再任用のおっさんと免許更新

日免許更新に行ったのですが、毎度思うのはどうしてあの自動車免許の写真は前科3犯のように写るのだろうかということです。写真付きの証明書を求められるといつも自動車免許証を出しますが、その度に前科3犯の写真を出さなければなりません。

誰に聞いても免許証の写真が嫌と言います。免許証の写真は持参してもよいのですが、とっておきの盛りに盛った写真では自分でも気恥ずかしい気がするので(実は前回やった)、今回は美容院に行った後に行きました。

#ここまで気合を入れるかと自分でも思う

#だって前科3犯写真、嫌なんだもん

日差しが強い夏には外に出る時は襟付きのポロが一番首を隠すのでご愛用なのですが、免許証の写真がポロではちょっとと思ったので、万難を排してハイネックのノースリーブを着て、カメラの前に立ちました。

すると、カメラの隣にいた老年の男性担当者が「日焼け止め取って」

は?

確かに日焼け止めは塗ってきたけれど、洗顔フォームなんて持ってきてないし、そもそもなぜ証明書の写真を写すときに顔を洗わなければならないのだろうか。日焼け止めをつけていると写真機になにか写ったりするんだろうか。うろたえていたら、

「あ、日焼け止めとったのか」

担当の方が言っている日焼け止めとは、アームカバーのことでありました(笑)

カメラの前に立ったときにはもうはずしていたのですが、並んでいた時につけていたので「こやつに言ってやらねば」と待ち構えていたらしい。

見渡せば、この免許更新の場所にいる担当者は老年の男性ばかり。警察の再任用者かしらん。どうも再任用の老年男性は、すきあらば注意をしたくてたまらない風体なので苦手なのです。

令和5年度 配偶者暴力(DV)防止講演会ー東京ウィメンズ

東京ウィメンズプラザでは令和5年度の事業としてモラハラの講座を行います。オンラインでの視聴が可能ですので、全国どこからでもお申し込みできます。

軽くみないで!パートナーからのモラハラ(精神的DV)―その実態と被害者への影響

講師:藤本 圭子(ふじもと けいこ)さん 弁護士

日時:令和5年11月18日(土)14時~15時40分(受付開始 13時40分より)

申込締切:11月13日(月)

お申し込みはこちらから↓

https://www.shinsei.elg-front.jp/tokyo2/uketsuke/form.do?id=1689814378418

このライブ配信以外にも録画を東京ウィメンズプラザで視聴できます。

日時:令和5年12月1日(金)19時~20時40分(受付開始 18時30分より)
会場:東京ウィメンズプラザプラザ 視聴覚室(1階)

お申し込みはこちら↓

https://www.shinsei.elg-front.jp/tokyo2/uketsuke/form.do?id=1690173261979

立川市でも録画放映をします。

■日時 令和6年3月12日(火)14:00~15:40(受付開始13:30)
■会場 立川市女性総合センター アイム 第三学習室

お申し込みはこちら↓

https://www.shinsei.elg-front.jp/tokyo2/uketsuke/form.do?id=1690174873908

夫が単身赴任の家は平和ー夫も結構楽しいそうです

モラハラでなくても、普段家にいない夫が家にいるというだけでなんだかいつもと違うので「夫は家にいない方がいい」と言う方は多いです。

私の実家は父が単身赴任生活が結構長かったので、いつも「夫(父)」がいない家でした。父は週末になると帰ってくるのですが、母はそれが不満。「なんで週末ごとに帰ってくるんだろうねぇ。電車賃がもったいない」と言いました。

父の単身赴任先は寮とは名ばかりで、狭い部屋に最低限の家具といったとても侘しいところでしたので、私も「こっちの家の方が快適だからだよなぁ。帰ってきて好きな音楽を聴いていたいんだろうなぁ」と思っていました。

そういうこともあり、私の中では「単身赴任=侘しい」という図式があったのですが、最近複数名の単身赴任経験者(全員男性)と話をする機会がありまして、彼らの単身赴任生活を聞いてみると、意外や全員「単身赴任時代は楽しかった」と口をそろえて言いました。

「なじみの飲み屋でいつも美味しいご飯を食べてた」「あちこち飛ばされたから、飛ばされた先で観光地巡り。いろいろなところに行けて楽しかった」「いつも自由にしていられて趣味三昧。家にいると嫌味を言われるから、あれはあれで楽しいもんだよ」

ふ~~~ん

なんだか私の思っていた「単身赴任=侘しい」という図式がボロボロと崩れてしまいました。もちろんこういう人たちばかでなく、父のような狭い部屋にいつもコンビニ弁当といった、侘しい生活を送っている方もいるかもしれませんが、そうでない方も結構いるようです。

また、夫が単身赴任でいない家は食事は手抜きでいいし、うっとうしい物体がいないので清々するしで、これはこれで良きこと。

ただ、たまに「モラ夫が急に転勤になって、来週戻ってくることになりました。どうしたらいいですか(焦りまくり)」というご相談を受けることもあります。

来週ではもう準備もなにもできません。夫がいるとできない荷造りや、避難先の手配もできません。夫が単身赴任をされている方で、一緒にいたくない方は、いないときに準備を進めましょう。

過半数がいるからなんでもできるー埼玉県自民党県連の件

こちらの続きです。

なぜ誰が考えてもおかしな条例を通そうとしたのか、なぜ誰も反対しなかったのか、この自民党埼玉県連内では自由な発言を封じられていたのかなぁと思っていました。だって、世の中のほとんどの人がありえないという条例案を「多数決だから可決!」と思ってしまうようなことを堂々と通そうとしたのですから。

https://digital.asahi.com/articles/ASRBF551XRBDUTNB01F.html

この朝日新聞の記事によると、埼玉県は条例づくりにとても熱心なんだとか。

条例とはその地方のみに通用する法律です。ただし、条例は法律に矛盾してはいけないし、法律は憲法に矛盾してはいけないというルールがあります。

小さなコミュニティでだけのきまりが条例ですが、この記事によると条例をつくりたい(目に見える成果を出したい)ばかりに突っ走ってしまったという、アホみたいな理由が考えられるそうです。

そんな点数稼ぎのために、世の中の常識を知らない人たちがテキトーに作ったのが今回の改正案だったようです。しかも取り下げはしたけれど、今回の騒ぎはあくまでも説明不足だったのが原因で、改正条例案そのものには問題はないとしたというところも、負け惜しみなのかてきとーな言い訳なのかわかりませんが、あきれるを通り越して心配になりました。

その自民党埼玉県連の方々はこちら↓

埼玉県のみなさん。みなさんが選んだ方々が自民党だった場合は、子どものお留守番は虐待、という方々ですので、しかとこの写真を見て、次回の選挙に臨んでくださいね。

ファックスないけど大丈夫!ーネットでファックス送れます

果物が美味しいこの季節。とある農園にブドウ狩りに行ったらそれはそれは美味しい<シャインマスカット>に巡り合いました。喉元までシャインマスカットを入れて大満足していた余韻を楽しんでいたら、「そうだ、これをU子ちゃんへ送ろう」と、今日思いつきました。

早速ネットをググって農園の電話番号に電話をすると、郵送はもちろんするのだけど、受付はファックスのみとのこと。

独り暮らしの我が家に固定電話は必要ないので、ファックスもポイしている。

「コンビニとかから送れませんか?」と仰られても、一旦家で腰を下ろすと上がるまでに相当の意思が必要になる。

そういえばと思い出したのは、かなり昔になりますが、確かネットからファックスが送れたはず。大昔でもできたんだから、今でもできるはずと、ググってみました。

とりあえずこの中の

https://03plus.net/03fax/

「03FAX」というのをやってみたら、身分証明書を送れとか、本人確認とかシチめんどくさいので、

https://www.fax.plus/ja/pricing

というのを使ってみました。メールアドレスの認証をSMSで受ければもう使えます。

あっという間に送信できました。便利だなー。1日10枚送れるそうです。受信は有料契約になります。コンビニに行かなくても家からファックスが送れますので、どうぞお試しください。

人の知りたいことを自分が持っている(ジャニーズの記者会見で)

ジャニーズが今後の会社運営についての発表記者会見をしましたが、その会見ではNGリストがあったとして、また更なる物議が勃発しました。

不思議なのは固有名詞が入ったリストを記者席側から見えるように持っていたこと。

私はうっかり屋さんではありますが、個人情報についてはすごく気を使います。このように絶対に秘匿しなければならない情報を、人から見えるように持つか?ということに非常に疑問に思います。

いろいろググるとこの記者会見のセッティングは外資系の会社が行っており、あまり情報については気を使っていなかったとか。

昔、元居た会社でノートパソコンが盗まれたらどうするかという話になりました。その時に私は「目的はパソコンなのか、中に入っている情報なのかが問題」と発言しました。

パソコンを盗んでどこかに売って儲ける気なのか、中に入っている情報に興味があるのか。その情報は知りたい人にとっては喉から手が出るほどのものです。ただ、毎日接している私たちとすれば、さほど興味のないものなのです。

たとえば、役所にはものすごい量の個人情報があります。ある家庭の戸籍情報を知りたいとか、いくら稼いでいるか課税状況を知りたいとか、そういう人にとっては宝の山です。ただ、いつでもそれを見れる人にとってはまったく興味がありません。

興味がないから管理にずさんになる、かもしれませんが、ルーズに扱って漏れてしまうと首が飛ぶしマスコミで大騒ぎになるのでその管理は慎重です。

今回の会見で記者席から見えるような持ち方をしてNGリストの存在がバレてしまったコンサル会社は、こういった記者会見でNGリストがあるのは当然で周知の事実だから何とも思わずルーズに扱ったのか、何か意図があったのか、どっちなんでしょうね。

NHKハートネットTV「精神的DV特集」を見て

10月9日、10日の2日間にわたってNHK教育テレビ「ハートネットTV 特集 精神的DV」で精神的DVの放送がありました。

この番組のディレクターさんから取材依頼のご連絡をいただいたのが7月中旬。私の本(家庭モラルハラスメント)を読んでくださってのご連絡でした。まだ若い男性の方にどれだけわかっていただけたかわかりませんが、ご連絡をいただけたということはそれなりに響くものがあったのかもしれません。

その頃はまだ放送が決まっておらず、まずいろいろ取材してからというお話でした。私以外にも被害者の方数名のお話を聞いていただき、その方々は今回の放送にも登場されました。

担当者の方のご意向としては今回の放送は「モラハラ」ではなく「精神的DV」として放送したいとのことでした。モラハラは法的には「精神的DV」のカテゴリに入りますので、それはそれでテレビ局側の判断ということだと思います。

「モラハラ」だろうが「精神的DV」だろうが受けているものは変わらず、また、この頃モラハラが気軽に使われるようになり、「は?」のようなものも「モラハラだ!」と人の口にのぼるようになってしまい、釈然としない思いが募っているところへこのお話です。

だったら原点に帰って「精神的DV」でもいいんじゃないかと思いながらの伴走でした。

いつもモラハラというと情報番組なのですが、番組のつくりはドキュメンタリータッチで、新鮮な気持ちで見ることができました。1回目の小西聖子先生、2回目の信田さよ子さんはさずがのオーラでした。信田さんの「違和感って正しいんですよ」は本当に説得力がありました。

私も含めた被害者の多くは「結婚する前に違和感を感じた」と言います。違和感はあるのだけれど、「もう両親にも紹介したし、結婚式場も予約したし、職場にも伝えてあるし、友人からお祝いももらったし」と、後に引けない状態の中で突っ走ってしまった。

結婚したら辛い現実があったけれど、「子どもができたら彼も変わるんじゃないか」と子どもを産んでみたらさらにひどくなり、子どもにも影響がでるようになった。

第1回で小西先生が「人間苦痛がある時は自責感を感じるんですよ。それは大人も子どもも同じ。大人は『私が悪いから夫から叱られるんだ』と思い、子どもは『自分が悪い子だからパパは怒るんだ』『子どもの自分にはママを助けられない』と無力感を感じる。

モラハラの理念事態は目新しいものではありませんが、ドキュメンタリータッチのせいか、より一層切実さが画面から伝わるようでした。

ただ、登場していた方が「自分が受けていたのは精神的DVだったんだと気づいた」の部分は実は「モラハラ」でしたし、私もモラハラで気づきました。精神的DVでは気づけなかった。

夫がしているのはハラスメント(嫌がらせ)なんだと言われたら「その通り!」と言うけれど、虐待だDVだと言われたら気づけない。気づきにはやっぱりハラスメント、モラルハラスメントという言葉がどうしても入り口には必要なのです。今回はそれを再認識しました。

と言って、モラハラではないものを簡単に「モラハラだ」と言ってしまう現在をどうするかという振り出しにもどりました。

共同親権の話もあり、子どもをめぐる夫婦問題はずっとヒートアップしたままですが、共同親権には精神的DVをどうするかの議論がされるはずですので、今回の番組は(NHK教育だし)国民にモラハラを知ってもらう一助になればいいなと思います。

やっぱりな結末ー子どもだけの登下校禁止条例撤回だそうです

どうも↑のようなことが起こっていたようで、今日になって撤回されました。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/282794

この団長のうろたえぶりが何とも、なのですが、どうも予想どおり、夏に子どもが車内に置かれて亡くなった事件が発端みたいですね。

その話をしていた自民党の親父たちが「子どもをひとりにしたら虐待条例を作ろう!」「そーだ、そーだ!」「アメリカなんか逮捕されるんだぞ!」という仲間内の話をそのまま条例制定に突っ走ってしまったようです。

これだから一党で単独制定できるような議会はいかんって。

どうやら国会議員たちにも飛び火したみたいで、親分たちから叱られたみたいですね。誰だって考えられる世の中の動きがわからない人たちを議員にしてはいけないのではないだろうか>埼玉県民

ありえない埼玉県 子どもだけの登下校禁止条例が10月13日に可決予定だって

https://digital.asahi.com/articles/ASRB6778SRB5UTNB00Q.html?pn=7&unlock=1#continuehere

こちらは朝日新聞の記事ですが、来週金曜に子どもだけで留守番させたり、通学させたり、公園で遊ぶことを虐待だから禁止するという条例が可決予定だそうです。

なぜまだ投票が終わっていないのに可決が決まっているかというと、この提案は自民党県議団が提出したものであり、自民党は埼玉県議会で過半数おりますので、造反者が出ない限り、当然可決されることに決まっているからです。

”改正案で「子どもを放置した」とみなす禁止行為

自宅で留守番させる(100メートル先の近所の家に回覧板を届けるため一時外出する場合も含む)▽子どもだけで公園で遊ばせる、登下校させる、おつかいに行かせる ▽高校生(18歳未満)のきょうだいに子どもを預けて出かける ▽車内に子どもを残して買い物にいく※自民党県議団が6日の委員会質疑や取材に示した見解による。「子ども」は小学生以下が対象。”

たぶんこの提案をした議員は「アメリカでは逮捕されるんだ!」と言っているのでしょう。確かにハワイに旅行をした家族が子どもをホテルの部屋に置いて親が買い物に行ったら警察が来て逮捕されたとか、映画では女子高生のアルバイトとしてベビーシッターが一般的だったり、学校の登下校に親が一緒に付き添うシーンはよく見かけます。

私はあの場面を見ると、「アメリカってやっぱり物騒なのね」と思っていました。もし日本がアメリカ並みの犯罪率だったとしたら、とっくに子どもをひとりでお留守番させるようなことはしていないでしょう。

https://cocoronoiro.work/archives/734

どうも自民党って、自分で子育てをしない人が多いのか、こと子どもに関しては実情を無視して、親父の理想論的な方に一気に傾く傾向があるようです。

そういえば2017年に子どもを連れて別居するときは、もう片方の親と面会の取り決めをしてからでないと家を出てはならないという「親子断絶防止法」を議員立法で成立させようとしました。

私はあの時にお役所の方から「これはもう成立が決まっているのでそのつもりで」と言われ、びっくらたまげました。幸いこの法案はなんだかうやむやになって葬り去られましたが、今度は共同親権にするという法案がただいま進行中です。

ちなみにこの共同養育支援議員連盟の会長は柴山昌彦さんで、今回の「子どもをひとりでお留守番させない条例」を出してきたのは自民党埼玉県連。会長は柴山昌彦さん。同一人物。

もしかしたらこの自民党埼玉県連の人たちも、逆らえない雰囲気があるんじゃないかしらん。議員全員の家が専業主婦でしっかりと子どもを見守れる体制があるとは思えないんですよね。議員に子どもがいたら、その家だって困るんじゃないの?孫は誰が面倒見るの?

しぶしぶ上がそうしろというから賛成票を出したけど、ホントはこんな変な条例には反対したい人も多いんじゃないかな。これだけマスコミや世間から「あほちゃうか」と叩かれて、埼玉県民を敵に回して成立させたら、議員本人はもちろん妻のママ友などから妻がこてんこてんにされちゃうかもしれない。

この週末「あんたんちのダンナに反対するように言ってよ!次の選挙に票入れないわよ!」というママ友lineが飛び交っているだろうし、親族友人知人も巻き込んで大騒ぎになっているような気がします。

もしかしたら今年も車に置き去りにされて亡くなった小さな子が複数いたことから議員同士の話が広がって、「アメリカみたいにしよう!」となんとなくこうなったのかもしれないなーなんて思うのです。

現在この条例案に反対する署名活動が行われています。来週金曜が注目です。

https://onl.bz/3vzZZmr

離婚は信頼関係が無くなったからするもの

法制審の「パブコメの概要」を読みましたが、途中イライラすることが多くて辟易しました。随所に「父母が協力し合って」というような文章が登場するのです。

この父母って離婚したんですよね。仲が悪いんです。信頼関係がないんです。だから離婚したんです。その仲の悪いふたりに「協力し合って」と何度も繰り返すのは如何なものか。協力できるくらいなら離婚してませんって。

一緒にいるとケンカが絶えないけれど、離れるとお互いの良さもわかって冷静に話し合える人たちは確かにいます。その人たちならば、共同養育できるでしょう。

ですが、今回の共同親権活動で先頭に立っているようなエキセントリックで身勝手な主張を繰り返す人たちと一緒に協力して養育できるとは到底思えません。

まず「離婚しても協力して」という大前提を取っ払ってから話し合いをしてもらえないだろうか。

仲が悪いから離婚したの!協力できないから離婚したの!信頼関係はないの!

子どものことなら別でしょっていう、お花畑頭をどこかへ放って欲しい。