「あまちゃん」の再放送から「まんぷく」と見続けて、今は「カーネーション」です。この作品は朝の連ドラの最高傑作と言われているそうで、確かに第1話から引き込まれて見ています。
毎日録画した「カーネーション」を見て、見終わってもう一回見て、さらに消していない録画の前の週を見てと、たぶん1日1時間くらい「カーネーション」を見ています。
筋書きは知らないままに見ていたのですが、世間様では再放送にも関わらず「周防さん」が検索ワードのトレンド入りとか。私も綾野剛なんかまったく見向きもしていなかったのに、周防さんには目がハート。この役に綾野剛を抜擢したのはどなたさんなのか、感謝状をあげたい。
周防さんは3週間だけの出演なのだそうだけど、当時は視聴者から「もう一度出して」の声がNHKに殺到したのだとか。
周防さんを狙うカメラが横顔アップが多かったのは、どこか影のある雰囲気を出したかったのか、私はドアップできる端正な横顔に毎度見入っていました。いつもシャツを腕まくりしているのもセクシー。
朝の連ドラで主人公が不倫をするというのは当時は大冒険だったと思いますが、その後「花子とアン」も史実として不倫しています。「カーネーション」の不倫も実話に沿うとそういうことにならざるを得ない。
土曜の周防さん最後の日の場面。尾野糸子がよかれと思って周防さんに「お家の方の分もあるから」と手土産の団子を渡したり、金に物を言わせて彼に店を買い与えようとしたり、彼のプライドを踏みにじっていく様は見ていて悲しくもじれったい。
店で出されたおやつを食べずに子どものために持ち帰っていたのがバレていたと気づいた彼の気持ちを慮ることもなく「今のウチは団子を100個でも200個でも買える」「儲かってるから店の人らも(不倫していることを)文句言えない」と、鼻をふくらませて美容院で八重子さんに語るあたりも、「糸子さん、それやっちゃダメだよなぁ」と視聴者に思わせてくれる脚本がうまい。
ともかく、周防さんの出番はこの後ないそうなので、周防ロスになったこちらとしては、録画しておいたものを繰り返し見ることになりそうです。
ネットで「お芋」と伝説になっているのは長崎弁の「おいも、好いとった」だったのね。