれません。

こういう面倒なことを無くすためも、夫婦別姓を早くやって欲しい。

離婚後の姓をどうするか問題

離婚後、姓をどうするかについては離婚を考える中で少し重要な問題です。

離婚後は前の戸籍に戻るのが順当なのですが、今名乗っている夫の姓をそのまま継続することもできます。働いていて急に姓を変えると周りが混乱する、いちいち説明をしなければならない。免許証、パスポート、銀行やクレジットカードなど、すべてのものを変更しなければならない手間。特にお子さんがいると子どもが姓を変えるのを嫌がる場合が多いので、今の姓を選択することになります。

夫と同じ姓を名乗っても、夫の籍にいるわけではありません。分家したわけでもありません。同じ鈴木という姓でもお隣の鈴木さんが赤の他人のように、夫とも赤の他人です。

夫が親権を主張するときに「自分の家の姓を残したい」という場合があります。これは夫がというよりも、夫の親の希望であることが多いのではないかと思います。

姓を変えても夫の遺産は変わりなく子に相続されますので、妻サイドにとってはどうでもいい話なのですが、夫サイドとしては「相続させるなら〇〇家の子どもにさせたい」ということなのでしょう。

ちなみにこの夫の姓を名乗る手続きは離婚後3か月以内にするのですが、この手続きをした後は元の姓に戻すことは原則できないとされています。ただ、ちらっと聞いた話だと「離婚したときは子どもと同じ姓にしないと生活が不便だったのでそうしたが、もう子どもも大きくなり同じ姓でいる必要が無くなったので元の姓に戻りたい」という理由でも認められるとのことでした。真偽のほどはわかりませんのでご参考まで。

この記事に書きましたが

もっくんは樹木希林に請われて内田姓を名乗っています。樹木希林は夫の姓である内田を残すことを熱望したのでしょう。それだけ裕也さんへの愛情が深かったのと、内田家になった身としての責任感かもしれません。一見新しい視点を持つ女性のようで、「家を守る」ということに確固たる信念と深い愛情を持っていた人だったのでしょう。

世紀の大発明Airtag

先日ニュースで「サービスエリアで財布を盗まれたが、財布の中にAirtagが入っていたので見つけることができた」と放送されていました。

画面に映った財布の中には小さな丸い碁石のようなものがひとつ。どうやらこれがGPSになっていて、こうして失くしたときなど追跡できるのだとか。

そういえばTwitterで「学校で子どもが他の子の財布を盗んだと濡れ衣を着せられたが、財布の中にair tagが入っていたので、盗んだのは他の子であることが発覚した」というのを読みました。

私もよく失くし物をするので、非常に興味があり、ググるとありました。

これを財布に入れたり、カギにつけたりして、失くした時にスマホで位置を調べることができるという、私にとってはgooglemapに続く世紀の大発明です。

スマホが行方不明になったときはiPadで探せるのですが、財布や鍵はそれができないので大騒ぎをしていました。Airtagは1個3,800円と高価なのですが、財布や鍵を失くした時の動揺と大捜索の大変さを思うとそんなことは言っていられません。

4個セットだと1個3,000円ほどになるのでセットで買い、子どもたちとシェアすることにしました。ただ、6月になるとアマゾンでセールをするはずなので、その時点で買うか、う~ん、悩む。

買ったら使い心地などリポートしますね。これで出先で「鍵はあるか、財布はあるか、スマホは大丈夫か」とバッグの中をゴソゴソかき回さなくてもすみます。

できれば他の小物にも付けられるよう、もうちょっと安くなってくれるといいんですが。

お茶のいっぷくさんがいきなり退職

いつも楽しみにしているブログ「お茶のいっぷく」さんはスーパーのサービスカウンターのお仕事をされていたのですが、同僚から「いっぷくさんからパワハラを受けた」と管理職に訴えたことが原因で退職されました。

https://mihomiho0109.com/2023/04/24/%e3%82%82%e3%81%86%e9%99%90%e7%95%8c%ef%bc%81%ef%bc%91%ef%bc%97%e5%b9%b4%e9%96%93%e5%8b%a4%e3%82%81%e3%81%9f%e3%83%91%e3%83%bc%e3%83%88%e3%82%92%e8%be%9e%e3%82%81%e3%82%8b%e3%81%93%e3%81%a8%e3%81%ab/

いっぷくさんは壮絶なDV体験があり、子どもと一緒に家から避難。離婚はしていませんが、夫とは別居し、今はおひとり様暮らしをされています。

業務スーパー情報など、ためになる(?)記事が多いので楽しみにしていたら、急にいきなり「退職します」のお知らせ。

https://lee3900777.muragon.com/entry/2222.html

先日はショコラさんが退職され、60代が次々と退職されて行きます。

#おっと私もだ

私とショコラさんは体力の限界を感じてきたので辞めたのですが、お茶のいっぷくさんは上記のようなやりきれない理由で、「もう、いいや」と半ばやけっぱちで退職されたものです。

ただ、その職場は人間関係が難しく元々気持ちよく働けない場所で、また体力の衰えもあり、転職するには今がラストチャンスの年齢と、見切りをつけられたようです。

私の退職の日のことなど、愚痴り気味に書きましたが、いえいえ、お茶のいっぷくさんはこんなものではない。15年も勤められたのに、退職のご挨拶の機会さえ与えられず、「やめよう」と決心した翌日に退職手続き完了という、寒々とした職場の対応です。

60歳を過ぎたら本当に体力知力が衰えます。その時の自分の体力に合った職場を見つけるために、早めにステップして次に行った方が賢明だとは思います。

カレンダー通りに休めて、人間関係も良く、休みは自由に取れ、給料も良いという職場は60歳を過ぎるとまずありません。60歳を過ぎてからの働き方は、体に相談しながら無理しないようにが一番先に来ます。

さて、引退したら何をするという夢は蜃気楼のようにどこまで遠ざかるのでしょうか。

内田也哉子とみっつの種

先日たまたまついていたテレビに樹木希林が映っていました。日テレで放送された「ザ!世界仰天ニュース 秘蔵映像!内田裕也&樹木希林!娘が語った超キテレツ夫婦の真実」です。

https://tver.jp/episodes/epe0vuznjo

↑番組VTR 消される前にお早めに

私は途中から見たので、たぶん内田裕也と樹木希林の変わった夫婦生活をドキュメント化して、おもしろおかしく放送したのだと思っていましたが、番組の最後の方で、娘の也哉子さんが半年ずれて亡くなったふたりの葬式で読んだ謝辞の映像が流れました。

私は内田也哉子とは樹木希林の娘としか知らず、結局何をしている人なのかも知らなかったのですが、その謝辞の言葉の選択に度肝を抜かれました。言葉を操る天才としか思えない、まるで広い宇宙からひとつずつ集めてきたかのような言葉選びのセンス、絶対に他の人には真似のできない熟成された、それでいて斬新な、流れるような言葉運び。

いったいこの人は何なんだと、必死でググりました。肩書はエッセイストとあったので、どうりで言葉選びが洗練されているはずだと思いました。

YouTubeにはインタビュー映像などもあって、それを見ると樹木希林・内田裕也夫妻の子どもで生まれたばかりにかなり変わった子ども時代を過ごされたようです。

彼女にとって最大の幸運はシブがき隊のもっくんと結婚したことでしょう。もっくんは内田家の婿になり、内田雅弘になっています。15歳だった也哉子さんを「その存在感に惹かれた」というもっくんが樹木希林に請われて内田家の婿養子になったのも、もっくんの人間性と度量の大きさならではでしょう。

樹木希林・内田裕也という類まれな才能からたったひとりだけ生まれた也哉子さんですが、もっくんとの間に3人の子どもをもうけます。一粒だった種が、みっつの種を世に送り出しました。

私が度肝を抜かれた謝辞の中で也哉子さんはこう語っています。

”まるで蜃気楼のように、でも確かに存在した2人。私という2人の証がここに立ち、また2人の遺伝子は次の時代へと流転していく…。この自然の摂理に包まれたカオスも、なかなか面白いものです!”

遺伝子は次の時代へと確かに引き継がれ、また次の世代への架け橋になる。

肉体が滅びても、DNAは受け継がれる。みっつの種を撒いた也哉子さんは、やっぱり素晴らしい。そして、その也哉子さんを世に送り出した内田夫婦もまた、偉大でした。