アンジャッシュの渡部健が公衆多目的トイレに女性を呼び出しては行為をし、1万円を渡していたという報道が出ました。本人も認めているので、事実なのでしょう。
人の不倫をどうこういうつもりはありませんが、この人の場合、清潔、知的、優しい、愛妻家、家庭思いというイメージを作り上げ、陰でぺろりと舌を出してゲス行為を繰り返していたという点が、もうモラハラ夫と同じで一番嫌なところ。あの夫婦で出ているガムのCMのなんとさわやかなことよ。
多くのモラ夫は外と内の顔を使い分け、外では愛妻家、イクメン、カジダンの皮を被り、家ではあらゆる嫌がらせや精神的虐待を繰り返します。モラ夫はふたつの顔を作り、良い夫の外面で世の中を欺き、誰も妻の言うことには耳を貸さないよう綿密に策を練って芝居をし、蜘蛛の巣にかかった獲物が動けないようにして家の中で虐待を続けます。
今回の文春砲は、その化けの皮を剥がしました。配偶者の希さんには申し訳ないけど、なんだかモラ夫の化けの皮がはがれたようで痛快至極。
そういえば、佐々木希さんはあのモラハラを扱った映画「カノン」に出演していました。
モラハラ夫と暮らしている長姉紫(ゆかり)は、夫が理想の父を演じきり、周りの人たちを上手にだましているので、自分が何を言っても信じてもらえないと絶望的になっていました。
二女藍(あい)がモラハラを知り、様子のおかしい紫に問いただすとまさにモラハラ夫。ふたりは姉を家から救出します。姉の夫はモラ夫だと知った希さん扮する三女茜(あかね)が「あんな優しそうな顔をして、みんなをだましていたんだわ!」と叫ぶシーンがありました。なんだかシンクロする。
普通「泥棒にも三分の理」として、何かしらの援護や理解のコメントが出てくるものですが、今回は一切ない。やっぱり”多目的トイレ”はあまりにも圧倒的にゲスだろうて。たぶんホテル代も惜しかったのか。
私は最初に渡部健を見た時に(私はあまりお笑い番組を見ないので、初めて見たのはたぶん結構メジャーになってから)「なんだか石田純一と同じ匂いがする」と思いました。顔つきも似ているし、知的、清潔、優しそうという部分がなんだかかぶったのです。
でもあの「不倫は文化」の方とは違って、こちらは見た目と同じくさわやかなのだろうと思っていましたが、何と同じ下半身をお持ちだったとは。
うん、私の嗅覚も結構イケるじゃないか。