「ひまわり」上映だそうです

こちらに書いたウクライナのひまわりの続きです。この戦禍でやはりウクライナと映画「ひまわり」を結ぶ方が多かったようで、複数の映画館で上映が決まったそうです。

”侵攻が続くウクライナに思いを馳せる名作「ひまわり」50周年HDレストア版、緊急公開! 収益の一部を寄付”

https://news.yahoo.co.jp/articles/f8c13c9b64763965659c30ce6790d2e9d6c5df8e

あらら、東京での上映予定はないんですね。BS放送の録画は持っているけれど、やっぱりスクリーンで見たいかも。まだご覧になったことがない方はぜひ。私が講座でお世話になった福岡の「アミカス」でも上映されますね。福岡の方、ぜひぜひ!

プーチンスカヤの祈り

タイトルの「プーチンスカヤ」とは母の新しいニックネームです。まさにぴったりなので私が命名しました。もっともうちのプーチンスカヤの全盛期は過ぎ、もはや力は無くなりました。息子や娘に攻撃をしかければ、向こうから縁切りを言われそうなので、彼女の攻撃方法はひたすら哀れな年寄りを訴えることです。

たまたまニュースを見ていたら、家族がウクライナにいる方たちが日本の教会で祈りを捧げているシーンがありました。「お父さん、みんな祈ってるよ」と電話で伝えると、ウクライナからは「祈りはいいから金を送ってくれ」と返事が。

緊迫の中で祈りを捧げるシーンに「祈りよりも金」という、何とも現実的なセリフで思ったのは、母はいつも「私はいつもお前たちのことを祈っているよ。朝昼晩と神様、仏様、死んだお父さんにどうか頼むとお願いしているんだよ」という言葉です。

「あ、そ。祈るのはタダだからね。どうぞ祈って祈って」とある日言ったら、ふて腐ることふて腐ること。

「お父さんの遺産は全部私のものだから」と全額自分の口座に移すように指示した彼女。お金に関わることは気が狂ったようになる人です。

昔仕事場で寄付集めをした時、同僚たちは実家に頼みに行くというので、そうかと私も行ってみました。「これこれで寄付を集めてるんだけど」と父に言うと「千円でいいのか?」と言って父がズボンのポケットから財布を出そうとすると母が飛び込んできて、「お前は年金生活者に金をせびる気か!」「お父さん、いいから、出さなくていいから」と言って押しとどめました。

確かに年金生活者ですが、「うちは他の家よりずっと年金が多いから、額を言えないんだよ」と自慢そうにしていた母。あちこち旅行に行き、お取り寄せグルメを買っていました。その人が娘が千円の寄付を頼むと「金をせびる気か!」と怒鳴りつける。その剣幕のものすごさに、すごすごと財布をまたポケットに戻した父。

母の観念としては子どもが大きくなったら親に仕送りをするもの、親へ小遣いを渡すものということになっています。それなのにまったくお金を渡そうとしない子どもが、さらに金をせびりに来るとは何事か!ということなのでしょう。

今はめっきり大人しくはなりましたが、お金に関することになるときりっとします。

そうなんだと思う。ウクライナも「祈るよりも金をくれ」なんだと思う。うちのプーチンスカヤは今日もウクライナに平和をと祈っているのでしょう。支援金は。。出さないだろうな。

ウクライナへの寄付はどこへ

毎日ウクライナの戦禍のニュースで1日が開け、終わる日々です。本当に心が痛い。ニュースは片方ばかりでなく、相手側の言い分も聞くべきとは思うのですが、実際の映像とプーチンの話は乖離が激しすぎて、LINE会話も「誰か暗殺して」ばかりです。

まるでモラハラッサーが家の中で堂々と嘘八百を家の中でまき散らしていることを、世界中に向けて発信しているようです。「そんなこと言わなかったじゃない」「私がやったんじゃない」「子どもの学費は出してほしい」と言っても「俺は言っていない」「お前がやったんだろう」「学費?自分で出せ」と力づくて事実を捻じ曲げてしまう。

これが家庭と違うところは家の中でふたりでしている会話ではなく、世界中に向けて発信していることです。まさに公開ハラスメント演説。

今自分にできることは何かと思うと、ウクライナへ寄付することかなと思うのですが、東日本大震災の寄付がわけのわからないものに使われていたものがあるという報道を見て、非常に憤りを感じました。あの時、沢山の支援団体が寄付を受け取りましたが、団体でおそろいのブレザーを買ったというものもあったとか。こんなことに寄付したお金を使ってほしくありません。

それ以来寄付は

◎知っている人が集めている
◎使い道がはっきりしている

ことに寄付することにしています。誰がどの目的で使うのかわかった方が、自分の送ったお金が具体化されるのを見る喜びもあります。今回の寄付は医薬品や食料を送ってくれるようなところに出そうと思っています。

↑の写真はセルビアのベオグラードで私が撮った写真です。こんな風に今もベオグラード市内を「日本からの寄付です」と書いたバスが走っています。

それにしても昨日の北京パラリンピックの開会式。選手入場をちらっと見て、最後の方に花火があがっているのを見たら、空爆とシンクロしてものすごく嫌な気持ちになったのでテレビを消しました。東京パラリンピックはとても感動したので楽しみにしていたのですが、どこかで殺されている人たちが沢山いるときの平和の祭典は、見たい気持ちになりません。

70歳を過ぎても働くことーお菓子工場の火災

”2月11日の深夜に新潟県村上市にある主にせんべいなどを作っている工場から出火し、5人が死亡しました。”

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220212/k10013480181000.html

”死亡した5人のうち、身元のわかっている60代から70代の4人の女性はアルバイトの従業員で、工場で清掃作業を担当し、夜、出勤して翌朝まで働く夜勤だったということです。”

”死亡した5人のうち、身元のわかっている60代から70代の4人の女性はアルバイトの従業員で、工場で清掃作業を担当し、夜、出勤して翌朝まで働く深夜勤だったということです。”

死亡した方たちは71歳、68歳 70歳、73歳、といった70歳前後の方たちです。この方たちの他に、きっとこの深夜勤務をしていたのはこういった高齢女性だったのではないかと思います。

地方にはこういった工場があまりなく、働く場も少ないため、貴重な働く場所だったのだろうと思います。私が地方で暮らしていた時も、夜に仕事の終わった事務所の掃除のアルバイトをしているママ友がいました。「コンビニのお弁当を作る深夜バイトは時給がいい。あそこのばあさんはそれで家を建てたそうだ」という話を聞いたことがあります。

今の70代は昔と違って背もピンとして、体力もあり、まだまだ家に引きこもるのは早い方々がいますから、少ない年金を補おうと働く方が少なくありません。でも、やっぱりこの深夜勤務は体に堪えるのではないかと思います。

雪深い新潟県ですから、この女性の方たちは「とーさん(嫁さんに、孫から、息子から)に(車で)送ってもらって」通っている方だったのではないか、そのご家族の方々は今どんなに嘆かれていることでしょう。

この会社は何度も火災を出していると報道されています。

”三幸製菓の工場では過去にも火災が起きています。平成18年には新潟市北区の新崎工場で菓子の製造ラインにあるベルトコンベアから出火し、従業員3人が煙を吸って軽いけがをしました。また、新崎工場では3年前にも製造ラインから出火しましたが、このときはけが人はいませんでした。”

”製品を焼く網目があって、そこにカスか何かが落ちて、火がついたような話だった”

たぶん、働く場の少ない地方では大切な工場だと思います。それゆえ、早く再稼働をと思っている授業員の方がいるのではないかと思いますが、これをうやむやにしてしまってはまた同じような事故が起こるのではないかと思います。

https://news.yahoo.co.jp/articles/98eff528df7a7414d5c48661083ef16edc45484d
6人死亡 三幸製菓は「火災事故の常習犯」従業員の告発

それにしても70歳を過ぎても深夜勤務をしている人がいる。それは地方も都会も同じです。道路工事で通行整理をしているのはほとんど高齢者です。少ない年金では暮らせないのか、孫にあげる小遣いを稼いでいるのか、子どもたちの収入が少ないから孫の教育費を一緒に稼いでいるのか、その理由は人それぞれですし、働きたいけれど日中の仕事がないから深夜勤務で働く方もいるでしょう。でも、70歳を過ぎての深夜勤務。

この火災はいろいろな問題があるのではないかと思っています。