膠原病と八代亜紀さんとモラハラ被害者と

八代亜紀さんが亡くなったというニュースが何の前触れもなく入ってきました。

去年はいろんな同世代の方たちが亡くなり、私の周りでも急死した方やクモ膜下で倒れたという方が年末にかけて相次ぎました。

八代亜紀さんの死因は「急速進行性間質性肺炎」だそうですが、大元は膠原病でした。

10数年前、モラハラ被害者同盟のBBSに「DV被害者は膠原病が多い」という書き込みで盛り上がったことがありました。DVは毎日ストレスがありますので、これが原因で膠原病を引き起こすのではないかということでした。

中には「被害者はみんな膠原病で死ぬ」といった過激なものもあり、私もあわててブレーキをかけたものです。だいたい膠原病そのものは死に至るような病気ではなく、これが元になってさまざまな病気を引き起こし、最悪亡くなることがあると認識しています。

八代亜紀さんの死亡原因の急速進行性間質性肺炎もこのひとつです。「本来ならば自分を守る免疫が自分を攻撃する」ことで、リンパ系の病気を引き起こします。肺の他に腎臓などもあります。

#きっと明日はこの病気の解説などで医師が白衣を着てワイドショーで解説するんだろうなぁ

似たようなものに関節リウマチもありました。みんなストレスが影響していると言われています。

なぜにこう詳しいかというと、私も同種の病気と昨年末診断されたからです。患者の1/3は間質性肺炎や腎臓透析が必要に病気になり、最悪は悪性リンパ腫だそうです。ただ、2/3の患者はそれにははまらず、普通に生活できるそうです。

私の病気はシェーグレン症候群という指定難病ではありますが、本人は痛くもかゆくもなく、ただ、唾液と涙があまり出ないので、それを補う目薬やら唾液が出る薬やらを飲んでいます。

八代亜紀さんのことで一般にこの自己免疫系の病気の認知度があがり、治療薬ができるといいなぁと思います。

この病気は血液検査をすればイッパツでわかるので、口がひどく渇いたりドライアイになったら膠原病やリウマチ専門の病院に行って検査すればいいのですが、お高い検査のせいかなかなか病院でやってくれないみたいですね。

ただ、検査して病名がついたところで治療法がないのでどうしようもありません。初期で見つかっても進行性の病気を止める治療薬がないのです。

何しろ1カ月前にわかったばかりという状態ですので、CTやらなにやらと検査が続いていますが、これからやらなければいけないことは何なのか、いろいろと探しては片づけています。