共同親権に関するパブコメ募集

近々共同親権に関するパブリックコメントを募集する予定があるとの情報がありました。


パブコメは文字通り市民の声をダイレクトに政府に届けることができる大変有効な手段です。

「離婚しても両親ふたりに愛されて育つことが子どもにとって大事」それはそうだと思います。しかしながら夫婦が相手を尊重し、別々に暮らしていても一緒に子どもを大事に育てていこうねというカップルは、そもそも離婚するのかというのがまず素朴な疑問であります。

モラハラの根源は相手を自分の支配下に置こうとすることです。生活、思想、行動、すべてのことを自分の支配下に置き、自分の思い通りに操ろうとするモラハラツールを繰り出す人が親権を持った場合、離れていても一緒に住んでいた時と同じように嫌がらせをすることで元妻と子どもを支配下に置くでしょう。

「俺は進学を認めない」「俺は手術を認めない」「俺は歯の矯正を認めない」と何もかも否定することで、「自分たちの思い通りにしたかったらすべて俺の言うことを聞け」とモラハラツールを繰り出すでしょう。彼らには相手を尊重するという思考がすっぽり抜けているのです。

「DVは考慮する」とは言いますが、考慮は誰がいつどうやってするのか、まったく話題になりません。そもそも法律に関わる人たちはDVとはどういうことか知っているのでしょうか。

↑ということをパブコメに書いていただければと思います。一緒にご自分が受けたモラハラの実情を書いてもいいでしょう。ただ、ずらずら~と長く書くと相手が読んでくれない可能性があるので、大きなエピソードをひとつ程度書くのがよいと思います。

パブコメ募集がわかりましたら、お知らせいたします。

東京都がひとり親の自立支援をサポート

東京都ではひとり親の方に対し、PCや通信機器を無償で貸し出し、e-ラーニングを使って資格取得やスキルの習得に向けた訓練と職業紹介等の就職支援を一体的に行い、就職活動やキャリア形成を支援します。

https://tokyo-job-elearning.com/

受講条件は↓

  1. ひとり親の方で家庭との両立のために、eラーニングによる訓練受講を希望する方。
  2. 都内に在住または都内で在勤している方。
  3. 前年度及び今年度に「成長産業分野キャリア形成支援事業」の受講が決定していない方。

これを見ると、「これから離婚のために資格を」という方はダメみたいですね。すでにひとり親になっていなければいけないようです。つまり、東京に住んでいるか勤めているかしているひとり親で、仕事センター主催の講座に応募していなければOKということですね。

中身を見ると、人気の医療事務に資格がとれるコースやら経理事務という昔ながらのホワイトカラーな職種よりも、プログラミングやWebデザイン、ネットワークエンジニアといった今の時代に即したラインナップですね。

でも、医療事務基礎科、PC・ビジネススキル科、経理事務基礎科などの中身を見ると、それほどレベルが高そうな感じもしないので、応募してみるのもありかなと思います。

東京の方限定のお知らせですみません。

お住まいの場所でこのような事業がありましたら広報しますので、お知らせください。

国際離婚の判決

以前こちらの記事を上げました。

そして、この事件についてもっと深堀した記事が出ました。とても興味深い内容です。

https://note.com/kyodo_shinpai/n/n634d7742c695
共同親権の問題について正しく知ってもらいたい弁護士の会がアップした「令和4年7月7日東京家裁離婚訴訟判決について」

この記事の中は今まで夫側から述べられたいたことのいくつかが、まったくの間違いであることが書かれています。

”被告がマスコミで発信した、「原告が、娘を車のトランクに入れて連れ去った」という事実は認定されていない” 

連れ去ったと大騒ぎをしている動画は別の日に隠し撮りされた、関係のない動画だったということが裁判ではっきりとしました。

判決文:
「私は妻に脅しをかけれられています。非難することはあってはならないと脅しをかけられています。」などと客観的事実に反する主張をし、その結果、原告は、内外のメディアから犯罪者であるかのような誤った個人情報を開示されるに至ったこと」

連れ去り動画を捏造され、誹謗中傷を受け続けた妻の精神的苦痛は計り知れません。

note記事より:
“被告は、原告に対して、婚姻費用を支払っていない。これは、子どもたちに対する経済的虐待である。さらには、原告が、やむを得ず、差し押さえをすると、被告は勤務先を退職し、差し押さえを空振りにさせた。そればかりか、夫婦共有名義の自宅不動産を原告に無断で被告の持分だけ売り払うという、嫌がらせとしか考えられない行動にも出た。”

私はSNSで「フランス人の夫は妻に多大な婚姻費用を払っている」と書かれた投稿を沢山見ましたが、実際は払っていません。さらに差し押さえをしようとしたら、退職をしました。差し押さえは給料の支払い者にするものですので、退職をすると差し押さえができません。

この「多大な婚姻費用を払っている」と書いた人たちの勘違いだったのか、それとも「払った」と本人が支援者に偽りを言ったのか、さて、どちらなのでしょうか。

そもそも彼が望んていたことは何なんでしょうか。妻に離婚だと言い続けたので、苦痛を感じた妻が子どもを連れて(主に子どもの面倒を見ていたのは妻ですから当然)家を出たら、誘拐だ連れ去りだと大騒ぎをしました。

子どもに会いたければ裁判所に面会交流調停を申し立てればいいのにそれをせず、「会いたい会いたい」とSNSに繰り返し投稿している。

この男性がしたかったのは子どもとの面会であり、そこに共同親権を推進する人たちが一緒になって大騒ぎをしているように見えます。子どもに会いたければ、所定の手続きをして会えばよいのではないでしょうか。

どうも当初の目的がわからなくなって、目的自体が変わってしまったようにしか見えないのですが。

国際結婚の離婚裁判判決がでました

7月7日国際結婚のカップルの離婚訴訟判決がありました。この離婚裁判は被告である夫が妻が子どもに合わせてくれないとハンストを行うなど、いろいろな物議を醸しだしたものでした。

そもそも子どもがいる家庭が離婚に際して決めなければならないことは次のことです。
1親権(日本は単独親権のため、どちらかが親権を持つ) 2養育費の額と終期  3財産分与 4面会交流 5年金分割

協議離婚で話がつけばそれでよし、つかない場合は裁判所に離婚調停を申し立てることになります。

https://www.bengo4.com/c_3/n_14688/
弁護士ドットコムニュース

海外でも大きく報じられた異例の離婚訴訟で判決 ネットでは誹謗中傷も、妻は「怒りと恐怖を感じる」

2022年07月08日 15時55分

この記事を参考に考えてみます。


この離婚裁判の結果は「親権者を妻とし、離婚を認める判断を示した」でした。つまり離婚と「1」について結果がでました。もっとも夫は控訴の意向だそうで、結果は高裁に持ち越されます。

なぜひとつの離婚でこんな大きなことになっているかと言えば、夫が「妻が子どもに会わせてくれない」といろいろな行動をとったからです。そのひとつがハンストでした。

ちなみにハンスト中、私が偶然ハンストをしているという千駄ヶ谷駅に行ったのですが、ハンストの姿は見ることができませんでした。堂々の日中だったのですけど。

”この夫婦の離婚をめぐっては、一般の夫婦の離婚訴訟では異例とも言える報道が国外でもなされ、ネットでは妻や子の実名や写真が広がり、誹謗中傷も書き込まれる事態となっている。”

夫はプライバシーの配慮なく、妻や子の実名や写真を公の場に出しての行動でした。

この後のことはこの記事を注意深く読んでいただければと思います。特に妻はこの間にネットやリアルな生活において誹謗中傷に遭っていますので、相当な精神的ダメージがあったことと思います。

この記事にある妻の主張を転載させていただきます。

”本来であればプライベートな出来事が、国内外のメディアで事実と異なる情報が大きく報じられ、名誉が傷つけられたり、子どものプライバシーが侵害されたりするようになるとは思いませんでした。私自身が国内外で『誘拐犯』と言われ、ありもしない虐待をしていると発信されることにこの間、怒りと恐怖を感じてきました。

そもそも離婚は、私から言い出したことではありませんでした。別居する数年前から日常生活の中で、彼が『離婚だ』ということは度々ありましたが、私が弁護士に依頼した時も最初は『相手から離婚と言われているけど、どうしたらいいのか。話し合いをしなければいけないから力になってほしい』という心情でした。

代理人を立ててからは、どういう形で子どもと会わせていこうか、という話も出ていました。しかし彼は『離婚しない』と意向が変わり、『僕には子どもを育てる権利があるから、面会交流の申し立てもしない』などと主張するばかりで、話し合いは進みません。彼が結局のところ、離婚したいのか、子どもと会いたくないのか。彼がどうしたいのかわからず、私は混乱していきました。

さらに、メディアやインターネット、SNS上では『妻が虐待した、誘拐した』などと事実と異なる彼の一方的な主張が繰り返され、子どもの写真を公開されるなど、著しいプライバシー侵害もありました。

こうした彼の対応をみて、この人とは婚姻関係を続けることはできないと離婚を決意し、裁判所の面会交流調停を通さずに面会することは子どもにとっても危険だと考えるようになったのです。その後もメディアで、彼は『子どもと会えない』と言っていたのに、実際には彼からの面会交流の申し立てはありませんでした。

なお、彼が申し立てた『子の監護者指定審判』の高裁決定では『未成年者らを監護養育する上でより重要な役割を担っていたと評価し得る相手方(妻)が、抗告人(夫)と別居するにあたり、年少の未成年者らを伴い家を出たことをもって、違法な子の連れ去りに当たるとはいえない』と判断されています。

その他にも、彼がこれまでメディアなどで行ってきた主張には誤りばかりです。彼が私に対して行った暴力(DV)、婚姻費用(養育費)を差押えされるまで支払わなかったこと、差押えられるとすぐに退職し、不動産を売ったことなど、自分にとって都合の悪いことには一切、触れていません」

また、判決後には次のようにコメントした。

「この期間、幼い子どもたちの前では『毎日ハッピーで楽しく』過ごすことを心がけて、子どもに不安を感じさせないようにしてきました。裁判で勝訴しても、彼が国を巻き込んで事実と異なる主張をしてきた事実、それによってどれだけ恐怖を味わったかに変わりはなく、悔しさが残ります。

このケースでDVが認められないのであれば、認められるケースは、極めて限定的だろうと思います。今、DVケースを除いて共同親権を導入するなどと議論されていますが、別居後も子どもを巻き込んだDVを繰り返す相手と共同親権による子育てができるとは到底思えません」

#太字は私です

不幸を知ると幸せも知る

ここ3日間ほど、失くしたもののことで頭がいっぱいでした。今朝、起きがけにお告げのように「もう一度自分のバッグの中を探してみよう」と頭に浮かびました。どうしても他に置いてきたとか、落としたということが考えられなかったのです。

3日間、何度も探したバッグの中からそれは嘘のように出てきました。出てきてみれば「なぜここに気づかなかったのだろう」と思いますが、探している時は気づきませんでした。

そして3日間憂鬱だった頭がスッキリとし、今日は晴れ晴れです。

”人間って、何もない普通のことが一番幸せなのよ”

以前友人が言っていました。

”幸運があるとそれに溺れてしまう。幸運に慣れてしまって幸運であることが普通になってしまい、普通が不幸になってしまう。だから本当の幸せは普通でいることなのよ。宝くじとかにも当たらずに”

大事なものを失う(失っていなかった)という不幸があったから、今幸せでいられます。あの失くしたと思っていた頃、「朝まで幸せだったのに」「昨日まで幸せだったのに」と失くしたことに気づかなかった頃を思っては、今の自分の不運を嘆いていました。

ものすごく飛ぶ話ですみませんが、離婚をしようと妻が家を出ると、夫が狂ったように「子どもが、子どもが」と言い出します。出る前は子どもに見向きもせずにゲームをしたり飲みに行ったりしていた父親がいきなり「子どもの福祉のために」トカ言い出します。

「ハーグ条約が」などという、どこで聞いてきたんかいというワードも飛び出します。飛び出すワードが一緒というのは、ネットでググって指南を受けたのでしょう。

失ってから初めてわかる事ってすごく多い。健康だったり仕事だったり交友関係だったり。

子どもを失ってから初めてわかる子どもの存在。

もっと早く気づけばよかったね。

何度も何度も「子どもと遊んで」「家庭を大事にして」「そういう言い方しないで」って言ったよね。

終わってから気づいても、もう遅いんだよ。

今更ながらに「ジュリアン」-お勧め映画

「ジュリアン」というDVを扱ったフランス映画がとても業界で高評価だったので、見てみたいと思いながらズルズルと来てしまいました。

この度一念発起をしてU-NEXT(ユーネクスト)で見てみました。

U-NEXT(ユーネクスト)ではただいま31日間無料お試しキャンペーンを行っています。

DV家庭から逃げ出した母とジュリアンとその姉でしたが、裁判所で無理やり面会交流が決まってしまいました。辛い面交中、父は裁判所での優しい顔からがらっと変わってジュリアンを脅します。

そしてそして。。。ホラーサスペンスよりもよっぽど怖いラストの展開になります。ドキドキで最初から最後まで気が抜けるところはありませんでした。

これはフランス映画。フランスもなかなか大変そうです。

せっかくU-NEXT(ユーネクスト)で1か月無料なのだから、他のものも見てみましょう。

「サンドラの小さな家」
アイルランドで同じくDV家庭の面会交流のお話です。母は毎週子どもを相手の家まで送って行かなければなりません。遠いのでガソリン代がかかり、貧しい家計を圧迫します。

森の中に小さな家を建てようとする彼女を応援してくれる人たちも現れ、明るい兆しが見えたのですが。。。

あれだけはっきりしたDVの証拠があるのに、それでも無理やり面会交流させられるのですね。「DVは考慮する」は信じちゃいけませんな。

「はじまりの街」
イタリア映画。息子とふたりでDVから逃れて新しい生活を始めますが、息子が傷ついた心をカウンセリングをするのに、父親のサインが必要でした。。。

海外は進んでいると思っていましたが、そうでもないようです。

それぞれの映画にショッキングなシーンがありますので、まだ回復されていない方は無理しないでくださいね。

調停で書く陳述書ー避難応援プロジェクトから

避難応援プロジェクトの残席が残りわずかになりました。参加を予定されているかたはお早目のお申し込みをお願いします。

さて、避難応援プロジェクトではネットや本では得られない情報がありますが、そのひとつ。調停で裁判所に申請する陳述書についてです。

申請書には小さな枠に「なぜ離婚調停を申し込んだのか」について書く欄があります。ただ、本当に小さな欄なのでこれでは収まりきらないことがあります。

#収まりきらないですよね!!

そこで別用紙に「陳述書」というものを書いて裁判所に提出するのですが、この陳述書は長いと裁判官や調停委員が読んでくれないことがあります。

というよりも、読んでくれない可能性の方が高いかもしれません。

モラハラ禍に遭う方たちはみなそれぞれ大変な苦難を抱えて生きてきましたが、それをエピソードが並んだ文章にするととても長くなるのです。そして人によっては「ただの愚痴を書いているだけ」と思う人もいます。

そこでお勧めなのは1枚にまとめることです。「1枚じゃとても収まりきらない」と、1枚にびっしり書くのも逆効果です。この頃インターネットの文字が大きく、間隔も広くなっているのにお気づきだと思いますが、見ている人が読みやすいような体裁をとるようにこちら側も進化しているのです。それでなくとも調停委員は年配者が多く、小さな文字でぎっしりと書いたものは見ただけで読む気が失せます。

さて、A4の紙に書くのは箇条書きで多くても10項目程度。夫との生活を並べましょう。

<例>

1 夫はいつも私を見下し、高圧的な態度で接します。
2 そんな夫に対して、恐怖で夫が帰る頃に震えがきます
3 夫はきょうだいに差をつけ、いつも弟ばかりかわいがり、姉につらくあたります
4 夫は些細なことで機嫌を悪くし、無視を長期間続けます
5 私は結婚前は健康でしたが、結婚後すぐに抑うつ状態になり、心療内科に通っています

こんな感じのものを作りましょう。これで相手はどのような状態なのかが一目でわかります。実際にどのような生活なのかは調停の中でお話すればいいのです。

DVを知らない人の考えること

先日ある場で男性とDVの話になりました。彼はDV被害を訴える女性とその夫との間に入っているとのこと。幸い離婚に向けての話し合いになっているとのことですが、彼がひとこと。

「夫にはちゃんと自分のしていることをわからせた方がいいと思うんだ。彼のしていることはDVだとしっかりと認識させようと思うんだ」

「えーー、それは無理と思う」(私)

「誰かが言わなきゃいけないでしょ。このままにしちゃいけないでしょ」

「彼が本当にDVの加害者なら、自分を省みることはできないですよ。もしそれをしようとするならDV更生プログラムを行っている専門家へ案内するのが一番いいですよ」

「いや、ちゃんと心を込めてきちんと話をすれば人間だもの、わかるはずだよ」

心を込めて第三者が話せばDVが止むなら苦労はしない。世界中の専門家が加害者更生の研究をしているのに、素人が「あなたはDVをしている。やめなさい」と言ったらはっと気づいて以後真人間になったら、これはもう降臨ものだと思う。

彼から「やらない前に『無理だ』と言うのはいかがなものか」と非難の眼差しを向けられてしまいまして。

世の人たちのDV理解ってこの程度なのねと、今更ながらに道のりは遠いと思い知ったのでありました。

自分のことしか考えない人

パブにいつもお助けのラッパ水仙さんの素敵な書き込みがありましたので転記します。

もし、彼が本当にモラハラ夫ならば、彼が愛して大切にしているのは自分だけです。
同時に、彼らの行動のすべてが【わざと】【嫌がらせで】やっているとは限らず、
単に【自分のことしか考えていない】結果であることも多いです。

そうなのです。うちのモラ夫は相手にダメージを与えるため、自分の機嫌をそこねたらこうなるんだぞという見せしめ、罰、威嚇のためにモラハラのツールを繰り出すことが多かったのですが、母の場合はまさにこれ。

自分のことしか考えていない

本人はよく「私は人のために尽くす。人に愛されている」と公言していますが、他人のためにはするけれど、なぜか家族のためにはそれができない。これはおそらく甘えと「そうあるべき」という思い込みがあるからでしょう。

子は母に尽くすもの、母を敬愛するもの、感謝するもの、金銭援助するもの、すぐに助けるもの、愚痴をきくものと思い込んでいるから思ったとおりにことが運ばないと爆発が起こる。

#思い込みって怖い

自分のことしか考えない(考えられない)人は他人のことを考える能力がありません。能力のない人にないものねだりをしても無駄。

モラハラという嫌がらせとしての行為なのか、ただ単に人のことを考えるという能力がない人なのかは割と重要な視点だと思います。当然前者の方が一緒に暮らすのは辛くておぞましい。

後者の方は「無理なのね」と悟ってしまえば期待もしないしあきらめもつきます。母は後者でした。家族関係のこういった行為は家族に対する甘え、当然そうであろうという思い込み(期待)から来るものがほとんどです。

人は変えられないけど自分は変えられる。自分は思い込みをしていないか、振り返ることも必要だと思います。

初めてもらった生活費が養育費

将来の不安があって別居や離婚ができないという方が多いと思います。もちろん私もそうでした。フルタイムの仕事はありましたが、仕事があまり明るい未来がない職種だったものだったせいもあり、やはり不安でなかなか決心がつきませんでした。

ところが離婚後、私に初めての経験がありました。

「働いているわけでもないのになぜか毎月お金が来る」というものです。何しろ結婚してから生活費というものをもらったことがないので、離婚後、養育費が毎月口座に入るのが不思議で仕方がありませんでした。気味が悪いという感じでしょうか。

もちろん数か月で慣れましたが、これは働かなくてもお金が入ってくるというとっても美味しい初めての体験でした。なので養育費が無くなった時はとても寂しかったものです。

ところで私の場合調停で「子どもが18歳になるまで」という取り決めをしたのですが、同じように18歳までとした方はいらしゃいますでしょうか?今は20歳が普通で、双方が合意すれば18歳となっています。私は2003年に離婚していますが、調停委員から「養育費は18歳までと決まっている」と言われました。もし20歳までもらえるなら当然そうしたでしょう。調停委員から「18に決まっているんだ!」と言われ、調停調書にもそう書かれました。本当に18歳に決まっていたのか、調停委員が勝手に合意したとしたのか、今でも謎です。