タケノコご飯と今どきの学校

今日ジムに行ったら若いお母さんが「今日給食は筍ごはんなんだけど、ウチの子は筍を食べると舌がしびれるので、ご飯を持たせないといけないからわさわさしちゃった」と言っていました。

旬の筍を使った年に1度のタケノコご飯なのに、「舌がしびれるから嫌」と言って白いご飯を持参するのだそうです。

確かにタケノコを沢山食べると舌がピリピリする時がありますが、今ピリピリの理由を調べたらあく抜きが足りないとか、アレルギーのせいもあるそうです。

でも、学校給食のご飯に入るタケノコの量はたかが知れていると思うのですが、もしかしたらその子は家でタケノコを食べた時にあく抜きが足りないタケノコを食べて、それからタケノコ=舌がしびれるになったのかもしれません。

それにしても食べられない物が給食に出る日は自宅から別のものを持って行っても良いというのは、学校もずいぶん融通がきくようになったもんだなぁと思います。昔は全部食べるまで教師は許してくれず、お昼休みになっても肉が食べられないユミ子ちゃんは涙を流しながらアルミ椀と向かいあっていたものでした。

今は無理強いはさせず、食べられなかったら残してもいいし、別のものを家から持参してもよいという、なかなかゆとりな教育です。

聞くところによると、食べ物で亡くなる場合があるので、学校も敏感になっているのだとか。

昔のように何でも強制しないというのはいいのですが、それていいのかなぁという気持ちになります。別にタケノコを食べなくても死ぬわけでなし、どうということもないのですが、「嫌ならしなくてもいい」が給食だけなのか、他のこともそうなのかが気になります。

グレースの履歴

「グレースの履歴」はただいまNHKプレミアムで放送中のドラマです。その前に放送されていた林真理子さん原作の老人施設を舞台にしたドラマを見続けていたのですが、そのドラマが終了後、予約していた時間にブルーレイが録画し続けてくれていたこのドラマを何気なく見ていたら、これが面白いのです。

40代の東京に住むとても仲のいい夫婦の妻が、ある日突然外国で事故に遭い亡くなってしまいます。彼女の残した遺品の中に「グレース」と名付けられた赤いスポーツカーがありました。実在するホンダS800です。

ドラマの最後にはこのグレースに乗って、長い並木道を運転する妻の姿が流されます。

https://www.nhk.jp/p/ts/88ZGN5PJ1Q/

グレースのカーナビに残されていた履歴のとおりに、夫は東京から西へ旅をします。

第6回では夫は30年前に生き別れた弟と母に出会うことになります。妻はカーナビの目的地を滋賀県にして、夫の母と弟を訪ねて行ったのです。

夫の浮気を許せずに、離婚して遠方の行くことを決めた母は、小学生の二人兄弟を一緒に連れて行こうとしますが、「お父さんがひとりになってかわいそうだから」と、夫は母についていきませんでした。

その後母は再婚しますが、一緒に暮らすことができなかった長男(夫)をずっと想い続けていました。夫はグレースの履歴に導かれて弟に会い、母の住む家を訪れますが、認知症が始まっていた母は、一緒に住む孫を「希久夫(夫の名)」と呼んでいました。

そして夫は幼い頃母についていかなかったことを「母を裏切ってしまった」と、30年間自分を責めながら過ごしていたのです。

夫は妻が探し出した母と30年ぶりに再会するのですが、抱き合うわけでも名を呼び合うわけでもなく、ただ、茫然と淡々と言葉もなく終わりました。ただ、母と息子は失った時間をこれから再び繋げるであろうことを予想させる設定でした。

別居、離婚で子どもと離れてしまう方もおられると思います。ドラマのようなことを実際に体験される方もいらっしゃると思います。

その時に一旦離れても、時間が経てば変わる状況も感情もあります。いつかその日まで、望みを捨てず、生きていって欲しいと思います。

ダイエットが必要なくなるお年頃

「70歳を過ぎたらなんでも食べて、とにかく体重を落とさないようにしよう」というネット情報を見て、はたと気づくとそれは私ではないかと思ったりしています。

60歳を過ぎて食が細くなり、とにかく量が食べられなくなりました。「小鳥がついばむくらい」というのは少ししか食べませんよという時に使われる言葉ですが、本当にそのとおりで、少し食べただけですぐにお腹がいっぱいになってしまう。へたをすると飴玉1個でお腹がふくれる。

3時のおやつに食べたクッキー1片で夕食時間になってもお腹が空かないということになるので、おやつも食べないようにしています。とにかく3食をしっかりととらないと体が作られません。

食べる量が少ないので、とにかくタンパク質中心に野菜、乳製品、ミネラルを含んだものを取るようにこころがけています。プロテインも使います。

とはいえ、ちゃんとお菓子も食べますからそこまで厳重にしているわけでもありません。

若かったあの頃、必死でダイエットをして、毎日グラム単位で体重を計ったりしたものですが今はそれは必要なく、食べたいだけ食べても体重は落ちたままを継続しています。

ただ、ジムで体を作っているので筋肉量はしっかりあって「筋肉系スリム」という体形です。

そうか。60歳を過ぎると食べる量が少なくなるから体重は落ちていくんですね。必死でダイエットをしなくても、年をとるとなんかこうなるみたいですので、あんまり必死にダイエットをしなくてもいいかもしれないですよ。

ただ、体幹を鍛えないと腰の曲がったおばあさんになるし、転びやすくなってけがをしたりするので、筋肉を衰えさせない運動はしておきましょうね。

私は結構ハードにやっております。

共同親権ならDV専門員を入れてくれ

こちらについてですが、みんながみんなDVなわけではない。ですが、離婚した夫婦というのはみんながみんな仲が悪いのです。仲が良ければ離婚なんかしないのです。

今まで送っていた生活をバラバラにするくらいものすごいエネルギーを使って別れているわけですから、それは憎悪やら葛藤やら恨みやらつらみやら、相当なものを離婚した人はお互い持っています。

時間が経ってその恨みやつらみが薄まることもあるでしょうから、そういう方たちは共同養育ができるでしょう。でも、ほとんどの元夫婦は葛藤を抱えたまま、新しい生活を築いていくのです。

DVではないまでも、恨みやつらみを抱えている元夫婦が話し合うことなんかできるわけないじゃないですか。笑止千万だ。

「子どものことなら別だろう」という方たちはおつむの中にお花畑がある、そういう身になったことのない人たちです。なんでも自分の身に起こらなければ自分のこととして考えられない。どこぞの世界の出来事としか考えられないお花畑頭をしているから、そういうことが言えるんです。

子どもの教育やしつけや生活に関することが原因で別れる夫婦はものすごく多いです。ではこの離婚した夫婦が共同親権になって、子どもの教育について「うまく話し合って」って

  でっっきるわけないだろーーーー!

やる前からでっきるわけないものを目指そうなんてバカじゃないの。

とにかくちゃんとDVを理解している専門員を配置して欲しいです。DVを言ったもん勝ちにしてはいけません。全員被害者にしてはいけません。加害者を無罪にしてはいけません。DVとそうでないものの区別ができる専門員を必ず配置して欲しい。

共同親権になるなら最低限それくらいやるべきだろう。

離婚後の「共同親権」導入に向け議論で合意 法制審部会

とっても残念なお知らせなのですが、4月18日、法制審部会で”離婚した父母の双方が親権を持つ「離婚後の共同親権」の導入を前提に今後の議論を進めていくことで合意した”と報じられました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/8219c43886104469a6ef6e424bc4da628b602b9a

みんながみんなDVなわけではない、それはわかります。ただ、そういう家庭は単独親権でも離婚後の夫婦が協力して子育てをしています。

それに対して共同親権にした場合、子どもの医療や教育、将来のことなど、すべて両方の意見が整わないと何もできない事態が発生します。大騒動になるのがわかっていても共同親権にする意味がわからない。

”部会の今後の議論は、具体的な制度設計に焦点を移す。離婚後の共同親権が導入されれば、父母が離婚時に共同親権か単独親権かを選択する仕組みが想定されるが、意見の対立があった場合の親権者の決め方が問題となる。”

ただひたすらに話がややっこしくなるだけのような気がします。ともかくDV関係をどうするのか。誰がDVと認定するのか。そのあたりの整理はできているのでしょうか。

ただ、先日保護命令に精神的DVが入ったのは、この動きがあったから??そのために整備した一環だったのでしょうか。

考え方をちょっとひねってみる

子どもから教育に関するちょっと厳しい金額の要求があった時、少し愚痴っぽく心理職の友人にこぼしたことがあります。

「出して出せないわけじゃないけどさぁ、今、厳しいんだよね」(私)

「子どもの将来に関わることに(お金を)だせる親であるって素敵なことね」(友人)

あ、そうか。ちょっと厳しいけれど出せないわけではない。子どものためにお金を出せる親であることに誇りを持っていいんだ。子どもが頼れる親であることに自信を持っていいんだ。

そういえば学校を卒業してから子どもからは遊ぶお金をせびられたことはありません。学校にいるときも必要経費は要求したけれど、それ以外を要求されることはありませんでした。

おそらく子どもたちは周りの人たちから「母子家庭でお母さんは大変なんだから」と言われていたと思います。遊ぶお金の無心ではなく、自分の将来のために勉強するお金ですから、私は喜んでお金を出そうと思いました。

物は考えようです。渋々「あー、また節約生活をするのかー」と思うより、がんばって働いて子どもがそのお金で勉強できるなら、その力を持っている私は素敵なことなんだろうなと思うのです。

「弁護士がちゃんと話を聞いてくれない」について おまけ

こちらの続きです。

弁護士料金が高いので、なかなか依頼することができないという声も伺います。確かに着手金は30万円くらいが普通なので、おいそれと出せる金額ではありません。ただ、法テラスの扶助制度を使えば、ほぼ半額程度の金額で依頼できますし、3回まで無料で相談できます。

https://www.houterasu.or.jp/higaishashien/seido/minjihouritsufujo/index.html

「弁護士がちゃんと話を聞いてくれない」について 2 に書きましたが、弁護士は報酬が少ない場合は対応が冷ややかな場合があります。ただ、世の中捨てたものでもなく、本当に困っている方には「決まった報酬額以下でいいよ」と言ってくれる方もいます。おそらく当事者の生活困窮具合を間近でみての救いの手だったのだろうと思います。

「たくさん取れるところからいただくからいいよ」と言ってくださる方もいて、本当にこういう話を聞くと、「やっぱり弁護士は正義の味方なんだなぁ」とほっこりします。

ではどうやってこのような弁護士を探すかですが、やはり一番は口コミです。どなたか知り合いの方が利用された弁護士を紹介していただくのが間違いありません。

ネットで探す場合は当たりはずれが大きく、下手をすると「離婚事件はやったことがほとんどない」というようなド素人同然の弁護士の場合があります。特に安い報酬しか受け取れない、着手金だけもらえればいいかみたいな弁護士は、手抜きをされたり、交渉が上手でなかったりします。

ともかく弁護士は忙しいので、なかなかコミュニケーションをとることができず、こちらの希望をきちんと理解してくれていない場合もあります。

契約までは親切だったけど、契約したとたん忙しいを理由に連絡が取れなくなったりする場合もあります。

本当に弁護士選びは慎重にしましょう。

タケノコの季節になりました

桜が散ったかと思ったら、業務スーパーの店先に大きな筍が山積みになって売られていました。毎年この時期は筍を買って、筍ご飯や定番のおかか煮、青椒肉絲などを作ります。

普段パック詰めの国産筍は高いので手が出ない、といって中国産のものは買いたくない。だからこの時期の贅沢。国産筍祭りのように大きな鍋で湯がいてあれやこれやと作ってみます。

筍は冷凍できないと思っていたのですが、ネットで冷凍の仕方を紹介していたものがあったので、昨年やってみたところ大成功!

小さめに切った筍に砂糖をまぶしてジップロックに入れます。これを年末まで取っておいて、お節の煮しめに使ったところ、スカスカにもならず、ちゃんと煮しめの一品として使用できました。

今年もこのやり方をしようと思っていますが、とりあえずまずは小さな筍を買ってきて筍ご飯と土佐煮を作ってみたところ、どうも湯がく時に赤唐辛子を入れすぎてしまったらしく、辛い。なんだかピリ辛の筍ご飯になってしまいました。

まぁ食べれればいいかと思えるのは一人暮らしの気楽さだからでしょう。

#これがモラ夫なんかいた日には、天下の大罪のように怒りまくって怒鳴りまくられる

まぁ、いいかで済まされるのは幸せなことです。

さて、明日は冷凍保存用の筍を買ってきて、今度は唐辛子抜きで湯がいてみましょう。

「弁護士がちゃんと話を聞いてくれない」について 2

こちらの続きです。

役所の無料法律相談ではなく、実際に弁護士事務所に行って相談したが、なかなか親身になってもらえなかったという話も伺います。

弁護士は受任するときには「その事案が勝つ見込みがないとはいえないこと←(いつも思うけど、この二重否定だか三重否定だかはどうにかならないのだろうか)ということを条件につけています。

要するに勝てる見込みのないものは受け付けないのです。そして弁護士費用というのは最初に支払う着手金と終わった時に支払う成功報酬がだいたいの儲けになります。離婚したいと依頼して離婚できなかった場合はこの成功報酬が発生しませんので、離婚できそうにもないときにはお断りされることになります。

さらに「経済的利益の〇%」も成功報酬になります。養育費も婚姻費用も相手と折半した財産も慰謝料も全部経済的利益としてカウントされて弁護士に支払うことになります。

弁護士が家事事件で身を乗り出すのは相手がお金持ちの場合です。東京では5千万円以上の家やマンションはざらにありますから、この半分をいただいてさらに貯金も退職金もとなると、結構な額の財産分与の額になり、成功報酬も百万単位になります。

「弁護士に最初は都内の一等地にマンションを持っていると言ったら親身になって話を聞いてくれたんですが、そのマンションは夫の父親から贈与されたもので、私に権利がないとわかると豹変して『ほかに行ってみてはどうですか』と言われたんです」とお怒りになった方がいますが、残念ながらそういうものなのです。

若い夫婦などはだいたい不動産も貯金もありませんので、とれるものといったら養育費くらいのもので、しかも夫の給料は安いので養育費も低くなりがちです。そうなるとなかなか引き受けてくれる弁護士を探すのは大変ということになります。

それでも子どもを抱えた若いお母さんが困窮しているとなると、心ある弁護士が成功報酬に関わらず引き受けてくれたりしますので、世の中捨てたものではありません。

ところが、熟年で不動産も貯金も取れそうにない、後は老後をひとりでなんとか暮らさなくてはといった、こちらも困窮している女性なのですが、残念ながらこちらに同情してくれる弁護士はなかなかいません。何しろ養育費もないのですから、経済的利益が発生せず、ただ離婚だけとなると、やはり引き受け手がありません。

「なぜ弁護士がひきうけてくれないのだろう」「なぜ弁護士は態度が冷ややかなんだろう」と困惑している方が大勢いますので、解説しました。世の中せちがらい、弁護士は正義の味方だと思っていたという方はがっかりされるかもしれませんが、事務所の経費や事務員さんの給料など経営維持のための必要経費はかかりますので、なかなかドラマのようにはいかないのでしょうね。

「弁護士がちゃんと話を聞いてくれない」について 1

モラハラで離婚を考えている方の多くが弁護士に相談に行かれると思いますが、その弁護士の対応がそっけないとか、冷たいとか、中には腹がたったので途中で出てきたという方もいます。

この弁護士の対応について少し書いてみたいと思います。

たとえば役所の無料法律相談の場合、担当している1年契約のその時だけ来る弁護士の場合は、家事事件にあまり詳しくないことがあります。

弁護士は「どんな分野もやりますよ」とは言いますが、実際のところやはり得手不得手はあります。中には養育費の計算方法を知らない弁護士もいます。会社の顧問だったり、交通事故専門だったり、医療関係に強い、詐欺が得意という人もいます。

離婚は家事事件ですが、この方面に強い人がたまたまその役所で法律相談を受けていたらとってもラッキーですが、あまりそういうことはありません。ただし、男女参画センターが独自で行っている法律相談は、家事事件をよく知っている可能性があります。

あまり離婚について詳しくない弁護士が「夫が高圧的で話し合いになりません。モラハラを受けていると思います」と始めても、おそらく身を乗り出してはくれないでしょう。何しろ「夫がモラハラで」と話始めると、そこから先のエピソードはどこの家でもよくある出来事だからです。

そうなると弁護士は「あ、旦那の愚痴ね」となり、「どこの家でもそういったことはありますよ」「離婚してやっていけるんですか?」「じゃ、調停について説明します」と言って通り一遍の調停の説明をして終わりになるでしょう。

また、役所の無料法律相談にいる弁護士は気にいったから依頼しようとしても、その場でお願いすることはできないことが多いと思います。それは役所と弁護士との間で、その場で仕事を受注してはいけない契約を結んでいるからです。

弁護士は自分の儲けにはならない仕事にはあまり積極的になってくれない傾向があります。もちろん弱い人の味方になるために弁護士になり、ずっとそういうつもりで働いている人はいるかもしれませんが、何しろ次から次へとやってくる「夫からひどいことをされた」という女性たちの話はどれもこれも同じに聞こえ、「あ、またか」と思うのです。

役所の無料法律相談に行く時は「あ、またか」と思われることを前提に相談に行った方がいいです。そして相談は「夫からこんなにひどいことをされた。離婚すべきか」ではなく、「もう離婚を考えているのでどういうステップを踏むべきか」というところまで行ってからの方が内容の充実した相談を受けられると思います。

いやそうではなく、自分の状態が離婚すべきかどうかを聞きたいという方は弁護士ではなく、男女参画センターの相談員などに相談した方がいいでしょう。弁護士は人生相談は受けないのです。