第2回避難応援プロジェクトから

避難応援プロジェクトの第2回目が無事に終わりました。こういうイベントの前は 何かアクシデントは起きないかと いつも結構ドキドキ(結構チキンハート)。イベントに限りませんが、旅行などの支度などはいつも前日の前までに終わらせます。海外旅行の時はチェックリストを作って点検します。

それでもいつも何か忘れ物があるのはなぜだろう??それもバッグひとつ全部忘れるとか、すごいの。 いつぞや京都に行ったときは、背負っていたバッグパックを忘れてきて、お寺さんに呆れられた。。。無事に届いてた。。。

今回は忘れ物無しでよかったよかった。当日は雪の予報だったので、電車が止まったらどうしようかと心配でした。東京中央部の電車は10分おきくらいに走っているので、 遅れたのが来るだけだから、遅れは気にしなくてもいいのが楽。

いつも参加される方には事前に質問を送っていただき、それに回答する形で進めます。第1回はこの事前質問でほぼ時間を使い果たしてしまったので、今回もかと思って進めましたが、今回は時間に余裕があり、追加の質問を受けることができました。

質問の内容は、弁護士費用、弁護士の探し方、面会交流、子どもの転校の仕方、行政から受けられる支援は何があるか、他のシンママはどうしているのか、携帯電話の解約についてなどなど、たぶん沢山の方々が疑問に思われるものばかりです。東京開催なので、情報が東京限定のものがありますが、全国版でも使えるものもありますので、何かの形で共有できたらと思っています。

今回はスペシャルゲストの方が加わって熱気が爆発したこともあって、部屋の温度が上がり、冷房をつけました。ゲストの方より「元被害者だった方たちが参加しているのがいいですねぇ」とお褒めをいただきました。はい、弁護士、行政DV支援員、元被害者がタッグを組んでワンチームで相談を受けるというのがウリの戦略会議です。

目の前で今は平穏な生活を送っている先輩方が、当時の様子などを赤裸々に語って下さる。特に当時の子どもたちの言葉などはそのまま伝えるので、迫力があります。それを聞いてて思いましたが、先輩方に共通しているのは「切羽詰まった時の腹の座り方」です。今回出席したのは全員子どもと避難した方ばかりで、仕事をしなければ子どもと飢え死にするしかない。「そこはがんばりました!」の頼もしいお言葉がありました。避難するために仕事を辞めた方もいらして、「イチからの再出発だったけど、夢中だった」のエピソードも。

今年度は第3回プロジェクトを残すのみとなりましたが、来年も継続できたらと思っています。2020年度ご希望の方はただいまウェイティングリストを作成しておりますので、ぜひご登録ください。期日が決まった段階でメールを差し上げ、優先的に出席いただけます。参加の必要がなければ、放置も可能です。期日も選べます。

お申込みはこちらから

みなさまのご参加をお待ちしております。

もしもモラ夫が育児休暇を取ったら

小泉進次郎環境相が育休をとったことで期間が短すぎるとか、大事な大臣職はどうするのかとか、いろいろ波紋があるようです。もちろん私はふたりの子はふたりで育てるべきであり、心身ともに大切な産前産後をふたりで乗り越えていくことが、その後の家族形成に大切な役割であると思います。ただ、これがモラハラ夫だったらどうなるのか。

「モラ夫はイクメンの仮面を被る」はこの世界では常識です。外ではよい夫、ステキなパパを熱烈アピールし、社内旅行でへ行けば妻へのお土産を忘れない。「いつも尻にシカレチャッテサ」と幸せそうに愚痴もどきのセリフも上手に吐く。抱っこヒモで子どもを抱き、両手にはスーパーの袋。その後ろをバッグだけ持って付いていく妻は、はた目には夫を虐げている妻に見えるでしょう。もちろんそれは夫の演出。夫は家に帰ればスーパーの袋と子どもを放り出し、テレビをつけてご鑑賞タイムに入る。袋に入った食材を冷蔵庫に入れ、わらわらと食事の準備をするのは当然妻の仕事です。

こんなええカッコしいの夫が、ええカッコしたくて何週間も育児休暇を取ったらと思うと、考えただけで恐ろしい。たった1週間足らずのGW、お盆、正月休みですらイライラが始まる人たちです。それが何週間も家にいたら「家の中の片づけができていない」「お前、産休中毎日ナニやってたんだ」「なんでこんなもん取っておくんだ」「なんで使いたい時に使いたいものを切らすんだ」と、大騒ぎでひとつひとつ責め立て、子どもが泣いたと言っては「ナニやってんだ」「早く黙らせろ」「俺を寝かさない気か」「赤ん坊がいるからってメシを手抜きしていいと思ってんのか」となるのは目に見えています。

「産後うつにならないよう、夫がサポートして」と医療関係者は言いますが、モラ夫にそれは不可能です。妻だって家にいて欲しくない。でも、ええカッコしいのモラ夫がブームに乗り、実は長期休暇が目的で「妻が産後うつで」と言いながら、大いばりで休暇願を出す。家ではごろんと寝ころんでゲーム三昧。

そして妻が子どもの面倒ばかりみて、自分の世話が二の次になるのは面白くない。「ナニやってんだお前!」「早くしろ!」「使えねーやつだなー!」の連続。

でに育休中だった千葉県庁職員の男性が子どもを虐待して逮捕されています。
公務員は積極的に育児休暇を取るようにとの通達も出ています。
何週間も家にいるモラハラ夫と、はらはらしながら出産後の大変な時期を過ごさなければならない妻。

また新しい問題が発生するように思えてなりません。

行きつく先

私はいくつかの世界を持っています。ここは私の「モラハラの世界」。普段は仕事の世界もあるし、いくつかのコミュニティにも所属ています。各コミュニティは繋がっておらず、それぞれの世界で完結します。仕事の友人関係はそこで完結。そこからどこかへは繋がりません。

まるでサテライトのように私が中心になり、それぞれの衛星を持っていると言ったらわかりやすいかもしれません。私はこの「衛星」を沢山持つのが好きで、いろいろな活動をして広げていきます。

さて、これはその「衛星」のひとつのお話しです。家庭を持つ友人がふたりで話をしてました。

「昨日夫が飲み会だって言うから、あー、今日はのびのびできるとめっちゃ喜んでいたら、7時半にはもう帰ってきたのよ。ありえなーい」

ここのお宅の夫は家にいるのが好きで、趣味は家で読書をすることだそうです。この夫は家事はできるので、「特に面倒があるっていうわけではないんだけど、夫が家にいるだけでうざったいのよね」

「わかる!うちはずっとテレビを見てるのよ。家事でもしてくれればまだマシなんだけど、何にもしないでテレビ見てるのよ」

おふたりとも本人が夜遅く帰っても(午前様になっても)、ひとりで旅行に行っても(海外旅行に行っても)、夫は文句も言わず、食事を作って子どもの面倒もちゃんとみるんだそう。それでも

「クマガイさんはいいわねー。いつもひとりで悠々と家にいられて」と言う。

「うーん、そかなー。だったら卒婚すれば?二人でいることを解消して、それぞれの道を歩んでみたら?いくらでもひとりでいられるよ。でもね、あなたたちの住んでいる家のローンを払っているのは主に夫でしょ。せっせと働いて家を買って、その家で静かに読書をしたりテレビを見ていて、妻に『ウザい』と言われる男って、私、かわいそうだと思う」

夫が家にいるのはウザいという。でも、夫が持ってくるカネは欲しいという。

私が離婚をしたとき、多くの人は「かわいそう」という目つきだったのに、老年期に差し掛かろうとしたら、「夫はウザい。ひとりがうらやましい」と言う。しかし離婚や卒婚をする生活力も度胸もない。

どうやらひとりで淡々と歩んできた私が行きついたのは、人が羨む楽園だったようです。

避難応援プロジェクト募集開始

2年前から「モラハラ電話相談」を行っています。ありがたいことにこれを利用してくださる方がおりまして、私も掲示板だけでなく、被害者の方の生の声に接することができ、大変うれしく思っています。

昨年、東京都から助成金をいただき、「避難応援プロジェクト」というのを行いましたが、この時にモラハラ電話相談を受けられた方で首都圏にお住いの方にメールでこのイベントのお知らせしたところ、驚きの事実が判明。

なんと、ほぼ全員が避難済、もしくは準備終え、後は決行あるのみだった!

これには私もビックリしました。だって、避難ってものすごく大変なことです。一世一代の大勝負です。夫に悟られる恐怖に耐え、見つかったらどうしようとか、避難後、夫から攻撃されたらどうしようとか、子どもは納得してくれるだろうかとか、とにかく問題が山積みなのです。それを乗り越え、実行に移された方々。それがほぼ全員!

そして更に嬉しかったのは、「モラハラに遭ったのは、夫だけではない、自分自身の問題もあった」と自己分析し、人間として成長されたことです。

モラハラ被害者同盟が目指すのは「PTG(Post traumatic Growth  心的外傷後の成長)」です。これを成し遂げて下さった方々。本当にうれしかった。

私がしたのはご本人の方のお話を伺い、ちょっとした分析をし、そしてご本人がご希望になる情報を差し上げただけです。たったそれだけで、みなさん自分で更なる相談先を探し、協力を得て、避難されています。そう、自分で必要なものを探し当てる力をみなさん持っておられたのです。私がしたのはその糸口を差し上げただけ。やり遂げたのは当事者の方たちの力です。

今年は初日の1月7日から、最終日の25日まで、ご予約のコマが全部埋まっています。本当にありがとうございます。 避難応援プロジェクトは後2回ありますが、全日満員となっております。

プロジェクトに関しましては2020年度も継続したいと思っていますが、助成金がいただけるかどうかがわかりません。ただ、もし助成金が通りましたら、すぐにご連絡できるよう、リストを作ることにしました。ただいま、ご希望の方を募集しています。リストにお名前がある方には早めに日程等のお知らせをいたします。

ご希望の方は以下まで、ご連絡ください。

https://fm.sekkaku.net/mail/1155962537/

新春のお慶び

2020年謹賀新年、おめでとうございます。1月1日には埼玉テレビで映画「カノン」が放送されたそうです。それを知ったのは放送後だったため、告知することができませんでした。残念だったなぁ。久しぶりの「カノン」。今もパッフェルベルのカノンを聞くと、この映画を思い出します。うちの「お風呂が沸きました♪」もカノンなので、どうも「カノン」を聞くと、「お風呂が沸いた」を連想してしまうのですが。

昨年から持ち越しのエアコン購入ですが、初売りにダッシュしてみたら、なんと1万円値段が下がっていました~。電気製品は、待ってみるものだの結論。しかも「取り付け日は込み合っているので、ご要望にお応えできないかもしれない」との店員さんの予言は吹っ飛び「ご希望の日のご希望の時間が空いてました」とのこと。

「普通、あまりないんですが」のお言葉に「新年、ここで運を使いきりたくない」とゴネてみたら「これ、続くかもしれませんよ」とステキな笑顔で答えられました。K‐ズ電機さん、いい社員教育してます。

今年は9連休になっている方も多いので、お正月はいつもの年よりピリピリ感が強いのではないでしょうか。「地雷を踏む」とは言うものの、その地雷はモラ夫自らが勝手に埋めているので、わかりようがない。本来仕事をしている時間に家にいるものだから、環境にスムーズに適応できないモラ夫がイライラ感をつのらせているのでしょう。

あと2日。あと2日。48時間。乗り切って下さい。