仕事を選ぶ時には通勤時間も労働時間に入れる

ずっと長い間正規の仕事を続けてきて、その仕事を辞めて東京へ移住してから13年になります。東京に来た頃はまだ子どもを食べさせ、学費も稼がなければならない身の上だったので、最初の半年は失業手当でしのぎましたが、その後の半年は非正規アルバイト、派遣業などで食いつないでいました。

何しろ2009年と言うのはリーマンショックの後遺症を引きずっていて、一緒の派遣をしていたプロの派遣業の方が「長年仕事をしてきたけど、こんなひどいのは初めて」と言いなさったとおり、仕事にありつくのも一苦労の時代でした。

とはいえ、さすが東京。なんやかんや言いながら仕事にあぶれたことは1度もありませんでした。待遇や職種や賃金やその他に贅沢を言わなければ不景気でも仕事はあるのです。

初めてハローワークに行って仕事を検索したときに、希望の職種や雇用内容のところはどうしたらよいのかと思って、どうでもいいから時給が高いものと思いましたが、いやいやそうではなかった。

時給の場合、月に働けるのは21日程度です。GWや祝日が多ければ19日程度しか働けない。休日が困るという、人生初めての経験をしました。

#時給職より月給職です←超当たり前ですが、こんなこともわからなかった

短期の仕事を繰り返しながら、やっとこさありついたフルタイムの仕事は10時~18時という仕事でしたが、何しろ遠い。通勤に往復2時間以上かかりました。その上仕事が面白くない。

仕事の合間、手元のメモ帳にふと計算してみると、時給はそこそこいいのですが、この通勤時間も仕事のうちとして計算すると、それほど良い給料ではない。

そこに気づいてから会社のそばにあったマザースハローワークに通い、その非正規仕事から抜け出す準備をしました。

その準備期間として派遣登録していた会社が募集していた私の家から自転車で10分の仕事場を探し、そこで働きながら月給をもらえる仕事を探しました。

以前は8時過ぎに家を出て、帰ってくるのは20時過ぎという仕事でしたが、家から10分ですので、低賃金ですがストレスもプレッシャーもない体にとても楽な仕事だったので、そこに勤めながら月給仕事を探しました。

これから仕事を探す方は、まず通勤時間を考えましょう。長い通勤時間は体にもきついし、時間に追われて余裕がなくなります。労働時間に通勤時間も入れて計算しましょう。