新米が出ておちつくかと思っていた米が4千円台から落ちません。いろいろな物の値段が上がっているのだから、お米も上がるのだと言われればそうだなとは思います。でも、2千円台だったものが、いきなり4千円台になるのはついていけません。
モーニングショーに鈴木農水相が出演したのを見ました。元々農水省のお役人だった方なので、そちらの方面にはとても詳しいようです。
でも、「米の値段はマーケットが決める」というのはどうでしょう。
キャベツやキュウリが高かったら買いません。買わなくてもやってけます(飲食業は大変でしょうけど)。でも、お米は主食なのでそういうわけにはいきません。私も今年4千円台のお米を1回買いました。その後はずっと2千円の備蓄米です。
「洋服の値段に政府は介入しないでしょ?それと同じです」というのもわけがわかりません。「米は日本人の主食だ」というのならば、政府が介入して値段を安定させるべきです。
そういえば去年農水省は「儲けを狙った業者が米をため込んでいる。だから市場から米が無くなったのだ」と公表していました。実際はため込んでいたのではなく、そもそも無かったということがわかり、謝罪しました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f169b26d55d750d676fecd394ca858a5ee5896bb
“農林水産省の渡辺毅事務次官は8日、コメ価格高騰を巡る自民党農林部会の会合で「コメは足りていると申し上げてきたが誤っていた」と謝罪した。需要の拡大を把握できず、コメが不足したことで価格高騰を招いたと認めた。”
米があるのかないのかもわからない農水省にまかせるというのも心もとないのですが、私は政府が介入して価格設定して欲しいです。
お米券を配るといいますが、4千円でも5千円でも買える人は買います。そういう人にお米券は必要ないでしょう。私は今の備蓄米のように4千円と2千円の米が並んでいて欲しいです。私は味が多少落ちても2千円のお米を買います。
レストランに行くと目が飛び出るほどの値段がするフランスではパンの値段は政府が決めており、それ以上の値段をつけられないようにしているそうです。レストランに行ける人は行く、行けない人は家で安いパンを食べて自炊する。
同じように日本で外食できない人は2千円の米を買って自炊する。それでいいじゃないですか。
「米の価格はマーケットが決める」と言い、価格が安定する(高止まりする)よう減反して米の量を減らすなら、私は米から離れる。主食はパスタでもうどんでも蕎麦でもできます。今年の米高騰のおかげでしっかりと米離れが進みましたので、何も問題はありません。
そういう人はとても多いと思います。なんだか国の考えることって庶民生活と離れてるのよね。

