考え方をちょっとひねってみる

子どもから教育に関するちょっと厳しい金額の要求があった時、少し愚痴っぽく心理職の友人にこぼしたことがあります。

「出して出せないわけじゃないけどさぁ、今、厳しいんだよね」(私)

「子どもの将来に関わることに(お金を)だせる親であるって素敵なことね」(友人)

あ、そうか。ちょっと厳しいけれど出せないわけではない。子どものためにお金を出せる親であることに誇りを持っていいんだ。子どもが頼れる親であることに自信を持っていいんだ。

そういえば学校を卒業してから子どもからは遊ぶお金をせびられたことはありません。学校にいるときも必要経費は要求したけれど、それ以外を要求されることはありませんでした。

おそらく子どもたちは周りの人たちから「母子家庭でお母さんは大変なんだから」と言われていたと思います。遊ぶお金の無心ではなく、自分の将来のために勉強するお金ですから、私は喜んでお金を出そうと思いました。

物は考えようです。渋々「あー、また節約生活をするのかー」と思うより、がんばって働いて子どもがそのお金で勉強できるなら、その力を持っている私は素敵なことなんだろうなと思うのです。