独り身が入院治療をするということ

アマゾンが99円でkindle unlimitedを利用させてくれるとのことで(どうも定期的やっているみたい)申し込んで、いつものようにコミックの機関銃読み。

その中の一冊

「痔だと思ったら大腸がんステージ4でした 標準治療を旅と漫画で乗り越えてなんとか経過観察になるまで」

内容はタイトルのままなのですが、以前患った痔だと思って、排便時の出血をそのまま放置していたら、すでにステージ4の大腸がんだったというプロローグです。大腸がんは友人も身近な人も患っている病気なので身を入れて読んでみました。

筆者のガンは手術が不可能なため、抗がん剤でしか治療できないとのこと。昨年亡くなったマリコさんの闘病を知っているだけに、身につまされました。

「マリコの駆け込み寺」

マリコさんが化学療法を受けている時は、本当に辛そうでした。

そしてふと、マリコさんは夫さんや妹さんが身近にいて、入院の時はいつもそばにつきそっておいででした。この作者の方も同じで、夫さんや実家のご両親、義父母がサポートされていました。

ふと、さて、私だったらどうなるんだろう。

全身麻酔をする手術を受けた時の同意書は子どもその2に書いてもらいました。「手術の付き添いの方は?」と医師に聞かれたときは「誰もいません。ひとりで大丈夫です」と答えたところ、全身麻酔をする時は身内のつきそいが必要だと言われ、しかたなくまた2に頼みました。

近所に住んでいる友人だったら何人でもお願いできる人はいるけれど、ちょっと離れている子どもに「付き添って」とはあまり言いたくない。

でも、頼める身内がいない人はどうするんでしょう?

退院の時は「誰かご家族の方は来られますか?」と言われましたが、ひとりで清算を済ませ、荷物を持ってひとりで帰りました。なんだか同室の方たちはご家族が迎えに来ていたようですが、自分でできることなので特に問題ありません。

それはかわいそうだと思う方がいるかもしれませんが、先日入院した友人は

10日間入院したけれど、夫さんが来たのは入退院と(全身麻酔のため)手術につきそった時だけで、後は1日も来なかったそうです。

「ダンナが来ても別に話すこともないし、めんどくさいだけ」と、お見舞いに持って行ったプリンを一緒に食べながら彼女は語っていました。

#まぁ、モラ夫なら来てほしくないわなぁ。ここの家はモラ夫じゃないけど

#子どもでも同じですね。

家族がいようがいまいが、入院の準備や闘病はひとりでできますよ。みじめだと思わなきゃいいだけです。