先日ご紹介した「STORY」ですが、モラハラ特集の他に、「困った!どうする?『息子のダラ勉』」という記事がありました。この雑誌は40代向けだそうですので、ちょうど中学生くらいの子どもがいるという設定なのでしょう。
ページ見出しには「息子がコツコツ勉強しない・・・ダラダラしていて続かない!」の文字が。
もし私が同世代なら「そうそう!」と、大共感して食いつく記事です。
学校から帰ったらまず宿題を済ませて、夏休みや冬休みの宿題は午前中に済ませて。遊ぶなとは言っていない、やることをやってから遊んだほうが気持ちがいいでしょと私は思うのですが、まー、やったことがない。
コツコツ、少しずつでいいから毎日の積み重ねがきっと力をつけるのだからと思い続けた日々でありました。女子はこのコツコツができるので、きちんと定期テストで良い点数を取り、推薦入学枠を勝ち取るから早く進路が決まってゆったりと卒業式を迎えるのだけれど、男子はこれができない(できる子もいるかもしれないけど、うちの子は無理)
この記事には名門開成中・高の元校長がコメントを寄せています。
「生物学的に考えて、男子にコツコツ勉強は無理。切羽詰まらないとできないもの」なのだそうです。
「女性は28日間という生理周期のルーティンに慣れて、280日の妊娠期間をコツコツと耐えられる体を作り上げていきますが、男性は違う。狩猟時代は短時間に集中して獲物を捕らえ、ガッと食べて寝るのが男でした。もともと男子にコツコツ勉強は向いてない。男子は切羽詰まらないとできないから「ドカン!ドカン!」と一気に勉強する。むしろ中学生くらいになれば<試験前はこうすればいいのか>と、自分なりのドカン勉強の仕方を見つけ出せばいいのです。」
「子どもが不得意で嫌いなものはやらせなくていい」「勉強する時間は短ければ短いほどいい」「垂直比較して、YES、BUT方式で誉める」
もう、なるほど~でした。確かに我が息子にぴったりとあてはまる。
「これからの時代は全科目の平均能力は不要。「スペシャリスト」が重宝される」
国立大学に入るには7教科の文系理数系合わせた点数が必要ですが、どうしても理数系が苦手な子、どうしても国語が苦手な子はいるもので、そうなるとそういう子たちは国立は難しいので、私学に進学せざるをえません。
そういう子の方がこれからは「重宝される」ということか。
ともかくコツコツと積み重ねる勉強が男子は生物学的にできないのだとわかっただけでもこの記事は読む価値がありますね。