タケノコご飯と今どきの学校

今日ジムに行ったら若いお母さんが「今日給食は筍ごはんなんだけど、ウチの子は筍を食べると舌がしびれるので、ご飯を持たせないといけないからわさわさしちゃった」と言っていました。

旬の筍を使った年に1度のタケノコご飯なのに、「舌がしびれるから嫌」と言って白いご飯を持参するのだそうです。

確かにタケノコを沢山食べると舌がピリピリする時がありますが、今ピリピリの理由を調べたらあく抜きが足りないとか、アレルギーのせいもあるそうです。

でも、学校給食のご飯に入るタケノコの量はたかが知れていると思うのですが、もしかしたらその子は家でタケノコを食べた時にあく抜きが足りないタケノコを食べて、それからタケノコ=舌がしびれるになったのかもしれません。

それにしても食べられない物が給食に出る日は自宅から別のものを持って行っても良いというのは、学校もずいぶん融通がきくようになったもんだなぁと思います。昔は全部食べるまで教師は許してくれず、お昼休みになっても肉が食べられないユミ子ちゃんは涙を流しながらアルミ椀と向かいあっていたものでした。

今は無理強いはさせず、食べられなかったら残してもいいし、別のものを家から持参してもよいという、なかなかゆとりな教育です。

聞くところによると、食べ物で亡くなる場合があるので、学校も敏感になっているのだとか。

昔のように何でも強制しないというのはいいのですが、それていいのかなぁという気持ちになります。別にタケノコを食べなくても死ぬわけでなし、どうということもないのですが、「嫌ならしなくてもいい」が給食だけなのか、他のこともそうなのかが気になります。