故郷にいる友人が健康食品や化粧品を扱っている商品の愛用者であることは知っていました。「とってもいいのよ」と勧められもしましたが、話は流して終わりました。
その会社を検索すると、どうやらアムウェイ同様会員を集めて、その会員に商品を売らせてというような商法をしている会社のようです。
友人が上京してくるのは、その会社の研修がある時なんだなーというのもなんとなくわかってきました。彼女が「安く泊まれるのよ」と言う宿舎も、どうやら全国から集まる会員が泊る時に利用できるよう会社が用意しているようです。
強く私に商品を売ろうというそぶりはないし、どうやら彼女も私は興味がないとわかったのか、話題にすることもありませんでした。
一度「試飲してみて。感想を聞きたい」と言って試供品を渡されたので、飲んで感想を書いてLINEに送って終わりました。
その彼女から「週末に行くね。ところで、これに一緒に行かない?お土産付きよ」とLINEに送られてきたチラシは思った通りその会社の啓発セミナー。
「ありがとう。でも私はいいかな」と返事を返しました。
私の家に泊まり、一緒に食事をして、沢山おしゃべりをしてもその商品の話が出ることはありませんでした。ただ、「何か飲む?」と聞いても「お湯ちょうだい」と言って、白湯を飲むか、その会社の健康食品を溶かして飲むか。
「お互い食が細くなったねー」と言いながらつまむのはごく普通の食材です。
結婚していた頃のことですが、元夫の義姉はさる宗教にどっぷりはまっていて、その宗教団体が売っている食材しか使わないし、「これは体に悪い、これも悪い」と、こちらが用意するものにすべてケチをつけるので、食事の場をしらけさせました。
体に良い食べ物、悪い食べ物というのは私もYouTubeを中心に見ていて、良くないものは自分であまり取らないように気をつけてはいます。ただ、それを相手に強要しようとは思いません。体は自己管理なので、自分で悪いと思ったら食べなければいいだけですから。
彼女が信望がしている会社の商品は品質的には良いもののようです。ただ、高いのです。つけられた金額の一部は中間で取る人たちのふところに入るのでしょう。そして彼女もそれを売ることをビジネスとしていて、おそらく「健康に良いものを人に勧めて、その人が健康になって幸せになるビジネスである」とセミナーでは繰り返しているのでしょう。
ただ、こういったものを友人から買うと「もうやめる」と言いづらく(だから友人を誘うように仕向ける)そもそも高い。プロティンなどは私が使っているものの2倍です。何度も言うけど、その一部は売った人のふところへ。
もはや彼女の中では宗教になっている会社のビジネスにケチをつけるつもりはないのですが、彼女から見たら不健康な生活をしている私に何か言いたい。
どうやら日常的につきあっているのも、一緒にビジネスをしている人たちのよう。
細いものではありますが、なんとなく溝ができつつあるのを感じています。